平成18年4月、消防科学研究所は災害現場における消防活動対策・消防隊員の安全管理対策・火災予防対策などを担当する東京消防庁消防技術安全所に変更されました。
平成18年8月より展示室も公開されており平日の9:00〜16:30まで自由に見学することができます。

装備品体験コーナー

入り口付近に展示されている消防隊の防火服と特別消火中隊の防火服です。
実際に手にとっての体験ができます。

これまでの開発品コーナー1

防火帽の開発(平成9年〜11年に開発、平成16年導入)

空気ボンベとの接触防止、視野と保護範囲の拡大が図られました。
このデザインは平成16年より導入ということも考えると特別消火中隊で使用されている防火帽に導入されているということでしょうか。

これまでの開発品コーナー2

セパレート型防火衣(平成4年開発 平成8年導入)

それまで使用されていた銀色防火衣より耐切創性と熱防御性が向上しました。
また、防火ズボンを採用したことにより下腹部の安全性と活動性が向上しました。

これまでの開発品コーナー3

陽圧防護服(平成8年試作品)

地下鉄サリン事件でもおなじみだった陽圧防護服は当時、日本人の体型にあったものはなく、その後、開発に着手したようです。

これまでの開発品コーナー4

アブソライト(平成8年開発)

ガソリンなどの危険物の漏洩時に吸収するために用います。従来の油処理剤に比べて蒸発抑制効果が高いのが特徴です。

これまでの開発品コーナー4

トキソライト(平成8年開発)

劇毒物の漏洩時に吸収するために用います。アブソライトと同様に蒸発抑制効果が高いのが特徴です。

これまでの開発品コーナー5

吸水性ゲル水のう(昭和59〜平成2年開発)

都市部では土を探すのが困難なために代用品として開発されました。
水に浸すと短時間で土嚢と同じ大きさになります。

これまでの開発品コーナー5

呼吸管理トレーナー

肺疾患などの状況を再現し人工呼吸の訓練を実施することを可能にしました。

これまでの開発品コーナー6

サイレン音車内減衰装置(平成11年開発)

救急車内での傷病者との会話、無線交信を行う際にアクティブ制御音により車内にサイレン音が響くことを防ぎます。

これまでの開発品コーナー7

感震コンセント(平成7年開発)

これまでの開発品コーナー8

三角バケツ(昭和47年開発)

6〜7リットルの水を5回に分けて放水することが可能です。

これまでの開発品コーナー9

起立機能つきストレッチャー(平成11年開発)

バネの力を利用して起立する補助装置がついており搬送時の救急隊員の負担を軽減します。

これまでの開発品コーナー10

新型噴霧ノズル(平成11年開発)

消火効果の向上と水損防止を実現しました。

これまでの開発品コーナー11

多目的救出台車(平成11年開発)

地下鉄や駅構内などで重量の大きい救助・救出に用いられます。

これまでの開発品コーナー12

高機能型携帯警報機

右端が現行の実用機です。
火災で建物などに進入した消防隊員に異常が発生した際に知らせるものです。

これまでの開発品コーナー13

簡易型火源探知機

残火処理や火源が特定できない場所での活動に用います。

検証活動の紹介

危険物判定、火災鑑定業務などの検証活動の紹介がパネルによって解説されています。

ガス検知器

化学反応により検知剤が変色しガスを判別します。
入り口に置かれているキュータ君

東京消防庁消防技術安全所について

詳しくはこちらをご覧ください

<戻る>