2009年10月3日〜4日
ヘシコ登山隊 鏡平へ行く

〜北アルプス鏡平(2300m)から抜戸岳(2813m)縦走〜


鏡平からの槍穂高連峰
自転車の転倒事件以来ずっとおとなしく療養していたせいかここのところ運動不足気味・・・
そうこうしているうちに、いつの間にか季節は秋になってしまった。
ここはひとつドカン!と秋のいいシーズンに気の合う仲間と楽しく登ってみたい・・・
今回は前から行こうと考えていた北アルプス鏡平へと向かうこととした。
日頃からよく登っている職場の仲間に声をかけると、すぐに8人の参加希望あり!
前に勤務していた福井と、現在所属している名古屋の職場仲間とともに新穂高温泉へと向かう。

福井から5人、名古屋から4人で車に乗り合わせ新穂高温泉で合流したのが朝9時
ロープウェイ下の駐車場はもうイッパイ?かと思ったら、かなり空いていた。
秋山にはベストシーズンでかなりの登山者が・・・と思っていたのでちょっと肩透かしにあった気分。
9時25分 新穂高温泉の駐車場(1090m)を歩き出す。
ここへ向かう途中の東海北陸道で、激しく降っていた雨も明かり周囲の山々も見えてきた。
若い!みんな元気晴れてきた!ワサビ平小屋
鏡平へと向かう林道をひたすら歩く。
11時10分 途中のわさび平小屋(1400m)に到着、ここで昼食をとることとした。
もう天気は快晴!外のベンチでワイワイガヤガヤやりながら楽しい昼食タイムとなった。
12時 再び歩き出す。
林道から左に曲がり左俣谷の流れに沿って徐々に高度を上げる。
林道をそれて斜面を登るナナカマドの実が赤い
高度1500mを越えるあたりから紅葉が見え出してきた。
秩父沢との出合に13時15分到着。今朝まで雨が降っていたせいもあってか水量は豊富だ。
14時30分 シシウドガ原到着。
このあたりまで登ってくると、かなり周囲が開けてきて見通しもきき高度感を感じられるようになってくる。
そしてもう一息登ると木道が現れ鏡平が近くなってきたことがわかる。
もう標高はすでに2000mを越えていることもあって紅葉もきれいだ。
若い連中は面白い!鏡平は近い紅葉の中を歩く
紅葉がGood紅葉
15時50分 目の前に大きな池が現れた。
本日の目的地、鏡平山荘にはすぐに到着。
宿泊手続きをして早速BEERを購入!1本500円だがもう背に腹は替えられない!
2本購入!全員揃ったところで小屋の前のベンチで乾杯!
いやぁ〜至福の一瞬!
山荘前BEERで乾杯!
外の気温は13度ほどなので、全員完全防備で持ち寄ったつまみを披露しての宴会。
中でも好評だったのはヘシコ
私はこの日のために?購入してきたヘシコを自宅で焼いて身をほぐしタッパに入れて持ってきた。
その他には福井から来たS氏が一本モノのヘシコを担ぎ上げてきた。
ちょっと涼しいがみんな気分は高揚気味でサイコー!
ところでこのあとの日没のシーンが実に美しかった・・・
鏡池に映し出された赤く輝く槍穂高が、時々刻々とその姿を変えていくのである。
壮大な自然のShowというのは言葉ではなかなか表せない・・・
16時54分撮影
17時9分撮影
どうも槍ヶ岳のイメージらしいが・・・壮大なShowが繰り広げられる
この時期の日の入りは17時40分くらい。
この時間に合わせて小屋の食事時間は17時45分から・・・とのこと。
と思って小屋へ戻ってさあイッパイ飲むか・・・と、ふと窓を眺めると見事な月が昇ってくるではないか!
しかもほぼ満月!さらに槍ヶ岳の頂上に上がってくるではないか!
またしてもカメラを持って池まで走る・・・
槍の穂先から上がる月 右に槍ヶ岳山荘の明かりが見える名月槍に上がる
池から月を見るとちょうど槍の穂先に満月が・・・
こういう時は一眼レフカメラがあるといいのだが、持っていないので致し方あるまい。
IXY-900の電子ズーム機能を使って槍の穂先までズームインするが電子ズームでの限界
ややざらついた写真にならざるを得ない。
しかし池面に映る槍と月、さらに天候といいNiceなタイミングでこの鏡平に来たものだ・・・と思う。

