September 2005
9月30日(金)
有明
今日はただただ、海の前に立ちたい。。。
そんな気分だったので、仕事を終えて帰宅後すぐ出動。
別にひどく塞ぎこんでるわけではないのでご安心を。
ときどき、何も考えたくないというか、ぼーーーーーーっとしてたいって時ないですか?
今日はなんだかそんな日なのです。
そんなわけで羽田空港を通り抜け、城南島のトンネルを抜けて13号地へ。そしてそのまま目指すは有明。
ここは年間を通して一番落ち着く(?)場所。というか一番信頼を置けている場所。
まだ肌寒い3月にはプチ爆も味わえ、TSSTでは何度か土壇場でドラマを見せてくれた場所。
もちろん今年だけでない。昨年の秋モードはここから始まった。最近ベイスラッグではなかなかでなくなってきているけど、それだけに頼らないよう自分を成長させてくれた場所。それが有明。
そんな有明の水面を見ながらぼんやりしたい。そして大型フェリーが停泊している横の舫杭に座ってぼーっと海を眺めていた。ぼーっとといいつつ、もちろん右手にはモアザンを持っていますけど。。。
レインボーブリッジがレインボーカラーに。しばらく見入ってしまった。
今日で9月も終わり。いよいよ秋本番である。
これからは港湾も河川も熱い時期が到来する。その気持ちを整理するというか、これからの約2ヶ月にいろいろな期待を膨らませ、タバコをつけ終わったところで、のんびり糸を垂らしてみた。
たらす場所は一時的に作られたストラクチャ。
いきなり深場用を用意するのもどうかと思ったが、もともと足場が高いゆえ、このくらいからスタートしてもそんなに潜らない。ということで先日ためしに買ってみたSLEDGE-7からスタート。
アンダーハンドで狭い隙間に放り込み、時折トゥイッチを織り交ぜて食わせの間を作る。
すると一投目からさっそくヒット。
引きはそれほど強くない。そのままぶっこ抜き。
SLEDGE-7で。かなりイージーな釣りだ。
掛かりどころが悪かったのか出血させてしまった。さくっと一枚収めてリリース。
ホントかどうか、よう知らんのだがなんでも魚は水の中ではすぐに止血するんだとか。
数投したが、次がこないのでさっさとルアーチェンジ。河川なんかでは同じルアーをひたすら投げ続けたりするが、こういったストラクチャではスレを進行させないためにアクションを変えるのはけっこう大事だったりする。
そんなわけで選んだのはB太。
最近B太にはまっていて1回の出撃で最低3個はB太を持って行くことが多いのだが、ひとつ発見というか、不思議なことがある。
同じルアーなのに爆釣ルアーとそうでもないものがある。もちろん後者はチューニングが悪いわけではない。ラインアイもちゃんと調整済み、片泳ぎしてるわけではない。
だけどあるルアーはただ引きでも爆れるのに他は爆れないってことがある。
これには明るい時間に澄み潮でルアーテストしたときに気付いた。爆れるルアーはただ引きの中であるタイミングでイレギュラーなアクションが垣間見られる。もちろんこれも片泳ぎしてるわけではない。ちゃんとまっすぐ泳いでくる。量産の中のバラツキで偶然うまれた微妙なバランスを持つ個体なのかもしれない。私も量産に携る業種についているので時折こういうとんでもない逸品がいることを知っている。よくそういう個体を「チャンピオン」って呼ぶことがあるが、こいつはそんな個体だ。
そいつを先ほどと同じところに放り込んでみた。
そしてただ引き。そしてやや広くなった場所にでたところで、トゥイッチ一発、そしてまたただ巻き。
すると、またも小さいながら一匹がチェイスしてきていた。そして抜きあげ直前。
パンッ!
ちっさい個体の水柱はフッコ、スズキ級のそれとちがってかん高い音をたてることがおおい。おそらく今日はセイゴの群れがついてるようだ。いつもならこういう場所を嫌って大物が居る場所を探しに行くのだがたまにはのんびりセイゴと戯れるのも悪くない。そう思って再度B太をキャスト。今度はトゥイッチをかけ続けダートアクションでリアクションバイトを誘う。そしてトゥイッチと次のトゥイッチの間で、
こんっ!
これまた先ほどと同じタイミング。
サイズは先ほどと同様。これまたあっさりぶっこ抜き。
今度はB太で。かなりB太使えるようになってきた。
ボートに乗ってからこのタイミングを作るのがけっこう上達したように思える。
もちろんいまここにいるセイゴの群れはかなり高活性であることは確かだが、こういう場の方が食わせの間を体に刷り込むにはちょうどいいかも。
ということでもうちょっと遊んでみる。
その後3HITほどB太で来たが、全て抜き上げ直前にバラシ(アタリは3投に1回はあったかな?)。ま、セイゴだし特に悔しくもない。プチ爆を楽しませてもらってるのでそれで十分。食わせの間を何回も体感させてもらえてることの方がありがたい。
しばらく投げ続けたがアタリが出なくなったので再度スレッジにチェンジ。
すると3投目。着水から潜り始めた瞬間にHIT。これまた同サイズ(もう、今日はここでサイズを求めてません)。
あっさり抜き上げ。今度は出血させることなくリリース。
再度スレッジで。セイゴオンパレード。
その後、マーゲイやらハチマルやらを投げてみたが出なくなった。
なのでちょこっとポイントを移動。ここには他にも出やすい場所がいくつかある。せっかく来たのでそっちも探ってみることに。とりあえずベイスラッグでテクりながらお目当てのポイントへ移動。
・・・・・・・・・・
最近ベイスラッグででないっす。なんでだろう。。。
7月末にローリングベイトで出たところを叩いてみたが、出ず。
さらに移動。足場が高いところに到着。ここは他のエリアより一段高くなってるシャローエリアとなっているのだが、その中に数箇所えぐれている場所がある。そのえぐれにそって試しにCD-9を放り込んでみた。
すると3投目。
コンッ!
