Nepal Langtang Trekking Day6
 
4/27 Langtang(3500m)→KyanjinGompa(3800m)→Langtang
  

朝6時起床 気温6℃ 風が強い。
Langtang村の朝日
隣の部屋へ行って昨日調子の悪かったS君の様子を見る。
かなり復調したようで元気そうだったが、大事をとって今日はこれ以上上部へ行くのはやめて
Langtang村にステイさせ、M君とガイドの3人でKyanjinGompaへ向かうこととする。
いつもの通り朝食は6時半。7時10分に歩き出す。
途中で昨日出会ったニマにつかまってしまいチャイを頂く。
朝は気持ちがいい女たちは朝の洗濯に忙しいマニ石の並ぶ道を進む
少し上まで上がるとLangtang村の全景が見えて美しい。
前に来た時もここからLangtang村の全景を撮ったことが思い出される。
Tibetに似た景色で乾燥した大地だが、人の住む集落のあるところだけは水が引かれ
野菜や麦が育てられている。本来ならば不毛の大地になっているのかも知れない。
ランタン村 乾燥した大地に緑が見える
マニ石(チベット仏教の経文が彫られた石)の並んだ広大な道を進む。
所々に集落があって、こんなところまでも電線が引かれていた。
電気を引く・・・というのも並大抵の苦労ではないだろう・・・
8時5分 Munduの集落を通過する。(MunduはLangtang村の一部である)
みんな人懐っこいチベット族の女性何か買ってって!いっしょに写真を撮ろう・・・と言うとすぐにOK
チベット族の人達はみんな人懐っこくて愛想がいい。
集落に出るたびに声をかけられるため、なかなか前へ進まないがこれも旅の楽しみである。
途中の売店で面白いものを見つけたので買い物。
道端でうろついているのはヤク路上の売店売店のおねえさん
私の買い物 石に彫ったヤクM氏の買い物 チベット仏教の経文
いつもネパールへ来た時はお土産に困る。
買ってきたはいいが、日本に帰ってきてよくよく見てみると実にショ〜もないものを買って来たもんだ・・・
と反省することが多い。今回もそうかも?
私は石板に彫ったヤクを購入(US$8)、M氏はチベット仏教の経文入れと経文を購入(1000Rs)。
売店で品定めしていたら時間を食ってしまった・・・
しかし高度は3700mくらい、ここはゆっくり進むのがGoodだ。
ランタンリルン(左)とキムシュン
キャンジンゴンパの集落
10時20分 KyanjinGompaに到着 高度は3800mを越える。
ここまで来ると風景は一遍してくるから面白い。
ガイドのサンタマンが「バラサーブ(隊長)氷河の縁へ行くのとより高い所へ行くのとどちらにしますか?」
と聞いてくるので、時間の続く限り上へ登ろう・・・と決めた。
KyanjinGompaのずっと上までのびているピークを登れるところまで登ることにする。
キャンジンゴンパ本当は上の黒いピークまで行きたかったのだが・・・ガンチェンポ6297m
私たち3人は帰りの時間のこともあるので11時20分まで登って4050mに到達。
その地点から引き返すことにした。
この高度になるとさすがに息がつらい・・・しかしガイドというのは大したものだ。
飄々と先頭を登っていく。
最高到達点にて 4050mこんな高度でも花が咲く最高到達点をあとにする
谷右奥がランタン村になる 下はキャンジンゴンパの集落
12時45分 麓のKyanjinGompaの集落の中で昼食とする。
このKyanjinGompaの集落は夏のみの村になるそうだ。
3800mもの高度なので、冬は雪が積もり生活するには適さない。
しかし夏の時期はヤクや羊などの放牧には最適なので、下のLangtangあたりからみんな上がってくるようだ。
ちなみにこれより奥地には夏の放牧のための小屋はあってもTrekkerを泊めるようなロッジはない。
1998年のYalapeak登山の際はすべてテント泊であった。
昼食を済ませ下山にかかる。
