2011年5月9日
若者はみんな山にいた!北アルプス立山登山

5月のゴールデンウィークが終って賑やかだった立山黒部アルペンルートも、かなり空いているだろう・・・
晴れの日も9日くらいまで、あとは崩れそうな雰囲気だったので福井から日帰りで立山山頂まで登ってみよう。
しかも今月は、立山での仕事もあり下見にはちょうどいい。決めたら速攻で立山を目指すこととした。
5時30分福井の自宅からスタートする。立山駅ケーブルカーの始発は7時なので始発にはちょっと間に合わ
ないとは思うが、なるべく早い時間に上がって早く降りてくることを目標にする。最終バスは室堂17時発だが、
ここまで遅くなると帰りのこともあり、できれば明るいうちに帰宅したい・・・
7時半立山駅に到着。次の美女平行きのケーブルカーは8時である。急いで登山の用意をしてケーブルカーへ。
朝の富山市内から見える立山方向
8時発のケーブルカーには20人くらいのお客さんが乗っていたか?出発間際にSKIを担いだ60歳代?と思われる
男性が乗ってきた。この人はどこまで登ってどこへ滑るのだろうか?7分間の乗車で美女平到着。
ケーブルカー美女平バスターミナル雪の大谷
8時半出発のバスで室堂へと向う・・・途中通過した「雪の大谷」は積雪16m!今年はいつもより2mほど多い。
9時20分予定通りに室堂に到着した。平日とはいえすでに多くの観光客や登山者が雪の上の歩きを楽しんで
いるが、それらを横目にこちらは9時25分一ノ越山荘を目指して歩き出す。すでに先行者の姿も見える。
室堂は賑わっている室堂山荘
今日はSKIも持たずに軽量化して登ることにしたので軽快にピッチを上げられる。見る見るうちに先行のボードを
担いだ男性?に追いつき声をかける。「おはようございます」と言うと、若い女性の声で「あっ!おはようございます」と
返ってきたのでびっくりしてしまった。女一人ボードを担いで登るとはいい根性しているじゃないか!後姿だけを見て
いると男だか女だかわからない、おまけに顔全面に日除け用のマスクをかぶっているのでまったく顔がわからない。
単独女性ボーダー奥に一ノ越山荘が見える
一ノ越山荘へと続く大雪原に出ると、ず〜っと向こうまで点々と登山者がつながって登っているのが見える。
多くは山SKIで上がっているようで、何人かのグループごとに固まって進んでいるようだ。右を見ると早くも浄土山
から滑り降りて来るSKI'erが見える。
一ノ越へと続く大雪原1枚だけシャッターを押してもらった
一ノ越山荘へは登れば登るほど傾斜が急になってくる。山SKIの人達は苦しそうに喘ぎながら登っているようだが
みんな若い!そして女性も多いのである。いくつかのグループごとに登っているようだが、その数は結構多い。
これが、土日あたりになると物凄い数の人になるのだろう・・・しかも若者ばかり!?
急斜面を登る一ノ越山荘はすぐそば・・・一ノ越山荘前の雪は多い
一ノ越山荘には10時15分到着。すごい雪の量だ。山荘から後ろを振り返るとさっき抜いてきたSKI'erが登っている。
山荘直前の斜面は風がよく通るせいか?雪面がカリカリに凍っていてSKIでも歩いて登ってもつらい斜面だ。
最後の登り 一番先頭は女性だった
山荘から望む雄山頂上方向、尾根上は風が強いのか?雪が吹き飛んで土の斜面が露出している部分も多い。
すでに頂上へ向っている登山者もちらほらと見受けられる。山荘前の風の弱いところを見つけて少し腹ごしらえを
して、アイゼンをつける。その間にもSKIを履いて上がってくる登山者がどんどんやってきて滑る準備をしている。
ここからは登って来た室堂とは反対方向の黒部湖側へ滑り降りていく人が多いようだ。この斜面は7〜8Km
くらいあるということで、バックカントリースキーヤーにとってはたまらない魅力があるのだろう・・・
さて、アイゼンを装着して10時半山頂に向って歩き出した。上を見ると先行の単独行の女性が登っている。
が、アイゼンはつけていない。さらにピッケルは持たずにストックで登っている・・・大丈夫か?と思いながらも
すぐに追いつき追い越してしまい、見る見るうちに下の方へ・・・小さくなってしまった。この女性やはり登頂は
諦め、途中から下山していった。私が登頂して下るときに、またしても追い越してしまった。
一ノ越山荘ははるか下に見える上から降りてくるグループ室堂方向
頂上はすぐそこ・・・つらい頂上から見た社務所方向山頂にて
11時20分雄山(3003m)山頂着。通常社務所の前は崖になっていて谷へ向って切れ落ちているのだが、
雪のかたまりが前に落ちてだだっ広い雪田のようになり、夏の様子とは大きな違いである。山頂には数人の
登山者がいたが、私と入れ替わるように下へ降りていった。そして北の方から鉛色の雲が近づいてきて悪天
兆しが・・・こんなところで降られてはたまらないので11時35分早々に下山開始とした。
山頂から見た室堂方向剣岳!
下りはさすがに早かった。アイゼンをガシガシ利かせて下れば20分で山荘に到着。前述の単独行の登山者は
滑り落ちそうなのでゆっくりゆっくり下っていて、すぐに追い抜いてしまった。山荘前の気温は3℃。
さすが2700mの高地である。晴れていてこの気温なので天候の悪いときは0℃前後になるのだろうか?
山荘のご主人と仕事の打ち合わせをして、13時30分下山開始。ポツリと顔に雨粒が当たった。
下る途中、今日2本目を滑ろうと、もう一度上がってきたSKI’erと出会った。午前中山荘の前でちょっと話をした
ので向こうも私のことを覚えていてくれたようだ。これから黒部湖側へ下って最後のトロリーバスで戻り、最終
17時室堂発のバスで帰るつもりらしい。みんな残る雪を惜しむように時間イッパイ楽しんで帰るようだ・・・
14時室堂到着。またしても観光客がイッパイの賑やかな場所に戻ってきた。14時30分発のバスに乗るには
まだ少し時間がある。ついでに「雪の大谷ウォーク」を楽しんで来よう。
雪の大谷室堂
当日の雪の大谷は気温4℃、積雪量は16m!とのことであった。テレビなどで時々ここの様子は見ることが
あるが、実際に歩いてみるとそのスケールには圧倒される。そしてこれだけの雪をどうやって除雪するのか?
謎?は残るが、バスの出発間が迫ってきた。あわててバスターミナルの列に並ぶが結構人が多い。
今回は3台のバスで美女平まで下る。15時30分発のケーブルカーも満員!そしてここで気が付いたのだが
観光客のほとんどが外国人なのである。恐らく中国・台湾・韓国あたりからの旅行客であろう・・・
ケーブルカーの中では、ほとんど日本語は聞こえず、まるでASIAのどこかの国に来たみたいだった。
15時40分 立山駅から駐車場に出る。ここまで降りてくると、山の上とは全く別の世界、ポカポカ暖かい。
文明の利器を使えば、一瞬にして季節をワープしてきたような気分である。
今回のGPS-DATA

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