2008 NEPAL
Annapurna Circuit Trekking

〜2008年9月12日から30日〜

5416mのThorungPassにて
 今回のトレッキングの発端は私の勤続30年休暇である。
10日間の休みプラス土、日、祝日をあわせて19日間の休みをどう使うか?
Trekkingのコースについてはこのアンナプルナサーキットかドルポにしようと
昨年暮れあたりから考え出していた。
が、念願のドルポは休暇期間が足らない+費用が高額・・・という理由で
このアンナプルナサーキットのトレッキングへ行くことになった。
アンナプルナサーキットのトレッキングというのは
ネパール第二の都市ポカラの北側に位置するアンナプルナやニルギリヒマール
ラムジュンヒマールなどを南に眺めながらグルッと一周回ることのできるルートである。
おまけにマナスルやダウラギリも眺めることもできるネパール屈指のトレッキングルートでもある。
この計画に賛同して同行してくれた方は2名。
1987年福井山岳会のGaneshHimalX峰遠征のときの隊長だった牧野治生氏(64)と
私と同じ職場のOB永井重弘氏(66)である。
トレッキングの時期としては9月の下旬を選んだが、ネパールは雨季の終わりの時期。
しかしガイドブックによると、アンナプルナ北方のこのトレッキングルートは
雨季の影響はあまり受けない・・・とのこと。
いろいろアンナプルナサーキットトレッキングについては調べてみたが
この時期の情報はほとんど見つからなかった。
しかし休暇は何カ月か前からおさえてしまっているので、行って自分の目で見るしかない。


その1 9月12日 日本出発〜9月17日 Chameまで

9月12日(金)
出発 名古屋→Bangkok→Kathmandu

今年から早朝(というか深夜)1時発のタイ航空が運航している。
前日は普通どおり仕事をして21時頃名古屋のマンションを出て中部国際空港に向かう。
だが22時を過ぎると空港内の店はすべて閉まっている。
仕方ないので荷物を早々に預け、1軒だけ開いていた土産物屋なんぞを物色しながら時間をつぶす。
0時30分搭乗開始 1時にはもう飛び立っていた。
この便(B777−200)は空席が多く、3×3×3のシートを利用して横になることができた。
フライト時間は5時間40分。
Bangkokの新しい空港に着いたが待ち時間は5時間。
しかしここは24時間OPENの巨大な空港、ウインドウショッピングには事欠かない。
さんざんウロウロ見てまわって、あとはベンチで休憩。
行先はKathmandu
Kathmandu行きの便は10時35分発でKathmandu到着は12時45分。
日本を出発したその日のうちにKathmanduに着けるというのはひじょうに便利だ。
ところがここでちょっとしたトラブル発生。
牧野氏の預けた荷物が大型のザックだったのだが、この雨蓋部分のポケットに入れてあったものが盗難。
実は私もザックを持参したのだが、今回はさらに大き目のダッフルバッグに入れてきていた。
預けた荷物の盗難・・・というのは時々耳にするので
今回新たにダッフルバッグを購入して準備してきたのだが、かろうじてセーフだった。

Kathmanduに到着したあと市内に買い出しに出かけた。
今回はトレッキングに使用するストックを探さなければならない。
Kathmanduの「Hotel−Gangjong」にチェックインして早速タメルの街へ出かける。
購入目的の品があると買い物交渉は楽しい。
6〜7店くらい回って相場を調べ一番安いと思われる店で購入することにした。
喧噪の街 Kathmanduのタメル地区購入したストック
結局Campのストック2本を4セット(1Set800Rs)購入。(1Rsは1.5円くらい)
恐ろしく安いがたぶん偽物なのだろう・・・
しかし、これさえあればもうトレッキングの準備はOK。
BesisaharからChameMap
9月13日(土) 第1日目
Kathmandu(1350m)→Besisahar(760m)→Bhulbhule(840m

