2週続きで北アルプス西穂山荘へ
2009年2月28日(土)〜3月1日(日)


今回は仕事で北アルプス西穂山荘までの登りだ。
しかも登山家で有名な田部井淳子さんもいっしょで某テレビ番組での枠付け撮りである。
実は田部井さんとこの西穂へ来るのはこれで2回目。
2002年に別の番組の撮影(ピッケルの番組)で日帰りで来たことがある。
そのときは西穂山荘の上でバリバリに凍っていた雪の上を、アイゼンを利かして歩き楽しかった・・・
新穂高ロープウェイからの景色
2月28日は朝一番のロープウェイで西穂高口まで登る。
快晴で真っ白な山々が眩しい・・・
しかしこちらも雪は少なそうで、カンジキの必要はない。
ロープウェイの駅で撮影、その後も西穂山荘まで所々撮影しながら登るので山荘(2385m)に着くころにはもうお昼。
それでも天気のいいうちに仕事は済ませたい。
なんと言ってもこのギョーカイは天気がすべてである。
山荘までの登り山荘直下久しぶりの西穂山荘
昼食もそこそこに丸山へ向かい周辺で撮影、天気がよくて素晴らしい!
奥に見えているのは白山
向こうに見えているのは乗鞍岳
今日は土曜日ということもあって登山者もそこそこいる。
早々に西穂山頂まで往復してきた人たちもいたようだ。
向こうに見えるのは笠ヶ岳 こちら山頂方向
夕方日が暮れる前に山荘の前で撮影して、何とか日没前にぎりぎりで仕事を終えた。
雪原に兎?の足跡
翌3月1日もいい天気だったが、昨日より雲がやや多い。
朝からまず室内で撮影してそのあとまた外で撮影、いいロケーションを探すがなかなか思うような場所がない。
これも暖冬の影響か・・・
素晴らしいスカイライン!後ろは霞沢岳
登ったり下ったりしてロケハンしているうちにお昼。
西穂山荘名物の西穂ラーメンとライスで昼食にして下山する。
西穂ラーメン 絶品!
帰りは日曜日ということもあって、東海北陸道がまたしても大渋滞!
5時間近くかかって名古屋へ帰り着いた。


3月5日(木)〜7日(土)
再び西穂山荘へ

今回の西穂山荘行きは職場の研修である。
冬山でのカメラマンを目指す人たちや、僻地辺境での取材対応できる人たちを育てる・・・
というのが大きな目標である。
自分から志願して参加する人や無理やり参加させられる人も?いるのか?
実態は不明であるが、参加者15人で3月5日西穂山荘目指して登りはじめた。
ちなみに私のザックは体重計で量ったら30Kg!
50代になってこんなにも荷物を担がなければならないのか!?
一応講師を除くと私は2番目の高齢?
経験者ということもあるが、若い人でも私よりはザック軽くない?
雪は相変わらずそう多くない西穂山荘到着
12時50分 重い荷物を担いで西穂高口のロープウェイ駅を出発する。
重い荷物を担ぎながら雪道歩きなので途中数回休みながら西穂山荘を目指す。
たいしたトラブルもなく15時5分 西穂山荘到着。
到着後は雪上歩行訓練。ピッケルを使って急斜面を登る訓練と雪崩についての講義を受ける。
急斜面での講習
この日は一日中天気がよかったが、夕方より悪天の兆しあり。
翌日の予定は独標まで登る予定だが・・・夕方の気温ー4℃。


明けて3月6日 予想通り外は吹雪。しかし気温はー1℃と寒くない。
風は南東方向から、どうも前線が通過しているようで風向きが逆だ。
積雪は新雪が50cmくらい積もっただろうか。
朝食後外へ出て独標目指し歩き出すが、猛烈な風と雪で吹き飛ばされそう!
丸山への稜線第一ケルン付近で引き返す。
全員アイゼンとピッケルで重装備だが厳しい天候には勝てない・・・
おまけにロープウェイも強風のため運転中止とのことである。
丸山への稜線 下は西穂山荘
写真は丸山へと続く稜線であるが、横殴りの吹雪にみんな首をうなだれて歩くしかない。
吹雪!
上部に行くにつれ風が強く吹き飛ばされそうになる。
雪が顔にあたって痛い。
あまりの強烈さに下山決定、山荘に戻り今度は雪崩ビーコンを使って実験。
最新式の雪崩ビーコンを扱うが、最近の製品は精度が高い!
埋まっているビーコンまでの方位と距離をピタリと算出する。
最新式の雪崩ビーコン雪崩ビーコンを使って捜索ゾンデも使う
昼食を挟んで午後は翌日の放送のための機材設営。
設営している間にも雪がどんどん降ってきた。
1回だけ動いたロープウェイで、登山者二人が上がってきたが、ロープウェイの駅までの道は
もうすでに雪で埋もれてわかりにくくなっていた。

3月7日
は5時起床。
気温はー13℃!新雪も積もっている。
山荘周辺は一面大雪原となった・・・
西穂山荘も吹雪でかすむOn Air山荘からの笠ヶ岳方面
しかし天気はいいのだが、風がものすごく強く吹き飛ばされそう。
周囲の山々もフワ〜と見えてはすぐにガスの中に消えてしまう。
陽が登ってから気温はさらに下がり−15℃まで下がった。
動いていないと寒くて凍えそうな中、朝の放送3回を何とか出し切った。
苦労して一仕事終えた仲間の表情はみんな輝いていた。
10時45分 すべての機材を撤収して下山。
下りも30kg超!背負子の肩紐が背中に食い込むが下りは気が楽。
日曜日ということもあって朝一番のロープウェイで登って来た多くの登山者とすれ違う。
帰る頃には快晴 私 後方は西穂山頂
12時10分
 ロープウェイの西穂高口に到着。
ここまで来ると人が多く下界に下りてきた・・・という感じ。


久しぶりに厳寒の世界を味わったが、困難な状況の中とはいえ
仲間と協力してひとつのことを達成する・・・というのは実に楽しくやりがいもある。
仕事で来るとなかなかピークを踏めないが、今年中には何とか頂上へも行ってみたい。


山とOutDoorのページに戻る
Homeに戻る