2005年11月5日
 
息子と行く
琵琶湖一周自転車ツーリング

昨年は時間切れのため途中で挫折した琵琶湖自転車ツーリング!
何とか雪辱を晴らすべく今年も息子を引き連れ再挑戦した。
天気予報によれば11/5(土)は全国的に晴れそうだ・・・
昨年の轍を踏まないためにも今年は出発時間を早め用意万端で前日出発準備をした。
私の自転車はいつも通勤に使用しているので整備はOKだが、
息子の自転車のディレーラーの具合がよろしくないことが判明。
急遽前日になって、お世話になっているCRAFTED
へ持ち込んだ。
調査の結果どうも転倒したときにチェンジレバーの部分を壊したようで
ブレーキレバーとは独立してフレームにリアのギアチェンジレバーを付け替えてもらた。
工賃+パーツで4000円・・・手痛い出費だった。
早くもこのツーリングに暗雲の兆しあり・・・・

さて11月5日(土)4時半に起きて準備を始める。
昨年より少しでも早く・・・と気があせり4時50分に自宅を出た。
しばらく走ってから、車の中で食べようと買っておいた、いなり寿司を自宅に忘れてきたことに気づく。
さらに!携帯電話も忘れてきているではないか!
しかし取りに帰ると、ここでまた時間をロスするのと大勢に影響は無い、との判断でそのまま琵琶湖へ向かう。
6時10分近江今津の琵琶湖の畔の松原に車を止める。
天気は上々のようだ。てきぱきと準備をし6時25分出発。
滋賀県全体の地図を参考までに。
自転車で走るルートは本当に湖岸沿いのいわゆる湖周道路なので、詳細なルートは道路マップ等を参照あれ。
スタート地点今津浜の朝 釣り人が一人いた
走り出したが寒い!
息子は半そで+短パンだったが、かなり寒そうで日差しがまだ来ないせいもあり少々きつそうだ。
日が出てくればだいぶ違うのだが・・・
琵琶湖の夜明け 6時37分撮影
スピードをどんどん上げ平均30Km/hくらいで順調に走っていたときのことである。
7時20分後ろを走っていた息子が急に遅くなった。
何事か!?と思ったらフロントタイヤがパンクだ。
走り出してまだ18Kmほど・・・またしても行く先に暗雲が・・・
パンクの修理は息子も手馴れたものだが、寒さの余り手がかじかんでしまってうまく動かないようだ。
仕方ないので私も手を貸してスペアチューブに交換し、空気を入れ無事完了。
ちょっと空気圧がまだ低いようだったので、もう一押しポンプを押す・・・
その時だった!!!
「馬糞」いや「バフン!」という音がしてチューブが破裂!何ということだ!!!
予備のチューブの保存状態が良くなく、どうもネジが当たっていてそこだけゴムが薄くなっていたようだ。
もう予備のチューブは無い・・・
ああ〜これでは今年の目標であった琵琶湖一周はまたしても夢で終わるのか・・・

