2012年2月28日(水)
加越国境取立山(1307m)〜ごまんど山(1152m)山SKI-Tour
〜山SKIを使って東山憩いの森〜取立山〜こつぶり山〜ごまんど山ぐるっと周回コース

この冬は天気の悪い日が多く休日と好天がなかなか重ならなかったが、代休をもらったこの日だけはスポット的に快晴!の天気予報である。数日前からの週間天気
予報を見て、この日は手軽に行ける取立山への山SKIを計画していた。ただ、取立山への往復ピストンでは時間的にも短く面白くないので、ごまんど山まで足を伸ばして
帰りは国道から歩いて帰ろう・・・ということにした。前にも歩いたことのあるコースだが、SKIを使えば少しくらい早く回れるかも?しかも天気は快晴が約束されている。
この日の取立山
朝8時を回った頃に自宅をスタートする。今朝はいい天気なので放射冷却で冷え切っている。自宅を出るときに車の温度計は-3℃を示していた。9時過ぎ勝山市東山
いこいの森駐車場に着くが、すでに10台以上の車が駐車していて登る準備をしている人多数。このままR157をもう少し進んで「おいの水谷」まで行き、トレースがあるか
今日は誰か登っていないか?見てみる。今日は誰も登っていないが、先週のものか?トレースはうっすらと残っていた。結局、車はR157沿いで「いわなや」の近くに駐車、
準備をしてSKIを担いで雪面に出る。真新しい山SKI「Trab TourRando」ゲレンデでは2回ほど滑って使ってみたが、山で使うのは初めてである。真新しいシールを出して
板の裏に貼り付け調子を見る。見るとすぐ左側にSKIで降りてきた跡があり、それに沿って登っていく。9時30分歩き出し。一人ツボ足で私の跡を登って来た人がいたので
こっちは山SKIで登るルートなので、歩いて登るのであれば足跡の残っている跡をたどった方がいいですよ〜と勧めたら、納得して別の方向へ登って行った。
スタート地点貼り付けシールSKIツアーアイゼンも取り付けるアイゼンを使用しないときは着けたまましまえる
しかしスタートし出してすぐに難所。昨夜から今朝にかけて降った新雪が今までの固い雪面上にうっすらと積もっている。こういう斜面はシールがズルッと滑って実に
登り辛い・・・SKIアイゼンの歯を雪面にグッと食い込ませて強引に急斜面の難所を登り切った。こういう所は下りは滑りやすくていいのだが登りにはまったく適さない。
ほどなくして6人組の団体さんに追いつく。この平日に6人もまとまって登ってくる・・・というのはすごい。平均年齢は高めだったがみんな楽しそうに登って行く。
気持ちのいい雪上歩き先行する5人組大雪原に出る
木が切られている大雪原に出ると単独行の登山者がポツリポツリと歩いているのが見えるが、じきに追いつき追い越してしまった。こういうところの歩きはやはり山SKIに
軍配があがる。夏道の林道終点地点からは急斜面が始まるが、さすがに直登は難しく所々をショートカットしながら、ほぼ夏道に沿って高度を稼ぐ。このぐらいになると
太陽の陽がジリジリとさしてきて汗が流れ落ちる。手元の温度計は-5℃を示しているが、もうTシャツ1枚でもいいくらいだ。10時30分早くも降りてくる人がいる。60代
くらいの女性で小さなザックに長靴・・・という出で立ち、冬のちょっとしたハイキング気分?みたいな感じでこの時期ここを登る人は長靴使用の人が多い。これは多くの
人が夏用のトレッキングシューズしか持っていないからかと思うが、長靴だと登山靴に比べ足が冷たい。やはり革の靴がいい。そうこうしているうちにだいぶ高度を稼いだ。
山頂はまだ見えない振り返ると麓の勝山市方向が見える気持ちのいい雪の稜線
頂上へと続く稜線は真っ白で歩いていても気持ちいい!途中1ヶ所だけ山SKIで登れない場所があり、そこはSKIを外したが、だいたいいいピッチで登って来た。
途中下ってきた人にお願いしてシャッターを押してもらう。単独行だと自分の写真が無いのがイタイところだ。
シャッターを押してもらった山頂へと続く斜面振り返って見た登って来た尾根取立山頂バックは白山
頂上へと続く稜線は雪がべったりとついていて歩きやすい。11時40分取立山(1307m)頂上に到着。頂上では昼食をとっている人や休憩している人が5人くらい
いたが、すでに原高山へと向かって歩いているグループや、こつぶり山を越えてごまんど山へ向かっているグループも見える。頂上で休憩していた人にお願いして
ここでもシャッターを押してもらい一息入れる。今日は山頂からの眺めは素晴らしい。正面の白山が手にとれるくらいに大きく見えサイコーの景色である。
白山山頂は登山者が5人くらい
山頂で休憩していたら単独行の山SKIを履いた人が上がってきた。ここにはよく来ているらしく今日はこつぶり山からの尾根を下るつもり・・・と言っていた。
こちらはこれからこつぶり山を越えてごまんど山へ向かわないといけないため、休憩も早めに切り上げシールを付けたまま12時ちょうど山頂から滑り出す。ゲレンデで
滑るのと違って、ザックを担いでシールもつけたまま、さらに今年初めての山SKIということもありかなり緊張しながらの滑降である。が、特に転倒することもなく何となく
滑り降りることができた。振り返ると取立山頂上には先ほどよりも登山者の姿がたくさん見える・・・後ろを歩いていた団体さんが到着したのか?賑やかになっただろう。
未だ雪の中の取立山避難小屋振り返って見た取立山頂山SKIの登山者
途中通過した取立山避難小屋の上には2mを越える雪が乗っていて、このあたりの雪の多いことが伺える。こつぶり山(1264m)の頂上には12時15分に到着。
この山頂で昼食をとることにして休憩していたら、さっきの山SKI'erが上がってきた。この頂上から尾根に向かって滑降する予定だったみたいだが、雪面がカリカリに
凍っていて諦めた・・・とのこと。ごまんど山へと続く尾根を下って行った。しかしここから眺めるごまんど山までのルートはかなり長い・・・気がする。単独行だと少し気が
焦り早めに昼食を終えてシールを外し下りの準備にかかる。先行山SKI’erの姿も、尾根を歩いていた数人のグループの姿も全く見えなくなった。12時40分下山開始。
下りの尾根はそんなに広くないが、固い雪の上に新雪がふわっと乗っていて比較的滑りやすいが時々新雪の塊があり要注意だ。一度転倒してしまった。そして、下り
だけかと思うとそうではなく所々緩やかながら登りもあり、疲れた体にムチ打って汗だくになり登りきる。
尾根をSKI'erが下っていくこれから下る尾根 左の白いピークがごまんど山
護摩堂峠の手前で前を歩いていた登山者のトレースは切れていた。恐らく護摩堂谷へと向かう尾根を下って行ったのだろう・・・トレースがなくなるとちょっとさびしい。
最後の登りとなる護摩堂峠からはSKIをザックにつけて担いで上がるが、トレースがないため深い雪のところにはまると抜け出すのに時間がかかる。それでも13時30分
2枚の反射板があるごまんど山(1152m)に到着。もうこれで登ることはないはず。頂上にはほかの登山者が来た跡があったが、すでに下山したようで姿は見えなかった。
ところで、ここの反射板はもう30年位前から存在している。今どきこんな反射板なんかを使ったアナログチックな通信はあるのか?と、とある人に聞いたことがあるのだが
何と今でも建設は続いているらしく、まだまだ需要はあるのだそうである。考えてみれば反射板は建設するときにはコストもかかって大変だが、一度できてしまえば電気は
いらないし反射板の向きが変わらない限り安定した通信ができ、よく考えるとECO!この時代に即した通信方式なのかも知れない。(余談でした)
SKIで登って来た跡を振り返る 奥が取立山SKIを担いで登る反射板のあるごまんど山頂上 今日は誰も歩いていないごまんど山頂上
遥か登って来た取立山の方を振り返って見ると、4〜5人くらいのグループがこちらに向かって歩いてきているのがわかる。が、この山頂に到着するまでにはまだ
20〜30分くらいかかりそうだ・・・登ってもらってカメラのシャッターを押して欲しかったのだが、そんなには待てないのでセルフタイマーで一枚撮って下山する。
13時40分滑降開始。滑り出しは緩やかな大雪原でターンも楽にできるし広い斜面なので木々の間を縫って自由に滑るのは実に楽しい!これぞ山SKIの醍醐味!
ごまんど山頂上から滑り下りる林道に沿って下る
途中調子よく滑りすぎて谷を一本間違えそうになったが、すぐに気が付いて引き返し下りの林道に合流できた。林道に合流するまでは杉林の中を滑ったりするので
自分の位置を見失わないように注意が必要だ。2万5千分の1の地図とGPSは必携だった。林道に乗ってしまえばあとは自然と「おいの水谷」とR157の合流する
ポイントに到着できる。14時20分R157の橋のたもとに到着した。ルートを間違え一時登り返したりしたがそれでも40分で下ることができた。
おいの水谷R157と合流滑り下りてきた谷帰り国道沿いを歩いていると正面に取立山が見えた
おいの水谷からはSKIをザックにつけてひたすら国道沿いを歩き14時45分車を止めた東山キャンプ場入り口に到着した。
また、先に下った山SKI'erの人は一本勝山寄りの胡摩堂谷を下ったようで橋のたもとにSKIの跡が残っていた。
歩いて帰る途中の国道からは、ついさっき登ったばかりの取立山を正面に見ることができ感動的な姿だった。