最近こういう早々とヒットする事が多い。というか、ある著名アングラーもよく言ってることだし、ボートにのってストラクチャ回ってもそうなんだけど、ハイプレッシャーなポイントは最初の5投目くらいまでが肝心。その後は完全に見切られて反応がなくなる。これがシーバシング=ラン&ガンと言われる所以なのだろう。
足場が高かったが引きからして40cmはないだろう引き。タモを使うまでもないだろうと、これまたぶっこ抜き。
今度はCD-9に。しかしここでもセイゴ
今日はプチ爆できてるが、どうもサイズが伸びない。
ま、サイズは運的要素も強い。同じ場所である日はスズキ級がでることもあれば20cmに満たないセイゴってこともある。居着きといっても小さいエリアで回遊している(らしい)。ま、出会えたことに喜んでおくとしよう。
さらに移動。移動のときはいちおうベイスラッグに交換。するとさっそく。。。
今季最小? ベイスラッグで久しぶりに。
2003年はベイスラッグでテクるとフッコ級がそれなりに出てきたんだけど、昨年といい、今年といい良型がでなくなった。ベイスラッグのアクションにすれたのか、たまたまついてたのがセイゴなのか、理由はよくわからんがとりあえずここ最近岸壁からベイスラッグで良型がでない(B太では出るんですけど・・・)。
ま、その差を模索するのも楽しみの一つ。これからあれこれ探ってみるとしよう。
先日の運河祭りで3本獲れたエリアに到着。
テクっても良型がでないので、すこしリトリーブスピードを上げてみようとシンキングプラグにチェンジ。投げるポイントは沖のバカ投げではない。今年はわけもわからず沖に放ることはかなり少なくなった。
今年はけっこう数釣りができている。ここから学んだ事は多い。バチ抜けもそう、ボートもそう。丸子もそう。シーバスはベイトを捕食する為にそのエリアで最適な場所についている。潮目などがあればまた別な話だがだだっ広いエリアに遠投したところでシーバスはまったくと言ってよいほど出ない。陸っぱりで手っ取り早く出るのは。。。
岸際
これです。(もちろんテクトロも岸際を通してはじめて出ます)
護岸された岸壁に身を寄せ、回遊してきた小魚を「ガバッ」と食う。
そんなわけでシンキングプラグで岸際を探ってみる。アンダーハンドで岸際に着水。最近これもけっこう精度良く投げれるようになってきた。これはボートで穴撃ちを何度かやらせてもらったおかげかも。一番最初に穴撃ちしたときは投げ方もヘタクソで立て続けにルアーを壊した。今考えてみりゃそりゃそうだと思える。サイドハンドで思いっきり投げたらそりゃ壊れるわな。。。しかもサイドハンドってのは飛距離を出しやすいがラインを放すタイミングがずれるととんでもない方向に飛んでいく。これで痛い思いをしてからボートの穴撃ち練習も含めて岸際をまっすぐ飛ばす練習をしたおかげか、いまはけっこうな確率で岸際に落とせるようになった。
そんなわけで(どんなわけ?)最初の1投。うまいこと岸際に着水。
暗がりのエリアなので静かにスローなリトリーブ。
コツッ
X-80SWが連れてきたのはRaparaのX-RAP。ラッキー!
ま、時にシーバスでなくこんなものを釣る事もあります(なんのこっちゃ。。。)
その後ひととおり岸際を探ってみたが結局キャスト練習で終了。ま、10月に穴撃ちする予定があるからいっか。。。
再度ベイスラッグでフェリーのところまで戻ってみるが数度セイゴに小突かれただけで乗らず。
そしてまたもとの場所に戻ってきた。
せっかくなのでどんな場所でプチ爆したかご紹介。
今日のセイゴぷち爆ポイントはここ!
前はこういう場所を狙うことはなかった。今となってはSOLASの影響で完全シャットアウトされている川崎の市営埠頭にもこういうシチュエーションは多々あったがこういう場所を狙うことはなかった。
エンジンが完全に停止している場所では試した事はあったけど、エンジンがかかっているとどうしても「ここはプレッシャーが高いから・・・」という気になっていた。
だが、ボートに乗って夜狙う場所にはこういうシチュエーションがたびたび訪れた。もちろんその船はエンジンもかかっているし、なにやら荷物の搬入作業もしている。
そんな場所でもお構いなし(?)にボートは寄って行き、「じゃ、投げていいよ」と合図をだす。
もちろんそこからシーバスは出てくる。
そんな経験のおかげで最近はふつーにこういう場所を狙うようになった。
TSSTももちろんここを狙わせてもらった(タモ入れ失敗してバラシた場所です)。
さっきは出なくなったがだいぶ時間も経っているので落ち着いただろうと、も一回放り込んでみることに。ただ、同じルアーのアクションにはだいぶスレてるだろうとルアーは先ほどと違ってCD-7をチョイス。
しばらくでなかったが10分ほどして。
コンッ
keyさんからいただいたCD-7で。ただ引きでも出ます。
やっぱセイゴです。。。
さっきまではトゥイッチ中心で出してたけど、もちろんただ引きでも出てきます(さすがただ引き最強ルアーだ)。
だが、スレが進行してるせいか同じルアーを引いても次がこない。
ということでここでは狭いエリアに投げるのでリップ折れを心配して躊躇していたが先にけっこうキャスト練習できたので、ここは。。。
X-80SW
CD-9もそうだけどこのルアーも東京湾奥でシーバスをやってるヒトなら絶対一個は持ってるルアー。その実力は湾奥アングラーのほとんどが認めているのだが、リップが非常にもろく、橋脚やらストラクチャをタイトに狙いすぎて誤射すると確実にリップが折れて戻ってくるガラスの貴公子なんである。
練習してもやっぱりタイトに狙うときは緊張。
恐る恐る放り込んでみる。ハチマルはただ引きでも出るけど、ここ一番ではトゥイッチなどのダートアクションで食わせる方がよい(と著名アングラーはよく言っている)。
なので着水してからはパンッパンッとトゥイッチを織り交ぜ、食わせの間を再度演出。そして数投目、
X-80SWで。トゥイッチ直後の抜きでコンッと出た。
やっぱハチマルだね。。。って他のルアーでも出たか。。。
その後3,4本かけたがこれまたバラシというか乗らず。私のタックルも村岡氏がよく言う「ヘビカバタックル」にすでになっているのでセイゴのアタリは弾かれてしまうのだろう。
その後また出なくなったので再度移動。さすがに疲れてきたので後一回スロープ際の駆け上がりを狙ってあがるとしよう。
(やはりベイスラッグテクトロでは出ませんでした)
ポイントに到着。
セオリーどおり表層から探ってみる。ナイトレイドを数投した後、ここでも選ぶはB太(ただしチャンピオンではない)。
スローで駆け上がりに沿って引いてみる。
すると、
コッ・・・
小さなアタリだ。ゴミかな??
