第54夜 LD、一瞬だけ買いたくなりました「サンダーストーム」
このゲーム、登場したときは、かなりセンセーショナルでした。
アニメ調の画面が実際に動く中、自機の攻撃ヘリを操作して、
空中戦や渓谷といった様々なシーンで敵と戦いながら、
敵の秘密基地を破壊していくというストーリーのゲーム。
はじめてその画面を目にしたときは、
実際にアニメの1シーンで自分が戦っているような感じの美麗な画面に、
ゲームも、ここまできたのか…とびっくりした記憶があります。
しかし、このゲームには、ある強大な問題点が。
それは、画面に凝りすぎているせいか、
ゲームとしてプレイヤーができることは、「方向レバーをタイミングよく入れる」
という行為だけ。
そのレバーを入れるタイミングが合っていれば先に進めるし、
タイミングが間違っていればやられてしまいます。
弾の一発も、自分の好きには打てないんですよね…
しかも、そのタイミングがかなりシビアで、半泣きになりながら遊んでいたのを覚えています。
ただ、先の画面が見たいっていうばっかりで。
それでも、当時はアニメのままの画面でゲームができるということで、
大人気を博しました。
「サンダーストームの」ほかに、「ロードブラスター」なんてカーアクションのゲームもあったし、
ドラゴンと闘う女の子のゲームもあったはず。
ちなみに、このゲームは、LD(レーザーディスク)版や
VHD版も発売されており、当時普及が伸び悩んでいたLD,VHDですが、
このゲームの画面の美しさに惹かれて買った人も少なくないとの話。
その人たちは、まだ「サンダーストーム」持ってるのかなあ。
そういえば、サターン版もあったような。