2012年8月5日(日
チブリ尾根から別山(2399m)真夏の縦走

先週の白山登山に続き連日の登山ができるというのは珍しい。というのも、この先業務が立て込んでくることが予想され休めるときに登っておこう・・・
という理由からである。この時期やはり低い山は暑いので必然的に2000mの高さを越える山・・・ということになってくる。
この近くの山域でそれだけの高度があるのは、もう別山くらい・・・もうこれは行くしかないだろう・・・と思いたったらすぐ出発!
白山頂上から見た別山
(別山の山頂から右下に向かって伸びているのがチブリ尾根)

別山へ至るルートは白山よりも長い。そのため8/1の白山登山時よりも少し早い時間にスタートすることとし、5時15分自宅を出る。
登山規制があるため市ノ瀬はマイカーでごった返している。何とか一番奥の空いたスペースに車を止め6時40分歩き出す。
駐車場はクルマでイッパイ森林浴にはもってこいブナの原生林の森が続く
この別山チブリ尾根のいいところはブナの原生林の森がずっと続き、登山者が少なく静かな山歩きを楽しめることである。
ただし距離が長い。市ノ瀬から別山頂上までは9.4Km。前に登った時のことを思い出しながら黙々と歩く。
林道から登山道に入ったのが6時55分。途中で3人組を追い抜いて森の中を進む。休憩中に一人追い抜かれたがまた水場で追い越した。
素晴らしいブナの木白山が見えた
8時10分 途中一ヶ所白山がよく見える場所がありここで初めて休憩する。ここでも2人組の登山者に追いつきちょっと話をする。
下りはどこへ降りるのか?気になったので聞いてみたら南竜方向へ降りる・・・とのこと。実は今回は同じ道をピストンして下るか
それとも南竜山荘の方へ降りるか?考え中であった。南竜へ下ると白山登山の大量の登山者と一緒に下らなければならない。
それが嫌で今日は同じ道をピストンして降りようかと思っていたのだが、別山〜南竜間の美しい風景を思い出しやっぱり南竜山荘の
方へ降りることにした。ということは下りもなかなか厳しい・・・なおのこと足は自然と早くなる。
9時20分 チブリ小屋避難小屋(1900m)に到着。市ノ瀬から2時間40分という時間は遅いわけではないが、結構疲れる。
ブナの木陰で休憩チブリ小屋小屋から眺める別山
小屋で20分ほど休憩。下から登ってくる人と上から降りてくる人と交わるちょうどいい休憩場所である。小屋の気温は19℃。
標高の割には時間が早いこともあってかなり涼しい。ここで1組の初老のご夫婦に出会ったのだが、この方たちも南竜方向へ
下る・・・ということを聞いて、何となく仲間ができたような気がしてここはもうひと踏ん張り頑張ろう!と言う気になってくる。
小屋から眺める別山は遠く、そして急な登りが続いている。標準コースタイムでは1時間40分で登れることになっているが
本当に登れるのか?これから暑さはどんどん厳しくなってくる・・・小舎利山直下は急な斜面が連続している。何度も何度も
休みながら最後の急登を越える。後ろに白山が大きく見えてくる。
白山がよく見えるようになってくる小舎利頂上別山頂上へと続く尾根別山頂上到着
小舎利の頂上には10時55分到着。標準タイムより少し早いだけだが厳しい登りだった。
ここまで来れば別山頂上はもうすぐ!稜線上は心地よい風が吹いているが白山方向は雲が急激に発達してきた。
別山頂上(2399m)11時15分着。頂上では10人ほどの登山者が昼食をとっていたが端っこの方を借りてこちらも昼食とする。
頂上にいる間は太陽が雲の中に入り日陰、気温は何と!17℃である。寒いくらいに感じ思わずザックから上着を出して着る。
この頂上は白山から登って来た人、福井県の三ノ峰から登って来た人、そしてチブリ尾根から来る人が集まる場所である。
三ノ峰から来た人は5時間と言っていた。また、東京から来たという3人組は昨夜は銚子ヶ峰下の神鳩の避難小屋に泊まって
今日は南竜泊りとのこと。皆さんこのシーズンの白山を満喫していらっしゃるようだ。
白水湖はエメラルドブルー!三ノ峰(2128m)はかなり低く見える別山山頂の賑わい
山頂にいるとどんどん雲が湧き出てくる。それでも岐阜県側白水湖のエメラルドブルーの色は印象的だった。
山頂の祠南竜方向 白山は雲の中
別山頂上を12時に歩き出す。南竜方向へと歩いている先行登山者が稜線上にポツポツと見えるが、白山頂上は雲の中・・・
しかし、この別山から南竜へ向かうコースは高山植物がイッパイで桃源郷のような風景が広がっていた。
ニッコウキスゲチングルマの大群落ハクサンフウロ
素晴らしい場所との出会いに思わず顔がほころぶミヤマリンドウイブキトラノオ
稜線上から見える白山天池
12時55分 稜線上にある天池に到着。これだけ晴れの日が続いているのにここだけはいつも水がある。
天池を過ぎると油坂の頭を経由して赤谷まで一気に道は下りになるが、石がゴロゴロしていてひじょうに歩きにくい。
13時30分 やっと赤谷に合流、ここで水を補給し今度は南竜山荘へと続く道を登りかえす・・・つらいところだ。
この赤谷からふと眺めると、ちょっと下流方向に何やら巨大な建設物あり・・・まるでロープウェイの支柱のような?
まさかそんなモノを作っているとは考えがたいが、かなり大がかりな工事のようである。
何の工事なのか?南竜ではチングルマはもうすでに終わっていた南竜小屋前の沢ではキャンプの子供たちが川遊び
南竜小屋近くの草原に上がると、高度が低くなったせいかチングルマの花はすでに終わっていて実をつけていた。
南竜小屋には13時55分到着。恐らくここでキャンプを楽しんでいる学生さん達だろう・・・沢で水浴びを楽しんでいた。
小屋前のベンチでちょっと昼寝休憩。日曜日の割には人が少なく静かで実に気持ち良かった・・・
14時10分 南竜出発、あまり長居すると白山からの下山客と一緒になり時間がかかる。ここは早めの行動が懸命だ。
下山は、道がよくなったこともありひじょうに楽になった。今日は早く降りようとトレイルランのシューズで上がってきたので
走るように降りることができ、ストック2本も効率よく使って進む・・・結果、別当出合には15時30分着。
市ノ瀬〜チブリ尾根〜別山〜南竜ヶ馬場〜別当出合のコースを何とか8時間50分で歩き切った。
15時50分発のバスに乗り市ノ瀬まで移動、白峰の温泉で汗を流して帰路についた。
この時期は暑いけれども、高山植物がイッパイ咲いていて今でなければ見れない景色に出会えるのがうれしい。
別山から眺めた白山
この景色を見れるのは次回いつのことになるか?
今回のコースのGPS-DATA
(今回歩いたコースのGPS-DATA 最初市ノ瀬スタート地点でGPSの電源を入れ忘れ途中からスタートしたDATAになっている)

2006年9月23日〜24日 天上の世界へ 白山〜別山縦走
2006年8月20日 真夏の別山チブリ尾根→南竜が馬場縦走

山とOutDoorのページに戻る
Homeに戻る