しかしそう簡単には諦められない・・・
パンクしたチューブ2本を持って近くの村に自転車屋がないか走って探すことにした。
こういうついていないときは本当についていないのである。
街から離れた湖岸道路を走っていたこともあって自転車屋はおろか店と名のつくものは一軒も無い。
やっとのことで自動車整備工場を一軒見つけた。
ところが!時間が早すぎて営業していない!
そこで工場の人が出てくるまで待つこととする。
8時前になってようやく工場の人が出勤してきたところをつかまえ、パンク修理をさせてもらう。
しかし!である。
ゴムチューブに貼るパンク修理用のパッチが車用の大きな物しかない。
細いロードレーサー用のWOタイヤには全く合わない・・・
だがこの場に及んでそんな贅沢は言っておれない。何とか車用のパッチを張って修理をすませた。
(車用のパッチ3枚使って500円支払い)
ほぼ一回り分くらいある車用のパッチ
いちおう貼ることは貼れたがどうも感触はいまいちで材質が硬くなじまないようだ。
走り出して数キロのところで、どうも空気が抜けてきているようだ。
仕方なく、だましだまし空気を入れつつ街の近くまで走ってきたら
高島町で「コメリ」の看板を発見!ここへ行けばパンク修理道具はあるだろう・・・
と思ったら営業時間は9時半から!開店まで1時間以上ある。
そんなには待てない!と思ったらそのまた近くにタイヤショップがあるではないか!
タイヤショップというからには自転車のタイヤやチューブくらい置いてあるだろう・・・
期待して店のドアを開け聞いてみる。
しかし!そんなものは無い!という無碍な返事。
だがここで有力な情報を得た。
500mほど行けば自転車屋があるということである。
もう藁をもすがる思いでその聞いた場所へ向かうこととする。
地獄に仏を見る思いの八田自転車 渋い!自転車屋
目的の店は割りと簡単に見つかった。
だがやっているのか?ナンか怪しげ・・・店の中を覘いてもロード用の自転車なんてものは当然無い。
しかも人の気配が全く無い。
店に入り何度も「こんにちは」と叫ぶと、70過ぎくらいのおばあさんが出てきて
タイヤを見るなり「このタイヤはどうかなあ〜」と言って奥へ引っ込んでしまった。
こちらは焦っていることもありどうしたことか?と思っていたところへ今度は80くらいの爺さんが登場。
いかにも昔からやっている自転車屋のおやじさん・・・という感じだ。
チューブを見るなり、またしても奥へ引っ込みどうしたのか?
と思っていたら1本だけ残っていた・・・というロードレーサー用のチューブを出してきてくれた。
通常使っているのは700×23Cという細いチューブだが、
おやじさんの出してきてくたのは700×28Cという太いチューブのもの。
手で触った感じではややゴツイ気がしたがタイヤに納め、空気を入れたら何となく収まった・・・ようである。
試走してみたがバッチリ、という感じだ。
フロントタイヤはやや大きくなったようだが走りには問題ない。
予備のチューブもパンク修理してもらいしめて2000円。
おやじさんは最後に「気ィつけていきなや〜」と見送ってくれた。
高島町の八田自転車商会 地獄に仏とはこのことか?!感謝!
9時になって再スタート。ところで店の場所は高島町の旧市街の中。
ここから湖岸道路に戻る途中の旧宿場町の町並みはすごく雰囲気がありよかった。
この町並みを走り抜けているとき、何となくこの先はトラブル無しで行けそうな気がしてきた。
時間的には2時間近くロスしてしまいちょっと諦めかけたが、とにかく当初の目標「琵琶湖一周ツーリング」を続けてみよう・・・
快晴 志賀町
10時10分 琵琶湖大橋のたもとにある道の駅到着。
カレーで腹ごしらえをすることにした。
ビーフカレー600円
だが時間は押してきている・・・そうゆっくりも休めない。
10時半 スタート琵琶湖大橋の頂上?で2人だけの記念写真をセルフタイマーで撮った。
琵琶湖大橋上 頂上で記念写真
ここからは琵琶湖大橋を下ると湖東のさざなみ街道を一気に駆け上がる。
今まで走ってきた湖西より、自転車にとっては道路が整備されており走りやすい。
この日は天気がいいこともあってたくさんの人が湖岸道路を歩いたりハイキングしていた。
どうもどこかの「歩くツアー」のようで1組50人くらいのグループが2組あった。
自衛隊の人達も一個小隊?歩行訓練をやっていた。
さざなみ街道を快適に走る すごい!歩く人達
途中で見た風景
近江八幡市を走っていた11時15分頃。
たこ焼き屋の屋台を見つけ休憩した。
何気なく止まったのだが、ここのおやじさん、何となく人を引き付けるものがある・・・
確か去年走ったときも同じ場所で屋台を出していた。
たこ焼をもらうときに話しかけてみた。
さざなみ街道沿いで毎日屋台を出しているたこ焼屋さん 頑張れ!オヤジ また食いにいくからな!
よくよく話を聞くと、この同じ場所で20年たこ焼の屋台を出しているそうだ。
しかもサイドビジネスではなく本業でたこ焼一筋!!
「嫁ハンがパート行ってくれて助けてくれとるからやっていけるんやけど・・・」
「正直言うて苦しいですわ。そやけど毎日買いに来てくれるお客さんがおるから辞められませんのや」
「盆も正月もあらしまへん、ほとんど365日ここでたこ焼焼いてます・・・」
とはご主人の言葉そのままである。シブイ・・・
毎日決まって買いに来るお客さんがいるので、儲けは少ないけどやめられない・・・そうだ。
息子とともに思わず話し込んでしまった・・・・
気になる味は、間違いなく絶品!である。
外はパリッとしていて中はとろとろ。さすがこの道一筋20年!
味はさすが20年 絶品! 琵琶湖畔で食べるとこれがまた美味!
お値段は350円!
この景色の中で食べる絶品の味のたこ焼は500円出してもいい!
オヤジ頑張れ・・・

さざなみ街道を再度北上。彦根市に入った。
どこかで昼飯を・・・と思って店を探していたところに12時半ラーメン屋発見!
列車のコンテナを改造した店で何と「敦賀ラーメン」と書いてあるではないか。
息子とともに、とんこつラーメンを頼む。
お客さんは他に一人だけだったが、そのお客さんの息子さんは福井高専に行っていたらしい。
何故か?滋賀県には高専がないからだそうである。
高専が無い県というのは初めて聞いたが、全国にいくつかそういう県があるらしい。
ひょんなことから話が弾み、マスターから韓国焼酎(真露でも鏡月でもない)をサービスしてもらった。
すごく飲みやすい味で「もう一杯!」と言いたいところだったが、残り70Km近くありここでつぶれる訳にはいかない。
この店のマスターは敦賀でラーメンの修行を10年やっていて、他に仕事でビデオ撮影もしている・・・とのこと。
編集もノンリニアということだから結構やっている雰囲気。
カメラは?と聞くと池上(おっ!プロ用じゃないか)、SONY、Victor製をご使用とのこと。
店の前にもSONYのDXC−3000が監視用に?置いてあった。
ビデオ撮影は20年やっている・・・ということだから玄人並か?(かくいう私も20年はやっていない)
私もちょっと撮影をやっている・・・とほのめかしたら感激して帰る際、外へ出て見送ってくれた。
息子と握手して「気イつけて行きや〜」と。
らーめん 味兵 列車のコンテナを改造した店 ちょっと変わった感じの店
かなり怪しい?オヤジだったがいい人  食べかけですがあっさり味風とんこつラーメン 
ここのラーメンもうまい!あっさり風とんこつラーメン 1杯700円×2なり。
13時に店を出てさらに長浜を越え、湖北の木ノ本を目指す。

