このプレ・ループは主に夕日を見るための場所として多くの観光客が来るようであるが、みんな一番高い仏塔まで登るので結構大変である。階段が急なうえに狭く人のすれ違いも団体さんになると大変である。若い人はいいが、歳をとった人では登れないだろうし事実そんな人はいなかった。やはり旅は若いうちにしておくものだと改めて思った・・・

                              灼熱のカンボジア・アンコールワット編
                                        クメールの微笑
5月2日(水)憧れのアンコールワットへ・・・しかし暑い!!
カンボジアの時差は日本と2時間遅れ。時差の関係か?どうしても朝早く目が覚めてしまい6時に起きてしまう。カメラマンの習性である。まず高いところ、屋上へ上がって周囲の状況を眺めてみる・・・このシェムリアップという街、人口17万人というのでそれほど大きな都市ではない。しかし、アンコールワットなど世界的に有名な遺跡もあることから、ホテルや商店なども多く活気のある街である。我々の宿泊したCityRiverHotelは市内を流れるシェムリアップ川沿いにある3つ星のホテルだが、部屋も広くてなかなか快適である。ただ、家族7人が2Fと3F,4Fにバラバラになってしまったのがやや不便であったが。
屋上から見た朝のシェムリアップ部屋は広いもちろん朝食付き食堂は明るい
アンコールトムへ
8時にHISからガイドとともに迎えのバスがやってくる。このバスを待っている間ホテルのロビーにいたのだが、じっと待っているだけで汗がジワリ〜と流れ出す。今日も38℃越えは確実のようだ・・・さて我々を乗せたバスは、まず最初ににチケットセンター?みたいなところへ連れて行かれる。何をするのかと思いきや、ここで顔写真を撮られ3日間使用できるパスにその顔写真もプリントされるのである。あとになってこのパスの重要さがわかるのだが、どこに行くにもこのパスを提示しなければならない。3日間有効のパスでUS$40、一日間のみでもUS$20なので少しお得になっている。
 ホテルの前チケットセンター?みたいなところ顔写真を撮られるすぐに渡されるチケット
 中に入る奥がアンコールトム入り口の門南大門中に入っても似たような感じ
中に入ると赤色の大地が広がっていてバスはアンコールワットを通り過ぎてアンコールトムへと向かう。アンコールトムは「大きな都城」を意味する巨大な宗教都城で、バイヨン寺院を中心とした1辺3Kmの街だった。詳細は専門的なサイトがあると思うのでそれらを参考にしてもらうといいと思うが、美しいレリーフと四面仏塔が立ち並んでいて直に手に触れることもでき(本当は良くない)世界遺産を身近に感じることができる。また、象に乗っての観光コースもありこれは結構楽しいかも知れない。
 象の背中に揺られて観光できる御一行様中は広いレリーフ
 レリーフ観光客多し寺を守るため中で祀っている人もいる外はとにかく暑い!
四面仏塔は観世音菩薩をイメージして彫刻され「クメールの微笑み」と呼ばれる。ガイド氏はそれぞれのレリーフの前で、そのレリーフがどういうシーンでどういうことが描かれているのか?きちんと説明してくれる。この遺跡群にガイドがいるのといないのとでは大きな差が出てくるだろう・・・時間のある人はガイドブックを手にじっくりと何日かかかって回るのいいだろうが。しかし、暑い!!5月というのはカンボジアでも一番暑いらしいが、日本のGWと重なるため日本語ガイドもフル稼働で皆さん大変である。暑い中、懸命にいろいろ説明してくれ至る所で日本人の団体がガイドの説明に耳を傾けていた。
 