朝7時にKathmanduのホテルを出発する。
今回のトレッキングの手配をお願いしたCosmoTrekからガイドとポーターが迎えに来てくれた。
本来ならば我々とその関係者だけで走っていくはずの車であるが、なぜか他にも何人か乗っている。
このあたりはやはりネパールだ・・・
朝のKathmandu市内
朝早いとはいえ市内から郊外へ向かう道路は結構な混雑である。
本日の目的地はまずトレッキングの出発点であるBesisahar、およそ180Kmの道のりである。
途中のMugling Bazarで昼食。持参したおにぎりを食べる。
この村を少し過ぎたところで車は右へ回りBesisaharへ向かう。
12時半 やっとBesisaharへ到着。
こんな田舎町でも日本から持ってきた3Gの携帯が使用できるのは驚き!
ネパールも変わったものだ・・・
一息入れて、13時いよいよこの村から歩きだす。
Besisaharの村で出発準備いくつもの橋を渡る
Besisaharからは道路状況は良くないもののずっと一応車道が通っている。
時々満員の人を乗せた4輪駆動の車とすれ違うこともあるが、バスとすれ違ったのには驚いた。
確かにこの悪路を多くの人を乗せていけばひと儲けできる・・・いやぁ〜商魂たくましい!
ところで歩き出すと日本の山のような雰囲気で、とたんに気分が楽になる。
そしてどこかで昔に見たような光景が広がっている。
のどかで美しい光景
本日の目的地Bhulbhuleには16時20分到着。
途中でパラパラっと雨が降ってきたが、そんなたいした大降りにはならず15分ほどでやんだ。
そして今日はとても暑かった。何しろKathmanduよりずっと海抜も低いしほとんど熱帯である。
この村には郵便局があり、日本へ絵葉書を何通か送っておいた。
郵便局は地元の人でないとわからない。何しろ何も目印がないのである。
村人にポストオフィスはどこか?と尋ねるとたまたまその尋ねた人の家が郵便局だった。
日本まで1通 35Rs、ところが35Rs分の切手が無く40Rs分の切手貼って出すことに。
夕食はふかしたジャガイモとモモ(ネパール風餃子)をつまみにBEERをグビリ!と飲み、カレーで満腹・・・
牧野氏撮影 郵便局捜索中夕食
優雅に夕食・・・と行きたいところだったが突然の停電!
まあろうそくの灯りも悪くないか。
BEER1本180Rs 20時半の気温25℃湿度75% 暑い夜だった。
この日は車での移動180Km5時間半 歩き3時間半 標高差80m上がっただけ。

トレッキングのスタッフ
今回もKathmanduのCOSMO-Trekにお願いして優秀なガイドとポーターをメンバーに選んでもらった。

左 ガイドのハスタ・ライ(34)日本語の他英語、フランス語もしゃべれる。
このコースは何度も歩いていて小柄ながら実に頼もしいガイド。
中央 アシスタントガイド兼ポーター シャンザイ・ライ(42) ハスタの兄になる。
このコースはよく来るらしくかなり熟知している。宿の手配は彼の担当のようだった。
右 ポーターのラスマン(年齢不詳だが35〜37の間らしい)BEER好き。
基本的にシャンザイとラスマンの二人が3人分の荷物を運んでくれいつも一番先に出て行く。
あるときは昼食の場所を確保してくれ、またあるときは先に出てロッジのベッドを押さえてくれている。
そして料理もうまく、時には日本人の口にあうようにおかゆを作ってくれたりもするのである。
彼らの絶妙な仕事がなければ我々の楽しいトレッキングは実現不可能である。
いつも楽しいメンバーで冗談を言ってはみんなと大笑い!
我々中高年登山隊には実にいいメンバーだった。


9月14日(日) 第2日目
Bhulbhule(840m)→Gherme(1200m)