???
あれ?生命感あり。
引きが弱い。
強引に寄せてみる。
???
嫌な予感。。。
引きが弱いのに魚体はやや大きい。。。
もしかして。。。ボラ!?
強引に抜き上げてみた。抜き上げてビックリ!!
奇形でもしっかり食ってきました。
からだがバナナみたいに曲がって背鰭は半分なくなっていた。小さい頃に何かに襲われたのか。。。
理由はよく分からんがそんな体でも50cm弱はあった。
こういった個体は厳しい自然界では淘汰されていくもんだと思っていたのだが、こんなんでも力強く(?そんなに強い引きではなかったけど・・・)生きていけるんだなぁ、と感心。
ちょっと弱々しかったのであまり陸に上げ続けてさらに弱らせるのかわいそうだったのでサクッとリリース。
っと、まぁのんびりするつもりだったが蓋あけてみりゃぼーーーっとしてる時間なんて30分もなかったかな?
ま、セイゴながら久々プチ爆釣できたからこれもよしとしておくか。
きょうはセイゴと遊ばせてもらったけど、明日からは10月。暦の上でひとつの区切りとしやすい。
明日からは秋本番モード、大型を狙いにいかせてもらうとしよう。
9月25日(日)
有明
今日は秋の本気モードではない。
ちょこっと買い物ついでに昨日のTSSTでこぼしたのがやはり悔しく、おなじ場所で出る事を確かめてみましょ、っていうことで。
ということで出向いたのは有明(っていっつもですね)。
いま、一番信用の置ける場所はここなんでね。
今日はしばらく出番のなかったまっちゃんのプレミアを持ってきた。なんでもまた10月に帰って来るというので、その前の縁起かつぎ兼しばらくお休みだったロッドへの入魂のために(なんじゃそりゃ・・・)。
先日のTSST同様、マーゲイを取りつけて出てきそうなポイントに放り込む。
数投したところでチェイスを確認。どうやらやる気あるやつが居るらしい。さらに投げること数投。
上昇軌道から最後の抜き上げの瞬間、「パンッ!!」というようなかん高い破裂音とともに水柱が立った。
が、ミスバイト。あたった衝撃は伝わったが残念ながら乗らず。ただ、予想よりサイズがちいさい。
ま、それでもここまでスイッチが入ったヤツを獲らない手はない。
さらに数投。
あれ??出なくなった。。。
こういうときはアクション、レンジを変えると良い。すでにそのルアーへのスレが始まっている場合があるんである。
ということで、次なるは最近お気に入りのB太。
そして今度はトゥイッチをかけ、抜きの動作でリアクションバイトを誘う。
そして。。。
トゥイッチを掛け、惰性でスライドしたB太の体勢を立て直そうとリトリーブしようとした瞬間。
ゴンッ!
さすが、やっぱB太すごいっス。
だが、さっき魚影を確認したとおり、サイズは小さい。ま、それでもよい。自分が作った食わせの間に魚が出てきてくれるってのが何よりもサイコーなんである。
サイズももちろん大事。でもそれよりも食わせる事ができた方が個人的には大事なんである。
今回はサイズも小さいので特に疲れさせることなくサクッとぶっこ抜き。
最近の旬は小型のシンキングミノー。サイズは30cm程度のセイゴ
とりあえず、って感じかな?
連れに見せ、すこしやる気をあおってみた。
だがしかーーーし!!!
しばらくすると、遠くでギャーギャーわめく声が聞こえた。
???
暗がりの中よーく目を凝らしてみてみる。
あれ??
ロッド撓ってんぢゃねぇかっっ!
慌てて走り寄ってみた。
何か釣れてる。。。
ためしに一度ロッドを握らせてもらった。
あ、アカン! スズキの引きだ!!
慌ててタモを取りに行き、しばらく引きを楽しんでもらった後、無事タモ入れ完了。
な、なにをッ!サイズにして63cmの鈴木さん
残念ながらこの日メジャー持ってくるのを忘れた。。。
とりあえずシーホークでの指標はグリップの下端から赤いロゴの「A」の字までが60cm。このスズキさんは「A」どころか赤い部分からちょこっと飛び出た程度。サイズにして63cm。
いやぁぁ
驚いた!!