ところが息子の速度がじょじょに落ちてきた。
私より500mくらい後になることもある。聞くと、腰と首が痛いようである。
長時間慣れない同じ姿勢でペダルをこいでいたため・・・であろう。
所々で休憩しながら進むことにする。
自転車のある風景 所々で腰を伸ばして休む
しかし秋の日は短い。17時までには今津に帰りつきたい。
焦る心が休憩時間を自然と短くしてしまう。
13時半頃木ノ本を通過、ここは名古屋単身赴任時代よく通過した街でもあり懐かしい。
思ったよりピッチはいいようだ。
17時までにゴールはできそうだ。思い切って飯浦のドライブインで大休止することにした。
ここでソフトクリーム(300円)を食べたら何だか少し余裕が出てきた。
残りは恐らく3〜40Km、だが最後に登りが待っている。
飯浦からトンネルを走るのをやめちょっと距離はあるが、例のラーメン屋で進められた藤ヶ崎経由半島の道を走る。
さすがに地元の人が進めるだけあって、奥琵琶湖の美しい景色を見ながら走るのは最高だった。
奥琵琶湖 奥琵琶湖の風景
秋の奥琵琶湖 塩津浜あたり
最後の登り303号線の若熊トンネルを何とか登りきる。
息子はソフトクリームを食べたのと、先が見えてきたので急に元気が出たようでグンと先を進んでいる。
しかし、ここで道を誤ってしまった。
いや誤るというと語弊があるが、若熊トンネルの下りでスピードに乗りすぎ303号線沿いにさらに進んでしまった。
本当は303号線の途中から左に折れ、大浦から海津大崎経由で半島周遊をしようと思っていたのである。
半島周遊コースは距離は長くなるが登りはほとんど無いし景色もきれいである。
気がついた時には303号線をかなり進み、奥琵琶湖トンネルの上り坂にさしかかるところであった。
西浅井町 大浦周辺 実にのどかな田舎の風景
先を見ると終わりが見えないくらいまで坂道が延々と続いている・・・
もう坂道は無い・・・と心づもりしていたところにこの坂は目の前に立ちはだかる壁(大げさか?)のような存在である。
だが、さすが我息子。ペダルをこいで黙々とこの坂道を登っていくではないか!
こりゃ〜あオヤジも負けてはおれん。30歳近い年齢差はあるが精神的はまだまだ負けない。
何とか登りきり、一気にマキノ町に入って今朝車で通過した161号線を下る。
長い長い下り坂をピークでは80Km/hくらいで飛ばした。
登りのつらさも忘れあっという間に海津へ到着。
ここから今津まではもう目と鼻の先である。
15時45分マキノ町の知内浜で最後の休憩をとった。
マキノ町知内浜 美しい湖畔の場所
この休憩地点から朝、車を止めた今津浜まではわずか10分ほどだった。
16時05分今津浜スタート地点に到着、親子で握手を交わした。
やっと到着 ゴールを祝って握手 琵琶湖の夕景
朝のスタートから9時間40分、170Kmを走りきった。
本来ならばもう2時間ほど早く終えることができたはずだが、パンクのひと悶着で時間を食ってしまった。
若い頃には5時間台で一周したこともあるが、ところどころで立ち止まりながら走れるのが自転車のよさでもある。
ちょっと焦ったところもあったが次回はもう少し余裕を持って旅をし、いろいろな人に出会いたいものである。
次回はどこでどんな人と出会うことができるのだろうか?
あのたこ焼き屋のオヤジはまだやっているだろうな・・・

今夜もBEERがうまい・・・

これ以降の琵琶湖周辺のBike-Tourは以下のページを参照ください。
2013年4月13日 奥琵琶湖桜RoadをBikeで走る
2011年4月17日 桜道を走る!琵琶湖一周BikeTour
2010年9月11日 やっぱり暑い!琵琶湖Bike一周ツアー
2010年3月28日 雨に追われて琵琶湖一周150Km BikeTour
2009年3月29日 琵琶湖一周自転車ツーリング〜Bikeのある風景〜
2007年10月21日 琵琶湖一周自転車ツーリング

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