2011年2月13日(日
あの「江」も眺めていた!?厳冬期の伊吹山(1377m)

昨年も同時期に単独で登った伊吹山だが今年は仲間と登る。
同じ職場の福井のメンバー3人と登ることにしたのだが、1月中は天候が悪くようやくこの日に挑戦できることになった。
前日の天気予報では冬型の西高東低だが、等圧線は本州中央部に関しては縦ではなく横縞模様。
何となく行けそうだ・・・と判断、朝6時過ぎに名古屋を出発する。
日の出の時間はかなり早くなってきた。
名神高速養老SAで大きく上がってきた太陽が見える。
天気も良さそうだ
しかし、大垣ICあたりから雪がちらついてきて伊吹山方向の景色は真っ白で何も見えない。
冬型の気圧配置が強まったのか?出発前に見たテレビの天気図が頭をよぎる・・・
伊吹山の麓の町米原市上野地区には7時15分に到着。
ここで少し雪も止んで晴れ間が出てきた。北陸によくあるコロコロと変わる冬特有の天気のようだ。
7時50分福井から到着した同じ職場の3人のメンバーと道の駅で合流、すぐ近くの登山口へ向う。
道の駅から見た伊吹山
登り口のある上野集落では、昨年おばチャンの500円駐車場に止めさせてもらったが
今回は、集落入り口付近で呼び込みをしていたおじさんの駐車場に止めさせてもらう。
ところが、おじさんの駐車場はもう満杯・・・我々は3台だったのでどうするか?見ていたら
お向かいの家の庭に止めろ・・・と言う。
勝手に止めていいものか躊躇していたら、そのおじさん向かいの家に入って別のおじさんを呼んでくる。
結局そのお宅の車を移動させて、我々3台分の駐車スペースを作ってくれた。
駐車代は500円、その家のおじさんに支払った。
話によると伊吹山は冬の登山者が多く、先週もかなり多かったと。
降りてくるまで駐車させていただくことをお願いして8時15分に歩き出す。
下手な無人の有料駐車場と違い、ここは人家の庭の駐車場なのでかなり安心できる。
上野集落 頂上付近は雲の中スタート地点からずっと雪の上
昨夜降った雪がずっと登山道には続いていたが、そんなに量は多くない。
8時40分 1合目に到着。
ここからは比較的最近まで営業していたSKI場ピステジャポン伊吹のゲレンデ内を歩く。
もうすでに多くの登山者が白い雪面の上を歩いているのがよく見える。
1合目から雪が多くなってくる多くの登山者が登って行く高度感が出てくる 9時撮影
少し歩いて後ろを振り返ると琵琶湖が見えてくる。
「江よ、あれが琵琶の湖じゃ・・・」と信長が言ったかどうかわからないが、どことなく風情がある。
天気は思ったほど悪くはない、青空も見えてきたが安心はできない・・・ここの天気も北陸並みのはずだ。
9時40分撮影
新雪はそんなに多くなく、持ってきたSnowShoeは使用しなくても十分に歩ける。
実は今回いっしょに登っているI夫妻は、新品のSnowShoeを使いたくて仕方ないようなのだが
このあたりは残念ながら(と言っていいのか?)SnowShoeの出番はないようだ。
ツボ足で軽快に歩けるのがありがたい。
ようやく頂上が見えてくるが・・・ガスの中大雪原を歩く時おり激しい吹雪になるときもある
頂上への登山道は、かつてはSKI場であった斜面なのでだだっ広くどこを歩いてもいい。
しかし、頂上へと続く斜面はまだまだ遥か先まで続いている・・・これからが大変なところだ。
10時45分 六合目付近にある小屋に到着した。
昨年同時期に訪れたときは屋根が吹き飛んでいて使用できなかったが、すでにきれいに修理されている。
ようやく小屋に到着きれに修理された小屋小屋をあとにして登る
小屋の周辺では多くの登山者が休憩していたが、中へ入るには靴を脱がないといけないので誰も入っていない。
気温−4℃ 時折もの凄い強風でブリザードのようになるが、ジッとしてやり過ごすしかない・・・