正直、仮に釣れても自分と同程度のサイズと思っていたのだけど、まさかスズキ級があがってくるとは。。。
マーゲイ(パール色)で船の先端をかすめるようになんちゃってトゥイッチ&早引きで出したらしい。
いやあ。。。それってしっかり「食わせた」ってやつじゃないですか!?
しっかりアングラーですよ、そりゃ。。。
悔しいというか、大きいのが出ると俄然やる気がでてしまう。
ということで更なる鈴木さんを求め、投げてみるが。。。。
結局出てくることなく終了。
ま、ボーズも逃れてるし、今日も食わせれた、とうことでこれに満足して納竿。
六本木の一風堂でプチ祝勝会を開催して帰宅となった。
9月23日(金)
TSST第4戦
いよいよ2005年のシリーズ戦としては最終戦の第4戦。
ホントは11月19日に最大魚1本勝負のクラッシック戦があるのだが、おそらくこれは諸事情により不参加。
なのでこの1戦に勝負をかける。
といいつつ、ここしばらく東京湾の状況が分からんので出たとこ勝負ってのがホンネ。
とりあえず前日のプラ、情報交換である程度の作戦は立ててみた。
第1ラウンド・・・お台場or有明
第2ラウンド・・・多摩川中上流or河口
第3ラウンド・・・有明
荒川、江戸川がこの時期調子いいのだろうけど、ふだんの出撃には遠く、いまいちポイントが分からんのです。
とりあえず今の自分ができる事を信じてみることに。
一応念のためにポイント下見をしようと思ったのだが、前日のプラでかなりお疲れだったようで昼過ぎに一度起きたがkeyさんにマゴチ報告を済ませて二度寝。大会当日に備えてコンディション作りは万全だがさすがに寝すぎた。。。
上の3ラウンドに備え、それぞれのラウンドで活躍してもらう1軍ルアーのフックの状態を確認、各箱に分け入れる。ウェーダー、チャリンコを積み、目指すはいつもの集合場所である葛西臨海公園。
のんびり向かったせいか、公園には受付終了20分前に到着。
知ってる顔を見つけようとあたりを見渡してみるとタカマツさんが作戦にあわせて(?)戦友を箱詰めしていた。
他のメンバーは腹ごしらえに出ていたようでしばらくして到着。
しばし作戦やらを話した後、開会式。そして間もなくスタートフィッシング。
フッキングクラブは先週末に旧江戸川で釣果をあげていたようで、狙いはそこに定めていた様子。
私はいまだ決めきれず。最終ラウンド以外は最終的ポイントの選択はオデ内での第6感に頼ることに。
この日の満潮は19時ごろ。スタートフィッシングは21時ちょい過ぎ。
スタートフィッシングはちょうど下げ3分にかかる絶好の時合い。なのでスタートフィッシングの合図でそそくさとオデに乗り込み、第1ラウンドのポイントを目指す。
そして2つのポイントを最終的に選択する交差点に差し掛かる。 どうする??
よっしゃ!こっちに決めた!
第1ラウンドは有明に決定。
まずは確実に一本を出す。
ということでまっちゃんが見つけたメソッドを信じ、モアザンにベイスラッグを用意し、岸際から縦列取締り。
・・・・・・
出ん。。。
おっかしいなぁ。昨年はこの時期、ここでスズキ級がよく出てたんだけど。。。
まぁ必ずって事はありえないのが自然を相手に遊ぶとき、とくに釣りに関しては知ってなきゃいけないこと。
だが、そこに居ないというわけではない。居るとも限らない。
アプローチが悪いだけかもしれない。
そのアプローチをたくさん持つためにもボートに乗ったりと経験を積んできた。
なのでボートで学んだ事を駆使してみる。
7月に乗ったナイト便、8月の早朝乗り合い便はこれまでの自分の殻を打ち破るものを見つけられた気がした。
これを自分なりに陸っぱりでアレンジしてみる。
まず最初に選んだルアーは先の運河祭りで好調だったB太
このエリアの中では止水域的ポイントだがここはこのエリアで高期待のポイント。そこにB太を通してみる。そして3投目。常夜灯に魚影を確認。だが。。。
反転。。。
見切られた。。。
だが、こいつ一本とは限らない。それにルアーアクション、レンジを変えれば食ってくるかもしれない。
ということで見切られた3投目でB太からマーゲイにチェンジ。B太より深めをトゥイッチおりまぜて獲りに行く。
そして2投目
トゥイッチ直後の「抜き」に入った瞬間に「ドカンッ!」という衝撃
間違いなくシーバスである。こんなタイミングでボラがくるはずがない。
反射的に背筋を伸ばすように大きく合わせる。もちろんしっかり乗っている。
ドラグは50UPをすでに知らせていた。というか、ラインの出具合いからしてスズキ級と判断できる突っ込み。
真下のえぐれに突っ込んでいく様子だった。これで第2戦のときラインブレイクされた経験もあってえぐれから引きずり出すように体を半身岸壁から乗り出してファイト。数回突っ込みをかわしたところで常夜灯が浮き上がった魚体を照らした。
間違いなくスズキ級だ!
丁寧に最後のエラ洗いをかわし、タモで無事にランディング
66cmがマーゲイに来た。出だし好調!
