2005年8月6日〜7日にかけてJRA馬事公苑(東京都世田谷区上用賀2-1)で行われた世田谷区「ふるさと区民まつり」で日本赤十字社東京都支部の救護ボランティアは世田谷区赤十字奉仕団への炊出しの指導および補佐を実施しました。
私が参加したのは8月7日のみでしたが、7月23日の震災の記憶も冷めない時期だったためか来場者の関心も高く多くの来場者がハイゼックスを用いた炊き出しの試食はもとより製造工程についての質問もあり、災害時の食に対する関心のの高さを感じた1日でした。

今回炊き出しに用いた釜です。
日赤の災害救護セミナーではプロパンを用いた炊き出し釜を使用しますが東京都内の災害備蓄倉庫には灯油を用いた「ミヤハラバーナー」が装備されています。この日も世田谷区に備蓄されている「ミヤハラバーナー」で炊き出しをしました。
灯油の噴射と空気量など熟練を要するものです。私は「ふるさと区民まつり」2回目の参加ですがやっと扱いに自信がつきました。
炊き出しの材料と資機材を準備中の救護ボランティアです。
すでに数多くの炊き出しに携わってきたメンバーだけに手際の良さはピカイチです。
釜に入れる前のハイゼックス米です。
ハイゼックスというビニール袋に水と米と梅干を入れています。ビニール袋に入れることにより雨水などで茹で上げることができる優れものです。しかも梅干入りでおかずなしでもご飯も進みます。災害がないことを祈るのは当然ですが、ライフラインが途絶えてもこんなにもおいしいものが食べられることは救いのひとつですね。機会があれば試食してみてください。
炊き出しの作り方を説明中の救護ボランティアです。
炊き出しコーナーの隣のPRコーナーでは団扇やポケットティッシュなどを配布するPRコーナーも設けられました。
子どもには日赤ナースキティのポケットティッシュが好評でした。
炊き出し食の食べ方を説明中です。
当日は多くの方がブースを訪れていただき関心の高さを実感させていただきました。
ハイゼックス米の出来上がりはこんな感じです。
活動終了後に8月7日に参加した救護ボランティアと日本赤十字社東京都支部職員の方の集合写真です。
皆様当日はお疲れ様でした。

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