2014年11月22日(土)
日本海琵琶湖の見える野坂山(914m)

今回登ることとなった敦賀市の野坂山、実は11月9日に職場の仲間と登る予定だったのだが雨で中止となった。今回の登山は前日に天候を見て急遽
決定したため参加者は少なかったが、素晴らしい天候に恵まれ心ゆくまで晩秋の低山ハイクを楽しむことができた。もともとこの野坂山は元敦賀市勤務
だった同じ職場U氏のたっての希望によるものである。そして、今回は登り口と下山口を変えて1回の登山で変化をつけ楽しみを増やそうという魂胆だ。
車にBikeを積み込み下山予定の敦賀市山集落にデポし、反対側の野坂から登って降りてきたあとはBikeに乗って車を回収に行く・・・という計画である。

7時15分に福井を出発。言いだしっぺのU氏が前日飲みすぎて?遅刻で少々遅れてのスタート。途中南条SAでI嬢をピックアップして敦賀へと向かうが
3連休とあって車が多い。まず山集落へと向かいBikeを有害鳥獣防止柵のゲート横に留め置く。そしてそのまま野坂地区いこいの森キャンプ場へ向かい
登山準備をする。かなり時間がかかったこともあって駐車場にはすでに10台くらいの車が止まっている。8時50分キャンプ場の急坂を歩き出す。

キレイに手入れされた杉林の急坂をゆっくり登っていると早くも下山してくる人がいる。トレランの格好でたったったと瞬く間に走って行ってしまった。
この山、登山道がキレイに整備されているのでトレランの人も多いようだ。そして結構な急坂が続いている。9時15分栃ノ木地蔵に到着。水場もあり
ここで最初の休憩とする。振り返るとV字谷の向こうに敦賀市街と敦賀湾が見えてくる。

さらに尾根を登って行者岩に到着。なかなか来ることもないので登山道をそれて岩の上まで進む。確かに断崖絶壁で、まるで行者が修行するような
岩の上に出た。急峻な岩の上に立つと敦賀市内が一望でき素晴らしい眺めである。

行者岩を過ぎると道は徐々に緩やかになり一ノ岳へと続く。この一ノ岳から二ノ岳を越え頂上へ続く稜線歩きが実に楽しい。少しのUP-Downはあるが
緩やかで登山道に沿って広葉樹の森が広がり実に癒される。すでに葉っぱは落ちてしまっているが、所々に残った色づいた葉と枝しかないのでその
向こうの青い空が見えて明るい山になっている。そして足元はふかふかの落ち葉の絨毯で覆われクッションにもなって歩いてても気分がいい!


10時40分 ようやく山頂に到着。山頂には中高年の3人の女性グループがちょっと早いランチ休憩を楽しんでいた。そして山頂周辺は芝生の
広場になっていて360度の景色が楽しめる。遠くは雪を頂いた白山、光り輝く琵琶湖、そして真っ青な敦賀湾と手に取るように素晴らしい景色が
広がっている・・・これほど開けた景色を眺めることが出来る山はそう多くないだろう。そうこうしているうちに、後から後からどんどん人が上がって
きて山頂周辺は結構な賑わいになってきた。我々も芝生の上に場所取りをしてお湯を沸かしランチ休憩にする。


今回の注目は初参加のディレクターO君が持参したランチである。フランスパン(2割引)とスライスチーズ、生ハム(2割引)そしてレタス
で生ハムサンドである。これがなかなか美味しそうに見えて我々もおすそ分けを頂く。このOディレクター実はワンダーフォーゲル部出身
ということもあってあってなかなか発想が素晴らしい。生ハムサンドにカップヌードル、おにぎりをすっかり平らげてI嬢が持参したおしるこ
そして最後はコーヒーまでのフルコース、十分堪能させて頂いた。手元の不確かな温度計では20度ほどもあり寒さは全く感じない。
素晴らしい山頂で楽しい仲間とすっかり楽しい時間を過ごして12時下山開始。元来た方向とは反対側の尾根に向かって下る。ここを
まっすぐに下っていけば山の集落へと道は続いている。上りと同じ道を下ったのでは面白くないので自転車をデポした山集落へと降りる。

この山集落への下りのコースもまた素晴らしかった。広葉樹の森がずっと続いていて楽しめるのである。いろいろな形をした木があって
木登りをしたり枝に腰掛けて休憩したりと子供の頃に戻ったように遊べるのがいい。途中から送電線鉄塔に沿って尾根を下っていく。
所々に行き先を示す標識も整備されていて迷う心配はない。ここ野坂山はこの山と野坂集落を結ぶコースを歩かないと絶対楽しくない。

尾根を序々に下っていき最後は沢へ降りると集落は近い。地元の人の山小屋がある場所に13時45分着。山小屋では軽トラで登ってきた
おじさんが一人いらなくなった廃材を燃やしていた。おじさんに話を聞くと、昔この小屋を建てた時は子供たちも小さくて毎日のようにここへ
遊びに来て楽しかった・・・今はもう誰も来なくなって、時々こうやってあてもなくやってきては時間を過ごして行くのだそうだ。そして、我々が
野坂まで再び行くことを知ると、軽トラに乗せていってやるから乗っていきなさい・・・と。最初は断ったのだが、いつも山にいても誰も話しか
けてくることもなく寂しい、しかし今日はあなたたちが話しかけてきてくれてひじょうに嬉しかった・・・だからお礼に送らせてくれ・・・とこう言われ
結局おじさんの軽トラに乗せてもらって山の集落まで全員移動。その後、荷台に私のデポしてあった自転車を載せ、私だけ助手席に乗せて
もらって野坂のいこいの森駐車場まで向かう。車の中でおじさんは、最近は人と人とのコミニュケーションがひじょうに希薄な時代になった。
今日はあなたたちに話しかけられてひじょうによかった・・・と何度も訴えられていた。いこいの森14時15分着。大幅な予定短縮行程だった。

帰りに見たおじさんの小屋の前の小川は魚影の濃い川だった。恐らく岩魚か山女だと思うがそんな自然がいっぱいの場所がちょっと羨ましかった。
最後に別れる時に写真を一緒に撮らせてください・・・とおじさんに言うとますます喜び顔を綻ばせておられたのが印象的だった。いやいい出会いだった。
また新緑の頃に同じコースで是非訪れてみたい山だった。


(今回歩いた野坂山のGPS-DATA 北⇒南⇒東と移動している)

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