釣果報告用の写真をとったところでこのスズキさんに感謝しつつリリース。
いやぁ、出だし好調。いきなりスズキ級とは調子がよい。
前日ここは丁寧に調べてなかったんだけど、逆にそれが良かったのかもしれない。
ウェインは3本。
とりあえずの一服を済ませ、次の1本を獲りに行く。
隣の常夜灯、フェリー埠頭手前のゴロタ付近をTuned K-TEN、B太、ゾンク、マーゲイで探ってみるが、なかなかイージーには出てきてくれない(2度反転を喰らいました)。
さすがにおいしそうなポイントは探り終えたので次のポイントに移ろうと再度ベイスラッグで岸際を探りながら戻ってみる(一度もあたりませんでした)
そして車に乗る手前の多目的埠頭に到着。この日は大きなフェリーが停まっていた。
以前の私はエンジンのかかった係留船はその音がプレッシャーとなって出にくいだろうという先入観があったのだが、この先入観はボートにのって払拭されていた。エンジンがかかっていようが、貨物船で荷物を搬入してようが、シーバスは出るってことを身をもって体験していた。
なので、とりあえずこのフェリー周りも探ってみることに。
フェリーの真下に入ってみる。これがまたでかいのなんのって。喫水までは約4m。手持ちではマーゲイがおそらく喫水線から出すのに最適のルアー。だが、一応側壁についてないとも限らないのでセオリーどおり表層からアプローチ。
K-TENには出ず、B太に変えてみる。
するとルアー抜き上げ寸前に水柱が炸裂。サイズからして30cm程度のセイゴのものと思われる。
一応釣ってみるまではサイズは分からん。ということで数度B太を通すが次がこない。
なのでB太を10投ほどしたところでど本命のマーゲイにチェンジ。
そしてわずかな隙間をトレースすること3投目。
ドンッ!
当たった瞬間にヘッドシェイクしている感触が右腕に伝わる。これはすでにフッキングがしっかりしている証拠。
念のためこれまた大きくロッドをあおって合わせる。
そしてその場を荒らさないように一旦強引に引きずり出し、やり取り。
2〜3分ほどして50UP確定という魚体が浮いてきた。
「こりゃ、めちゃめちゃ調子いいんでないの?」
少し浮かれていたかもしれない。タモを強引に突っ込み、ロッドを操作してフッコをタモへと誘導する。
が!
緊急事態発生!
不運にもテイルフックがタモ網の縁に引っかかった。
しかも魚は網の中に収まっていない。。。
あ、いかーーーんッ!
何度かマーゲイのフックをタモ網から外れるようタモ網をあおってみた。が、なかなか外れず。。。
そして次の瞬間、
フッ・・・・・・・・・・
貴重なフッコは深場へと逃げていった。。。ガックリ
一瞬の気の緩みで大事な2本目を逃してしまった。
かなり凹み、とりあえず気を落ち着かせる為にその水面を見つつタバコに火をつける。(きっと背中が寂しかったように見えたんでないかな;)
ま、過ぎてしまった事は仕方ない。次を獲ればいいんである、次を。
が、しばらく探ってみるもマーゲイは次の衝撃を私に伝える事はなかった。
予定通り、第2京浜で第2ラウンドの多摩川を目指す。すでにこの時点で河口エリアを選んでいない。実はプライベート釣行でkeyさんが河口エリアをすでに攻めていた。その情報をもらっていたので私は上流域に向かっていた。
そして前日は静寂感ただようポイントであった橋脚付近に立ってみる。だが。。。
今日もここは静かです。。。
ところどころボラジャンプは出ているが、肝心の「ボシュッ」という低い捕食音は聞こえず。
それでもすでにここまで来たので一応橋脚付近、暗部とシャローランナーで探り始める。
・・・・・・・・・
まったく出る様子なし。
こういうときは何やってもダメなのがこのポイントの特徴。なので30投くらいしただろうか、あっさりとこのポイントを見切り、次へ移動。
だが、どこへ移動しよう。。。
すでに日付は変わっているこの時間から次を狙うには。。。
河口か・・・
だが、すでに不調という連絡が入っている。どうする?
ふと風に気付いた。川面に沿って下流へ吹き付ける風がそこにはあった。干潮間際の緩い潮流を後押しする風。そして十分に下がった潮位。これで狙うには。。。
やはり河口か。。。
ウェーディングは個人的にただ闇雲に立ちこむモンではないと考えている。
岸から届かないブレイクラインの魚を獲るために自らその距離を縮めるための手段がウェーディング。
この時間、この潮位なら河口のブレイクラインにルアーが届く。しかも緩い潮流を後押しする北西の風。これは掛けてみる可能性はある!
ということで急いでオデに戻り、ウェーダー半下ろしで運転席に乗り込み、そのまま(だらしない格好で)河口まで突っ走る。
半分準備完了(半下ろしのウェーダー)しているので到着からポイントまではチャリンコってのもあって5分。タバコ一本つけ終わらずにすでに水に浸かっている。
照明で足元を照らして地雷に気をつけ、徐々に深場へと歩を進める。
昨日と違ってまだ下げ潮時なので本流側を目指すが、こちらも先の台風の影響で泥が体積してヌタヌタ。。。
足場を確かめつつ進んで(途中ズボッと埋まる)いるのでなかなか進まない。
そしてこのエリアで一番の信頼を置いているルアー、「コモモカウンターを装着」流芯めがけて思いっきり振り出す。
ややアップ気味に放り、流れに合わせてU字を描く。
これを続けつつ、徐々に下流側に移動。そして同じようにU字をくり返す。そして。。。
またもスーパーどシャローに到着してしまった。コモモカウンターはノーマルのコモモより10cm程度深めを探るのだが、そのせいでか昨日同様また泥底を叩いた。
そしてそれがU字を描き、底を小突くインターバルが短くなったところで、
コツンッ!
そしてヘッドシェイクらしき感触。
ありゃりゃ、セイゴか!?
一気に巻き上げる。このときも逃げ惑うような感触が伝わってきている。このサイズの引きならこのタックルではまったく歯が立たない。あっさり足元まで寄って来た。
が。。。
またも驚き!
昨晩に続きまたもマゴチ。今日来てくれなくてもいいって!
