2011年3月26〜27日
新雪!西穂山荘から西穂独標へ(2701m)

3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響で、ここのところ山とは少し離れていた。
が、職場の仲間を募って1年ぶりの北アルプス西穂山荘へ行くことにした。
西穂山荘では毎年この時期、職場の山岳研修を実施していたこともあり何となく3月になるとそわそわする。
天気予報は冬型だが、27日(日)は晴れそうだ。

3/26は朝7時に名古屋を出発。
太平洋側はここのところいつも快晴、名神一ノ宮ICから東海北陸道経由新穂高温泉を目指す。
白鳥ICを過ぎるくらいからチラホラ雪が舞いだし平湯峠はすでに真っ白!
所々でノーマルタイヤ?と思われる車が立ち往生していた。
朝の平湯峠は雪!
新穂高温泉の駐車場には10時半に到着したが、いつもの無料駐車場は真っ白の雪原状態。
福井から来たM君とH君とともに新雪の駐車場に車を入れる。
雪の深さは20〜30cmといったところだろうか?
11時10分 駐車場を後にしてロープウェイ乗り場へ向う。
駐車場は新雪!ロープウェイ乗り場西穂高口から歩き出す
ロープウェイの頂上駅西穂高口に降りたのは13時10分
さすが標高2156mは−14℃!寒い!そして雪の量も多い。
麓の積雪量から考えて、山荘まではラッセルか!?と考えて輪カンジキを持ってきたのだが
登山ルートはきれいに踏み固められラッセルされていた。
それでも新雪の量は40〜50cmくらいだろうか?
トレースからちょっと外れると腰まで雪にもぐってしまう。
もう少し雪が少ないのか?と思っていたのだが3月終わりで、これだけあるとは・・・
去年同じコースを歩いたときはウグイスの鳴き声も聞こえのどかな感じだったが。
みんな西穂山荘を目指す若いM君とH君雪の中に埋まっている西穂山荘
今日の宿泊場所である西穂山荘(2385m)には14時20分に到着
昨年よりも雪の量は多く感じる。
1年ぶりにお会いした山荘従業員の人達が暖かく迎えてくれた。
今シーズンは2月が連日天気もよく山荘の宿泊客も結構多かったらしいが
地震直後は急に少なくなり、落差が激しくてちょっと淋しい・・・とのことだった。
翌27日は快晴!
翌朝は6時朝食。
食事のあと外へ出ると快晴!気温−12℃。
我々は7時45分に山荘を出発するが一番遅い出発のようだ。
すでに上へと向かう人達が稜線上に一列に連なって歩いているのが見える。
山荘前で準備する山荘を後に歩き出す H君M君
M君・H君とともに歩き出す。初心者のH君は始めての冬山でもありアイゼン・ピッケルが無いので
途中の丸山までとし、M君と2人独標を目指す。
丸山への登り
丸山への斜面は北からの強い風が吹きつけ顔や耳が痛くなる。
天気はいいが、時々ガスがさあ〜っと出てくる。
独標への稜線
独標手前の尾根上もカリカリに凍っていて「もう行けない・・・」と引き返してくる人もいる。
岩場ではアイゼンがガチガチ音を立てるが、雪壁は凍っていてザクッと突き刺さる。
降りてくる人達独標直下の大雪面はカチカチに凍っていた独標直下の急斜面独標へ登る
独標へ登る岩場の下にちょっとした雪の壁があるのだが
これがカチコチに凍っていてアイゼンの刃先しかささらない。
思いっきり蹴りこむとアイゼンの刃先が数センチ食い込み結構しっかりと利いている。
思い切って体重をかけるとしっかりしているので
ピッケルでバランスをとりながらカツカツと早く登ることができ、あっという間に先行パーティーに追いついてしまった。
ガチガチに凍った岩場最後の雪壁を越えればもうすぐピーク
岩場を回りこんで鎖場を抜けると大きな雪壁になり、これを上りきれば独標のピークに到着だ。
9時 独標のピークに到着した。
すでに10人近い登山者が独標には休憩していたが、西穂の頂上に向って歩いているパーティも見える。
奥に見えているのは前穂M君とともに独標で
ピークから西穂の頂上方向は見通しが利かず、かすかにガスの切れ間から前穂が見えた。
西穂頂上へは切り立った急峻な白い壁が続いていて、よく見ると登山者の姿が所々に見受けられる。
右奥がピラミッドピーク
右奥ピラミッドピーク 頂上はガスの中
西穂頂上から降りてきた登山者に話を聞くと「独標まで来れればダイジョーブ登れます!」
と言っていたが、ここから先はなかなか立ち入る気がしない・・・
独標の上で休憩しながら景色を眺めていたが、ガスが多くなって9時30分早々に下山することにした。
下りは緊張する団体さんがアンザイレンして下って行く
登りはそんなに難しく感じないが下りは要注意である。
登るときと同じスタイルで後ろ向きになって一歩一歩下がって行く。
一歩踏み外せば奈落の底へ吸い込まれる・・・ような気もする。
冬の独標へは今まで何回か登っているが、今回が一番厳しい条件だったかも?知れない。
10時5分 西穂山荘に到着。
苦労して登った独標だったが下りはあっという間だった。
山荘ではちょっと早い昼飯・・・ということで名物「西穂ラーメン」を頂き下山することにした。
下りは早い!西穂山荘にはすぐ到着西穂ラーメンしょうゆ味(800円)新雪が気持ちいい!
腹ごしらえをして西穂山荘を11時に出発。
何組かの登山者とすれ違いながら雪を頂いた美しい樹林の中を下る。
冬山初挑戦のH君も十分満足?楽しめたようだった。
11時45分にロープウェイの西穂高口駅に到着
2本のロープウェイを乗り継いで駐車場に到着したのは13時だった。
今回も天気に恵まれ楽しくて充実した休日を過ごすことができた・・・

ところで皆さん新穂高温泉に降りたら温泉はどこに入りますか?
それぞれいろいろ決まったところをご存知かと思いますが、今回は西穂山荘A常務のお勧めもあり
昨年4月にOPENした「中崎山荘 奥飛騨の湯」へ行ってみました。
中崎山荘
新穂高温泉では唯一乳白色の湯で、温度が高いため水を混ぜるのではなく自然空冷?
竹ぼうきみたいなのを縦横にイッパイ並べその上から源泉を流して冷却する・・・というもの。
こんなのは初めて見たが、なかなかユニークで見た目にも面白い。
お湯もいいし800円はちょっと高いかも?(西穂山荘にある割引券を使えば700円)
知れないが温泉好きのあなたならたぶん気に入るでしょう。
新穂高ロープウェイの乗り場から徒歩5分というのもなかなかGoodです。

GPS-Data
(今回のGPS-DATA)

2010年3月4〜6日 快晴!西穂山荘から独標へ
2009年2月28日〜3月7日 2週続きで北アルプス西穂山荘へ
2005年3月3日〜5日 北アルプス西穂山荘冬山訓練

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