タプロム寺院へ
アンコールトムの次は少し移動して今度はタプロム寺院へと向かう。しかしお昼前、暑い!気温手元の温度計では37℃!!日向は暑くてじっとしていられないので、なるべく日陰を探して歩き、水分もとりながら歩く・・・今朝支給された500ml入りのペットボトルはもぷすでに空っぽだ。ところでタプロム寺院というところ、よく写真で見かける屋根の上に木が伸びているあの不思議な感じの寺院である。こちらも詳細はガイドブック等を参照頂きたいが、最盛期には東西1Km南北600mの寺院内に1万人以上の人が生活していた・・・というから驚きである。
 外観巨木娘2人で持ち上げるもう廃墟・・・
11時30分にお寺巡りを終え昼食のためシェムリアップ市内へ向かう。遺跡群から市内までは車で15〜20分くらいである。昼食前にお土産屋さんに立ち寄ったのだが、ここで店頭で営業していたサトウキビジュースをイッパイ頂くことにした。目の前で作ってくれるのだが、ひとつかみサトウキビの束を掴みあげるとそのまま機械に突っ込んで、何度も何度も水分を絞り出してようやくコップ1杯分のジュースが出来上がる。1杯US$2だったが、渇いたのどに甘い味が染渡った・・・昼食は市内のホテルのレストランでとったのだが、冷房がよくきいていてホントうれしかった。中華風のメニューが中心だったがアンコールBEERを1本頂いて気持ちよくいただく。デザートに出てきたカボチャプリンがちょっと変わっていた。
 サトウキビジュースを作るランチカボチャプリン
昼間はあまりに暑いので、昼休憩を入れて14時半から観光の続きを行うことになり一旦ホテルに引き上げ・・・いやぁ〜この暑さの中でこれ以上いると干物になりそうだったので、ガイドからの、この提案に皆心の中でバンザイしていたのではなかろうか?ホテルの部屋で少し昼寝をして午後の観光に備える。14時半きっかりに迎えのバスが来た。午後からはまずアンコールワットの観光である。

素晴らしいレリーフ
アンコールワットはこの遺跡群の中でも最大規模を誇る寺院である。1113年に即位したスールヤヴァルマン2世が約30年かけて造ったものと言われている。現物を見るまでは森の中に突如として現れるのか・・・と思っていたら周囲は水を湛えた堀に囲まれている。この堀、幅約190mで南北1.3km、東西1.4kmにもわたっている。寺院内はヒンズー教の宇宙観によって構成されていて、中央に近づくほど高くなり5基の高塔祠堂は須弥山を、周壁はヒマラヤの霊峰、環濠は無限の海を表している・・・とのことである。
 アンコールワット前の日陰はありがたい西参道
西参道を通って中へ入ると、3つの回廊があって中央が一番高くなっている。内部は痛みが激しいが各国の協力により徐々に修復されてきている。特に回廊の壁に彫られた立体的なレリーフは美しい。これが数Kmに渡って彫られていることを考えると当時の人たちの努力と、それを造らせる人の権力のすごさ?は驚きである。
中に祀られていた仏様素晴らしいレリーフレリーフ
回廊第3回廊は高い見事なレリーフ第3回廊へは順番待ち
アンコールワット内の第3回廊はこの寺院の中でも最も高いところに位置するのであるが、残念なことにものすごい急な階段を登り下りしないといけないということと、現場が狭く一回に見学できる人数をある程度制限していて順番待ち。ということで時間のない我々には行くことができず残念。また素晴らしい出来栄えのレリーフは復元されたものが多い。しかし、復元したあとも顔の部分を削って持って行く「泥棒さん」(ガイドのボンさんは泥棒にもさんを付ける)が後を絶たず、この次来た時に同じものを見れるかどうか?わからない・・・というのも何とも笑えない話である。
      たたずむ僧侶格子の向こうに僧侶アンコールワットを出る絵ハガキ売りの女の子
17時前にアンコールワットを離れたが、小さな女の子が絵葉書を買ってくれ〜と何人もやってくるのでひとつ購入。10枚1SetになっていてUS$1、決して高くはないのだが後で中の写真を見るとあまりぱっとしないものが多い。やはり安物は良くないのか?アンコールワットの次はプレループへと向かう。プレループは死者の火葬の儀式が執り行われたというピラミッド式の寺院である。従ってここも高い階段を上っていかなければならない。夕方になり少し涼しくなったとはいえ依然として35℃近い気温である・・・
   このお寺も階段が高い階段登り夕日のプレループ仏塔に夕日がかかる
                                                      夕日を見終えて一斉に降りる人たち

