Nepal Langtang Trekking Day8
 
4/29 Bamboo(1960m) →Shaburubensi(1430m)
  

6時半の気温11℃。
今日はShaburubensiへ向け半日歩くだけなので、スタート時間をいつもより1時間遅くした。
と言いつつもいつもと同じ時間に起きてしまう・・・習慣とは恐ろしいものだ。
天気もいいので外に出て本を読むことにする。
朝は気持ちいい豪華朝食アップルパンケーキ すごい!
朝の読書をしていたら、そこへ宿の坊やが朝食を持ってきてくれた。
外での朝食は今回初めての経験だ!これはもう贅沢としか言いようがない。
私はチャパティーに蜂蜜をぬって、それに茹で卵とチャイ、S君の注文したアップルパンケーキというのがGood。
人の頼むものは何でもよく見えてしまう・・・
出がけに宿のおかみさんが、ぜひいっしょに写真を撮ってくれ・・・というので坊やと一緒に写真に収まる。
バンブーの宿 子供は良く働く
8時10分 Bambooの宿を出て歩き始める。
昼にはShaburubensiに着くはずなので、もうのんびり楽しみながら歩けばいい。
ランタン川に沿って左岸を下っていくが、このあたり岩壁が多い。
その岩壁にたくさんのミツバチが巣を作っている。
そのミツバチの巣から蜂蜜を採取するのが「ハニーハンター」だ。
その様子はどこかのテレビでも放送していたが、かなりの危険を伴う作業である。
この岩壁にはハニーハンター達が残して行った梯子が所々で見られる。
岩壁のハチの巣ハニーハンターの残した梯子今日も荷が上がる
このため息が出そうなほどの岩場で、梯子やロープを巧みに使って蜂蜜を
Getしていく様は想像するだけで楽しい。
そしてこの街道は今日もたくさんの荷物が上の村に向かって上がっていく。
9時15分 LandSlideLodge(1,640m)に到着。
休憩するのに歩き出して時間は少し早いかもしれないが、あわてることは無い。
レモン茶をもらうが、本物のレモンが入っていたのには驚き。
さらにこのロッジの娘さんがなかなか美人で大写真撮影会となる。
モデル撮影会?ライ族?だったと思うが21歳と言っていた撮った写真を見せてあげる 男の子は弟と言っていた
さてこのLandSlideLodgeから5分ほど下ったところにタトパニ(温泉)がある・・・
と言うので行ってみることにする。時間に余裕があるというのはありがたいことだ。

ちなみにネパール語で「タト」は「熱い」、「パニ」は「水」を意味する。
だから「タトパニ」は「熱い水」すなわち「湯」のことである。
参考までに「冷たい水」は「チソパニ」、「チソ」はおわかりかと思うが「冷たい」の意味である。

川のすぐそばまで下りて対岸に渡る橋が作られておりそれを渡って草をかき分け少し登る。
と、何となく硫黄の香りがどこからともなくしてくる。
タトパニは1平方mほどの水たまりくらいの大きさで、一筋のパイプの先から湯が流れ出ている。
湯温はややぬるめだが、足湯にするにはなかなか気持ちいい。
と言うか人一人入るために湯を貯めようと思うと大変な作業になるだろう・・・
花がきれい 南国の様相になってくる後ろにランドスライドロッジが見える足湯 チョー気持ちいい
こりゃ気持ちいい!ワッハッハッハ!
本当に何もない温泉なのだが、足湯がかなり気持ちよく気分もサッパリ!
ここで30分ほどのんびり足湯で遊ばせてもらった。
橋を渡って左の斜面がタトパニ道案内村を見下ろす高台にあった合体仏シャブルベンシの街はもうすぐそこ
もうあとは単調な下りだけ。所々で休憩するが高度が低いため暑い。
おそらく30℃くらいあるのではなかろうか。
最後Shaburubensiの村に入る手前でラバのキャラバンに遭遇した。
上の方にある聖地Gosainkund(4380m)まで行くそうだ。
そういうとヒンドゥー教の聖地であるGosainkund(ゴサインクンド)はまだ一度も行ったことが無い。
Langtangより高度はあるが距離も比較的短いので休暇でも何とかなりそうだ。
ラバのキャラバン 聖地へ行く 奥はシャブルベンシの街シャブルベンシの街で全員集合
ラバのキャラバンをやり過ごしたら、もうShaburubensiの街に到着。11時50分。
今回のトレッキングのメンバー全員で写真を撮った。
これで楽しかったTrekkingも終了。
乾杯!
とりあえずホテル探しをするが、先日泊まったBuddhaGuestHouseは工事中で泊まれないことは
なさそうだが、ガイドとしてはもう少し静かな所を選びたいようだ。
通り沿いにあるYalapeakGuestHouseを選んでそこの3階を宿泊先にすることとした。
(蛇足だがこのゲストハウスの名前にもなっているYalapeakは、私が1998年に登頂した山である)
とりあえず、Trekking終了を祝してBEERで乾杯!
いやぁ〜このBEERは冷蔵庫でキ〜ンと冷えていて実にうまい!(なんてもんじゃない)
今までの生ぬるいBEERは何だったのか!?
ヤラピークゲストハウスチキンカレーはうまい!チキンいや鶏売りに遭遇
さらに注文したチキンカレーがチョーうまい!
辛さと香辛料のバランスが絶妙で日本では味わったことのない味だった!
一同「うまい!」「辛い!」の連発・・・そこへちょうど鶏を買ってくれないか?と鶏の売人が現れた。
この売人、隣村のBharkhu(バルク)から来たと言っていたが2羽の鶏を大事そうに手で抱えている。
店の人は買わなかったので交渉は不成立だったが
「いくら?」と聞いてみたら1羽1500Rsとのこと。
日本で1羽単位で買うことはないので相場はわからないが日本円にすれば
1羽2000円にも満たない額なので安いに違いない。
ここら辺にいる鶏は鶏舎の中で飼われているのと違い、思いっきり外で育てられているのでうまいだろう・・・
シャブルベンシの街は埃っぽい
昼食休憩をはさんでガイドの提案で午後は近くにできた水力発電所を見学に行くことにした。
埃だらけの道を歩くこと約10分。
岩山の中を掘り進められた中にその発電所はある。
中は写真撮影禁止ということで表と入口の写真しかないが11MWの発電機が2台。
水はかなり上流のChilimeから地中のパイプを伝って送られてくるようだ。
チリメ水力発電所変電所?このトンネルから奥は撮影禁止
こんな素晴らしい発電所があるのになぜいつも停電するのか?
疑問はすぐに解けた。自分の国では使用せずにインドに売っているらしいのである。
確かに観光以外で収入のないネパールだから、少しでも外貨を稼ぎたい気持ちはわかる。
しかし、自分の国でも全く電気が不足している状態なのに他へ売らなくても?
発電所の中はネパールとは思えないほど(失礼)近代的な設備が並んでいた。
外へ出てくるとまったく別世界である。
埃がもうもうとたち煙る道路を牛がのんびりと歩いているのが現実である。
牛飼いも自宅へ帰る時間だ・・・
埃の舞う道を再びShaburubensiの街まで歩いて帰る。
赤いトラックは中国西蔵ナンバーだ。
北の大国「中国」と南の大国「インド」に挟まれた小国ネパールの生き方が見えてくる。
日本は島国なのでよかったのかも知れない・・・

