2014年10月24日(金)
の百名山荒島岳(1524m)

久しぶりに荒島岳へ登ることになった。というのもテレビ番組の撮影なので仕事での登山である。福井にいると仕事で山へ登る機会は決して多くない。
それは名だたる山が少ない・・・ということもあるし、ディレクターにもそういう方面に興味を持つ人間が少ないせいもある。だから仕事で山へ行こうと思うと
自分で番組を作るしかない。今回は日本百名山関連の番組ネタがあり、荒島岳へ登ることとなった。前に登ったのは2011年10月なので3年ぶりである。

6時30分登り口の旧勝原SKI場跡に集合。この日のメンバーは同じ福井山岳会のY田夫妻(ご主人は何とイギリス人)、今年ネパールへ一緒に行った
K林さんとK藤さんである。こちらのスタッフは音声マンとお助けで来ていただいたディレクターM嬢、それに私とで3名である。早朝ながら駐車場にはすでに
10台ほどの車が止まっていた。平日とは言えどさすが100名山!天気も良さそうなので山頂は賑やかになりそうだ。6時40分に歩き出す。

SKI場跡の急斜面を登って7時30分最終リフト跡に到着した。ここまで来てようやく陽があたり始める。今回はテレビ用の撮影もしないといけないので
写真は二の次で,いいロケーションの所へ来るとおもむろに撮影をしないといけない。毎度のことながらこれが実に面倒くさい・・・こう言ってはいけないの
であるが、歩荷はいないので自分でカメラと三脚を担いでいる。そのため背負子で来ているのだが、三脚を必要とするたびに背負子を下ろして三脚を
取り出し水平を決めてカメラを乗せる・・・終わるとまた背負子にくくりつけ・・・手間と時間が果てしなくかかってくる。そして先行しないといけないのである。

それにしても朝日に照らし出された紅葉は美しい。いい時期に来たものである。ところでここで問題発生。山登りに慣れていない我々のスタッフが
遅れだした。通常ならば2時間少々で中間地点のシャクナゲ平に着くのだが、撮影しながらということもあって到着したのが10時過ぎとなってしまった。
シャクナゲ平で腹ごしらえもして体制を立て直し出ようとしたところで、福井県警察学校の若者が20人ばかり登ってきた。山は一気に賑やかになった。
しかし誰ひとりとして熊鈴などはつけておらず、よくテレビなどで「ラジオやクマよけの鈴など音の出るものを持って歩いて下さい〜」と呼びかけている割
には実行されていないようである。若い人はみんな元気で走りながらも登って行ってしまった。10時15分シャクナゲ平を我々も出発する。



シャクナゲ平から”もちが壁”を越えて山頂へと向かうルートの紅葉は圧巻である。陽の当たり具合もよくなって一層紅葉が引き立って見えてくる。
そして麓の大野盆地や北アルプスも望むことができ急な登りも忘れてしまうほどである。前荒島のピークに立てば山頂まではあと少しの踏ん張りだ。

11時20分 山頂到着。予想よりも大幅に遅れたが何とか着いた・・・山頂からは360度の展望が開け素晴らしい景色であった。目の前にある白山
そして奥美濃の山々の向こうにはつい最近News等で注目の的となった噴煙をあげる御嶽山が見える。あれが多くの人達の命を奪った山か・・・
心の中でそっと手を合わせる。もしかしたら自分もあの惨劇の中にいたかもしれない・・・

山頂では昼食後、長いインビューを撮影して13時15分下山開始。我々の降りる時間になるとあのたくさんいた山頂はすっかり静かになり
他に2パーティーほどが僅かに残っているだけだった。撮影がなければ30分ほどで山頂から離れるのだが、今回の場合はそうはいかない。
しっかり取材で時間がかかり上りにも時間を食うし、山頂でもインタビュー、そしてそこから見える景色も撮らねばならないとあっていつもより
大幅な時間オーバーして下山の途についた。それでも素晴らしい秋晴れの荒島岳を十分に堪能でき満足な気分で下山することができた。

麓には16時40分到着。長かった一日が終わった。

2011年10月29日 錦秋の山を歩く 大野市荒島岳
2009年1月25日 山の女神は微笑んだ 大野市荒島岳
2008年4月20日 早春の荒島岳

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