「はじめてのおふかい」〜3大サイト管理人(+1)、博多に集結!


※このオフ会は、
「淡々としていなくもない日常。」(by Nokoさん)
「ちりんの部屋」(by ちりんさん)
「えむじょSTATION」(by あねごさん)
との共同開催です(というか、4人で会った、というだけの話なんですけど)。
今回の特別企画として、各サイトでもオフレポが同時アップされているので、比較してみると一層楽しめます。
たぶんそのはずです。


 まさか、オフ会なんてものに参加することになろうとは、夢にも思わなかった。

 サイトをやっている人間にとっては、さして珍しいことではないのかもしれないが、僕にとっては「知らない人と会う」というのは、まさに一大イベントなのだ。

 最初にこのお話をいただいたときには、「この人たちを見てみたいな」という気持ちは十分にあったのだけど、その一方で「自分を見せるのは嫌だな」という感覚もあった。だいたい僕は俗世のしがらみに縛られることが少ない自分の居場所としてサイトをやっているわけで、基本的にはリアルでのつながりを求めてはいないのだ。それにねえ、カッコよくもないオッサンが若者たちの集いにノコノコでかけていって、その場を凍りつかせるような未来予想図ばかり浮かんできて困ったし。できれば「石ころぼうし」をかぶって3人をウォッチしたかったですよ僕は。
 とはいえ、一時の気の迷いでも約束したことだし、守らないといけないよな、というのが実感だったんだけどね。
 さて、どうにかして逃げられないか、などとレベル1でドラゴンに遭遇した勇者のような気分だったのだが、「にげる」を何度入力しても「しかし、まわりこまれてしまった!」という結果。そうこうしているうちに、当日になってしまった。本当は、博多のオイシイ店とかをリサーチして案内しなくてはっ!とか緊張しまくっていたのだけど、その週の週末は4月の頭からの学生実習の課題作成を割り当てられて、すごくバタバタしていたし。
 とかいいつつ、前夜も「ああ、あしたオフ会、だいじょうぶかなあ…」なんて、ドキドキしつつ普通にサイトを更新してみたりしていたのですが。
 地震のときに枕持って逃げるようなものですね。

 当日は昼過ぎまでバイトだったので、「とにかく先のことを考えすぎないように」と自分に言い聞かせながら仕事。ようやくお昼すぎにバイトが終わって、まずは家まで帰還。道中も3人からの報告メールがどんどん入ってきていて、緊張感アップ。若者3人で盛り上がっているみたいだし、もう僕は行かなくてもいいよねっ!と言いたい気分になりつつ、まずはシャワーを浴びて気持ちを落ち着かせる。それから、さて、どんな格好をして行くべきか?としばし悩む。思いっきりラフな格好で親しみを表してみようかとも思ったのだが、それは外した場合にリスクがでかすぎる。何、この小汚いオッサン?と良家の子女たる3人に白眼視されてしまうのもキツイ。というわけで、一応病院の外来スタイル(スーツ上下、ただし上はネクタイなし)くらいにしてみた。まあ、服装による威嚇、って感じでしょうか、うん。
 それから、電車に乗って、意を決して本日の宿泊先のホテルへ。最近できた、天神の繁華街にあるこじゃれたホテルなのだが、実はここはy嬢に教わったところで(もちろん、オフ会に使うなんて言ってないよ!)、今回の最大の難点は、予約した僕自身も場所をうろ覚えだということだ。おかげで道に迷う迷う。おまけにみんなに散々「ホテルの予約番号を忘れないように!」と注意していたにもかかわらず、自分がメモを忘れてるし…

 それでも19時にホテルにチェックイン。ロビーの人に名乗ると「お連れ様はみなさんお着きですよ」と言われ、予約番号チェックはなし。思わず「連れはどんな人たちでした?」と聞きたい衝動に駆られたが、さすがにそれは挙動不審窮まりないのでやめた。

 部屋にようやくたどり着き、テレビを点けたらドリフの特別番組をやっていて、学校コントを観ながら「ああ、このままドリフを観て、一介の旅人として、バタンと寝てしまいたい、という衝動に駆られた。
 現実にはそういうわけにもいかないので、ちりんにメールをして、下のロビーで合流することに。

