2013年7月1日〜3日
 梅雨時の白山でご来光!(2702m)

先月隣の白山釈迦岳(2053m)へ登ったが、白山へ登るチャンスがやってきた。しかも仕事での登山である。今回の目的は新しいカメラ(4K)による
素材収録テストと7/3(水)朝の生放送である。今回の登山に先だって6/22に日帰りで先行荷上げと電波テストを実施し準備を重ねてきた。

7月1日 白山山開きに登山
機材の準備をして7時に福井を出発。8時半に白峰市ノ瀬にて金沢+富山からやってきたスタッフと合流。荷物の振り分けをして中飯場まで車で向かう。
中飯場には山開きの日とあって多くの車が駐車していた。10時10分中飯場から歩き出すが、荷物の量が多くかなり厳しい登山を強いられそうである。

今回の登山のメンバーは全部で10人。200Kgほど担ぎ上げる荷物があるので一人あたり20Kgほど担がなければならない計算である。重荷で雪渓歩き
などもあるので大丈夫か!?ひじょうに気になるところだがメンバーは20歳代がかなりを占めているので心強いところだ・・・しかし、登りはゆっくりゆっくり
甚ノ助小屋着11時40分。ここで大休止昼食をとる。この日は天気に恵まれ快晴である。そんなわけで今朝の山頂からのご来光は良かったのだろう・・・
と思って下って来た人に聞いたら、朝は雲が多くご来光は見られなかった・・・とのことである。確かにどこの山開きも梅雨時であり晴れの確率は低い。
私もかつて山開きの日に何度か登っているが、ほとんどが雨の日ばかりであった。それに比べてこの日は全くの快晴である。荷物は重いが心は軽い。
途中で現れた日本カモシカ
南竜分岐を越えて十二曲がりの手前付近で、向こうの尾根(観光新道側)に雪渓の上を悠々と歩いているニホンカモシカを発見。やはり野生の動物は
かっこいい!シュパッと雪渓を駆け下り、林の中へ消えて行った。さて我々は十二曲がりで撮影開始。最新鋭の4Kカメラで高山植物の撮影である。
ちょうどこの十二曲がりの沢すじに多くの花が咲いていて撮影には持って来い!でもちょうど雲が出てきて別山を覆いだしてきた。

同じ場所で1時間近くあ〜だ、こ〜だと言って何とか撮影を終わらせたが1カット撮るのにも時間がかかる。
レンズはズームレンズではなく単焦点なので、とっかえひっかえしながら時間がかかるわけである・・・
弥陀ヶ原に出る
黒ボコ岩着15時50分 下見の時と比べると相当雪のなくなった弥陀ヶ原を歩き、室堂に着いたのは16時30分だった。

日の入りは食事が終わった後である。つらかった一日だったが夕日を眺めていると心が和んだ。


7月2日 御来光!白山御池巡り

朝3時起床!3時半に室堂を歩き出す。この時期の日の出は早い・・・この日は4時38分の予定である。それから逆算して頂上に着いてからの場所取り・設営
などを考慮するとどうしてもこの時間にスタートせざるを得ない。真っ暗の中、ヘッドライトを点けて歩き出す・・・我々のチームがほぼトップのようだ。

4時5分山頂到着。途中で数人に抜かれたが、まずまずのコースタイムで着くことができた。そのうち白山奥宮の宮司さんも上がって来られみんなで日の出を待つ。
日出待ち
日の出は4時39分  北アルプスではなくその上の雲海の中から上がって来た。やはり山の日の出は神々しい・・・
神事が始まる大汝峰
別山と室堂
御来光の様子を撮影して他の登山者みんなが下山していった後、我々は山頂で朝食・・・室堂で作ってもらったお弁当をパクつく。
山頂気温5℃!その後は御池巡りコースに入り撮影しながら、周囲を歩き回るが翠ヶ池の水の色が実に美しい!
山頂にて油ヶ池
翠ヶ池と奥に見えるのは三方崩山(2059m)翠ヶ池と白山山頂 左は剣ヶ峰
翠ヶ池は1042年の噴火でできたと言われている白山では一番大きな池で庄川の源流にもあたる。緑色が何とも言えない・・・
下の写真は白川村方面へと続く北縦走路、夏でも残っているヒルバオ雪渓である。北縦走路歩きの記録はこちらから。
北縦走路の奥に三方崩山が見える
大汝峰の麓へ行くと高山植物の可憐な花が咲き乱れている。(このあたりの写真はEOS-Mで撮りました)