Shaburubensiの街には夕方になるとKathmanduからのバスが到着する。
たまたま出会った日本人カップルにいいホテルはないか?と聞かれ我々のゲストハウスを紹介した。
が、満室で断られたようだ。
そうこうしている間にもツーリスト用のバスも到着、この街は一気に活気付いてきた。
よくよく考えれば日本はゴールデンウィーク・・・そんなことは全く忘れてしまっていた。
街中を歩いていたらJICAの車が止まっている。
中には日本人の若い女性が乗っていたのでちょっと声をかけると、
この街のチベッタンスクールにJICAから派遣された日本人の先生がいるとのこと。
その先生を訪ねて日本からやってきたらしい。
女性はネパールの教育省からの派遣で4ヶ月の間、
このあたり一帯で教育に関しての調査を行うということだった。
2008年のTrekkingの時に出会ったJICAの灘さんのことを聞いたら、もう日本に帰国したとの話だった。
JICAの仕事は興味があるのでまた、どこかで会うことがあるかもしれない。
オッJICAの車だ!日本人女性が乗っていた ドライバーもいい感じの人だった
夕暮れのShaburubensiの街はバスと放牧していた家畜を家に帰すための人で結構賑やか。
遅く着いた外国人Trekkerは宿泊するゲストハウスがどこも満室のようで
そこら中のゲストハウスを探しまわっていたようだが、部屋はあっただろうか?
夕暮れのシャブルベンシ メインストリート
19時 夕食は昼食べてうまかったチキンカレーにサモサ+ポテト どれもうまかった。
ちなみにBEERは1本280Rsと安くなった。
食事中も停電が頻発、暗いのには慣れている我々はヘッドランプを取り出す動作にも慣れた。
夜はKathmandu方向で稲光が見え雨も降りだした。
雨期は近いようだ・・・

1998年 Yalapeak登山の際にもこのShaburubensiに宿泊したのだが、実に思い出深いことがある。
登頂してからの帰り、このShaburubensiの広場でテント宿泊した。
我々もTrekkingが終わり一緒に登ったシェルパやポーターも気が緩んだのだろう。
シェルパ同士で酒の勢いか?喧嘩が始まってしまった。
我々のチームの若いシェルパと他の登山隊の中年くらいのシェルパである。
相手の方はそのうち刃渡り30cmくらいのナイフを持ち出しもう大騒ぎ。
あっと言う間に大きな人垣ができて、止めようとするもの周りではやしたてるものでもうぐちゃぐちゃ・・・
そして、相手のナイフが若いシェルパの首をかすめた!
血を流しながらその若いシェルパは「イタイ!イタイ!」と叫んで倒れた。
やった方は他の人に取り押さえられたが、倒れた方はもうそのまま。
その騒ぎを聞きつけてきたのがアメリカ隊かどこかのお医者さんの登山隊だった。
たまたま同じ所にテントを張って宿泊していたのだろう。
その中の一人が黒い大きなバッグを運んできてパカッと開けると何と!
医療セット一式がすべて入っているではないか!
傷は幸いにも動脈には至っておらず、その医者?はまず首のところに注射(恐らく麻酔)をした。
そして鮮やかな手つきで針を使って傷口を縫いだした。
それは本当に手慣れた、見ていて気持ちのいいほどの腕前だった。
横には女性も付き添ってヘルプしていたから恐らく看護師なのだろう・・・
たまたまこの日に医療チームの登山隊がいたからよかったようなものの
運が悪かったらどうなっていたかわからない・・・
そんな懐かしい思い出があるShaburubensiの街だった」のである。


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