2014年11月16日(日)
晩秋の飯降山(884m)
この日、実は三ノ峰(2128m)へ登ろうと5時半に家をスタートした。しかし、鳩ヶ湯から上小池キャンプ場へと続く道は雪で2本の轍だけが続くのみ。
4WDなので上小池駐車場まで入ることができたが上小池で積雪10cmくらい。単独行で登ると、この雪では稜線の六本檜あたりまで行くのが関の山
という感じであった。おまけに他の登山者は誰もいない。やむなく別の山へ・・・と思って向かったのが、同じ大野市の飯降山(884m)である。この山
市街地からひじょうに近いところに登り口があり三ノ峰とは大違いである。R158沿いのショッピングセンターVIOからすぐ裏手が登山口になっている。
前に飯降山に登ったのは、もうかれこれ20年以上前のことになる。大野市の七間朝市から生中継を行うのに当時衛星中継車がなくこの飯降山の山頂
に仮設の電波中継地を作る・・・というものだった。生放送の前日にマイクロ波の送受信機と発電機、さらにテントや食料などを担ぎあげたことを覚えて
いるが、一緒に登った山岳会歩荷のH君背中の荷物がイッパイすぎて手に日本酒一升紙パックをぶら下げて登ってきたのが印象的だった。それ以来
登ることのなかったこの山だが、どれだけ辛かったかもあまりに昔すぎてもう忘れてしまっていた。

8時45分 麓の飯降集落の集会場に車を止めて歩き出す。登り口からも「天空の城」大野城をよく眺めることができる。ひじょうに街に近い登山口だ。
有害鳥獣防止用の電柵をまたいで登山道に入ると案内の看板があった。少し登ると城跡があるようだが、登山道から少し外れるのでそのまま登る。

途中で大野城がよく見える場所があり、車でも来ることができるようだった。残念ながら天空の城はガスがかかってよく見えなかった。もう少し早い
時間帯だとガスが下に降りていて天空の城になったかもしれない。ここから山の上の方は木が邪魔でほとんど城は見えなかった。山頂への登山道は
きちんと整備されており草も刈られていて歩きやすい。しかし雨が降った後のせいか?ツルツルとひじょうによく滑る。2回ほど転倒寸前だった。

途中で白山が見え出す。山の上の方の紅葉はすでに終わりかけで山の中は葉っぱが落ちて明るく登山道は落ち葉の絨毯になっていた。
晩秋の山歩きは気持ちがいい。9時55分テレビ共聴アンテナに到着。こんな山の上に受信基地があると保守が大変だろう・・・と思って
いたらここまで林道が続いていた。この場所から山頂まではそう遠くなかった。10時20分山頂到着。

途中見晴らしのいい場所があり、そこから少し上がるとお地蔵さんがあってその斜め前に飯降山の2等三角点があった。山頂からの見通しは
まったく良くなくひっそりとした林の中の山頂である。その昔登ったときは、もう少し降りた場所にテントを張ったような気がするが・・・定かでない。
山頂にいても面白くないので、もときた方向へ少し戻り大野市街が一望に出来る場所で昼食にした。誰にも出会わない山も珍しい。

飯降山方向から眺める大野市内は街が近いこともあって結構大きな街に見える。
よく登る荒島岳から眺める景色とは全く違う街の印象である。

景色を眺めながらお湯を沸かしカップヌードルを頂くのはなかなか至福の時間である。そう思っていたら、何やら下のほうからガサガサ音が聞こえる。
そして鈴の音が聞こえてきたのでどうやら誰か登ってきたようだ。5分ほどしたら2人連れが登ってきた。こちらには全く気がつかないようなので
「こんにちは!」と声をかけると、かなり驚いておられた。恐らく誰も登っていない・・・と思っていたのだろう。軽装だったので話を聞いてみると林道を
車で上がって来たとのこと。キノコ採りに来たようだった。ようやくここで人に出会ったので写真を1枚撮ってもらった。ちなみに林道は麓の飯降集落まで
続いているということだったので、地図を確認して下りはツルツルの登山道ではなく林道を降りてみることにした。11時40分昼食を終えて下山開始。



テレビ受信アンテナのあるところから林道に入る。林道のちょっと手前で単独行の登山者とすれ違った。林道は山腹をグネグネと巻いて降りているが
途中ですごい光景に出会う。この山、雪崩が凄いのか?めったやたらと雪止めの建造物が多い!確かに麓から眺めていてもその数は半端ないが
近寄って見てみると実に巨大だ。10m以上の高さがあり、しかも集落に近いところにあるそれは巨大な堰堤のようで、その下を林道が通っている。
今まで遠くからしか眺めたことがなかったが、実際近づいて見てみるとオドロキだった。これを見て知るだけでも林道を歩いて来た甲斐があった。
麓の駐車場所には12時50分着。短い山歩きだったが、晩秋のひっそりとした山を楽しめ充実した一日いや半日となった。

(今回歩いた飯降山のGPS-DATA グネグネのトレースが下りの林道ルート)


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