室堂へと続く道のりはかなり雪渓の上を歩くが、たくさんの人の歩いた跡があり見失うことは無かった。
千蛇ヶ池はまったくの雪の下になり、どこに池があるのかすらわからないような状況だった。
室堂へ
雪渓を横切って室堂に着いたのは9時50分だった。一息入れてから早めの昼食、そして明朝の中継の準備に取り掛かる。
当初の予定では3日まで天気予報は良かったのだが、この日の予報ではもう明日は雨の予報でその後荒れそうな感じである。
放送リハーサル楽しみな夕食
夕食は17時から。ちなみにメニュ-は昨夜と同じだった。朝が早かったので寝酒に持参したウイスキーをちびちびとやって寝る。
深夜にふと気が付くと窓の外ではものすごい雨の音がしていた・・・


7月3日 生放送・・・そして土砂降りの中を下山

朝5時起床 5時半からの朝食を済ませ放送の準備+リハーサルを行うが外は激しい雨である。もう一歩も建物の外へは出たくない気分だ。
それでも放送の時間はやってくる・・・7時49分30秒から4分半。今回の番組ネタはこの7月から室堂で提供の始まった「白山きりまんじゃろコーヒ-」
一杯500円だから下界とそう変わらない料金で提供されている。そして一杯飲むと5円づつが白山とキリマンジャロの環境保護団体に寄付される
というしくみになっている。さらにこのコーヒーがうまい!水が違うのだろうか?実にやわらかくてまろやかな感じなのである。
白山きりまんじゃろコーヒー
またこのコーヒー、マイカップを持参するとクッキーとチョコのサービスがある。ぜひマイカップを持参されたい。
リハーサルリハーサル中撤収!
放送後は撤収であるが、機材が濡れないようにガッチリ梱包しないといけない。1時間かかって何とかザックの中に収めるが、事前に私が荷上げした
機材が増えているのでかなりの重量増である・・・おまけに雨はますますひどくなってくる。しかし下らないことには仕事は終わらない!
室堂の方々と完全装備のザックたち
9時10分 室堂の方々に見送られながら意を決して下山にかかる・・・最初は嫌だったが、歩き出すともうどうでも良くなってくるから面白いものだ。

途中の十二曲がりでは沢が増水して至るところ滝になっていた。登山道も水路である。さらに雪渓の下りでは雪が固くなってつるつる良く滑る。
結局歩いて下るのは危険なためシリセードでわずか5mほどだが下る・・・しかしスピードが出過ぎて、石にお尻をぶつける人が続出・・・
10時40分 甚ノ助小屋に到着。ここで30分ほど休憩して再び雨の中を下り中飯場12時30分着。つらい下りを終えた。
今年一番の御来光!!
梅雨の真っ最中なので雨に降られることはある程度覚悟していたが、3日のうち2日間晴れたので上々ではなかろうか?
久しぶりの白山での仕事は楽しくもあり、またおいしくもあり・・・最後はつらかったが。しかし、自分でやろうと言い出した仕事
でもあり、終わるまでは不安がイッパイだったが、終えてみるとじつに清々しい気分で帰路につくことができた・・・

2006年6月30日〜7月1日 白山登山(放送編)
2006年6月26日 雨の白山室堂登山(下見編)

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