楽しみな夕食は17時50分から。
今回この鏡平山荘に宿泊していた人はそう多くなく我々を含んで50人に満たないくらい。
グループとしては我がヘシコ登山隊が一番多い人数のようだ。
こじんまりとして和気藹々、実に楽しい時間の始まりである。
大宴会!ではない。フツーの夕食です。山荘の夕食はうまい!締めはヘシコ茶漬け
ここでも持ち込んだヘシコは大人気!
山荘へ差し入れたヘシコも焼かれて登場すると、さらに一気に場は盛り上がり爆発!
周りのお客さんも大喜びで、小屋からは日本酒2リットルの差し入れが・・・
窓を開ければ槍ヶ岳に中秋の名月。もうサイコーのシチュエーションだった。
最後はヘシコ茶漬けを食しながら槍と月を眺める・・・
ヘシコ茶漬けと槍+名月槍の上に上がった月
かくして鏡平の夜は盛り上がり・・・
部屋へ戻ってワインに焼酎・杏露酒etc出るわ飲むわ・・・月を見てまた盛り上がり。
しかしそこは大人、消灯の21時過ぎには全員眠りについた。
(朝早いからトーゼンみんな眠い)
霜が降りていた
5時起床。明けて4日も快晴!気温0度ちょうど。池も一部は凍っていた。
日の出を見ようと思っていたが鏡平から見える日の出はちょっと遅い。
それまでに朝食を済ませることとするが、ここでまた例の「ヘシコ」が登場する。
朝飯にもバッチリ合うから恐ろしい食べ物だ!ほぼ2匹分あったヘシコはこれで終了。
ヘシコ茶漬けにするのだ食べる!食べる!みんなよく食べる!
みんな次々とおかわりをして2杯目はヘシコ茶漬けで決まり!
暖かいご飯とこのヘシコは実にマッチした食べ物なのである。
鏡平山荘の朝
朝食後は外で太陽が出て来るのを待つ。
6時44分槍ヶ岳と大喰岳の間くらいから日が登り出した。
みんな日の出を待ち焦がれている日の出 5時44分写す
太陽の光は暖かい・・・そしてすべてを包み込むやさしさがあるようだ。
日の出をまじまじと見つめることが無い現代人にとって、この日の朝は心が洗われる思いだった。
お世話になった鏡平山荘
7時35分 ちょっと遅くなってしまったが鏡平山荘を出発する。
ここからはゆったりとした登りが弓折乗越まで続くが、このあたりの紅葉が素晴らしくきれい!
赤、オレンジ、黄色と色鮮やかな木々の間を写真を撮りながらゆっくり上がっていく・・・
(じつはスタートが遅かったのと、この登りにちょっと時間を使いすぎてしまった)
ナイス!紅葉!弓折岳方向へとルートは続く奥に見えるのは槍ヶ岳
登る途中から後ろを振り返ると、槍から穂高の稜線が紅葉の向こうにくっきり見える。
槍と下に見えるのが鏡平山荘
8時35分 弓折乗越に到着。ここで一息入れて最初のピーク弓折岳を目指す。
弓折乗越にて弓折へと向かう稜線
弓折岳頂上(2588m)には9時5分到着。本日最初に踏むピークである。
ここから次のピーク抜戸岳までは稜線歩きではあるがUP−DOWNの続くルートとなる。
弓折岳頂上抜戸岳への稜線右後ろは槍ヶ岳
途中のピークに10時20分到着。
ここが抜戸岳?と思ったが山はそんなに甘くない・・・遥か彼方が抜戸岳のピークだ。
一旦下ってまたしても登らなければならない。しかしメンバーは若い!私と二周りも違うヘシコ隊員もいるのだ。
奥のピークが抜戸岳秩父平からの登り
秩父平からの登りこの人は誰でしょう?向こうに見えるのは笠ヶ岳
いったん下った秩父平には11時5分に到着。
