2007年4月29日(日)
白山 山SKI‐Tour
この大斜面を滑っておりるのか!?
昨年の連休は道路が通行止めで登ることができなかった白山。
雪の少なかった今年は4月27日に通行ができるようになった。
しかし白山市白峰の市ノ瀬から登山口の別当出合まで6Km標高差430m、
いつもなら車で難なく登ってしまうこの道をこのシーズンは歩いて登らなければならない。
(市ノ瀬〜別当出合間一般車通行止めなのである)
しかもSKI+山SKI用の兼用ブーツは重い!
だがこの時期、白山の山SKIはそれでも人を引き付ける魅力がある。
今回は諸般の事情で単独で登ることとなったが、春の白山山SKIを十分楽しむことができた。

4時15分 福井の自宅を出発。
まだ暗いが走っているうちに徐々に空が明るくなってきた。
白峰市ノ瀬を5時25分に歩き始める。
市ノ瀬の朝 
車は全部で40〜50台くらいはいただろう・・・と思う。
みんなそれぞれ準備にかかっているようだ。
ここから登山口の別当出合までを歩きとおすのはかなりの運動量になる。
そこで登場するのが自転車やバイクといった乗り物である。
しかし自転車も変速機がついていないと、この坂道の急な道路を走ることはかなりつらい。
そこで写真のように原付バイクの二人乗り・・・などというのも登場するが、これもエンジンはかなりつらそうな音をたてていた。
別当出合への林道別当出合の休憩小屋凍っている
6時35分 ようやく別当出合の休憩舎に到着。
ほぼ6Kmある道路を1時間10分で歩いたのだからそれほど遅くはないだろう。
昨夜は冷え込んだようで建物周辺はビッシリと道路上氷が張っていた。
ここでランニングシューズから山SKI兼用靴(プラブーツ)に履き替える。
ザックの中身は少し軽くなったが、基本的にSKIが重い。このまま頂上まで登れるかやや不安。
6時50分 別当出合出発。
別当出合にて 自分で撮った雪がすぐに出てくる
吊り橋を渡ると、もうすぐに雪の上を歩くことになる。
まだ陽が当たらないので硬くしまって歩きやすい。
夏道に沿ったり、クロスしたりしながら何とか歩いて中飯場に着いたのは7時30分
登る途中のふきのとうはかなり開いていた急斜面をSKIを担ぎ歩いて登る中飯場 雪は十分 ここからSKIを履いた
少し休んでSKIを履くこととする。
ここまで登るとバチーンと陽が照ってきてポカポカしてくるが、動いていると暑い。
ここからは太陽の光を一杯に浴びながら登らなければならない・・・
甚ノ助小屋への登り 後ろは加越国境
でもこの時期は天気さえ良ければもう最高!
目の前は雪の白・空の青・木々の黒色 3色だけの世界がすっと続いている。
青・白・黒の3色だけの世界が広がる 甚ノ助小屋の下で
8時50分 甚ノ助避難小屋(1970m)に到着。
今年は暖冬・・・と言いつつも雪の上から赤い屋根の一部がチョコッと出ている程度。
数人の登山者がこの少しだけ出た屋根の上で日向ぼっこ(休憩)を楽しんでいる。
向かい側の別山(2399m)の白い雄姿がまぶしい。
甚ノ助小屋 向こうは別山
ここでしばらく休憩。久し振りに履いた山SKIがひじょうに重く感じる。
9時5分 再び歩き出したが、上を見上げるとはるかに続く雪の斜面がまぶしい。
弥陀ヶ原へ出るにはあの急斜面を越えないといけない・・・と思うとぞっとする。
甚ノ助小屋上部
 最近はSKIを履かずに担いで登る輩も多い
歩いて登っている人達はクロボコ岩方面へ向い、その途中の斜面を弥陀ヶ原へ向って直登している。
SKIを使った人達はもう少しエコーライン寄りの斜面を登るトレースが見える。
こちらから見ると緩斜面のように見えるがこれがちょっと手ごわい。
クラストした雪の上に数cm新雪が乗っているため、貼り付けたシール(滑り止め)がズルッと滑り出すと
あっと言う間に数mも落ちてしまう・・・・
どうしてもズルッと滑ってしまうため、結局シールを外して100mほど担いで上がることにした。
急斜面を登る やっと尾根に出ると別山が目の高さになってくる
10時 やっとエコーラインの尾根に出た。
ここまで来ると正面の別山が同じような高さでよく見える。
また、昨夜は相当冷え込んだようでハイ松の枝にまだ凍ったままの雪がついている。
これから先はちょっと楽だ・・・
弥陀ヶ原までゆったりとした尾根道で室堂へ向って一直線!