 さて、ロビーに降りて、そこのソファーに深めに腰を下ろし、そこに人が来るたびに「この集団か?」と不安と期待を抱きつつ来る人たちを眺めていた。ここまで来たら、もう逃げられないなあ、とか、「あの人?キモーイ…」とか思われて、黙って帰られるんじゃないか、とか不安に怯えながら。

 …ある一団を見たとき、一瞬「あっ!」と思った。声にはならなかったけど。
 そこには、えむじょSTATIONの「あねご」がいたのだ(あねごは、けっこう「顔出し」していたので顔を知っていた)。
 しかし、「他人をハンドルネームで呼ぶ」ということに慣れていない僕としては、「あねごだ!」と思いつつも声が出ない。だいたい、ハンドルネームで呼ぶなんて、マニア全開じゃないですか!
 キミは、街で猪木を見かけたら「アントニオ〜!」と呼べるかね?(ハンドルネームじゃないって)

 

 あねごは、なんかやたらとスタイルのいい人だなあ、というのが第一印象。サイトのイメージからは、けっこうゴッツイ感じの人を想像していたので、ちょっとびっくりした。「最北医学生の日常」のちりんは某所で横顔の写真を見たことがあった+この3人で唯一の男なのですぐわかったし、それでいくと、残りのひとり(どうも失礼な言い方でゴメンね)が「淡々としていなくもない日常」のNokoさんだろう、とすぐ見当がついた。
 ちなみに、他の2人の第一印象を書いておくと、ちりんは「ああ、いい男だな」と思った。サイトの印象からすると、もっと神経質そうなイメージだったのだけど、温厚で礼儀正しいヤツ、という感じ。
 Nokoさんは、すごく控えめで穏やかな印象。「怜悧な人」という先入観を持っていたので、かなり意外だった。ピンヒールとか履いている人を想像していたのに。

 お互いに、微妙な雰囲気で察知したらしく「あっ…」「どうも…」というような、声にならない挨拶を交わして飲みに行くことに。
 ファーストコンタクトというのは、常にぎこちない。
 本当は「『半熟ドクター』の半熟です」という、とっておきのシュールな挨拶を用意しておいたのに!

 3人とも昼下がりに某有名ラーメン店でけっこうたくさん食べてきたらしくて、ホテルの人に「あんまり騒がしくなくて、おいしいお酒とちょっとしたおつまみがある店」を聞いて出発。お腹空いてたら、博多名物をごちそうしてあげられたんだけどね!(嘘)
 街を歩きながら、ちりんと差しさわりの無い世間話など。3月最後の土曜日、予約ナシ、ということで一軒目に断られ、ピンチだな、などと思っていたのだが、なんとか2件目で席を確保でき、一安心。まあ、これで僕の仕事は半分終わったっぽい。さあ、あとは若者たちで盛り上げてくれ!

 まず、シャンパンを1本開けて、あねごの国家試験終了をお祝い。ところが意外にも(?)話は盛り上がり、それから5時間以上も同じ店でいろんなことを話した。

 多くはサイトに関することで、僕のように周囲に秘密でサイト運営をやっている人間にとっては、こうして大っぴらに他人とサイトの話ができるというのは、すごく新鮮なものだった。今回はじめて知ったよ。日頃周囲の人たちと「2ちゃんねる?ふーん、そんなのもあるみたいですね…」という会話を交わしたり、「うわっ、同僚が『恐がり〜模倣犯』見てるっ!あと1クリックで見つかるッ!!」とかいう心の闇を抱えつつ生きている人間としては、思いっきりネットの話ができて、開放されるような気分だった。

