2008年1月20日(日)
福井山岳会1月例会山行★
大野市徳平山(1193m)〜臼本山周回(1116m)

個人的には今年初の山行でもあり、福井山岳会にとっても今年初の例会山行でもある。
徳平山(とくべらやま)は、かなり昔に一度登ったことがある。
途中の尾根に福井県では一番大きいのではないか?と言われるミズナラの木があり
それを山岳会のみんなで見に行ったのである。
その時は雪のないシーズンだったが、登山道のないこの山をヤブ漕ぎで登ったことを思い出した。

徳平山(1193m)
向かいの尾根から見た徳平山 右の尾根から登り左側の尾根へと縦走

福井発5時半!まだ真っ暗である。2台の車に分乗して大野市を目指す。
途中の道路は一部テカテカに光っていて凍結している・・・
7時10分 大野市(旧和泉村)の東市布に到着、もう少し走れば県境の油坂峠である。
かつてこの東市布には九頭竜川最上流の集落があったらしい。(標高634m)
今はそんな面影は全く感じられないが
道路の右側に大きく除雪した広場がありここに車を止めた。
国道上にあった温度計は−7度を示している。
国道の脇から登る 尾根への急登
7時25分 駐車場から歩き始める。
雪は意外と締まっていて固い。スノーシューやワカンを履く人がいたが何も履かずツボ足で歩くことにする。
歩き始めていきなりかなりの急登に差し掛かる。
尾根に出るまでの標高差およそ300mを一気に登るが、雪が締まっていることもあり歩きやすい。
 植林された杉林を登る 快適に尾根を歩く
リーダーK氏の恐ろしいほどのスピードにつられ1時間もかからずに頂上へと続く尾根に出る。
尾根上は少し見通しも良くなるが、雪の量が少ないせいもあってブッシュがよく出ており
いつものこの時期に比べるとやや歩きにくい。
 巨木が多い尾根
頂上へ続く尾根を進む
この尾根上は巨木が多いのが特徴。
いたるところミズナラや桧などの大きな木が目に付く。
そして8時40分何年か前、目にしたミズナラの巨木のところに到着。
木の周囲は雪が積もっているせいもあって、夏に来た時と異なりヤブが無くさっぱりしている気がする。
尾根上に聳え立つミズナラの巨木ミズナラの大木は珍しい・・・ミズナラの木の中には逆さになったつららが・・・
ミズナラの木の根元付近には動物が入れそうな穴が開いていて
中を見たら鍾乳洞によくあるつららの逆さまになったような氷柱ができていた。
木の中央部分に穴が開いていてそこから水分が滴り落ち、つららを成長させていくようだ・・・
この木の周りで写真を撮ったりして休憩、標高はもうすでに1000mを越えている。
ふと見ると白山が真っ白に見える。
しかし、いつも見る角度と違い裏側から見ることになるので並びが逆になっている。
白山
左から三ノ峰→別山→白山

福井市方向から見る白山とはちょっと趣を異にする?なかなか見れない景色である。
また反対側を見れば御岳山と岐阜の山々がよく見えてくる。
御岳山

徳平山山頂(1193m)9時30分到着。
頂上はなだらかで周りより少し小高くなっている。
頂上への最後ののぼり 徳平山頂上
積雪は1mあるかないか・・・というところ

夏道のない山だが登ってくる人がいるのだろう、2ヶ所ほど頂上を示す標識が付けられていた。
木につけられた標識

一息入れていると下から誰か登ってくる人がいるではないか!?
こんな所へこんな時期に・・・と思っていたら同じ山岳会のO氏であった。
朝遅刻してしまったので単独で登って来たとのこと。これで総勢11名の登山隊になった。
徳平山頂上全員集合
9時55分 徳平山頂上から歩き出す

目の前に広がる長大な周回コースへのスタートだ。
山頂から下る なだらかなUP-DOWNが続く
臼本山へと続く尾根は細かいUP-DOWNがあるが
スノーシューもワカンも付けなくとも雪にもぐることはない。むしろ下りはツボ足が快適!
途中1148mのピークで岐阜県との県境に合流する。
そしてこの稜線も巨木が多かった。
巨木の森 巨木2

木の種類は桧やミズナラ、コウヤなど、
そして1本の木にいろいろな種類の宿り木がついているのも多かった。
(中には1本の木に5種類ほどの木が生えていることも)
またこの稜線からは遥か北アルプスの剣岳らしき山が見える!
福井の山からはなかなか見ることがなかったので本当に剣岳か?と思ったが
写真を引き伸ばしてみて見ると確かに剣岳のようだ。
剣岳 2998m
早川会員提供の徳平山〜臼本山の間から見た剣岳 拡大補正したもの

臼本山へと向う稜線は途中からややこしくなってきた。
GPSと地図を出してルートを確認しながら沢へ入るが細かいUP−DOWNが多い。
沢を下る今度は沢を登り返す
キツイ〜
11時40分 やっとのことで送電線鉄塔の手前のピーク(1010m)で昼食。
まだかなりの距離を歩かないといけない・・・12時20分出発
ここからは送電線鉄塔が目印となる。
4回目に鉄塔に出会ったところで尾根から谷に降りればいい。
1回目の鉄塔は歩き始めて5分後すぐに遭遇。
帰りのルートはだんだん目標ができ歩きやすくなった。

送電線鉄塔 コウヤの木
この稜線は変わった木が多いが、右上は「コウヤ」の木の葉。
松葉の先をくっつけたような葉だが柔らかい。
Netで検索するといっぱい引っかかってくる。
「コウヤ」は正式には「高野槙」というらしいが、あまり福井の山で見かけたことが少ない。
詳細はこちらで。

巨木3 2回目の鉄塔遭遇
1回目の鉄塔と2回目の鉄塔の間に臼本山(1116m)があるが
今回このピークへ寄ると1時間ほど時間を食うのでショートカットして先を急ぐこととする。
(これまでもかなり長い距離を歩いて来ているのでホッとする人多数)
2番目の鉄塔は13時15分通過。まだ標高1000m近い。

傾斜が緩くなってくる
しかしここから尾根は若干細くなってくるものの時間的には早く進むことができた。
4番目最後の鉄塔には14時20分到着。

最後の目標 4番目の鉄塔 入谷への最後の下り
この鉄塔からは北西の方向へ向って一気に下る。
国道158号線がみるみるうちにすぐそばに近づいてきた。
そして最後は入谷の川を渡らなければならない・・・しかしいいポイントはほどなく見つかった。

上に見えるのはR158 そして渡り切った・・・
川幅の細い所を見つけ最初にS氏が果敢にも挑戦!見事渡り切った。
それを見て他の10人も続く・・・
この光景は、どこかのTV番組でアフリカの川を動物が渡って行くシーンとオーバーラップする。

しかしここさえ渡ればもう車を止めた国道にはすぐ到着である。
14時45分 駐車場到着 かなり長い距離を歩いたが予想より早く帰ってくることができた。
全員車に乗り、福井へ向って走り出したタイミングくらいで雪が舞いだした・・・

徳平山〜臼本山周回ルートMap
左の1193.1mが徳平山 右の1113.8mが臼本山
鉄塔を4回横切る様子もわかっていただけると思う


今回も楽しかった・・・山岳会の仲間に感謝!


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