朝6時の気温21℃ 湿度85%
ネパールの村の朝は早い。6時前からロバの隊商(Caravan)が村の通りを進んで行った。
ブルブレは川を挟んで橋で二つに分かれているブルブレの朝
昨夜はかなり激しい雨が降っていたようだが、朝になるとやんでいた。
そして北の方向にマナスル方面のヒマラヤが白く見え出したが、残念ながら上部はまだ雲の中。
トレッキング中は朝6時半朝食、出発は7時半とだいたいパターンが決まっている。
朝食はゆで卵とチャパティ2枚それにミルクティー。
朝食熱帯を歩くような感じ
歩き出してしばらくすると川は増水していて本来の道路は通行不可。
さらに上へ登って巻き道を通り最初の集落Nadi(Ngadi)に8時35分到着。
このNadiの集落の終わりからマルシャンデイコーラ(コーラは川の意味)にかかっているつり橋を渡る。
11時20分 ちょっと大きなBahundandaの村に到着、ここで昼食にする。
焼きそば(200Rs)とブラックティーで1時間半ほどかけてゆっくり昼食とした。
本格的に歩き出した初日だが、同じように歩いている外国人トレッカーはかなり多い。
つり橋は多い食事の準備をするおかみさんまた対岸へ渡り次の村を目指す
13時にBahundandaの村を出発。
やはり暑い!昼間の気温は30℃近くあるのではなかろうか?
Tシャツ1枚にトレッキングパンツのすその部分をはずしてなるべく涼しく歩けるようにする。
しばらく水田の横を歩くが、1時間ほど歩いて再び対岸へ渡る。
ここからはさらに水田が広がるのどかな風景が続く。
広い谷のトレッキングルート
15時25分 本日の宿のあるGhermeに到着。
この宿は「Rainbow Restaurant Hotel & Lodge」
宿の正面、川の対岸に落差数百mもある大きな滝があり、ここに時々虹がかかるのあろう。
今日は少し早めに到着したので、ロッジの庭の机と椅子を借りBEERを飲みながら読書に興じることとする。
こんなのんびり楽しめる時間ができると旅は楽しい。
今夜の宿向こうのトレッカーは本を読みながらチャイ 
夕食は18時過ぎ、今夜は春巻きにゆでジャガイモ、焼き飯+BEER2本。
BEERは1本 220Rs 昨夜より40Rs!高くなった。
夕方19時半の気温24℃ 湿度75% 本日8時間の歩きで360m登った。

9月15日(祝) 第3日目
Gherme(1200m)→Chamje(1430m)→Tal(1700m)

深夜2時頃目が覚めると激しい雨の音。
しかし、ここのところの天候は夜雨が降って朝にはやみ、歩き出す頃には快晴というパターン。
6時に目が覚めるとやはり雨はあがっていた。6時の気温19℃ 湿度85%。
朝 雨はあがっていた
朝食はパンケーキとゆで卵にミルクティー。
この甘いミルクティーは朝食には欠かせないものになってくる。
7時25分に歩き始める。ここの田んぼは昔の日本の田んぼによく似ている。
まだ青い稲穂のあぜ道に枝豆を植えてある。
昔の日本の水田ではどこでも見かける光景だったが、なぜか今はあまり見かけなくなってしまった。
ロッジを出るとすぐに標高差100mほどの下りでSyangeの村。
そして川沿いにどんどん高度を上げていく。
ここは壊れているとはいえ車道がまだ残っており歩きやすいが、右側は切り立った崖が続く。
 右岸がSyangeの村
途中で出会った学校へ向かう子供たちが「ナマステ〜」と挨拶してくる。
日本では知っていてもなかなか挨拶を交わさないのに、ここネパールではみんな挨拶してくれる。
9時半Jagat(1300m)の村に入る。
この村は切り立った崖の上にある村で、村の中に大きな岩がゴロゴロしていて面白い。
学校へ向かう子供Jagatの村に入るJagatの村の中 左はトウモロコシを干している
狭い谷に作られた道路を高度を稼ぎながら進んでいく。
街道の宿場町?らしき集落が所々にあってなかなか楽しい。昔の東海道53次なんかもこんな風に旅したのか?
11時20分 Chamje(1430m)の村に到着。ここで昼食にする。
Chamjeは切り立った崖の小さい村だがサッパリとこぎれいな?印象の村。
Chamjeの村 どこまでも続くキャラバン
昼食はヌードルスープ(早い話がラーメン)チャパティーにミルクティ−で満腹。
食事を作ってもらう時間は我々のいい休憩時間にもなる。今日は約1時間半ゆっくりできた。
昼食を終えて13時再び歩き始める。
ここからは下り、そしてまた吊り橋を渡って対岸へ。
1時間ほど歩くと小さなSattaleの村を通過する。
ものすごく切り立った崖の上で、まるで黒部の上の廊下のようなところを道が続いている。
左岸に登ってきた細い道が見える
最後の急な長い登りを登りきると、うっすらとTal(1700m)の村が見えてきた。
そして、そこは今までの急な荒れ狂うマルシャンデイコーラの流れはなくゆったりした広い川が見える。
右側の岸に見えるのがTalの村
ここからちょっと下って河原を歩けば村までは30分ほどだろうが、この時期は水量が多いせいか
さらに上へ登り崖っぷちの道をたどってやっと目的のTalに16時過ぎ到着。
谷が開けているせいか明るい感じの村で店も多い。
Talの村に入るロッジの前でほっと一息
夕食 卵入りのカレー、モモ(餃子)、Pizzaとゆでたジャガイモ。 
BEERは1本220Rs ミネラル水1リットル 90Rs。
19時半の気温18℃ 湿度80% 夜は星がきれいに見えた。
本日歩き9時間 標高差500mUP。