今日の寺院観光は18時の夕日のプレループで終了。このあとは期待の夕食であるが、HISが手配してくれているのはアプサラダンスショーを見ながらのバイキングであった。行ってみてわかったのだが、このシェムリアップに来ている外国人観光客がドカッと集まってのバイキングなのでむちゃくちゃ人が多い!人種や国籍も多様だが、バイキングの料理は無くならないのか?少し不安になったがそんな心配は無用だった。
大バイキング会場どれもうまいのでがっつくアプサラダンスショー美人が多い
そして19時過ぎから始まった「アプサラダンスショー」がよかった。このダンスは時々テレビなどで見かけるが、現物をみるというのは面白い。さらに踊っている女性が美人揃いなので観客の目は一層ステージに注がれみんなカメラを持ってステージ下にかぶりつき!?ダンスはいろいろな内容があるのだが、女性だけのものや男性も入り混じってカンボジアの民族ダンスのようなものもあり1時間少々のステージを楽しませてくれた。楽しいダンスを見れたのはラッキーだったのでアンコール・・・と言いたかったのだが、アンコールはかなわなかった・・・その代わり・・・と言ってはナンだが最後にダンサー全員がステージに登場し、客席からお客さんも上がって一緒に記念写真を撮らせてくれると言うサービスがあった。我々は時間がなく退席しなければならなかったが、最後まで楽しませてくれるショーだった。バイキングの料理はもちろんおいしく腹いっぱい頂いた。カンボジアの夜を皆で十分楽しみ20時45分ホテルへ戻った。

5/3(水・祝)アンコールワットの朝日を見てベトナムへ
朝4時半起床!この日はアンコールワットからの日の出を見るために早起きである。4時45分にホテルを出発して昨日も行ったアンコールワットへと向かう。5時頃に到着したがすでにすごい数の人である。アンコールワットを訪れる世界中からの観光客の多さが計り知れる・・・我々は昨日と同様ガイドの説明を聞きながら、西参道から中へ入る。6時10分に再集合ということになり、各自自由な場所でアンコールワットからのご来光を楽しむことになる。
早朝のアンコールワット西門から西門周辺は多くの人池に映る朝日を待つ人たち出家の団体が
朝日の最高の場所・・・ということで寺院の中をいろいろ探して歩いていたのだが、ひときわ人だかりのする場所があった。目の前に池が広がり、そこの水面に朝日とアンコールワットの仏塔が映る・・・と言う場所である。なるほどみんな狙いは同じようで、早い人は池のすぐ水際までゴザを敷いて場所取りしている。ここで陽が登るのを待つつもりだったが・・・

一年に一度の出家行事に遭遇!
いい場所を求めて池の周りを回っていたが、いかんせん人が多すぎる!日の出にはまだ時間がありそうなので、もうちょっと他のところへ行って様子を伺うことにした。奥の方でオレンジ色の僧衣をまとった人がチラホラ見えるのでそちらへ行くことにした。そして暗いのでよくわからなかったのだが、近づいてみるとものすごくたくさんの白衣をまとった人の列が順番を待つかのようにして並んでいた。見えないところまで続いているので何人くらいいるのか?よくわからないが100人とか200人とかいう数字ではなく、もっと多い1000人近い人数ではないだろうか・・・しばらく見ていると白い列はだんだんと進み出し、アンコールワット東門の方へと向かって行く。こちらも何があるのかわからないが、あとについてどんどん進んで行くと今度はオレンジ色の僧衣をまとった大集団に出くわした。白装束の団体でもびっくりしたのだが、今度はオレンジ色の団体にもびっくり!
女性は白装束列は続く・・・凄い僧の数であるあどけなさが残る
なかなかこんな光景にはお目にかかれないとにかくすごい!朝日のアンコールワット
結局西門からぐるっと回ってこの東門まで結構な距離を歩いてきてしまった。こういうシ-ンに出くわすと、、カメラマンとしての血が騒ぐ・・・というか撮らずにはおれなくなってしまう。これから何が起こるのかよくわからないまま、白装束の女性の団体とオレンジの僧衣をまとった団体が整列して座りだした・・・その数1000人以上!!いやすごい光景だった。いつまでもここにいてこのあとどうなるのか?見届けたいがもうすぐ6時・・・朝の集合地点まで戻るのにもどう考えても10分近くかかる。ここは団体行動なので仕方なくもと来た方向へと引き返すが、途中の池越しに上がる朝日も人をかき分けて何とか1枚シャッターを押すこともできた。予定通り6時10分に全員集合してホテルへと戻った。ちなみに今朝の儀式は1年に1度の仏教儀式で新たに出家する信者のための儀式で「ボンバンボーニャ」と呼ぶらしい。この儀式ではオレンジ色の袈裟を着ている人達がメインで、白装束の女性たちはお手伝いなのだそうだ。オレンジ袈裟の人たちだけで600人くらい?ということを聞いたが定かな筋からの情報ではない・・・

