2009年1月25日(日)
山の女神は微笑んだ 大野市荒島岳
(1524m)

昨年6月まで勤務していた福井の職場の同僚が雪山に登ろう・・・と誘いかけてきた。
この時期に福井で登れる山はそう多くない。
(逆に言えば雪が降ってしまえばどこでも登れるのだが・・・)
少人数で登るにはそれなりのラッセルを覚悟しないといけないので
なるべく多くの登山者がありトレースがある山をチョイスする必要がある。
となると福井の冬山のメッカ?ともいえる大野市の荒島岳が一番だろう。
大野市内から見る荒島岳
福井の自宅を朝5時半に出発、福井市内で他の二人のメンバーと合流してR158を大野に向かう。
道路は冷え込んでバリバリに凍っている。
大野市内に入ったところの道路わきにあった温度計ではマイナス5度を指していた。
7時40分 ふもとの勝原SKI場を歩き出す。
まだSKI場のリフトは動いていないので、ゲレンデの端っこを登りだすが雪が少ない。
所々にブッシュも見えているから積雪は50cmくらいではなかろうか。
勝原SKI場を登るきれいにトレースがついている
8時25分 旧最終リフト跡地に到着。
先行登山グループのトレースがしっかりついていて歩きやすい。
後ろからも山SKIをはいた大阪からの3人組が登ってきているし、そのずっと後ろからも誰かが登ってくるようだ。
さすがは冬とは言え百名山の荒島岳である。人気は高い。
リフト跡で小休止してさらに上を目指す。
ここから上はブナ林の樹氷の中を少しずつ登っていく。
ブナの樹氷の中を歩く
天気さえよければ冬の山は美しい。
それは真っ白い雪が余計なものをすべて覆い隠してくれるから。
この荒島のシャクナゲ平に出るまでのブナ林の樹氷の道は特筆に価する。
若い二人は元気?冬の木漏れ日・・・やわらかい樹氷のトンネルが続く
10時10分 シャクナゲ平(1204m)に到着。
昨夜からここに泊まって、今朝頂上を目指したであろうパーティーのテントが一張りポツンとあった。
やはりここも思っていたほど雪は多くない。
積雪量はもしかすると1mにも満たないかも知れない。
周囲のブッシュも完全に雪の中には埋まっていないので思っていたより視界は良くない。
シャクナゲ平にはテントが一張りあった荒島岳頂上
シャクナゲ平からは少し鞍部に下ってさらに大きな上り返しがあるが
このブナの林も美しかった。
樹氷の中を歩く
傾斜の急なもちが壁を登りきると視界は急激によくなり、遥か下には大野盆地の広がりが見えてくる。
この高度感が素晴らしい!
前荒島への登り
こんな素晴らしい光景に出会えるのはそう多くはないだろう・・・
今日は実にラッキー!
前荒島から頂上の稜線 私です
前荒島を登り切ると頂上までのおだやかな稜線は真っ白!
空の青色と雪の白さ、2色だけの別世界になる。
頂上稜線を進む大雪原を登り続ける左奥が頂上
前荒島→中荒島→荒島岳頂上へと続く白い稜線はべったりと白い雪の斜面が続き
樹氷も雪の中に埋まってスッキリしている。
このシーズンならではの素晴らしい風景が繰り広げられる。
12時ちょうど 荒島岳(1524m)山頂に到着。
何もないだだっ広い山頂は風が強く、体感温度はマイナス20度以下だろう。
後から登って来た登山者の髪の毛がバリバリに凍ってつららまでできていた。
荒島岳山頂3ショット記念写真 背景は大野盆地
次々と登山者は上がってくるが、あまりの寒さで頂上には長居はできない。
12時15分 下山開始。
下山は快適だ。雪の大斜面を滑るように駆け下りる。
登りは後ろに背負ってきた景色を、今度は正面に眺めながら降りる気分は爽快だ。
12時55分 シャクナゲ平到着。
ここでちょっと遅い昼食をとることとする。
頂上から標高差300mを降りるだけで風はまったくなくなり、ここは別世界のようである。
昼食後は13時45分にシャクナゲ平を出発、ふもとの勝原SKI場には14時50分着。
楽しかった雪の荒島岳登山は終了した。

下山後は旧和泉村の平成の湯に立ち寄り、R158を白鳥に出て東海北陸道から名古屋に戻った。
白鳥からはSKI帰りの車の大渋滞でなかなか進まなかったが
3時間かかって名古屋のマンションまで帰りついた。
でもこれだけ天気のいい登山で気分も爽快!
実に気持ちのいい週末を過ごすことができた。


2008年4月20日 早春の荒島岳もご覧ください。


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