2014年10月4日(日)
  小さい見つけた・・・能郷(1617m)

ここのところ仕事で三角点の取材をしていて500mにも満たない低山ばかりを歩いていた。本格的な秋になって、ようやくちょっと
高い山にも足を向けられることになり久しぶりに能郷白山に登ることにした。能郷白山は福井と岐阜の県境にある、温見峠から
手軽に登ることができ、高原の雰囲気を味わうことができるいい山である。あの深田久弥が100名山に入れるべきかどうか?と
悩んだところでもあり、現在は日本二百名山に選定されている名山で、山頂は1等三角点が設置されている。

朝6時半頃に家を出ようとしたらものすごい土砂降りになった。こりゃ行けないか!?と思ってテレビの予報を見ると晴れ・・・
雨レーダーを見ると嶺北北部にたまたま雨雲がかかっているだけのようだ。6時50分に自宅を出発。勝山街道から大野に入ると雨が
降った形跡は全くなく道路は乾いた状態だった。R157から久しぶりに真名川に沿って谷をどんど走るが、車にはほとんど出会わない。
1時間ほど走って旧熊河、温見の集落を通り抜けるが、昔ここに住んでいた人だろうか?小屋を立てたりしながら人が帰ってきている。

この谷は険しくて両側から迫った山道を抜けるとパアッと広がる平野が突然現れ驚かされる・・・かつて平家の落人?達が住むには絶好の
場所だったに違いない。と思いつつ車を走らせていると8時25分温見峠(1020m)に到着した。峠へ着いて驚いたのは車が多いことだ。
もうすでに峠周辺には20台近くの車が止まっていて、なかなか自分のの車の駐車位置がなく結果的には少し福井県側に降りて路上駐車。
準備をしているあいだにもどんどん人と車がやってきて、こりゃ山の上は賑やかになりそうだ・・・8時34分登山開始。

この道は昭和63年に開かれた道で能郷白山頂上までは最短のルートである。しかし最初は急な斜面が多く苦労させられる。
しかし少し上がったあたりからぼちぼちと紅葉が進んできており、さすが1000mを越えると世界が変わってくる。ただこの時間は
まだガスがかかっていて尾根に上がっても真っ白で、周囲の景色を楽しむことはできなかったのがやや残念である。

10時3分 能郷白山山頂の三角点に到着した。思っていたよりずっと早く到着した。この三角点は1等三角点だけあって標石が大きい。
三角点にタッチして少し離れたところにある祠へ向かう。先程からなにやら賑やかな声が周囲に響いてきているのが気になっていた。

5分ほどで祠のあるピークへ到着。祠の周りには20人くらいの人がいる。どうも地元の方が4〜5人で祠の修理をしているようだ。

作業を眺めていたらこちらにもお神酒をどうぞ・・・と言って回って来られた。岐阜県側の能郷集落の方々だそうで屋根の修理を
しに来られたとのこと。毎年お祭りは4月13日にあるそうで「そりゃ登ってくるのが大変ですね」と言うと、いやその時は登って
来れないので麓の神社で執り行う・・・という話だった。しかし山頂で頂く日本酒はきゅっとカラダに染み渡る気がした。
ちょっと早いが、団体さんがまとめて登ってくる前に昼食とした。お湯を沸かしてカップ麺に笹寿司という組み合わせである。

昼食をとっているあいだにガスはどんどん晴れてきて周囲の景色も見えるようになってきた。山の上の方は結構紅葉がすすんでいる。
そしてどんどん登山者が上がってくる。先ほどの祠を修理していた能郷の方の話ではすでに60人を数えた・・・と言っていたが、そのあと
10人くらいの京都からの団体さんがやってきて周辺は一気に賑かになった。この山は岐阜県側からの方が京阪神方面のアクセスが
いいようで、どうも岐阜県側から上がってくる登山者の方が多いようだ。

かなり賑やかになって昼食用に少し場所を開けたほうがいいと思い、11時下山開始。どんどん登山者がやって登ってくる。

下りはガスも晴れて見通しも良くなったため周りの紅葉も見えるようになってきた。最後の急斜面の下りには閉口したが
何とか無事降りることができた。しかし12時近くなってもまだ登ってくる人がいるのには驚きである。

峠には12時9分到着。到着して車で帰る準備をしていたら福井県側からロードバイクが1台上がって来た。いや、こんな厳しい
ルートをどこまで走るのか!?この国道、百番台とは言いつつも極めて道路状況は良くない。しかも海抜1000mの峠なのでロードで
走ってくるのはかなりきつかろう・・・と思ったが、そのチャリダーは涼しい顔をして岐阜県側へと走り去って行った・・・
手軽に登れて秋の訪れを充分に感じさせてくれるいい山行だった。


2010年10月16日 紅葉にはちょっと早い?能郷白山
2009年4月19日 快晴!岐阜側から登る能郷白山


山とOutDoorのページに戻る
Homeに戻る