9月16日(火) 第4日目
Tal(1700m)→Dharapani(1860m)→Danakyu(2300m)

朝6時の気温18℃ 湿度75% 高度も上がってきているため気温も下がってきた。
昨夜は部屋に蚊が出てきて参った。
しかしこんなこともあろうかと私は日本の100円ショップで買ってきた蚊取り線香を取り出した。
(ネパールで蚊取り線香を出したのは後にも先にもこの日だけだった)
別の部屋の永井氏は一晩中蚊が気になって寝らなかったらしい。
6時半朝食 アップルパンケーキと目玉焼き+ミルクティ−。
今日も7時半に歩き出す。
この村はずれで初めて赤いそばの花を見た。
Talの村の朝 川沿いの道を遡る
相変わらずマルシャンディーコーラの左岸を遡る。
1時間ほど歩いてつり橋を渡り右岸へ渡って道はグッと高く登っていて
その切り立った断崖に道路は続いている。
谷間のアサガオ
9時50分 Karteの村が見えてきた。
ここから道は再び左岸に渡り長い吊り橋を通る。
吊り橋のたもとに「ナマステ〜」と挨拶をする子供たちがいた。
Karteの村のちびっ子 Karteの村についた吊り橋
この長い吊り橋を渡ると、またしても急な登りでまたまたもうひとつ吊り橋がでてくる。
この橋を渡ったところがDharapani(1860m)の村の入り口である。
ここには小さな水力発電所があり、右のほうの谷からも川が流れ込んでいて一気に水量が増える。
この右の谷に沿って登って行くとマナスル方面へのLarkePassへと続く。
村の入り口に小さな小学校があり、校庭(と言っても猫の額ほどの広さ)にいると子供たちが出てきた。
そこで牧野氏、日本から持参したビーチボールをプレゼント!
ダラパニ村の学校
子供たちは大喜びで早速ボールを使って遊んでいた。
先生に聞くと生徒は25人しかいないそうだが、その元気さは50人くらい生徒がいそうな気がした。
学校を出て少し行くと国立公園のチェックポストがある。
今までここを通過した日本人がいないかリストを見たが、日本人はまったくいない・・・
と思ったら1週間ほど前に3人くらい通ったようだ。
でもそのほかはほとんど見当たらず。
国立公園チェックポストの前に咲いていたダリヤのような花
11時10分 この村で昼食をとることとなった。
今日のお昼はヌードルスープ(インスタントラーメン)とモモ(餃子)とミルクティ−。
ちょっとゆっくりでき軽く昼寝もできた。
13時にDanakyuに向かって歩き出す。
ここからは広い車も走れそうな道がずっと続いている。
途中どこかわからないが雪を頂いた白いヒマラヤがチラッと見えた。
荷運びのポーター ダラパニ村にて バガルチャップの村
1時間も歩かないうちに次の村、Bagarchhap(2160m)に到着。
この村はそんな大きな村ではないが、街道沿いにロッジやレストランがいくつかある。
ここを過ぎれば本日の宿Danakyuにはもう少しだ。
所々にあるマニ車 トウモロコシの皮の上で遊ぶ子供
14時半 Danakyu(2300m)村の入り口。早くついた。
しかし我々の宿はこの村の一番奥で、さらに15分ほど歩いたところにあった。
宿に早くついた日はシャワーを浴びて洗濯、荷物の整理・・・とやることはいっぱいある。
ロッジの2階から見たところ 向かいにもロッジがある 一日歩き終えたあとのBEERと読書は至福の時間である
そして最高の楽しみは庭のベンチに座って今日一日のことを思い出しながらBEERを飲み
日本から持ってきた本を読むことである。
今回は沢木耕太郎の「人の砂漠」をチョイスして持ってきた。
19時半の気温18℃ 湿度83% BEER1本250Rs。
本日歩き7時間半 600m登った。