またしても寺院観光・・・もうお腹イッパイ
ホテルで朝食をとったあと、一息入れてチェックアウト。8時15分に迎えのバスに乗って次の寺院見学に出かける。最初はバンテアイスレイ。「女の砦」と異名を持つこの寺院は周囲約400mと小規模なものであるが、外壁は赤色砂岩、一部には赤レンガも使用された美しい遺跡である。またこの寺院には「東洋のモナリザ」と呼ばれる美しい像がある。
宿泊していたcityriverHotelバンテアイスレイの入り口赤い色の石で作られているすべて赤い
東洋のモナリザ東メボン足元注目5本足指トレッキングシューズ
このバンテアスレイを見た後は東メボン・バンテアイサレムなどの寺院を回ったのだが、この日も気温は38℃!ひたすら日陰を選んでは歩き汗を拭き拭き・・・しかも、同じような石でできた寺院を歩いていると、もうほとんどどれも同じようなものですべて同じに見えてくるのである・・・ガイドのボン氏には申し訳ないが、もう遺跡の寺院建築はもう結構・・・と訴えたくなってしまった。こうなってくるとどうでもいい他のモノにばかり目が行くようになる。ふと目の前の西欧系のトレッカーの足元に目が行った。何と5本指のトレッキングシューズではないか!?なかなか面白い靴をお持ちで履き心地はどうなのか?気になるところだった。ちょっと日本の地下足袋?っぽかったが。この日は昼食前とてもいい景色にであうことができた。自分の家で飼っている牛を子供2人で連れ出し濠で水浴びをさせているところ。いかにも平和でアジアっぽいシーンに出会え、なぜかホッとするひと時だった。
 子供2人で牛を追う牛の水浴び
昼食はシェムリアップ市内に戻りTaraHotelのレストランでタイ料理、これが涼しい部屋で料理もおいしくあの灼熱地獄の遺跡寺院と比べると雲泥の差!午後はカンボジアシルクの工場(オーナーは日本人)見学と石像+木像つくりの工場見学。どちらもトーゼンのことながらお土産品の売り場も併設されているが、我々7人組は何も買うもの無し・・・その次に回ったオールドマーケットの中をいろいろ見て回る。シェムリアップ川の橋を渡って大きなアーケード街の中に入るが人は少ない。しかもシャッターの閉まっている店も多い。
 シェムリアップ川のすぐそばにオールドマーケットはある子供は昼寝?寡黙なカンボジア美人活気のある市場
 iPadで遊ぶ店番の子たちiPadの中身は寿司おけの間違いさがし市場は賑やか帽子売りの娘
それでも開いている店をちらっと見ると中から気配を察した店員さんがサッと出てきて、たちまち大商談会が始まる。そしてかなりふっかけてくる。まず、息子の淳の買った帽子言い値はUS$20だったが$10までになった。が、今思うとそれでも高かった。Tシャツは元から安くて$3→$2へプライスダウン。料金はすべて交渉制のためそのかけひきが面白い。オールドマーケットの川向うにも数多くの商店が並んでおり、そちらにも行ってみる。こちらは食料品などの日常生活用品が主流のようで、さきほどのオールドマーケットとは全く活気が違いお客さんも多い。(オールドマーケットはさしずめ外国人用Shopか?)マーケットはいろいろ回ってお土産品をGetしてきたが、ちょっと面白いものを見つけた。単なる帽子であるが、これが扇子のように折り畳み式である時はうちわにもなり、コンパクトに収納もできなかなかよくできている。
 日よけの帽子コンパクトに折りたためるある時は扇子バナナ焼酎
この帽子は意外にもよくできていて山行や外での作業時はGoodかも知れない。US$2で購入したがいくつか買っておいてお土産にしてもよかったかも?右端はバナナ焼酎であるがこちらはUS$7。現地の焼酎工場ではいろいろな焼酎を売っていて悩んだが、香りの良さそうなバナナ焼酎に決定。コブラの入ったものもあったが小さなもので$30だった。オールドマーケットを散策して一旦ホテルへ戻り預かってもらっていた荷物を受け取って空港へ向かう。到着時と違い出発時は時間の余裕があるため、いろいろと見学できるが結構小さな空港施設である。国際空港とはいうものの、空港職員もかなりフレンドリーで開いているカウンターどこでもチェックインOK。
 ガイドのボンさんと空港であまり人のいないシェムリアップ国際空港ロビーVN812便ベトナム航空のCA
我々のチェックインした時間帯はまだお客さんが少なく閑散としていた空港内だったが、どこからか韓国人+中国人?と思えるおばちゃんの団体さんがドカン!とやってきて、いきなり騒がしい状態になり座る椅子もなくなってしまった。席が空くとすぐにおばちゃんがお尻を割り込んで入れてくるので、まるで椅子取りゲーム状態・・・搭乗予定のベトナム航空VN812便は予定通り18時30分搭乗開始、予定より10分ほど早く18時50分には滑走路へと走りだした。さあ次はぼったくりの?ベトナム・ホーチミンだ!