ついつい似非関西人になりすまし、
「なんでマゴチやねんッ!」
こんな日にこの外道で喜んでる場合ではないのである。が、せっかくなので釣果報告の1ネタにいちおうエントリーカードとともに記念撮影。
しっかし35cmってサイズなのに12.5cmのコモモにアタックしてくるとは、海の中の生存競争の凄さを垣間見れますなぁ。
と感心してる場合ではない。次いこ、次。
とマゴチをリリースし、再び深場へエントリー。
いったん、上流側に戻り、ふたたびU字メソッドでローラー作戦。
そしてそれをつづけること、どのくらいだっただろうか。。。
バンズに変えて何投目かのリトリーブ。
プツッ・・・ブルブル!
ゴミを引っ掛けたような感触。嫌〜な感触だった。
しかも掛けた直後に生命体と分かる反応。この感触はここで経験した中では2種類。
できれば細長いのがいい!
だが、その願いはかなわなかった・・・
出たなッ!我がテンテキ。。。バフッ!バフッ!って言ってました。
写真左側ひれにバンズがかかっていた(おそらく流れに向かって川を遡上していたのでしょう)。
ほんとはランディングしたくないのだが、コイツのためにルアーをロストするのも癪なのでいちおう陸にあげてルアー回収。ただ、かなり緊張。マウスグリッパーで尻尾を完全に制止させ、その隙にばたつかせているひれからバンズを回収。めちゃめちゃ不思議なのが、どこから音が出ているのかわからなかったがひたすら「バフッ!バフッ!」と音を立てていた(めちゃめちゃ不気味でした)。
まぁ、コイツも生きているのでそのまま無駄死にもかわいそうだろうと、リリースをこころみる。いちおう危険ではあったが、プライヤで毒針をつかんでふたたびズル引き(途中で毒針はポッキリ折れた)。
完全に水没するまでひれをはためかせるたびに「バフッ!バフッ!」と音を立ててました。
こいつとのやり取りのおかげで完全に時間をロスした。すでに干潮に到達。
エイを掛けて気分も萎えていたので、ここはさっさと諦め、次のステージに移動することに。
上げをこの河口で狙わないと決心した理由は第1ラウンドの移動間際があったから。
日の出あたりから最終ラウンドに移行するつもりだったが、さきほどのフェリー喫水を再度狙ってみる価値はある。
ということでふたたび湾奥を目指す。
ポイントに到着し、さきほど同様に喫水を狙ってみた。
が、、、
懸念されていた雨が辺りを濡らし始めた。しかもけっこう本降り。いちおうレインウェアを着ていたが、けっこうな降雨に一時オデに避難。携帯の天気サイトでアメダスを確認。様子からすると30分〜1時間ほど待てば通り過ぎる。
ということでここは一旦休戦、雨が通り過ぎるのを待つことに。
4時過ぎ、だいぶ雨が弱まった。
これ以上待ってられない、と、気合いで最後のスパート。再度喫水を狙うがさすがにマーゲイを通しすぎてスレたのか、まったくアタリを感じなくなった。
時間は5時を過ぎ、辺りは明るくなりだしてきていた。
いよいよB太の出番。
B太よ、岸際のフッコを引きずり出せ!
ただ、葛西臨海公園に移動する時間を考慮すると最悪6時がタイムリミット。
1時間弱のキャスティングでこのエリアの岸壁を丁寧には探りきれない。ということで、
テクトロ早引き
これに掛けてみる。
すでに上げ潮。この潮流にあわせいったんフェリー埠頭への橋まで移動し、そこから岸際をなめるように通す。
1往復目。多目的埠頭まで一度もあたらず。
「しかたない。もう一回フェリー埠頭側に戻ろう!」
ルアーを水に浸けず歩いてきた道を戻る(上流から下流に向かって通すとスレの進行が早い)。
そして2回目。
・・・・・・・・・
浮き桟橋の向かいまで歩いてみるがこれまた出てこない。
ためしに一旦戻るのをやめ、前半にスズキを獲ったエリアにB太をキャストしてみた。
!?
追って来た!
だが、抜きあげ直前で食いつくと思いきや、反転。。。
やられた。。。最後の期待に掛け、B太をもう一度放り込む。さらにもう1投、さらに。。。
が、出てこず。
すでに時間は6時5分前。
もうタイムリミット。ここから車まで歩く時間、びしょ濡れになった服を着替える時間、葛西までの移動時間、これらを考えるともう限界だ。
だが、そこに居たじゃないか!?
最後の最後、もう一度テクってみることに。
ただしフェリー埠頭の橋まで行ってる時間はない。
緊急用のはしご直近にB太を沈め、スロープ上まで歩いて出なかったら戻ろう。そう決めて歩き出す。
そしてスロープに到達。歩ききるまであと10m。。。
ゴンッ!
???
で、出たぁぁぁぁ!!!
ドラマは待っていた。
ヒットした時刻、わたしの時計にして5時58分。
やり取りを十分堪能している時間はない。やや強引に引き寄せる。数度の突っ込みをかわし、急ぎながらも先ほどのタモ入れ失敗を教訓に丁寧にタモにフッコを誘導。そして無事ネットイン。
最後の最後、残り30分で2本目。これにて納竿。葛西へ猛ダッシュ!