どんな所に泊まるのか?
このHPを見ている方は我々がどんな所で寝起きしているのか?
ひじょうに興味を持たれることと思う。
ネパールではどこの街道沿いにもたくさんのロッジやホテル、バッティ-と呼ばれる茶店がある。
ネパールのトレッキングに訪れる外国人は大体この街道沿いのロッジに宿泊するのだが
通常外国人向けのロッジと、普通のネパールの人たちが利用するロッジのふたつに別れる。
我々が宿泊するところは大体ベッドがふたつあるツインルームのパターンが多い。
マットの上にシーツが敷いてあるだけで自分の寝袋を持ち込むのが一般的である。
Danakyuのロッジの部屋Manangのロッジの部屋
今回はツインルームを一人で使用させてもらったので、他の人のイビキ等の影響も少なく快適だった。
料金はどこもほぼ同じようなものでシングルが150Rs ツインが200Rsくらい。(1Rs≒1.5円)
宿泊料金は安いが、食事代は宿泊代よりも高い。
最近のロッジにはソーラーを利用したホットシャワーの完備したところが多いが、
あくまでソーラーなので天気が悪いとお湯は出ないし、たくさんの人が使うとすぐに水になってしまう。
ネパールは電気事情もよくないこともあり、かなりソーラー化が進んでいる。
お湯のソーラーパネルソーラー湯沸し
上左はホットシャワー用のソーラー 銀色パネルの上に黒色のホースが張り巡らされている。
上右は即席の湯沸し パラボラ鏡面の中央に水を入れた鍋がおかれ集中した太陽熱で湯を沸かす。
他にも昼間ソーラーの電池パネルでバッテリーを充電しておき、
停電時はこの電池を明かりに利用する・・・というようなことをみんなやっている。
日本のすべての家庭もこのようなことを実行すると地球温暖化にかなり貢献するだろう・・・
そういう面でネパールはかなりECOである。


9月17日(水)第5日目
Danakyu(2300m)→Chame(2700m)