たった2日間しか滞在していなかったカンボジア・シェムリアップだが、慌ただしかったとは言え念願の世界遺産のアンコールワットを見ることもできた。しかし、その世界遺産は思ったよりも痛みは激しく銃弾が突き刺さったままになっていたりするところも多い。世界各国からの団体による修復作業が進められているとは言え、修復への道はなかなか大変なものだと思う。まだまだ手の入っていない遺跡もたくさん残っているし、ちょっと道をそれれば地雷の残っている個所も多い。アンコールワットなどの遺跡周辺では地雷で足を吹き飛ばされた人達を見かけることも多かった。しかし子供たちの笑顔は限りなく明るく、市場の活気もあるし人々はフレンドリーだ。シェムリアップ市内を歩いていても、古き良き日本がそこかしこに残っている雰囲気があり、そんなところにひかれて多くの日本人がやってくるのかも知れない。次にこの街を訪れるのはいつになるかわからないが、是非また訪れてみたい。できれば5月の灼熱地獄ではない時期に。
                               Krorma Magazine
灼熱のカンボジア編 こぼれ話
シェムリアップ滞在中の最終日、ホテルのロビーで日本語の情報誌「Krorma Magazine」を見つけた。ちょうどホテルのフロントマンが所定の位置に配置しているところを見つけさっそく頂いてきた。この雑誌カンボジア(シェムリアップ)に住んでいる日本人と旅行などで滞在している日本人のための雑誌のようで、3ヶ月に一度の発行のようだ。その内容は実に多彩で広告も多いが、そこに住んでいないとわからない耳寄りな情報が満載である。Vol.22の特集は「クメール語 使える表現集」、Vol.23は「本当に聞きたかった 在住者が薦めるレストラン」と言った具合である。シェムリアップ市内にあるいろいろなShopの割引クーポンやカンボジアに伝わる昔話、エッセイ、在留日本人情報などetc・・・よく読んでみると実に面白く、この情報を知っていたらカンボジアの旅はかなり楽しめるものになっていただろう、と思うことしきり。このシェムリアップと言う街なぜか在留日本人が多い気がする。ホテルのレストランで会い、オールドマーケット近くの売店の店員さんも「日本語うまいですね」と言うと「私日本人です〜」と返ってくる。カンボジアシルクの工場の人もそうだった・・・日本と似ているところも多く古き良き日本の残っているこの地で住むことを決めた人が多いのかも知れない・・・そう思った。それでこういう雑誌が流通しているのかも知れない。Netでも購入できるので、次回カンボジア旅行を考えておられる方は一読することをおすすめ致します。カラーで140ページ、装丁もきれいで素晴らしい雑誌に仕上がっている→http://krorma.com/

Net事情について シェムリアップ市内ではかなりの割合でWiFiの使えるところが多い。日本人が宿泊するようなホテルではだいたいWiFiもしくはロビー周辺にPCが置かれていて、誰でも無料で使用できる。我々の宿泊したホテルでは1Fと3F、屋上のみがWiFiを使用できたが、昼食をとったレストランはどこでもWiFiが使用できマネージャーに聞くと即パスワードを教えてくれて高速回線を使用でき便利だった。また、NetCafeも多数あるので辺鄙なところさえ行かなければ問題ない・・・と思われる。今回は持参したi-Phonもそうであるが、最近新たに購入した小型NoteBook acerのASPIRE ONEが大活躍した。