Langtang村の方向から少しずつ雲が出てきた。
おそらく今日も夕方から雨の可能性が高い。
急げ!雲がやってくる村人は薪を集めるのが大変
下る途中にも薪を背負った村人と良く出会った。
ガスは下から担ぎ上げなければならないし、手っ取り早く強い火力を得られるのは何と言っても薪だ。
そのせいで森の木が少なくなってきている・・・というのは「新アジア発見」の番組で取り上げた。
植林活動も行われているのだが、薪に使う木は貴重だ。
多くのTrekkerがこの地を訪れることによって、火を焚く回数も増え何とかしないと・・・
ということで1軒の食堂に全員集合案も村のコミッティーが考えだした対策なのかもしれない。
いろいろ考えさせられることは少なくない。
Langtang村の宿には15時20分到着。
到着して間もなくポツリポツリと雨が降ってきたが天気の読みは正解だった。
休んでいたS氏はM氏と連れだって村のゴンパ(寺)を見に行った。
こちらはのんびり本を読むことにする。
今回は沢木耕太郎の深夜特急ノート「旅する力」を借りてきた。もう一息で読み終える。
彼の旅の話は実に面白い。
旅先での読書はいい
夕方になってガイドのサンタマンが私を呼びに来た。
私を訪ねてきている人がいる・・・というのだ。
あわてて食堂の方へ行くと、11年前に番組でお世話になった主人公チェンガがいた。
私の事を話に聞いてわざわざ宿まで訪ねてきてくれたのだった。
いやぁ〜懐かしい!向こうも本当に懐かしがってくれた。
再会!チェンガさんチェンガの家族と
食事のあとで家に来てくれ・・・というので3人でお邪魔することにした。
何しろ11年前のことなので彼の家がどこだったか忘れてしまっている。
ヘッドライトの明かりをたよりに彼の家へ案内してもらう。
家の中へ入ると11年前のことがいろいろ思い出される。
彼にはキパという妹がいて、この囲炉裏のある部屋でジャガイモの料理を作って我々にふるまってくれた。
天井が低いためカメラを担いで立つといつもガツンとやってしまったこと。
昔の話をいろいろ思いだしながら笑いあう・・・
彼によれば現在の水力発電所は3年前に17Kwにパワーアップして以降
大きなトラブルもなく運転を続けているらしい。
重い発電機は今日行ったKyanjinGompaまでヘリで輸送して、それからこのLangtang村まで
村人総出で輸送してきたとのこと。
そのおかげで夜間でも快適な生活がおくれるようになったのである。
ここでもチェンガの奥さんがふかしたジャガイモを出してくれた。
薬味に唐辛子、ヤクのバター、ニンニク、岩塩をすりつぶしたものを混ぜてつける。
これが実にうまい!11年前に食べた味とまったく同じだった。
このスパイスジャガイモにロキシー(地元の焼酎のようなもの)を注がれたものだから
暖かい囲炉裏のそばでついつい長居してしまった。
丁重にお礼を言って、帰りもチェンガの案内によって宿へ向かうこととした。
帰り道では他の家の窓から電気の明かりが漏れている。
その中の1軒はテレビを見ているのか?青白い光がチラチラと動いている。
それを見たチェンガが「Oh!Watch TV!」と笑った。
彼のふと漏らした何気ない一言だったが、この何気ない一言がLangtang村にとってはものすごいことなのだ。
電気がなければ、テレビを見ることも本を読むこともできない。
思い出せば11年前。
発電した電力量はそんなに十分ではなくトラブルもしょっちゅう、
この水力発電事業を軌道に乗せるための努力は並々ならぬものがあったに違いない。
彼らの行ってきたことは、この村の明るい未来を創っているいることに他ならない。
短いLangtang村の滞在期間であったが、十分満足してこの村をあとにすることができた。
1999年当時の取材スタッフ
1999年当時の取材スタッフ 前列左がチェンガ
後列左から2人目がニマ
 他は役人とコーディネーター

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