朝6時の気温14℃ 湿度85%
昨夜もよく雨が降っていたようだが、起きたら晴れていた。
昨日まで歩いて来た(東方向)方向にヒマラヤが見えた。
左がクンビ 右がチュラギ・・・という山名らしいが高度不明。
マナスル方向のヒマラヤ 左クンビ 右チュラギ
みんなお腹の調子があまり良くないようなので、おかゆを作ってもらいゆで卵とミルクティ-の朝食。
これではお腹が持ちそうに無いので、日本から持ってきたフリーズドライのキナコ餅を作ってみた。
これは水を加えるだけでできあがる簡単なものだが、なかなかおいしかった。
宿(ポタラゲストハウス)のおかみさんが見送ってくれるダナキュー村の朝ダナキューからは厳しい登り
いつものとおり7時半に宿を出発する。
宿泊したポタラゲストハウスのおかみさんが見送ってくれた。
ここは部屋もきれいでおかみさんの愛想もよくいい宿だった。
ところで、このDanakyuから次の村のTanchokまでは二つのルートがある。
我々が通ったのは山の上を歩く新しくできた道なのだが、この登りがキツイ!
林の中の道を一気に200mほど高度を稼いだ。
8時50分 Timang(2650m)の村に到着。
ここには学校があるようで、子供たちが学校へ向かって歩いていくのにすれ違った。
学校へ向かう子供たち Timang
日本で言うと白山の頂上くらいの高さにあるTimangは高原の台地のようなところで気持ちのいいところだ。
トレッキングルートは広く車も通れそうな感じである。
今日はどうも歩く距離は短いみたいで10時20分 早くも昼食の場所に着いた。
ここはThanchok村の入り口のようで、ここから今日の宿泊地Charmeまではもう少しだ。
ところでこのレストラン(食堂)にはアメリカ人が3人、先に食事をしていた。
そのうちの一人が「どこから来たんだい?」と声をかけてきた。
彼はアメリカNewYorkから来たJohnと名乗ったが、あまりに私と風貌が似ているため
お互いに写真を取り合い親しくなった。
NYから来たJohnと 
Johnは41歳。ガイドは無し、自分で荷物を持って一人で歩いているようで
来年の3月までASIAのいろいろな国を回ると言っていた。
彼は私のことを「BigBrother」と呼び、私は彼のことを「SmallBrother」と呼ぶことになった。
このアンナプルナサーキットのトレッキングルートは、同じ方向にみんな歩いていて泊まる村も大体一緒である。
今日泊まるところも我々と一緒だったので、これからもよく顔を合わせることになるだろう。
そういうと歩いていて顔を合わせる外国人トレッカーはいつも大体同じメンバーが多い。
みんな同じトロンパス越えの志を持つ物同士?何となく連帯感も沸いてくる。
Tanchokの村タンチョックの村
11時40分 昼食を終え歩き始める。
Thanchokの村はそこそこ大きい村のようで学校も立派なのがあった。
そしてCharmeへ向かう道はこれまた広く車が走れそうなくらい。
その道に沿って電線がずっと続いている。
これは電気と恐らく電話線であろう。(各村々にはSTD/ISDと書かれた公衆?電話がある)
その電柱を見ていて面白い光景を目にした。
普通の電柱もあるのだが、所々天然?のままで生えている木をそのまま電柱に使っているのである。
Thanchokの学校広いトレッキングルート天然の電柱
こんなの日本だったら大変なことになるだろうな〜とみんなで笑った。
12時45分 Kotoの村に到着。
Kotoの村 メインストリートKotoの村からさらに上を目指す
ここから道は二手に別れ、目指すManangの方向ともうひとつはNaarの村をかすめて
HimlungHimal(7126m)のベースキャンプへと向かう。
ここからCharmeの村はすぐだった。
13時20分にはCharmeの村の入り口に着く。
村を入るとすぐにInterNetCafeの看板が目に付く・・・NetCafeがあるということはそうとう大きい村のようだ。
そして我々の宿は・・・今日も村の一番奥にあり村の入り口から宿まで20分かかった。
今日の宿はNewTibetHotel 学校帰りの子供たち
今日も早く着いたので休憩して村の中を見物に出かけることにする。
まずは気になるインターネットカフェである。
入ったのは村の真ん中あたりにあるBeyond Himaraya Broadband Internet Service。
室内にPCは9台ありお姉さんが一人で店番をしていた。
使用料は1分間15Rs 当然のことながら日本語はサポートしていない。
衛星経由のNet接続ではあるが公称速度は256Kb。
ブロードバンドとは唄っているものの速度はそんなに速くない。
Mailを見ていてもいらいらしてくる。
とりあえず日本の娘宛ローマ字で元気に旅を続けている旨Mailを送っておいた。
さらに自分のブログに英語で書き込みをしたつもりだったが、後日見たらうまくUPされていなかった。
結局31分間使用で465Rs!ここではかなりの大金だ。
NetCafe店内店番のお姉さん店の外に衛星アクセスのアンテナが見える
近くの売店で缶BEER(110Rs)を1本買ってホテルに帰る。
またこの缶BEERを飲みながら読書するのが実に楽しみ・・・なのである。
フランス人のご夫妻と 
外でのんびりしていたら夫婦で旅をしているフランス人といっしょになった。
何でもフランスのパリ近郊に住んでいるらしく日系(日立と言っていた)企業に長年勤めていて
リタイアし、奥様と二人でいろいろなところを旅しているとのこと。
春にベトナムへ行って、今回はネパールをゆっくり回ると。
私たちはJomsonから飛行機でポカラへ帰るが、ご夫妻はそのあとも3日ほどかけて
歩いてポカラまで行くという話だった。
のんびりと時間をかけて夫婦で旅をする姿勢はうらやましく思われた・・・
(フランス人でありながら英語をしゃべるのはやはりビジネスマンだったからか?)
18時半夕食 今日はマカロニ、焼き飯、ヌードル、春巻きなどをシェアしていろいろ食べた。
夕方から天気は良くなり月明かりでヒマラヤが見えてきた。
LamjungHimal
LamjungHimal(6983m)宿の正面に見える

左側がアンナプルナU峰
AnnapurnaU峰(7937m) 影になっているが左の方がピーク

ところが私の持っているデジカメではレンズの倍率が小さすぎる・・・
何とかヒマラヤをもっと大きく見ることはできないのか?
そこで考えたのは双眼鏡である。永井氏の持っていた双眼鏡を借りて、私のデジカメ(IXY900)のレンズ前につける。
するとどうだろうか・・・あのヒマラヤがチョーでかくなって見えるではないか!
必殺撮影法!?手がブレてなかなか大変・・・ラムジュンヒマールの頂上がでかく見える!
正面に見えるLamjungHimalHimalの頂上がでかく見える!
だがかなり倍率が上がっているため、手ブレを押さえるのが大変・・・
しかし何でも挑戦してみるものだ。面白い映像が撮れた。

高度が上がってきたため夜の外は冷えてきた。
20時で気温12℃ 湿度80% BEERは1本270Rsになった。
本日の歩き7時間 400mUP。

2008 Nepal Annapurna Circuit Trekking その2へ
 2008 Nepal Annapurna Circuit Trekking その3へ 
2008 Nepal Annapurna Circuit Trekking 番外編へ

Homeへもどる