                       続いて ぼったくりのベトナム ホーチミン編へ 

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プロローグ
 旅に出るにはその口実が必要である。今まで何度か家族旅行をしたが家族全員のタイミングを合わせるのがなかなか難しい・・・前回トルコへの旅へ行ったときは、いいあんばいに子供たちの就職前の休み期間を利用することができた。恐らく家族全員で旅に出られるのはこれで最後・・・ではないかと思っていたのだが、意外にもチャンス到来!次女の結婚に合わせて次女夫婦とその家族とで親睦を深めるための旅行はどうだろうか?という発想が出てきた。そうなると時期はみんな休みを合わせられる5月のゴールデンウィーク・・・ということになり、2011年の年末から行先の検討を始めた。家族全員の休みもここに向けて照準を合わせた。
 5月の連休とは言え、そう長くは休むことはできない。そう考えると近場のASIA・・・しかも行ったことのないところ、そして前から行って見たかったところ・・・ということになり世界遺産アンコールワットのあるカンボジア、そして急成長を遂げるベトナムも行ってみよう・・・ということで贅沢にも東南ASIA2ヶ国歴訪!という計画になった。さっそくHISへ行ってカタログを入手、日程と料金、行先の希望のあうところを調べる。しかし、希望のツアーはすでに飛行機のチケットがとれない・・・HISの担当者にいろいろ探してもらったあげく何とかチケットをとれたのが、中部国際空港→ハノイ→シェムリアップ→ホーチミン→ハノイ→中部国際空港と、ぐるりと周回してくるチケットである。帰りにホーチミンから直接日本へ帰ってくる便がとれればよかったのだがこれが満席、ホーチミン→ハノイへの移動があり一回余計に飛行機に乗らなければいけないが、これは致し方ない。しかし、カンボジアのアンコールワット観光にはちゃんとガイドもついて案内してくれるし、ベトナムに関しては2日間フリーで自分の好きなところへ自由に行けばいい、という希望通りのプランである。5泊6日とは言え、行きは現地までほぼ丸一日かかり、帰りは機内泊なので楽しめるのは4日間、弾丸ツアーではないが限られた時間を有効に活用しなければならない。1月にツアーの申し込みをしてから、着々と準備を進めてきた・・・と言いたいところだが、実際はバタバタと出発直前まで慌ただしい日々を過ごすこととなった。

4月30日(月・祝)旅立ち
 中部国際空港発のベトナム航空VN347便は5/1の11時15分フライト予定である。搭乗手続き開始は2時間前であるから9時15分から。福井を早朝に出て頑張れば何とか間に合うが、昨年のネパール行きで充分余裕のあるはずの列車がいろいろなトラブルで遅れ、タイ航空の出発便にかろうじて間に合った・・・という苦い経験もあり、今回は前日のうちに中部国際空港まで移動しホテルに宿泊することにした。福井→名古屋間の高速バスは回数券を使えば片道2250円。東横イン中部国際空港オレンジサイドはHISの一部屋500円割引チケットを利用させてもらって4人2部屋で12960円であった。これを考えると早朝無理してJRを乗り継いでくるより、バス利用でホテル宿泊した方が精神的にも体にとっても楽だ。
 さらにHISの割引券を利用して空港4Fにある浴場「くつろぎ処」は200円引き、夕食も10%引きで、クーポンをフル活用させていただき眠りについた。