 あとは、それぞれがやっていたサイトの過去の恥ずかしい話とか。
 みんな、絵が動いたり、音楽鳴らしたりしていたのだよなあ、昔は…

 で、本当は「ここには書けない裏話」がいろいろあるのだが、「私の悪口?」とか勘違いされたりすると面倒なので、ここには書かない(まあ、たいした話じゃないです)。

 ということで、僕が感じた3人の印象など、まとめて書いておくことにします。
 順番は、僕がサイトを知った順です。

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Nokoさん>『淡々としていなくもない日常。』

 ある意味、今回会った3人のなかで、もっともサイトのイメージと違っていた人。僕の勝手なイメージでは、よく整理された部屋に置かれたノートパソコンで、長い髪をときどきけだるそうに書き上げ、ややぬるくなりかけた紅茶にときどき口をつけながら、ときどき溜息をつきつつアンニュイに言葉を綴っているようなイメージだったのですが、実際は、「家族共用のデスクトップの前で、ときどき家の人に『仕事に使うから』とパソコンを譲ったりしつつ、日本茶をすすりつつ更新している」とのことでした。
 とりあえず、怖い人じゃなくてよかったです。柳美里みたいな人だったら、どうしようかと…
 「キレイ系」というより「カワイイ系」。
 けっして「賑やか」「華やか」という感じではないですが、ひとつのことを話すのにも、すごく言葉を大事に選んでいるような、そんな人。ひとことひとことが「重い」のです。
 いかにも弟がいそうな外見ほのぼの、中はしっかりお姉さん、という感じでしょうか。


<ちりん氏>『最北医学生の日常』

 印象としては、すごく「頼れるいい男」でした。今回は、あまりあれこれと自分を主張するということはなく、みんなのつなぎ役に終始していた、という感じです。
 彼なりに年上の僕を立ててくれたのかな、なんて思いました。
 「先生、その言葉の使い方、間違ってます!」とか言うキャラだと思ってたのに!
 サイトではけっこう攻撃的な面もあったり、理屈屋でとっつきにくいような印象もあったのですが、実物は人あたりがよくて、フットワークも軽く、リーダーにもなれればサポート役もこなせるという、自分の役割を見極められるタイプ。どこに行っても上からは「使えるヤツ」としてかわいがられ、下からは頼られるに違いないです。僕の同級生だったら、ちょっとジェラシー感じるかもしれません。サイトでの「理論武装」は、彼の「目標とする自己」あるいは「理論的になりきれない現実への反動」なのか?なんて考えてみたり。おおらかさとマメさが混在した人、という印象。



<あねごさん>『えむじょSTATION』

「なんかオーラ出てるよ、あねご」と言う感じでしょうか。
 言葉にはしにくいのだけど、自然に彼女を中心として物事が動いていくような、そんな魅力のある人。前情報では「緊張するとお酒が進んで、テンションが高くなる」と聞いていたので、気を遣わせてしまったかなあ、とやや反省しております。
 たぶん、「自分の役割がわかっていて、自然にそれを演じることができる」という「自然体の人」なのでしょう。前にどこかで書いた記憶があるのですが、松たか子さんがインタビューで「『自然体』って言われるけど、それはたぶん、場の雰囲気を察知して、自分に望まれる行動を取れる能力なのだと思う」コメントされていたのを思い出しました。
 「男前!」っていう言葉が似合いつつも、気配り上手な「あねご」。
 一先輩医師としては、「学生を飲みに連れて行くとき、こういう子がひとりいてくれると助かるんだよなあ」なんて思いました。
 あと、彼女の「医療という仕事へのプライドと情熱」には感動しましたよ本当に。
 愛される理由は、明るくて気配り上手なキャラクターだけではない、ということなのでしょう。


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 25時過ぎまでその店で飲んで記念撮影をし、ホテルに。お気に入りのお面をつけて博多の街を練り歩くあねごのバイタリティにびっくりするやら微笑ましいやら。
 ホテルで、みんなからのお土産をいただいて25時半くらいに解散。
 僕のほうからは何も用意してなくて申し訳なかったです。

それで、翌朝早々に僕はひとりで帰りました。当直と高松宮記念があったので。
 飲み会だけの参加でしたし、ここまで読んでくださった皆様には、あんまり面白いイベントとかもなくて申し訳ないんですが、僕の「はじめてのオフ会レポート」は、こんな感じでおしまい。

 「オフ会に参加しないサイト」の管理人としては無節操なのですが、このオフ会はものすごく緊張したけど楽しかったです。行ってよかった。サイトのことを思いっきり話す、というのは、すごく開放されるものですね。「懺悔」って感じで、スッキリしました。みんな「聞き上手」だったしなあ。

 この年になって新しいことをやってみて、なんとなく自分の壁を破れたような気がします。
 それもこれも、参加メンバー各位のおかげです、ありがとうございました。

 もしまたチャンスがあれば、いつかお会いしたいものです。
 今度はそんなに胃も痛くならないだろうし。