2005年8月25日 さいたま市岩槻区の岩槻文化公園で「第34回全国消防救助技術大会陸上の部」が行われました。
当日は台風が接近しており、雨天にも関わらず「ロープ応用登はん」「ロープ登はん」「ほふく救出」「はしご登はん」「引揚救助」
「ロープブリッジ渡過」「ロープブリッジ救出」「障害突破」の8種目が行われました。
開会式ではさいたま市長などの祝辞がありましたが。総務省消防庁長官が祝辞の場で「祝辞を用意してしきましたがこの悪天候につき割愛させていただきます」と開会式で雨にぬれる隊員たちを気遣った姿は消防人としての気概と好印象を感ぜずにはいられませんでした。
また競技中には応援に来た隊員さんたちが大声で声援を送る姿が見られました。
引揚救助
要救助者1名を含む5名が1チームで2名が空気呼吸器を着装して塔上から塔下に降下して検索後、要救助者を2人搬送により救出し、他の2名と協力し塔上へ引き揚げる競技です。
ロープブリッジ渡過
水平に展張したロープを往路はセイラー渡過、復路はモンキー渡過で渡過するものです。
写真はセイラー渡過する隊員です。
セイラー渡過=由来は水兵が用いたことから、ロープの下が視界に入ることから恐怖心がでることがネックとされている。
モンキー渡過=猿が渡過するような姿に由来する。上を向いているために恐怖心はないが、腹筋力と腕力が必要とされるために肉体的な負担が大きい。
ほふく救出
要救助者を含む3名が1チームで煙道手前10メートルからスタートし、空気呼吸器を着装して煙道を検索して要救助者を確保し煙道から救出する競技。
当日の悪天のせいか、足を滑らす隊員さんが多く見られました。

同時に開催されたさいたま市消防フェア2005にて
応急手当体験コーナーです。
心肺蘇生やAEDのコーナーが展示されていました。
同時に開催されたさいたま市消防フェア2005にて
119番体験コーナーです。
同時に開催されたさいたま市消防フェア2005にて
埼玉県防災航空隊の救助隊の装備です。
同時に開催されたさいたま市消防フェア2005にて
煙体験コーナーです。
私も体験してきました(^_^;)。
同時に開催されたさいたま市消防フェア2005にて
さいたま市消防局のポンプ車 岩槻2です。
同時に開催されたさいたま市消防フェア2005にて
さいたま市消防局 災害対応高規格救急車 救急岩槻1です。
同時に開催されたさいたま市消防フェア2005にて
埼玉県防災航空隊のメガクルーザーです。
同時に開催されたさいたま市消防フェア2005にて
埼玉県防災航空隊の指揮車です。
ホンダMDXをベースにした車両です。
同時に開催されたさいたま市消防フェア2005にて
今回の展示車両の目玉だったと思われます。さいたま市消防局 後方支援車です。
大規模災害や緊急消防援助隊として派遣された隊員の活動をサポートするために就寝スペースやトイレ、シャワー、キッチンを備えた車両です。
東京消防庁のスーパーアンビュランスのようにトリアージなどに利用可能とのことです。
動画はこちらからご覧になれます。
wmv形式 39.037 kB
7分32秒 

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