第151夜 人前ではさわれない?「さわるメイドインワリオ」


 参考リンク:「さわるメイドインワリオ」公式サイト


 ニンテンドーDSと同時に発売されたゲームの中で、たぶんもっとも売れていたこのゲーム。僕もこれと「君のためなら死ねる」を買って、けっこう似たようなミニゲーム集であるということにへこんでみたりしたのですが。

 このゲームはすごく良くできていて、画面を叩いてシャープペンシルの芯を出したり、爆弾の導火線を画面に線を引いてつないだりといった、タッチパネルの特性を生かしたゲームが取り揃えられているのです。そして、遊んでいるうちにニンテンドーDSの基本操作に慣れてくるという意味でも、「理想的な同時発売ゲーム」であると言えると思います。   

ミニゲームとミニゲームの間のつなぎのテンポも「絶妙!」という感じですし。

 まあ、けっこうミニゲームの種類によって難易度が違うとか、一度見ただけでは、どう操作していいのか分からない場合もある、というような難点もあるんですけどね。

 そして、このゲームの最大の問題点は、「吹く」という操作ができることによって、人前でゲームをやるのが非常に恥ずかしくなってしまった、ということなのです。いや、もともとうちの周りは田舎なので、電車の中などで携帯ゲームをやる人は少ないのですけど、それにしても、顔を真っ赤にしながら、あの通気口から「フーフーする」というのは、なかなか厳しい!このゲームの場合、「フーフー」にも一刻一秒を争う場合も多いので…

 「さわる!メイドインワリオ」が非常によくできたゲームにもかかわらず、いまひとつ盛り上がりきれなかったのには、こういう原因もあるのかもしれません。ニンテンドーDSの「新しい操作系」っていうのは、今までのコントローラーに慣れきった僕のようなオールドゲーマーには、なかなか馴染みにくいしなあ…

 ときどき引っ張り出してやると、やっぱりハマってしまうんですけどねえ。