2010年11月14日(日)
一足早く冬を体験 中央アルプス木曽駒ケ岳(2956m)

ちらほらと雪の便りが聞こえてくるこの時期、チョット山の方が気になる・・・
久しぶりに高い山へ行ってみたいが、手軽に行けそうな所ということで千畳敷で有名な木曽駒ケ岳を選んだ。
中央アルプスなので北アルプスほど積雪量はないだろうが、ロープウェイを使って手軽に登れるところがいい!
一気に天空の世界へ・・・ロープウェイ
6時10分 名古屋を出発する。
今回のメンバーは同じ職場のA氏とI嬢である。
この時期、駒ヶ岳ロープウェイは冬季ダイヤに入っており始発は9時10分。
乗り継ぎのバスは始発8時12分発である。
時間から逆算すると名古屋はそう早く出発しなくても大丈夫と見ての出発時間計算である。
名古屋高速から名神小牧JCTを経て中央自動車道で北へ向う。
駒ヶ根ICを降りて菅の平バスセンターに到着したのは8時ちょうど。
あわてて用意をして8時12分発のバスに飛び乗る。
バスの中は登山客と一般の観光客とでほぼ満席、どちらかというと観光客の方が多いようだ。
バスはつづら折れの坂道をぐんぐん登っていき
8時45分ロープウェイの駅のあるしらび平駅(1662m)に到着。
しらび平駅ロープウェイに乗る上へ行くほど雪が出てくる
9時10分発の一番・・・と思っていたら一番便はすぐに満員になってしまい臨時便で千畳敷駅へ向う。
ロープウェイの中から見る景色は見る見るうちに白色の占める面積が増えてくる。
量は決して多くはないが、さすがこの高度になると雪を見ることができる。
パンフレットによるとこのロープウェイ、わが国で最初の山岳ロープウェイで高低差は950mで日本最高。
おまけに終点の千畳敷駅の標高も2611.5mで日本最高!とのことである。
かくして9時20分我々は千畳敷駅に降り立った。
名古屋をスタートして3時間10分で2611mもの高地にやってくることができるのである。
今更ながら文明の利器の力というのは凄いものだ・・・
駅の建物を一歩出るとそこはもう白銀の世界!気温は0℃ちょうどである。
千畳敷駅の外は雪の世界雪を見てはしゃぐ人や歩く準備をする人などいろいろ
9時30分 千畳敷駅から3人で歩き出す。
目指す方向はガスと雪で真っ白、遊歩道沿いに他の人たちと八丁坂の方へ向う。
雪の遊歩道を楽しむ人達と離れて登山道に沿って坂を登る。
ここからは一般観光客はシャットアウトの看板があるが、登山者らしい格好の人達はその横から登って行く。
八丁坂の入り口八丁坂の登り急坂はみんな数珠繋ぎ急坂
この急坂、雪がべったりとついていて凍っている。
多くの登山者はここでアイゼンをつけているが、我々は何も無い・・・
しかも私に至っては、冬山装備はウェアーも含めてすべて福井の自宅においたまま、
ありあわせのウェアーと装備でやってきてしまった。
ところでこの八丁坂、上へ行くにつれ坂が急になってくる。
危険なところは作られた階段と手すりがあるので安全だが、滑るとちょっと危ない。
その急な八丁坂を登って乗越浄土に着いたのが10時15分
乗越浄土ここからは平地宝剣山荘
ここからは急な斜面はないのでゆっくり歩いて宝剣山荘に5分ほどで到着。
真っ白で何も見えないところを歩いていて突然、山荘が現れてくるのでちょっと驚き。
山荘の前には屋根から落ちた雪がしっかり残っている。
山荘の横で一息入れて先を見るが真っ白で相変わらず何も見えない。
後から上がってきた登山者もみんな風を避けて岩の裏側あたりで休憩中。
ちょっと風が強いが再び歩き出す。
広い尾根上で登山道脇に張られたロープを目印に進んで行く。
宝剣山荘の次には天狗荘が見えだし10時50分中岳(2925m)に到着。
真っ白なガスの中なのでどこがどうなっているのかまったくわからない。
中岳へ向う中岳ピーク駒ケ岳頂上山荘
中岳から今度は駒ヶ岳に向うが、ちょっとした下り。
ここもガスの中から11時突然駒ケ岳頂上山荘が現れる。
大きい山荘だがシーズンオフで閉まっている。
が、その小屋の前には大きな無数の足跡が・・・このツメがデカイ!
頂上山荘何だ?こりゃ?
このあたりがまただだっ広いところで、山頂方向を地図で確認する。
頂上へ向う道を探しロープの張られた斜面を見つけて、ひたすら上を目指す。
他の登山者もポツポツと見えるようになり山頂付近はそれなりの雰囲気になってきた。
山頂への登り結構風が冷たい
積雪は10cmあるかないかだが風が冷たい。
だだっ広い斜面だが登山道の両側にロープが張られて道に迷うことは無い。
そして11時25分ようやく駒ヶ岳山頂(2956m)に到着した。
もうすぐ山頂駒ケ岳頂上にてぼんやりと太陽も出だした駒ケ岳神社
山頂の気温は−5℃!今シーズン初めての気温であるが、しばらくするともやっとした太陽が見えてきた。
天候は思っていたほど悪くないようであるが、視界は全く利かない。
昼食は下へ降りて宝剣山荘でとることとして、記念写真を撮って下山。
エビの尻尾がびっしり
頂上の駒ケ岳神社は寒さと風でビッシリとエビの尻尾が張り付いていた。
下山中には時々、風でガスが流れて頂上小屋が見えるときがあるがほんの一瞬。
下に見えるのが頂上小屋 奥は中岳
12時15分 宝剣小屋に到着。
小屋の中で暖かい栗ぜんざいを食べてお湯を沸かしカップヌードルをすする。
ストーブの火が暖かく外とは全く別世界である。
小屋のテレビでは日曜のお昼、「のど自慢」の放送が地上デジタル放送で映されていた。
小屋の中は別世界山荘を出る
13時25分 ちょっと長居した宝剣山荘をあとにする。
少しずつだがガスが晴れてきて視界が利くようになってきた。
気になるのは下りの八丁坂、凍りついた斜面は果たして大丈夫か?
奥にロープウェイの千畳敷駅が見える
雪のついていた急斜面は、少し気温が上がったのか?登りほど緊張することもなく降りられる。
しかし、驚いたことにこんなところまでフツーの観光客らしいカップルが上がって来ている。
視界が利くので来たのだろうが、防水ブーツにコート・・・という出で立ちはこの場にはあまりにも不自然。
山の事故は減らない訳である。
奥にロープウェイ駅が見える八丁坂下り千畳敷カールをバックに
八丁坂を無事に下り、ロープウェイ千畳敷駅までの遊歩道を歩いて帰る。
14時10分千畳敷駅に到着。14時35分発のロープウェイで下山。
バスを乗り継いで麓の菅の平に15時30分到着した。
帰るとき振り返って見た駒ケ岳
中央自動車道へ向う途中に後ろを振り返ってみると、駒ケ岳頂上付近は相変わらずガスの中だった。
温泉に浸かって、渋滞の高速道路を走って19時30分名古屋に帰り着いた。
GPSのMapDATA
(GPSMapDATA 千畳敷駅付近では帰り遊歩道を歩いたので周回している)

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