今回使用した新しい山SKIはTRAB TourRandoとビンディングDIAMIR Eagleの組み合わせである。私はあまりSKIは上手なほうではないので
細かいImpressionはできないが板はかなり軽量化できたので取り回しが相当楽になった気がする。さらにビンディングの進化は素晴らしい!
今まで使用していたものが古かった・・・ということもあるのだが、ストック1本ですべての操作ができるので負担がかなり違う。またスキーアイゼンも
つけたり外したりしなくてもSKIを履いたままで操作でき実によく考えられて作られている。SKI本体もそうであるがビンディングもかなり軽量化され
一段と動きやすい!ゲレンデにおいても同じSKIを使う者としては、踏み込み式ビンディングで流れ止めの紐をつけなくていいのもありがたい。
新しい山SKI
あとゲレンデでは何とも感じなかったビンディングの設定だったが、やはり少し甘かったところがありちょっと大き目のギャップなどを越えるとき外れて
しまうような事があり、さらにきつめに調整しておく必要があるようだ。やはりゲレンデと山とでは条件が相当異なる。自然の現場はハードだ。
さてこの山SKI、今シーズンはあと何回使うことができるか?楽しみでもある。
この山SKI購入に関してはBlogを参照ください→http://ja9lsz.at.webry.info/201201/article_7.html
名古屋でいつもお世話になっているIBS石井スポーツで購入、ビンディング取り付けやシールのカットまで何から何までお世話になりました。

(今回歩いた周回コースのGPS−DATA)
今回のGPS−DATA

2010年3月20日 大雪原を歩く・・・取立山〜護摩堂山周回

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