秩父平ではきれいな水が流れていて、笠ヶ岳を今朝出発してきた・・・という登山者が休憩していた。
この秩父平を登り切ると目の前にひときわ大きな笠ヶ岳(2897m)が見える。
あの山まで行ってみたいが今日はとても無理・・・
笠ヶ岳を眺めながら稜線歩きをしばらく楽しむと、ようやく本日の最高峰抜戸岳が見えてきた。
抜戸岳(2813m)には12時30分到着。
抜戸岳山頂
この時間なのでこの山頂で昼食といきたいところだったが、
13時 杓子平側に少し下った眺めのいところで弁当を広げることとした。
目の前に槍穂高を眺めながら弁当を食べることができる・・・というのは最高の贅沢だ。
山小屋で作ってももらった弁当というのは大体において、味が濃くておいしい。
鏡平山荘の弁当はどうだろうか?
パッと蓋を開けると白いご飯の上にナンと!!!あの「ヘシコ」が乗っている!
ように見えたのだが実は塩鮭だった・・・
一同一時は「さすが鏡平山荘!気が利いている・・・」などと言って歓声を上げていたが、その後は大笑い。
ほとんどみんなヘシコ中毒?でも弁当は予想に違わず実においしいものだった。
豪華弁当!数少ない自分のワンショットみんなニコニコランチ
サイコーのランチ!
秋の日は短い・・・楽しい昼食だがあまりゆっくりする訳にはいかない。
13時40分 最後の槍に名残を惜しみつつ下山の途についた。
杓子平からの下山
さてこの後が大変・・・笠新道の下りは長い、おまけに人数が多いと時間がかかる。
(朝もう少し早めに出るべき+途中ももう少し休憩を少なくすべきだったと反省しかり)
新穂高温泉へと続く左俣林道へ出たのは18時5分。ヘッドランプを取り出して歩く。
(こうなることは予測しつつ全員ヘッドライトを持参するよう徹底)
途中林道をパトカーが赤色灯を回して走ってきたのだが、我々には目もくれず走り去る。
一瞬だけドキッとしたが、あとで話を聞いたところによると子供が怪我をしている・・・
というような情報が入り様子を見に来たらしい。
そんなこんなで最後までいろいろあったが、この日は月がきれいだった。
しかも満月で都会ではゆっくりと見たことのない月を眺めながら最後の歩きは楽しかった。
19時15分 新穂高温泉到着。
ようやく到着むっちゃ!おもろかったでぇ〜
ヘシコと紅葉、笑顔そして月の美しさが実に印象に残る登山だった。
ヘシコ登山隊の面々は温泉に浸かったあと、福井と名古屋に名残を惜しみつつ帰途についた。
名古屋に着いたのは23時になってしまった・・・
参考までに歩いた距離は
新穂高温泉〜ワサビ平小屋(3.5Km)〜鏡平小屋(5Km)
鏡平小屋〜弓折岳(1.8Km)〜秩父平(3.8Km)〜笠新道登り口(6Km)〜新穂高温泉(3Km)
全行程23.1Km。

最後に
今回のヘシコ登山隊の平均年齢は35歳くらいかと?
当然のことながら最高齢は私です。
しかし、日頃から運動しているせいか2周り近い年齢差があっても
若いみんなと同等に歩くことができ実にうれしい限りです。
そして今回は5名の若くてきれいな女性が同行してくれましたが
私が山に行くときはいつもこんなきれいな女性陣が一緒に来てくれる訳ではありませんので・・・
念のため。あしからずご了承ください。


今回は2日間で529枚もの写真を撮りました。
HPに載せたのはごく一部です。

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