2011年7月3日(日)
花の白山釈迦岳(2053m)を歩く

名古屋勤務から福井に帰ってきて、ここのところひじょうに忙しく山歩きとはしばらくご無沙汰状態だった。しかし、ようやく時間を確保でき
梅雨の合間、晴れの一日を楽しむことにした。今年は梅雨とは言いつつも晴れもしくは曇りの日が多く、時々スコールのように雨がザー
と降るのだが(日本は熱帯地域に属することになったのではないか?)それをうまく避けられればそこそこ楽しい山歩きができるだろう。
今回登ることにしたのは、白山の隣にある白山釈迦岳である。2008年の5月に職場の仲間と登ったのだが、このときは雪が多いのと悪
天候に阻まれ山頂を踏むことはできなかった。でも、今日こそは大丈夫!前回の経験をもとに、長い林道歩きは嫌だから自転車で行こう。
車のキャリアーに名古屋で使用していたMTBを載せて行くこととした。
釈迦岳山頂
6時 福井の自宅をスタートする。天気は梅雨時とは言え上々のようだ。車の屋根上に載せたMTBが気になるが順調に白峰に入る。
この時期、白山は別当出合までマイカーで入ることができるため交通量はそこそこ多い。市ノ瀬には結構な数の車が駐車していたが、
こちらはさっさと釈迦岳登山口に車を走らせる。が、いつもの駐車場にはもうすでに車が3台駐車している。かろうじて1台分の空きスペースが
あり私のLEGACYを止めることができた。他に止まっていたのは大阪と石川、福井ナンバーだった。みなさん朝が早い!
航空会社のマイレージでGetしたMTB駐車場はこれで満杯意外にも傾斜が急な林道だった
準備を終えMTBに跨ったのが7時30分。ここからは舗装路とは言え、いきなりの急登の道であるがヒイコラ言いながら10分で釈迦登山口
へと続く林道のゲート前に到着した。ここからはほぼ平坦なダート(未舗装路)が続くので快適にMTBで行ける!と思っていたのだが、人間
目の錯覚というものは恐ろしいもので、実は結構な斜面になっているのである。ペダルを踏んでも踏んでもなかなか進まない!おまけに
ダートというのは誠に走りにくいものである。10分ほど頑張ったがすっかり疲れてしまい、あとは押して進むことにした。7時45分市ノ瀬から
の登山道と合流。ここから釈迦岳前峰までは6Km、市ノ瀬まで1.9Kmと書かれている。登りはMTBを押して、下りは乗って降りる・・・という
ことを繰り返し8時15分登山道入り口に到着した。いよいよここから山歩きのスタートである。登山道の入り口は夏草が生い茂っていたが
少し進むといつものきれいな森の中へと続く登山道が現れる。そして新緑が実に美しく歩いていて気持ちがいい!
ブナの木の間を抜ける登山道緑緑!!
しかし体がつらい・・・ここひと月ほどほとんど運動らしい運動もせず、歓送迎会と称する飲み会が多かったのが響いているようだ。休み休み
少しずつ高度を稼いでいくが、まったく調子が出ない。先ほどの自転車での走行がきつかったことも影響していそうだ。9時10分途中の水場
のある休憩所に到着。10分ほど休憩する。ここまで登山者には誰一人として会うことはなく実に静かな山である。しかもここから花が多かった。
梅雨時というのは水分が豊富なせいか?高山植物の小さな花がそこらじゅうに咲き乱れている。
山桜?イワハゼヨツバシオガマイワカガミ
ツマトリソウコバイケイソウミヤマイワニガナ?ラン科の植物 名前を聞いたが忘れた
ここに掲載したのは、今回見つけた中でも半分ほどだが、高価な一眼レフカメラを持って花専門に写真を撮っていらっしゃる方を見かけたので
この時期、花を見るのはいいシーズンなのだろう。花の名前がもう少しわかると山歩きもさらに楽しくなるかも知れない。さて、釈迦岳前峰直下の
斜面に出るとここはニッコウキスゲの黄色い花がチラホラと咲いていたが、この高度では未だ満開とまではいかないようだ。いつもの場所には少し
まだ雪も残っていた。ここまで来てようやく先行しているグループの姿が見えてきた。人の声がよく聞こえる。
雪の残る谷 右が山頂方向白山山頂方面はガスの中釈迦岳前峰頂上
釈迦岳前峰頂上には10時55分に到着した。狭い前峰には10人くらいの人がいて休憩していたが、ほどなくして山頂へ向けて歩き出したので
私もそのあとに続き、2053mの釈迦岳山頂を目指すこととした。この山頂はあまり見通しもよくない場所に三角点だけがポツンとありあまり人気が
無いのだが、やはり一番高いところへは登っておかないと気分がよくない・・・という訳でいったん下って隣のピークに登りかえす。
最後の雪渓登り釈迦岳三角点にて前峰にて
山頂へ続く道にはちょっと大きな雪渓が残っていたが、2人のおじさんといっしょに登っていく。細いけもの道のようなルートをたどり低い笹薮を
掻き分けていくと三角点がポツンとあった。前峰から10分ほどだった。あとから登ってきたおじさん二人組と記念写真を撮りあいすぐに下山。
先ほどの前峰にて昼食とする。ここではほかに7〜8人くらいの中高年グループが賑やかに昼食会を開催していたが、正面に見えるはずの白山は
ガスの中で一度もその姿を現すことはなかった。特に山頂でのんびりすることも無く、昼食を終えたら11時45分早々に下山、あとは黙々と下るのみ。
釈迦岳前峰にて緑の海
下山は、花の写真を撮っている人に一人出会っただけで、こちらも静かな新緑の海の中を満喫させてもらいながら歩いた。途中の水場で一度休憩
した以外はずっと歩き続けたので、思っていたより早く13時15分登り口に到着した。さあ!ここからは本日のハイライトMTBダウンヒルである。
登りは苦労しながら45分もかけて上がってきた林道だが、下りはほとんど何もしないでも進んでくれる・・・というかハンドルをしっかり握ってブレーキを
かけっぱなしにしないと危なくてしょうがない。途中でもう一台自転車を見つけたがなんと!こちらは電動アシスト付だ!なかなか考えたものだ・・・
電動アシスト付き自転車発見快適MTB
しかし、せっかく山登りに来たのなら電動アシストじゃなくて自分の力で登って来ないと・・・というのは負け惜しみか?ここからは林道を快適に飛ばし
実に楽しいダウンヒルだった。顔を撫でていく風が実に心地よく登山後のそう快感を倍増させてくれた。林道途中では11時頃に下山していった
グループを追い越し15分(13時30分)で朝の駐車場まで戻って来れた。いやはや道具というのは使いようである。一回の山行で花と緑とMTBでの
ツーリングまで楽しめ十分満足できる春の白山釈迦岳山行であった。

GPS−DATA MTBでの林道走行含む

2008年5月10日 新緑の白山釈迦岳山SKI
2007年9月23〜24日 白山観光新道から釈迦新道へ
2006年7月8日 森林浴の白山釈迦岳登山
2005年9月19日 白山大汝峰〜釈迦岳縦走


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