2008年8月31日
夏の終わりに木曽御嶽山(3067m)


木曽の御嶽山、福井から登りに行くと遠い気がするが名古屋からだと近い。
岐阜県側からも長野県側からも登ることができるが、長野県の王滝村田の原から登るのが一番早い。
かつて福井にいるときに登ったのは岐阜県の濁河温泉(1800m)からだったが
田の原はすでに登り口の標高が2160mもある。
そして御嶽山の標高は3000mを少し超えた3067m!
9月のNEPAL Trekkingに向け高所順応にもいいトレーニングになる。
8月の終わりには東海地方も豪雨が続き、前日の30日もまだ警報が出ていたが
夜空を見上げると星は見えないが、何となく好天の兆しがある。
田の原から見る御嶽山
5時20分 名古屋東区のマンションを出発。
住んでいるマンションの目の前を走る国道19号線を北に向かって走る。
早朝なので混雑はないが多治見付近まで信号が多く時間がかかる。
しかしそれ以降は車の流れもひじょうにスムーズで7時には長野県に入る。
ここは南木曽岳(1679m)という大きな山があり、昔登ったことが思い出され懐かしい。
中山道沿いに走っていくが、谷の様子が北陸あたりとだいぶ異なり異郷の雰囲気がある。
やや高い所を走っている国道から周囲の景色を眺めると川のそばに集落があり
その周りは稲の穂が黄金色に輝きネパールの集落の雰囲気が漂う・・・

8時20分 登り口の田の原山荘に到着。
田の原山荘まではおんたけSKI場の中を走る道だったが、タイトな高速コーナーあり
UP−DOWNありという車好きにはなかなか楽しいルートだった。
ところで本日は御嶽スカイレース(OSJ)なる登山マラソンが開催されていた。
この御嶽山を麓から駆け上がりさらに頂上を一周してまた麓まで降りる・・・というもの。
かなりハードな競技だが350人もの人たちがエントリーしていると聞いてさらにビックリ!
詳細は御嶽スカイレースHPをご覧ください。
8時30分 レース走行中のランナーに交じってゆっくり歩き始める。
剣ヶ峰山頂までは3432m・・・という表示があった。意外と近い。
田の原の駐車場 ランナーとともに頂上を目指す
頂上目指して歩いていると、レース参加の選手達が次々と追い越して走っていく。
2000mを超える高地で走ることさえ大変だというのにすごい!
外人選手もEntry  7合目
9時10分 8合目到着。
ここまでは比較的だらだらとした坂道だったが、7合目手前くらいから岩がゴロゴロとした登山道になる。
そして、7合目にはレースのチェックポイントがあるようでランナーも一息入れている人が多かった。
天候は雨の降る気配もなく下方向への視界は良好だが
上部を見上げるとずっとガスで遮られてきた。
8合目から見た田の原山荘方向
10時 9合目到着。
付近はちょっとガス模様だが雨の降る気配はない。
そしてOSJの選手たちがどんどん登っていく・・・とそこへ早くも下りの選手登場。
早い!カモシカのようなしなやかさで駆け下りて行った。
トップの選手が駆け下りていく もう少しで王滝頂上
この頃になると下から続々とOSJの選手が駆け上がってきて
登山道を開けてあげないといけないためペースはやや落ち気味。
そうこうしている間に10時20分 王滝頂上(2937m)に到着した。
ここには立派な御嶽神社奥社本宮がある。
王滝頂上の社務所 神社の向こうに見えるのが剣ヶ峰頂上
そしてこの奥社の境内から向こうに見えるのが目指す剣ヶ峰頂上。
まだ標高差は100m以上もある。
休みもほどほどにして頂上を目指すことにする。
ここからはだだっ広い尾根を登っていくが、地獄谷からはガスも吹き出ていて硫黄の香り・・・
霊峰の雰囲気大
そして時々ガスの合間から顔をのぞかせる頂上神社と小屋の建物は
まるで山の上の要塞?のように見える。
OSJレース 二人目の下山者
 最後の登りは階段だった
頂上へ向う最後の登りは急な階段!
さすが霊峰御嶽山!ここまできてさらに石の階段まで作ってしまったか!?
確かにこの頂上へ来るまでの間、神社やお堂などほかの霊峰と呼ばれる白山・富士山・立山などと
比較してもものすごく多い気がする。
10時50分 剣ヶ峰頂上到着。
頂上には立派な社が建ちその直下には山小屋もある。
山頂の神社山頂 後ろに見えるのは二の池山頂は結構広い
はるばる福井から来た人たち
頂上で一息ついていると「アレ〜ヤハラさんでないケ〜」と懐かしい福井弁が聞こえる。
声の方向を見ると私の所属している福井山岳会のA氏とM氏ではないか!
昨夜福井から6時間かけて田の原に着き、今朝登ってきたらしい。
名古屋から来るのと比較するとやはり福井からは遠い・・・
ここまで来て福井弁を聞くとは思ってもいなかった。
ところで山頂からの景色は雲が低すぎ、遠い山はほとんど見ることができない。
かろうじて下の一の池・二の池が見える程度である。残念。