ほとんど第2戦の再現のようだった。ギリギリで一本を追加。
今日も劇的なドラマが待っていた(実際にはそんなのに浸る余裕はまったくもってない)
急いで車に戻り、着替えを済ませ、はしりながらウェイン表に結果を記入。
葛西臨海公園駐車場入り口に到着したのは6時24分。なんとか間に合った。。。
降雨のため、大会本部は駐車場内のトンネルの中に移っていた。そして受付を済ませようとするとよくみたことのあるメンツが。。。
フッキングクラブだ。
この人たちもギリギリまで粘っていたようす。しかも着替える間もなかったのかみんなビショビショ。。。
無事受付を済ませ、用意されていたミスタードーナッツとコーヒーで疲れを癒しつつ、フッキングクラブと本日の戦況についてあれこれと立ち話。旧江戸川も調子よかったらしいのだが、けっこうバラシたんだとか。
結果としては
私:66cm/45cm
タカマツさん:51cm/47cm
夜行人さん:50cm
オノさん:48cm
かいぱぱさん:56cm
知り合いは一応全員ボーズは逃れられた。
この結果に
私:「良かったですね。(フッキングクラブと私と)全員釣果があって」
すると
「それがさぁ。。。」
私:「???」
なんでもかいぱぱさんの釣果写真は携帯電話の写メールカメラのため、画像が不鮮明とのことで「参考データ」となってしまった。。。
なにもこんなとこでオチつけなくても。。。
(さすがに早速笑い話になってました)
ま、結果は残らなかったにしても釣果があったのは事実なのでそれでよしとしときましょう!
そして閉会式。
結果は49人中25人が釣果あり(残りの約半数はボーズ)。そして意外と結果が低いものであったことが分かった。
今さらどうなるわけでもないが、やはりタモ入れ失敗したフッコ級を取れなかったのが悔やまれる。
あれをきっちり獲っていれば5位か6位あたりに入賞できていた。
ちなみにプロアングラーである大野氏は今回低迷の8位。なおさらフッコを獲ってなかったのが悔やまれる。。。
ま、これも結果なんである。ドキドキハラハラしながらも十分楽しめた。そしてまたギリギリでドラマが生まれた。
これに満足しておくとしましょう!
とりあえず。。。
お疲れさんでした!
9月22日(木)
東京湾奥(TSSTプラ)
今週の業務はたったの3日であるが分単位での目まぐるしい3日。今月末までの納期を死守する必要があるからだ。
ただ、プライベートな行事もある。そう、
TSST第4戦
今年からエントリーしたTSSTもシリーズ戦はこの週末で最終戦。
この4戦と11月19日にあるクラッシックを残すのみ。
ただ、クラッシックはもしかすると参戦できない可能性があるのでこの1戦にまずは集中。
といっても
しばらく仕事に、旅行にということで東京湾に立っておらんのでまったく状況が分かりません
実はまっちゃんの課の庶務さんの送別会にも声をかけられていたのだけど、大変申し訳ございません。飲んで帰れる時間に都合がつきませんでした。(お幸せに)
なのでギリギリまで仕事をやったところでプラへ出撃。
まず目指すはお台場へ。
お台場というと日航東京の裏ばかりに出向いていたのだけど、ここ最近知ったのはレインボーブリッジ下のポイント。TSST3戦の最大魚もそうだし先日の都知事賞があがったポイントもここなんである。
そんな場所が近くにあるとわかっていかない手はない。ということでレインボーブリッジを渡り、岸壁に立ってみる。
こんな夜景と釣りというギャップもまた一興だったり。。。
レインボーブリッジの橋脚にあたる潮がよいヨレを作っている。
足場が悪いながら思いっきりキャスト橋脚の奥から擦るようなトレースコースを描く。しばらく投げてなかったわりには意外とキャスト精度がよい。ま、風があまりないのも助けてくれてたかもしれない。
(ってたかだか10日程度なんですよね。しばらく投げてないっていっても。。。)
ただ、いいコースを通しているんだが、魚が出てこない。
しばらく投げていると一人のアングラーが上から声をかけてきた。
釣れないので一旦上に上がって情報交換をしてみる。
なんでもここは上げも下げも5分を下回っているときは活性が低いんだとか。
その代わり活性があがってるときは70や80cm、へたしたら90UPも出るんだとか。
まぁ大半のアングラーは武勇伝を誇張してることが多いのでタクシーの深夜料金みたいに3割り増しの話が多い。そこら辺をある程度差っぴいてま、潮位が高いときが時合いだということだけは理解させてもらった。
とりあえず今たっている時間はすでに5分を下回っている。なのでこりゃだめそうだなと、ポイントを移動することに。
次は一旦戻って多摩川へ。
さすがに河川が良い時期に来ているはず。荒川なんかはいつも好調を聞くけど、今住んでるところから荒川へは遠いし、今日の明日でよい場所を見つけられそうにない。
なので河川勝負は自分がよく知っている多摩川へ行くことに。
ただ、どこに立つかが鍵。
河口に立つか上流域に立つか。とりあえず今日はどこが魚ッ気あるかを確認するのがメインなのでひととおりなめてみることに。
まずは上流から。ここは最初にスズキ級をあげたポイント。どちらかというと少し下がってからの方がここは良い。目当ての橋脚に届かせるには5分からちょっと下がったくらいがよい。
が、
・・・・・・・・・・
出んよぉ〜。。。
前に隼虎さんに聞いた事がある。
「多摩川は時合いに合わせていかないとダメ」
多摩川はひじょうに難しいなぁと最近思うことがある。
そのことを隼虎さんは言っているのだろう。同じ潮位で同じポイントにたっても出るときとまったく出ないときがある。もちろんガス橋もその例から外れない。良さそうと思っても、ベイトが岸辺でガヤガヤしていてもまったくダメなときがある。
じゃ、その時合いに合わせれればいいのだが、それが読めない。
東京湾奥で東西の2大河川である荒川と多摩川。多摩川が安定して釣果が出ないのはいろいろ理由はあるのだろうけど、今回はそこに掛けてみる。自分の今の力はここしか分からんのである。もちろんここでもいい思いはさせてもらっている。そこを信じて今回はここにかけてみる。
とりあえず、ひと通り調べてみようと今度は上げ時合いを狙って河口へ。
多摩川で一番河口に立てる運河筋に立ちこむ。辺りは以前よりヌタヌタ。きっと先の台風で流れてきた泥が堆積しているのだろう。(足がズブッと埋まったときは一瞬ドキっとします)
足元を探りながらエイ地雷を踏まぬようすり足で歩を進め、股下まで入水したところでキャスティング。
この日は早朝に大きな潮位差が発生する上げ潮がきてる。普段上げ潮っていうとダラダラした感じがするのだが、ここの潮流は上げだろうが下げだろうがとにかく速い。
投げたコモモはあっという間に流れに乗って羽田空港方面に流されていく。
しばらく投げてはポイントを少し移し、また投げる。
そしてしばらくしたところでかなりどシャローのエリアに差し掛かった。泥底を叩く感触が伝わってくる。
「こりゃ、埋まったゴミ袋とか引っ掛けて大事なコモモロストしそーだなぁ」
と思った矢先だった。
コッ・・・コッ・・・コツンッ!
