2010年4月10日(土)
リベンジ!野伏ヶ岳
(1674m)を山SKIで滑る

先週登ったばかり、岐阜県石徹白の野伏ヶ岳に再挑戦した。
その時は悪天候に見舞われ途中の和田山牧場跡までしか登れなかった・・・
そして、その帰りに入った温泉から見た野伏ヶ岳の雄姿が忘れられずに再度挑戦することにした。
他の山は雪も融けて黒っぽくなっているのだが
この石徹白地区の山々だけは未だにまっ白で美しい姿をしているのである。
この時はやや後ろ髪をひかれつつ帰途についたが、再び訪れることができた。
温泉から見える山々 右端が野伏ヶ岳
この山を前に登ったのはもう10年以上前のことである・・・

5時半名古屋を出る。
早朝の道路は空いていて、東海北陸道の白鳥ICを降りて石徹白に着いたのは7時半
名古屋から石徹白までは、福井からの距離とほぼ同じ120Km。
だが高速を使えるので時間的には名古屋発の方が早く着く。
すでに登り口の駐車場は満車状態・・・50台くらいはいるだろうか?
ただ、すべての人が山へ登っている訳ではなく、半分くらいは釣り人だろう。
車の駐車場所を探したがなかなかいいスペースがなく
結局、先週来た時に見つけた林道の行き止まり一番奥の場所に車を止めた。(ここはNice!)
駐車場には1台だけ雪のつまった林道を歩く登山者多し
7時45分 ザックにSKIをつけて歩き出す。
先週来た時に比べると雪の量はかなり少なくなっている感じ。
林道の雪は所々切れているので、牧場跡まではザックにつけて歩くことにするが
出会う登山者はかなり多い。
最初は一人で歩いていたのだが、先行する登山者に追いつき徐々に列が長くなる。
先行する団体さんに追いつく和田山牧場跡に到着
林道をショートカットして和田山牧場跡に着いたのは8時40分。かなり快調なピッチだ。
ここのところ毎週末ごとに登山や自転車で運動していて体が軽くなっているのが何となく体感できる。
そして!和田山牧場跡からはデッカイ野伏ヶ岳がデ〜ンと控えているのがよく見える。
その隣の小白山(1603m)や薙刀山(1647m)も真っ白・・・その奥の三ノ峰方向はあいにくガスがかかっている。
和田山牧場跡で休憩して、今度はSKIに滑りどめのシールをつけて歩く。
山頂方向を見ると目指すダイレクト尾根には数人がすでに取りついているようだ。
それにしても急な傾斜の尾根・・・そこそこの時間がかかりそうだ。
左下まで伸びている尾根が目指すルート
ダイレクト尾根の取りつきに向かってみんなそれぞれ、気の向くままに大雪原の上を進んでいる。
ここからしばらくはあまりUP-DOWNがないので気楽に進める。
大雪原を歩く正面がダイレクト尾根ダイレクト尾根に取りつく先行パーティー
9時15分 尾根の末端部分にある湿地帯を大きく回り込んで、尾根に続く斜面を登るが結構キツイ!
先行する山SKIの二人組パーティーも苦戦しているようだ。
10分ほどかかってダイレクト尾根の上に出る。あとはこの尾根に沿って登ればいい。
しかしこの尾根、上へ登れば登るほど傾斜が急になってくる・・・
広く登りやすそうな尾根どんどん高度を稼ぐ結構な傾斜の尾根
頂上方向が見えているがまだ遠いたまたま一緒に登っていた人にシャッターを押してもらう
かなり登った・・・と思って上を見ると頂上はまだ遥か・・・
そしてこのあたりまで登ってくると、すでに登頂して降りてくる人達とも数多く出会うようになってきた。
みんな満足げに下ってくるが、SKIで降りてくる人はこのルート上ではいないようだ。
ふと後ろを振り返ると和田山牧場跡の白い台地が広がっていて美しい。
和田山牧場跡の白い台地
白と青の世界みんなつらいのか?うつむき加減でひたすら歩く奥は小白山
かなり上がってきたが、みんな相当つらそうで休んでいる人も多い。一気には登れない。
この尾根上にはどのくらいの数の登山者がいるのだろうか?
50人くらいいるのか?とにかく稜線上にはポツポツとアリのような点が動いている。
左のピークが頂上
私のSKIはシールが古く、登りの踏ん張りが利かなくなってきたため
途中からSKIを担いで上がることにした。(それだけ急な登りでもある)
途中で出会った登山者はほとんど追い抜いてきたので、かなり好調だと言えよう。
頂上が遠くながらも見えるところまで登ってきたが、まだまだ・・・
そして下りの滑降に使えそうなよき斜面もチェックしながら登り続ける。
左中央が和田山牧場跡
10時50分 ついに頂上へと続く県境稜線に出た。
ここからは一直線に伸びる尾根を300mほど登ればもう山頂だ。
あいにく白山の方向は雲にかかって見えないが、福井方向は天気が良さそうだ。
ここは日本海側と太平洋側を分ける分水嶺上でもあり、気象の分かれ目?でもある。
今日は福井方向の天気は良さそうだが、岐阜方向はやや雲が垂れこんでいるようだ。
白山・三ノ峰方向はあいにくガスの中山頂へと続く稜線を進む 最後の登り
11時ちょうどに山頂に到着。登りだして3時間15分は決して悪いペースではないだろう。
そして野伏ヶ岳のピークは夏道が無いため登頂できるのはこの時期でないと難しい。
野伏ヶ岳山頂白山方向山頂にて
山頂にはすでに数人の登山者が昼食をとっていたが風が強い。
少し風の弱い福井県側へ下って昼食とした。
奥越の秀峰、荒島岳(1523m)の姿が実に印象的だ。
荒島岳 迫力ある姿が印象的
今日は本当に福井方向の天気はよく、荒島岳のずっと右側に大野の街も見ることができた。
小白山方向 右奥が荒島岳
南方向 小白山右奥に荒島岳(松鞍山・びわくら山も見える)