5月1日(火)中部国際空港→ハノイ→シェムリアップ

 東横インの朝食はなかなかGoodだった。おにぎりとサラダ、味噌汁、納豆は定番のメニューで食べ過ぎのきらいもあったが気持ちよくスタートできた。9時に空港着、娘夫婦とお母様に合流してベトナム航空のチェックインカウンターに並ぶ。このベトナム航空、エコノミー席なのだが荷物は40kgまでOK・・・とEチケットに書いてあるので、カウンターで尋ねてみたらやっぱり40KgまでOK!太っ腹の航空会社もあったものである。国際線エプロンに並んだブルーの機体のベトナム航空機はエアバスA-321 184席なのでやや小ぶりの機体だが、ほぼ満席で11時15分の予定時刻を10分ほど早く動き出した。
    中央がベトナム航空ベトナム航空空の上
飛行機の旅の楽しみは何と言っても機内食である。今回は鳥肉料理と牛肉料理がチョイスできたので、私は後者の方をチョイス。ベトナムのBEERととも頂いたが実においしかった。ちなみに鶏肉料理の方もよかったそうである。
 ランチは牛焼肉ベトナム産HALIDA BEERこちら鶏肉料理ハノイ空港に着
14時ハノイ空港に着陸。着陸前に機内アナウンスで外は気温38℃・・・と言うと機内のお客さんから「ひぇ〜」という驚きの声が上がった。ハノイの空港ではカンボジアのシェムリアップへ向かうためトランジットで少し時間がある。SIEMRIEAPの案内の通り、列に並んでトランジットの手続きをするとなぜか、パスポートの最終ページに50ページ目にベトナムVISAのスタンプをポンと押してくれた。しかも我々7人全員同じ50ページ目だった。(日本人はベトナム入国に際しVISAは必要ないのでその点、楽である)ハノイ空港の待合室でシェムリアップ行の便の待ち時間を過ごすが、それほど人も多くなく席も空いていてよかった。が、国が変われば面白いものでコブラの焼酎漬け?なんていうお土産品が目を引いた。細い瓶の口からあのでかいコブラを中に入れ、さらにサソリを咥えさせるには相当な労力が必要だろうと思われるが・・・値段は聞かなかったが、シェムリアップで似たような小さな瓶に入ったのUS$30だったので、写真のものは$50はするだろう・・・しかし、これどっちかと言うと鑑賞用?ホントに飲む人はいるのか!?
 ハノイ空港の待合室はそれほど大きくないアオザイ人形凄い!コブラがサソリをくわえている
さて、シェムリアップ行のベトナム航空VN837便は15時30分のフライト予定。予定の30分前きっかりにゲートが開いて搭乗開始。これまた定刻ぴったりに飛び立った。ハノイからシェムリアップまでは予定では1時間40分のフライトである。そんな短い時間だったが一応軽食が提供された。ちょうど小腹が空いてきたところでありがたかった。
 機内食南国のフルーツがおいしい我が家の3姉妹弟シェムリアップ国際空港に降り立つ空港の建物が何とも言えない雰囲気である  
飛行機は17時10分これまたオンタイムでシェムリアップ国際空港に到着。飛行機のタラップを降りると、あのASIAの熱帯特有の湿気が多く生暖かいぬるっという感じの空気に触れる・・・この空気が異国に着いた・・・という気分を高めてくれる。さて、カンボジア入国に際しては日本人は入国VISAが必要である。VISAを取得するのには毎回パスポートを大使館や領事館に送らなければいけないのだが、カンボジアと言う国はE-VISAという便利なシステムを用意している。HPにアクセスしてE-VISA申請フォームに必要事項を記入し写真を添付し、クレジットカード等でUS$25を支払えば数日後にVISAがMail(PDF)で送られてくる。このVISAをパスポートにはさんで入国の際イミグレーションに提出すればOKなのである。入国審査の係官はちらっとVISAを見ただけでそのまま段ボールにポイッ・・・金さえ支払えばOK!という感じである。荷物を受け取ってHISの迎えのバスに乗りホテルにチェックインするが、道中は今まであまり見たことのない景色に興味深々である。赤い色の大地がどこまでも続きバイクの3人乗り4人乗りなど・・・ところ変われば何でも新鮮に見える。HISの用意してくれた「クメール中華の夕食」を地元の「Angkor BEER」でおいしくいただき今日の予定は終了。食事時は我々7人の他に大阪から来たというご夫婦2人を加えて9人だった。
 アンコールビール US$3.5クメール中華の夕食基本的にキラキラの明るさは無い
初めてのカンボジア料理はどうか?と心配だったが、何のことは無いタイ料理と中華料理の合作みたいな?感じでBEERとともに実においしかった。BEERは1本US$3.5というのはちょっとぼったくりの気がするが、ここはグッと1本のみで我慢した。
2012年5月1日〜6日
八原一家アンコールワット・ベトナムへ行く