2010年6月12日(土)
岐阜県側から登る夜叉ヶ池(1099m)→三周ヶ岳(1292m)

先週山開きの行われた夜叉ヶ池へ登ることにした。
いつもは福井県の南越前町(旧今庄町)から登るのだが、名古屋から行くとなると岐阜県揖斐川町(旧坂内村)から。
岐阜県側から登るのは、前に名古屋にいたときなのでもう10年ぶりくらいだ。
夜叉ヶ池

6時名古屋を出発する。
名神一宮ICから北陸道木之本ICへ向かい、その後はR303を使って揖斐川町へ入る。
夜叉ヶ池への案内看板に沿って林道を奥へ奥へと進む。
すべて舗装はされているが細いグネグネ道が谷に沿って続いている。
夜叉ヶ池登山口へ向かう林道登山口駐車場
8時10分 登山口の駐車場に到着。
明るく見通しのいい駐車場にはすでに20台ほどの車が止まっている。今日は暑くなりそうだ・・・
8時20分 登山開始 歩き出してすぐに急登、あとは道なりに進む。
谷沿いにきれいに整備された登山道が続く。
新緑が眩しい・・・残雪もあり緑イッパイの道を歩く幽玄の滝
20分ほど歩いたら先行の2人組に追いつきシャッターを押してもらった。
新緑の眩しい登山道を歩くのは実に気持ちがいい!
9時5分 幽玄の滝に到着。新緑と滝の取り合わせはなかなかGoodだ。
夜叉壁が見えてきた
福井県側から登ると見ることのできない夜叉壁が徐々に迫ってくる。
あの壁のどこに池へと続くルートがあるのか?と思うほどだ。
途中残雪の沢もあり夜叉壁の下に着いた最後の急登
途中雪の残る沢を横切って、夜叉壁の下に到着。
夜叉壁の左側を登るようにルートは続いているが、急斜面でもありずっとロープが張られていて
すでに何人かの登山者がロープを伝って登っている。
最後の急斜面を登れば池に到着久しぶりの夜叉ヶ池池の畔でK氏に撮ってもらった
9時30分 ようやく池に到着した。
もう何年ぶりだろうか・・・池の周囲にはすでに20人ほどの登山者が休憩して池を眺めていた。
ここはちょうど風がよく通り日差しは強いが気持ちよかった。
ヤシャゲンゴロウもチラホラと見ることができたが数は多くない。
ほどなくして福井県側からいつものレンジャーK氏が上がってきて再会。
久しぶりに夜叉ヶ池に関するいろいろな情報を聞かせてもらった。
ヤシャゲンゴロウは減り続けていること、登山規制の話、保護の苦労話など・・・
山上のほんの小さな池を巡って周囲にはいろいろな話があるようだ。
K氏に挨拶をして夜叉ヶ池山の方向へ登り返し全景を撮り、今度は反対側の三周ヶ岳へ登ることにした。
中央奥に見えるのが三周ヶ岳
K氏の話では三周ヶ岳までは、相当足の早い人で40分くらい・・・とのこと。
40分は無理としても1時間まではかからないだろう・・・と思い夜叉ヶ池をあとにした。
ニッコウキスゲの時期には少し早かった
夜叉ヶ池を出発したのが10時35分
稜線に続く登山道は徐々に登っていくが、ちょっと藪が覆いかぶさってきてあまりいい道ではない。
11時やっとひとつめのピークに到着。
しかし三周ヶ岳のピークはため息がでるほど遠い・・・おまけに暑い!
が、夜叉ヶ池だけではやはり物足らないのか?三周ヶ岳を目指す登山者は少なくないようだ。
三周ヶ岳を目指す山頂は左端のピーク藪が背丈以上に伸びて見通しが利かない
しかし、本当に藪がひどい!半そでだと腕が傷だらけになってしまう。
そして足元がよく見えないと道からそれてしまい、
先行していた2人組は途中で道を見失って後戻りをしてきていた。
藪の中は風が通らないため蒸し暑く、水を飲んでも飲んでもすぐに汗になって吹き出てくる。
もう熱中症の一歩手前・・・と思われたところで11時35分、ようやく頂上に到着した。
畳6畳分ほどの広さの頂上にはすでに数人が休憩していたが、どこにも日よけが無い!
座って休んでいてもジリジリと日差しが差してくるし風も通らない。
三周ヶ岳山頂山頂の三角点はシリの下
三周ヶ岳の三角点は一等三角点(1292m)。
一息入れていたら60歳代と思われるご夫婦が上がってきた。
何気なく話をしたら小浜からやって来たとのこと。
私は名田庄村の出身・・・というと急に親近感が沸き話が弾んだ。
このご夫婦も暑さと藪に参ってしまったようで、日陰のない山頂を避けてすぐに下って行った。
山頂近くに自生
こちらもあまり長居は無用・・・12時に山頂から下る。
途中で何人もの登山者とすれ違うが、皆口にする言葉は同じ、「藪がひどいですねぇ〜」
ある人は山頂はどこか?と聞いて来たので、指差して教えると
「え〜!遠い・・・」と言って引き返して行った。意外と距離はあるのだ。
下山途中で面白い人に出会った。
手に白いお椀のようなモノを持って歩いている。
話を聞いてみたら鳥の鳴き声を収音しているそうだ。
鳥の鳴き声を録る楽しみもあるお手製収音Goods
早朝からこのあたりを歩き、珍しい鳥の鳴き声を録っているらしいがこの時間になると
登山者が多くなってくるのであまり良くないらしい・・・
カッコウの鳴き声がよく聞こえていますね、と言うと狙いはカッコウではなくて他の鳥らしい。
手製の収音MIC(ボールの真ん中にMICが洗濯ばさみで止めてある)がよかった。
こういう山の楽しみ方もあるのだ・・・
途中の1252mのピークで昼食、池には13時15分に到着した。
この時間になると池周辺はかなりの混雑になってきている。
福井県側、岐阜県側から相当の人が上がってきて結構な賑わい。
最近の傾向として若い女性が多いのも特徴だ。
みんな山タイツに山スカート、帽子はつばの広い山用のものやバンダナでスタイルは決まっている。
山女性池の周りは人が多い池と緑の取り合わせがいい
13時30分に池から下山開始。
気持ちとしては福井県側に降りたいがそうはいかない・・・
下って行く途中も登ってくる人が後を絶たない。登り口に着いてもこれから登る・・・という人がいた。
まあこれだけ暑いと早朝に登るか、夕方に登るか?なのだろうが時間の遅いのはお勧めできない。
14時25分 駐車場に到着。
登ったときよりも車の量は多く、100mくらい先まで路上駐車の列が並んでいた。

今まで、福井県側からならば何度も登った夜叉ヶ池だが
岐阜県側から登ると山の表情も変わっていて面白い。
今年はCOP10の年でもありヤシャゲンゴロウを巡る話も、いろいろなところで取り上げられるかも知れない。

2007年9月15日の夜叉ヶ池
2005年12月3日の夜叉ヶ池

2005年4月の夜叉ヶ池

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