11時20分 ここからは福井から来たメンバーとともに、お池巡りのコースをたどる。
OSJレースに参加している選手も同じ方向を辿って一周している。
お池巡りをする人たち 左後ろは剣ヶ峰頂上
このお池巡りのコースはゴツゴツした岩が多く、歩いていてもちょっと雰囲気が違って面白い。
UP−DOWNのあるルートだが、常に右下に見える二の池の水の色がコバルトブルーで美しい。
二の池はもうすぐ
二の池は標高2905mのところにある池で何でも日本最高所にある池・・・ということらしい。
その池のほとりで昼食をとることにした。
その後はちょっと昼寝をして気持ちのいい時間を過ごした。
ここの二の池山荘新館の横を通ったら「風呂あります」という看板。
え〜こんな高所で風呂に入れるのか!?
二の池向ってみんな下る 最高所2905mの池
かなり長い時間休んだ気がしたが12時半再び歩き出すことにする。
ここからは傾斜もゆるやかで広い賽ノ河原のようなところを進む。
後ろに見えるのが二の池と小屋
剣ヶ峰頂上に再び登ってそれから下るコースと王滝頂上へ向かうコースがあるが
ここはもう頂上へは戻らず、登るとき通過した王滝頂上へのコースをとることにした。
ほどなくして王滝頂上の神社13時5分到着。
きつい登りもなく山頂周辺の下の方をぐるりと捲いて降りてくるコースだった。
あとはもと来た道をゆっくりたどれば田の原に着く・・・
下山時に見えた田の原方向
少し雨の降りそうな気配もしたので早々に下山
14時20分 登り口の田の原山荘に着いた。

さてこの御嶽からの帰り道、ゆっくり温泉にでも浸かって帰ろうと思い探しながら走っていた。
そこへ道路わきにたっていた看板をたよりに行ったのが御嶽高原温泉こもれびの湯。
林道をぐるぐると走り回りやっとたどりついた・・・
できて間もない感じで切り開いて作った林道からの進入路の終点にポツンとあった。
こもれびの湯 湯は茶色
走っている途中はこんな奥地に温泉なんてあるのか?という感じで半信半疑だったが着いてほっとした。
ところがこの温泉、真新しくて入っている人が誰もいない!
お湯は茶色に濁り白いタオルを浸けると瞬く間に茶色に変色。
しかし泉質はいいのか実に気持ちいい!
飲用泉はシュワッと炭酸のラムネでも飲むような感じで初めての感触だった。
あまりの山奥にあり一時は引き返そうかとも思ったが、十分満足して帰途に就くことができた。
おんたけ高原温泉 こもれびの湯HPはこちらから。

名古屋から田の原までは車のトリップメーターで168Km。
行きはR19をひたすら走って3時間強、帰りはさすがに道路も混んでいて中津川から
春日井まで高速利用したが、こちらも3時間ほどかかってしまった。
福井と違い名古屋からだと行きたい山がやや遠い気がする。



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