2014年6月15日(日)
  高度順化後に挑む白山(2702m)

今年4月から5月にかけての連休でネパールのGosainkundTrekkingへ行ってきた。このTrekkingのことに関してはこのHPでも書いてきたが
標高3000から4000mを越える高地に宿泊してのTrekkingだった。通常低地で暮らしている人が高地へ上がると、酸素が少なく体がひじょうに
辛くなるものである。だが、その高地にしばらくいることで体が徐々にその高度に順応してくる。酸素が少なくても体が慣れてきて、走っても
ヒイヒイゼイゼイにならなくなってくるのである。これを高度順化と一般的に呼んでいるが、この高度順化は一度順化するとその後数ヶ月間
その効果が持続すると言われていて、今回はその成果を試すべく3000m近い高度で手軽に登れる白山へ行ってみることにしたのである。

朝5時半に自宅を出発した。この時期は陽が長く5時でも十分明るい。R416からR157を走り白山登山口の別当出合到着が6時50分
車を駐車場に入れたがすでにかなりの台数の車が止まっていた。ゲート前の道路脇はもう満杯状態で、下の駐車場に車を入れ休憩舎まで
少し登り返して7時10分歩き出す。天気は梅雨時とは言え素晴らしい快晴で気分よくスタートした。

一人で歩いていると何となく早足になってしまうものだが、この日もその通りで前を歩いている人にすぐ追いつきかなりの人が道を譲ってくれた。
別当覗きを8時8分に通過、甚之助避難小屋へは寄らずに雪渓を直登して南竜分岐へ向かう。途中ツツジがキレイに咲いていた。

雪渓を登るところで一人の人を追い越したが、ふと顔を見るとどこかで見覚えがある・・・何と同じ職場仲間で今は岐阜で勤務しているY田さん
ではないか!6年ぶりくらいで顔を合わせた。こっちも驚いたが向こうもびっくりしたようだった。Y田さんは私より2つ歳上で、かつては福井で
一緒に勤務したこともある。昨日から福井へ来て経ヶ岳に上がって昨夜は車中泊、今朝から白山へ登り始めた・・・ということだった。雪渓を登り
つめて8時50分南竜が馬場へ向かう分岐点に到着した。ここまで来ると正面の別山(2399m)が大きく見えてくる。雪は去年よりやや少なめ。

ここから他の登山者の皆さんはアイゼンを装着していたが、私は装着せず。この雪の状況では恐らく途中の雪は切れていて、アイゼンを付けたまま
土の上を歩かなければならないことになる・・・その計算は大正解でほんの100mほど登ったところでもう雪はなくなっていた。谷を横切るところには
大きな雪渓が残っているが、しっかりとしたステップが切られていてアイゼンは無くてもまったく問題なくトラバースすることができる。

9時15分 十二曲がりの下に到着。ここでは多くの登山者が喘ぎながら坂を登っていたが、なぜか今日は体調も良く片っ端からすべて追い抜いて
グングン進める。途中の延命水のあたりでは、雪解けした斜面から高山植物が咲き乱れ、夏の訪れを十分に感じさせてくれる景色だった。


9時30分 黒ボコ岩に到着。休憩はせずにそのまま弥陀ヶ原へ歩き出す。ここからいつもの白山の風景が広がる。

弥陀ヶ原を突っ切り一気に五葉坂を駆け上がる・・・いつもは苦しくて辛いこの五葉坂の登りも、難なく一気に登りきる。かなり快調な
ペースで、室堂センターに到着したのは9時50分である。ふと気がつくと、登り始めて2時間40分で室堂到着である。これは結構
速いペースで登って来ることができた。通常であれば早くとも3時間程度が普通である。(ちなみに標準コースタイムでは4時間程度)
これはやはり、ネパールで苦労して4000mまで高度順化した成果?が如何なく発揮された・・・ということではなかろうか?

室堂で10分ほど休憩して、山頂を目指す。天気はやや下り坂気味か?ガスが出だして、一部空が鉛色になった。


10時30分 白山御前峰(2702m)山頂到着。室堂方向はガスで霞んでいたが飛騨方向は晴れていた。さてここからは来た道を下らずに
昨年も歩いた御池巡りルートを歩いて、水屋尻雪渓上を通過、弥陀ヶ原まで一気に降りることにする。室堂へ立ち寄ると時間もロスするし、土の
上を歩くより雪渓の上を歩いたほうが楽で膝への負担も少ない。しかもどこを歩いてもいいから実に楽しい。

今年も見ることができた翠ヶ池

油ヶ池→紺屋ヶ池→翠ヶ池と回って大汝峰の下から水屋尻雪渓へと出てきた。雪はしっかり残っていて千蛇ヶ池は雪の下だった。
11時35分 弥陀ヶ原で黒ボコ岩へ向かうルートと合流、あとはひたすら下るのみ・・・

十二曲がりを駆け下りて甚之助小屋に12時15分到着。ここで昼食にした。小屋から下はふと気づくと新緑がイッパイで心地よい。
下山路の途中では登山道の補修が行われていて、これからのシーズンに向け着々と準備が進められていた。
13時33分 別当出合の休憩舎に到着。早い戻りで帰りは白峰の温泉に浸かり汗を流して福井へ向かった。

(今回歩いたGPS-DATA 雪渓を歩いたので登山ルートからは外れている)

2013年7月1日〜3日 梅雨時の白山で御来光!

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