2013年9月29日〜10月1日
  紅葉到来!立山雷鳥沢から剣沢へ

9月1日から3日にかけて下見を実施した立山雷鳥沢&剣沢のテレビ生中継を実施する時がやってきた。昨年も同じ場所から中継を実施しようと計画
していたが、台風襲来により中止。今年は天気もよく何とか実施できる運びとなった。山の仕事は天気に左右されるためなかなか思うように進まない。


9月29日 福井→立山駅→雷鳥沢→剣御前小屋へ
丸岡ICを朝6時に出発し北陸自動車道を北へと走る。今回は福井から同じ山岳会のM氏とO氏二人と一緒だ。毎回この山岳中継の際には、福井山岳会の
2人にボッカの応援で来てもらっている。2時間ほどで立山駅に到着した。電車を乗り継ぐと3時間以上かかるが車で移動するとかなり早い!名古屋からの
メンバーと合流して室堂を歩きだしたのが11時20分。日曜とあって多くの観光客に混じって、とりあえず雷鳥沢ヒュッテを目指す。翌日の放送はここ雷鳥沢
ヒュッテからであるが、雷鳥沢からの電波を富山市内方向へ飛ばすためには剣御前で一度中継しなければならず、私ともうひとりで剣御前まで歩き通す。

雷鳥沢ヒュッテ(2350m)から眺める紅葉は素晴らしい。その紅葉の中を登っていく。日曜日の午後とあって圧倒的に下山する人が多い。


剣御前小屋には14時45分到着。雷鳥沢ヒュッテからは1時間45分かかったことになる。

剣御前小屋(2750m)では、前回下見で担ぎ上げた機材を組み上げ翌日朝の放送に備える・・・夜は富山市内の夜景が美しい。
剣御前小屋に泊まるのは初めてのことでもあり、ここから富山市内の夜景がこれほど見えるとは思ってもみなかったことである。


9月30日 剣御前小屋→剣沢小屋へ
朝5時起床朝食前にパラボラ設営し機材の電源を入れてチェック。朝食後がOnAirの時間帯となるため万全の体制で望む。この剣御前小屋の位置は
富山市内まで見通せかつ雷鳥沢・剣沢をも見通せるため生放送する場合には電波の中継地点としてはもってこいのポイントである。あいにくこの日の
朝は雲海で富山市内方向は見えなかったが、この立山一帯山の上だけは雲の上。好天のようで今回はついているようだ・・・

日の出と同時に剱岳(2999m)も赤く燃え出した。雷鳥沢方向遠くには雲海上に白山も見える。

8時には放送を終え今度は翌日の準備を行うため山小屋の裏側にある小高い場所までケーブルを150m引き回す。これが平地だとなんでもない
作業なのであるがガレ場の上、高地であるため息がつらい・・・何とかケーブルを張り終え昼前に雷鳥沢から上がって来たスタッフと合流して昼食。


(上左 剣御前小屋から少し上がったところから見た室堂方面  上右 剣沢から見上げる剱岳)
すべての設営を終え夕方16時近くなってから今度は剣沢小屋へと降りる。20分ほどで到着、今度は剣沢小屋内での設営である。
剣沢の小屋は昔の小屋から移転後やや中が狭くなった気がするが、この日は平日でそれほど宿泊者が多くなくてよかった。
18時には設営を終了して夕食タイム・・・ここの夕食がすごい豪華で驚きである。山の上でビーフシチューを頂けるのである!

全員お腹イッパイ!ご飯もものすごくおいしく山小屋とは思えない贅沢な時間を過ごさせていただいた。

10月1日 剣沢小屋→剣御前→立山室堂→福井へ
5時起床 朝食後8時前の放送に向け設営を開始する。今日も天気はよかった。山の仕事は天気さえよければすべて良し!今日も剱岳がよく見える。

放送は剣沢小屋の冬準備の話であったがもう10日ほどで小屋閉めである。来年の5月までは全てが雪の中に埋まってしまうことが信じられない。
それにしてもこの時期にしては暖かい朝だった。気温9℃である。通常ならばダウンジャケットを着込んでガタガタ震えながらの作業になるのだが
なぜか?ひじょうに暖かい!この調子では今年の紅葉はいまひとつ?かも知れない。




剣御前小屋11時5分着。この小屋までの上りでトラブル発生!メンバーの一人の靴底が剥がれた。まあこれだけの人数がいるといつも一人くらいはいる。
いつもの我々ならば仕事道具のビニテ+ガムテでぐるぐる巻きにするのだが、今回は同行して頂いたガイドの方が持っていたインシュロックタイでひじょうに
うまく処理して頂いた。結果的にこの処置はひじょうに適切で、室堂に帰り着くまで一度も緩むことなく裸足で歩かなくともよかった。

雷鳥沢の下りは登ってきた時よりもさらに紅葉が進んでいた。手を伸ばせば届くところにある紅葉は見事としか言い様がない。


途中いったん雷鳥沢ヒュッテに立ち寄りデポしてある機材をさらに担いで、室堂には15時10分たどり着いた。
室堂から立山駅まで下り丸岡ICまで帰り着いたのは20時になってしまったが、素晴らしい好天の3日間だった。

私を含め16名のメンバーで挑んだ2013年秋の北アルプス中継。終わってみればこうすればよかった・・・ああすればよかった・・・と思うことは多い。
天気がすべてを左右する山岳中継であまり贅沢は言えないが、来年以降も続けるのであればまた新たな現場を探していかなければならない。


2013年9月1日〜3日 雨ニモマケズ立山雷鳥沢から剣沢まで

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