白い大地が続く 10時12分写す
ここまで来ると青と白の2色しかない世界が続く・・・
やっと出た 弥陀ヶ原 目指すは室堂
本当に久し振りの山SKIを履いての登山なので足が重かったが
11時やっと室堂到着。
室堂は積雪4〜5mといったところだろうか?
小屋の従業員が一生懸命入り口の除雪を行っていた。
やっと室堂 いつもと同様センター前の積雪はおおい
小屋前から山頂方向を見るがSKIを滑っている人は一人もいない。
あれだけたくさんの車があったのに意外と期待はずれだった。
みんな釈迦岳の方へ下っているのか?
とにかくここで腹ごしらえをする。
室堂では20人くらいの人がいたが、SKIを持ってきている登山者は半分くらいか?
山頂へは遠い・・・気がする 神社の鳥居を見ると積雪量が大体わかる
11時25分 山頂へ向ってSKIを履いて歩き出す。
休憩と腹ごしらえをしたせいか?少し足取りが軽くなった。
登る途中でやっと一人SKIで降りてくる人に出会ったが、なかなか快適そうにターンを決めていった。
山頂向う途中から見た室堂全貌
まだ山頂は遠いやっと一人いたSKI室堂が徐々に遠くなる
室堂〜山頂へ向う雪渓は傾斜もゆるやかで登り易い。
ゆっくり歩いていくだけで高度を稼げる。
昨夜は5cmくらいの積雪だったのだろうかハイマツにエビの尻尾ができていた。
12時15分 白山山頂(2702m)到着。
向こうが山頂背景 大汝峰
記念写真別山
山頂の祠はほとんど雪で埋まっていた。
御岳、乗鞍をはじめ北アルプスや周囲の山々もが一望できる。
山頂からの別山と室堂
遠くにうっすら白く見えるのは北アルプス 山頂の祠は雪がビッシリ
朝早い時間に比べると天気はややうす曇になってきたが、まだ視界は十分。
別山
山頂は風が強く寒い!そのためちょっと降りたところで風を避けてBEERで自分に乾杯。
景色を見ながらつらかった登りを思い出すがあとはシュパッと滑るのみ。
KIRINBEERの宣伝?
ちょっと休憩が長かったが13時15分 滑降開始。
楽しみな下り
雪は融け始めていたがターンはそれほどやりにくくはない。
あっという間に室堂へ到着。
室堂からはエコーラインに沿って一直線、そして途中の沢へ入った。
実に快適!だが足がつらい・・・同じ前傾姿勢を保っておれなくなり時々休憩しながら滑る。
このカールを滑り降りる 至る所にシュプール
13時50分 甚ノ助小屋到着。
山頂から休まず、まともにまっすぐ降りてしまえば15分くらいで来れるだろう・・・
ここからは最後の雪を惜しみつつターンを楽しみながらノンビリ滑り降りた。
中飯場14時10分 雪は少なくなってきたがまだ滑れる!
最終的には別当出合休憩舎のすぐ見えるところまで滑ってこれた。
最終の吊り橋が見えると、やっと滑り終えた充実感ともう終わり・・・という残念感。
別当出合 楽しかった1日の終わり
別当出合14時45分
ここからはまたあの舗装道路の長い下りである。
早足に歩いていると自転車がシャーと何台も追い越していく。
アーッ気持ちいいだろうな〜10分もあれば市ノ瀬だろう・・・
と思っていたら前のほうで2台が止まってなにやらゴソゴソやっている。
よく見ると一人は同じ山岳会に所属していたT氏ではないか?
久し振りの再会に話が弾む。
ところで何をしていたのか?聞いてみたら、あまりの長い下り坂で自転車のブレーキが焼けた!とのこと。
後輪から白煙が吹き上がったため慌てて止めて、ペットボトルの水をかけたんだそうな。
2人はしばらく自転車(のブレーキ)を休ませて下っていった。
思わぬハプニングだったようだが、久し振りに懐かしい人とも会うことができた。
自転車の2人 この景色はいつまた見るのだろうか
16時 市ノ瀬到着。長い歩きだったが快晴の春山SKIを楽しめた充実した1日だった。
カシミールによるGPSデータ画像
前のページに戻る
Homeに戻る