第98夜 フェアリーランドは連打地獄!「パックランド」
ナムコの超大ヒットアクションゲーム「パックマン」の続編という触れ込みで発売されたゲーム。
まあ、続編というよりは、内容的にはキャラクターを生かした別のゲームなんですけど。
レバー1本での操作だった「パックマン」とは違い、
こちらはボタン3つという一風変わった操作系。
内訳は「前に進む」ボタンと「後ろに戻る」ボタン。そして「ジャンプ」。
方向ボタンを連打すると次第に加速していき、ジャンプボタンを連打すると
ジャンプ中の滞空時間が長くなります。
ゲーム中の巨大池では、まず方向ボタンをバンバン連打して加速して、 タイミングよくジャンプをしたあと、今度はジャンプボタンを連打するという、 腱鞘炎になりそうなシーン満載です。
これらのボタンで主人公のパックマンを動かしながら、
モンスターたちを避けつつフェアリーランドを目指すという設定。
このゲーム、アニメ風の背景がとても美しくて、風景も多彩。
街、森、まわりの一部しか見えない暗闇など、見ているだけでも凄く楽しいゲームでした。
いや、「見ているだけ」のほうが楽しかったかも…
このゲームの難点は、プレイヤーはとにかく連打!連打!で手が痛くなってしまうことでした。
でも、後に出たファミコン移植版では、ボタンが2個(A,Bボタン)しかなかったため、 ジャンプか移動を十字キーで行わなければならず、なんだか面白くなかったのをよく覚えています。 登場するキャラも小さくなってたし。 やっぱり、あのボタンをバシバシ叩く操作じゃないと「パックランド」らしくないんですよね。
ちなみに、ほとんど知る人のないX68000(シャープ)移植版では、 3つボタンの専用コントローラーがついてました。 他のゲームには、全く役に立たなかったけれど。