越前の山々 経ヶ岳→赤兎山→大長山
西方向 経ヶ岳→赤兎山→大長山

11時40分
 さて腹ごしらえしてからはSKIをはいて下山することにする。
他にSKIで来ていた連中はみんな南東の大斜面を下ったようだが、
私の方は登るとき右手に見ていた谷を下ることにする。
ここから左の谷を下る下りてきた斜面を見上げる
最初の滑り出しはあまりの急な斜面でちょっとビビってしまうが、とりあえず斜滑降とキックターン
さらに横滑り・・・と様子を見つつ雪崩にも注意して転ばないように滑り下りる。
この斜面は今日誰も滑っていないようだ・・・シュプールが全く無い。
様子を見て大丈夫そうだとわかると1173mのピークまで一気に滑り下りる。
登りに1時間半ほどかかった尾根登りもSKIで下れば10分もかからない。
しかし、雪の状態はあまりよくなかった。
朝日が登ってからずっと太陽を浴びているせいか完全に雪が腐っている。
ターンするときにちょっと体重がかかりすぎるとすぐズブズブとSKIが雪の中に潜りかける。
おまけに谷の中央に近いところを滑ると下から沢の水の流れる音が聞こえる。
できるふだけ谷の中央は避けて安全そうなところを滑ったが、下の方に来ると雪の状態は少し良くなった。
斜め右に向かう谷が滑ってきたところ途中ではテントの10人くらいの大登山隊も林道は倒木多数
和田山牧場跡の末端に着いてからは少しの登りがあるが、SKIをはいたまま進む。
12時20分 登る時に休んだ和田山牧場跡にたどり着いた。
一息入れて林道をSKIのまま下るが、雪の状態はここもあまり良くない。
倒木が多数ある上、杉の葉がそこらじゅうに飛び散りSKIが滑らない・・・
それでも13時に車のところへ無事帰ってきた。
今回のルート
先週頂上を極めることができなかった野伏ヶ岳だったので、気合いを入れて登ったのだが
意外にもあっけなく登ってしまった。
でも山としてはすこぶる楽しい!
登りはなかなかハードで登り甲斐はあるし、下りもSKIを使えば楽しい。
あとで別のSKIerに聞いたところでは、南東面斜面の雪の状態はそう悪くない・・・とのことだった。
石徹白の集落田圃はまだ雪に覆われている
石徹白という地域はかつては福井県だったところ。
戸数はそんなに多くはないのだが、どこかいい雰囲気の漂う土地だと思う。
SKIを車に乗せてゆっくり走っていたら、止まっていたスクールバスの運転手のオジサンが
「おっ行って来たな!」という感じの思いっきりの笑顔が返ってきた。
また集落の中で写真を撮っていると、これまたマイクロバスの運転手さんが
ニコッと笑って会釈してくれる。今どき珍しいところ・・・だと思う。
(田舎はこんなもん・・・という人がいるかもしれないが)
雪の山々が見える石徹白
ちょっとした高台に上がれる道を探して集落を眺められるところまで行ってみた。
北方向にまっ白になった山々を望むことができ思わず息をのんだ。
素晴らしい景色だった・・・晴れていればもっとはっきり見えるのだろうか?
「石徹白」という村はやはり何かありそうな?
景色も人もそんな気配を感じさせてくれる場所だと思う。
まるでネパールのどこかの村を連想させるような・・・
 

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