きれいな小屋なのだが、靴を脱がずに入れるともっと使いやすい避難小屋になるのだが・・・
(特に冬は靴の脱ぎ履きが大変なので)
六合目から上へ向かう
小屋から上は登れば登るほど急な斜面になってくる。
時折厳しいブリザードの切れ目で下がスッと見えることがあり、実に気持ちがいい!
SKI場跡ということもあって視界を邪魔するものがない。
それが逆に上部へ行くと、ズルッと滑ると下まで落ちてしまいそうな気もする。
山SKIなどで登っている人は滑り落ちそうで苦労しているようだ。
この高度になってくると、新雪の量もそこそこありズルッと滑りそうなので
小屋からSnoeShoeを履くことにした。
そこそこグリップもよく雪の中に足がもぐることも無いので快適だ!
上を眺めるとみんな斜面にへばりついているこの急斜面を登るのがつらい下を覗くとこんな感じ
そして本当に登れば登るほど急な斜面!
場所によっては3歩登って2歩下がる・・・それでも少しずつ少しずつ高度をジワリと稼ぐ。
この急斜面にはみんな閉口してしまい時間がかかる。
ようやく九合目に到着ようやく全員揃う
六合目の小屋をスタートしたのが11時10分で急斜面を登りきった九合目に着いたのが12時30分
この急斜面を登りきるのに1時間20分もかかったことになる。
頑張って上がったら今度は強風との戦い!
やはり冬型!?北からの強風がガンガン吹いてきて風に向って歩かないといけない。
頂上までは残りわずか・・・平坦な雪原を歩くだけだ。
九合目頂上はすぐ頂上の売店などはこの通り山頂のお堂もこの通り
山頂付近で夏場に営業している売店などはすべて雪の下である。
そして風が強いこともあってエビの尻尾が発達し、建物はモンスターのような感じ・・・
建物周辺は風がどこでも回ってくるので、風に当たらないところは無い。
手元の温度計では−11℃!だが風が強いので体感温度は−20℃以下である。
お堂の中に入ることができこの中だけは風が無いが、昼食をとるような広さはない。
とりあえず、山頂まで行って全員で記念写真を撮ってさっさと下山することにする。
山頂到着12時50分 いやぁ〜サム〜い!!!
伊吹山山頂
山頂付近には結構たくさんの登山者がいて、この山の人気が高いことを表している。
吹雪で周囲の山々も全く見えないのと、あまりの寒さのため13時即下山にかかる。
あの急坂を下りる六合目付近の山小屋小屋の中で昼食
昼食は14時六合目付近の小屋にした。
靴を脱ぐのが面倒だったので最初は外で食べていたのだが、時々くる強風と雪に耐え切れず
面倒・・・と思いながらも靴を脱いで中へ入る。
他の登山者は外で寒さを我慢しながら食べていたようだったが・・・
昼食を終え旧SKI場のゲレンデを歩いていると空気が暖かく感じるようになってきた。
降りてきたら晴れてきた・・・
途中で振り返ってみると青空の中に白い頂上がポッカリと浮かんで見えた。
15時20分には一合目を通過、その後登り口には15時40分に到着した。

駐車場に到着すると、家のおじさんが縁側から出てきて「頂上まで行って来なさったか?」
寒かろうに外へ出て、車庫に入り石油ストーブを出してくれて「温まりなさい」と出してくれた。
奥さんの方は熱いお茶と飴玉を出してくれ勧めてくれる。
SKI場が営業しているときはここも多くのSKI客が訪れたようだが、今は見る影も無い。
50軒ほどあった民宿も看板は所々残っているが、朽ち果ててきているものが見られる。
それでも冬は登山者のベースとしてそこそこの人が訪れるのであろう。
少しだけ活気が見られる気がするのと、老夫婦のささやかなもてなしが気持ちよかった。
GPS-DATA
今回の伊吹山GPS-DATA

昨年の伊吹山は下記URLから
2010年2月7日 琵琶湖の見える山 伊吹山

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