2009年8月2日〜5日
雲上の世界へとあなたを誘う…槍ヶ岳へ
(3180m)

8月になったというのに雨が降り続く・・・
北アルプス槍ヶ岳からの放送は、かなり前から日程が決まっているが果たして快晴は期待できるのか?
そんな心配ばかりを胸に8/2(日)朝8時名古屋を出発した。
新穂高温泉で福井からやってくる福井山岳会の強力な助っ人2名と合流、
白出沢出合を経由して槍平の小屋を目指す。
天気は悲しいかな雨・・・少しテンションは下がるが登るしかない。
雨の林道歩きはつらい・・・滝谷も水量がやや多いようやく見えた槍平小屋
途中撮影しながら登るので時間はかかったが16時45分 槍平小屋に到着。
この日は日曜日ということもあってか?小屋はほぼ満室。
玄関の天井は雨に濡れた雨具を干すため吊るす場所がないほどだった。
槍平小屋前にて夕食のメインはハンバーグ うまかった
夕食後、外へ出て空を見ると一部青空が見えてきた・・・好天は期待できるか!?
部屋は多くの登山客で満室、狭い場所では寝にくいのか我々スタッフの中にも押入れの中で寝る輩まで出現・・・

8月3日(月)
朝起きてまず気になるのが天気!
雨は降っていないし山もよく見えているようだ・・・まずは一安心。
5時30分朝食 人数が多いため何回かに分けて入れ替え制である。
しかし単身赴任者にとっては3度の飯がちゃんと頂ける・・・というのは大変ありがたいことだ。
朝の槍平小屋うまい!朝食
宿泊していた登山者が全員出発した6時50分、我々スタッフも歩き出すこととする。
天気は快晴!の兆し。

西穂が見える後方には笠ヶ岳まだまだ遠い・・・
槍平小屋を出発し少しずつ上に上がると展望が開けてくる。
後方には笠ヶ岳、右手には北アルプスの山々が見えてきて、8時30分標高2500mを越えるころには快晴!
暖かい陽の光を浴びてお花畑の花がいっせいに咲き出した。
ハクサンイチゲ

ヨツバシオガマ
奥は笠ヶ岳
10時50分ようやく飛騨乗越しに到着。
ここまで来れば槍ヶ岳山荘はもう目と鼻の先である。

長い登りが続くもう少しで飛騨乗っ越しようやく飛騨乗越しに到着
11時槍ヶ岳山荘到着昼食をとって荷上げしてあった機材の開梱を始める。
今回は機材量が多く(400Kg)山荘の荷上げに使用しているヘリにお願いして機材を上げてもらった。
が、それでも我々の担ぎ上げてきた荷物は一人20Kgほどあった。
山荘前の賑わい山荘内の一室に機材を組む電波を飛ばすパラボラアンテナ
午後は、機材を組み上げ電波の伝播チェックや電池の充電etc多くのことを精力的にこなし
18時30分の夕食までみっちり働いた。が、ここは標高3000mを越える世界、頑張ると呼吸がつらい・・・
山荘の夕食
おいしい夕食を腹いっぱい頂き、願いはひとつ「明日も晴れてくれ!」


8月4日(火)
朝4時30分起床。すでに外は明るくなってきている。どうも晴れそうだ!
御来光を待つ人たち槍ヶ岳の東側より陽が登る
陽が差すと一気に暖かくなる
外へ出て御来光を見て5時から朝食。
食堂は東向きのため思いっきり朝日が差し込んできて明るい。
朝日の差し込む食堂
豪華朝食山頂へ向かう
朝食を終えて6時30分 山頂へ向かう。
この時間になると、御来光を見ようと山頂へ登っていた人たちはほとんどいなくなり順番待ちもなく15分ほどで到着。
しかし下見時とは異なり、あまりに見通しがいいため高度感は抜群である。
見る見るうちに足下の槍ヶ岳山荘が小さくなっていく・・・
槍の穂先を攀じる
ひたすら垂直に近い壁を登る最後の垂直梯子
眼下に槍ヶ岳山荘が見える山頂はそんなに広くなく20人も登るともうイッパイ
さて山頂では翌日に向け電波伝播チェック+山頂からの風景を収録
8時45分早々に下山した。
この日の放送は夕方16時50分からである。
山荘前では台湾からの団体登山者が到着。賑わっていた。
山荘前はにぎやか
しかし夕方の時間帯はガスが発生しだし山荘前から見る槍の頂上は見えたり見えなかったり・・・
山の天候は時々刻々と変わっていくのである・・・
この日はトータル4回の放送を無事終了。まずはほっと胸をなでおろした。


8月5日(水)
今朝も晴れた!天気さえ良ければ何でもOKだ!
いつもの通り5時朝食、機材の準備をして山頂を目指す。
山荘から槍の頂上までは標高差およそ100m。
一気に垂直の壁を上っていくため朝一番の運動はつらい・・・
山頂向きの受信アンテナ今日も梯子登り山頂は天気サイコー
6時20分山頂到着、すぐに機材のセッティングを始める。
最初のOnAirは7時ちょうどだ。天気よければ映像も音声もサイコー!
8時13分の終了までトータル4回の放送を出した。
雲上の槍ヶ岳山荘
北アルプス穂高連峰が見える
8時30分 山頂から下山開始。
最高の天気でOnAirも無事済ますことができ全員気持ちよく頂上から降りることができた。
その後は放送機材の片付け梱包に大変時間がかかったが
11時40分 槍ヶ岳山荘の方々に見送られ新穂高温泉へと向かった。
うまくいった仕事のあとというのは実にいい気分である。
スタッフ10人全員ニコニコしながらややハイな気分で降りることができた。
名古屋帰着21時30分 長い一日だった。

聞けばこの3日間はこの夏一番の晴天だったそうだ。
そして我々が下山しだした5日午後から天気は下り坂、名古屋へ向かう途中もポツリポツリと雨が降り出した。
今思えば、まさしく神がかり的?な槍ヶ岳中継だった・・・槍ヶ岳の女神は我を見放さなかった。

7月24〜25日 憧れの槍ヶ岳へ(下見登山編)もご覧ください

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