???
底を小突いた感触とは違った感触が最後に。。。
軽くロッドを煽ってみた。すると。。。
生命感がティップに伝わってきた。
引きは弱い。感じからしてセイゴかな?
が!
足元に寄せてみてビックリ!
この平べったいお魚はもしかしてぇ!?
外道ではあるが嬉しい。40cmのマゴチがコモモにアタック!
マゴチ君が来てくれました。意外と引きって強くないのね。けっこうあっさり寄りました。
いやぁ、嬉しいよぉ!マゴチだよぉ!6月にはヒラメ、マゴチと砂モノを目指して館山まで行ったのに。まさかこんなところで釣れるとは思わなかった。。。
TSSTのプラながらこの外道に喜んでしまった。
早速keyさんに「マゴチ釣れた!」と連絡したかったのだがさすがに朝の3時過ぎ。こんな時間に携帯メールは迷惑かなと思い、翌日連絡することにした。
その後、数回シーバスらしいアタリは来たが結局乗らず。
TSSTプラながら多摩川の厳しさを実感するのみとなってしまった。
やっぱ多摩川は晩秋の方がいいのかなぁ。。。
でも自分の信じる河川は多摩川だし。。。
明日は非常に悩ましい
9月19日(月)
木曽川上流
弟の家に遊びにいったついでに。。。
せっかく水が綺麗なところにいったのなら、やらない手はないでしょう!
日ごろシーバス道に精を出すも、今日はちょっと趣向を変えて渓流釣りにチャレンジ。
といっても特に渓流用の道具を持っているわけではない。
せっかくだから渓流用の道具をそろえても良いのかもしれないが、まだ渓流釣りにハマるかどうかは分からない。
なので昔使っていたバスロッドで代用。出発前日、川崎のサンスイでトラウト用の4lbを購入。バスのときに使ってたわけわからん1500のリールよりは昨シーズンまで使ってたカルディアかアルテグラの方がいいだろうと、2000番のアルテグラに巻いてみた。(さすがに2000番のリールで4lbライン100mだとスカスカです。。。)
前夜、酒を飲みながらふと弟の部屋をみると、
「あれ?こいつ釣りするの?」
渓流用の竿が置いてあった。
ためしに振り出してもらうとこれが長いの何のって。ま、餌釣り用の渓流竿だから当たり前か。
どうもこのアタリではルアーマンは居ない様子。
だが、ちょっとしたこだわりが私にはある。それは
ハードプラグ
基本はルアーマンでありたいのです。
(もちろん餌もやると思います。でも最近やってないなぁ。夏でもちょこちょこシーバス釣れるようになったからなぁ)
ソフトルアーもひとつだけ持っているけど、ほとんど使っていない。以前ためしに買ってみたがハードプラグと同じ箱に入れてたら表面に塗られてる油みたいなモンにCD-9とかがやられて色落ちしてしまったので。それにあのヌルヌル感がちょっと苦手。。。
そんなわけで以前から持っていた5cmプラグと、今回用に追加したX-30、それから小型のスプーンを持って渓流へと降りていく。ただ、これがけっこう大変。もともとそういう護岸整備があるわけではないので、藪をこぎ、急斜面を降りてようやく到着。私はプラグが投げやすいところを目指してさらに礫を下って本流との合流地点まで。
辺りを見渡してみる。
木曽川上流。なかなか良い眺めだ!
まずはポイントを探索。
ふだん狙っているシーバスはマンメイドストラクチャはポイントに立てば一目瞭然であるし、ある程度経験値を蓄積できてることもあって狙いは定めやすいのだが、こういったまさに大自然となるとポイントを見つけるのはけっこう難しいかも。。。
とりあえず投げることなく気になるポイントを数箇所を注視。すると、
パシャッ!
大きな礫でできるヨレのところに水柱が立った。
まぁ他の魚も生態はそう変わらんのだろう。東京湾の鱸は橋脚やら台船などヒトの手によって作られたところに着いている事が多かったりするけど、こういった人の手があまり入ってないところの魚は自然のストラクチャにつくんでしょう。ということで東京湾のシーバシング同様、魚が着きそうな礫、流れのヨレにルアーを通してみることに。
普段とは違った風景の中で。狙うは岩魚、アマゴ。
なんでもニジマスもいるらしい。
まず選んだのはサンスイで小型スプーン。まず一投目。あまりに軽すぎるのとスプールスカスカなのと、全然飛距離が出ないのに驚きつつ。スプーンの動きを確認。
そして2投目。すでに要領はつかめたので上手いことおっきな礫のちょい奥に着水。それからフラフラとスプーンを泳がせる。すると
!?
追って来てるじゃありませんか!?
サイズにして10cm強。15cmはなかったと思う。確実にちょい遠めに追ってきてるのが見えた。が、、、
ぷいッ
追って来てることに気付いて微妙にアクションが変わってしまったのか、もともと興味本位でのみおってきたのか、
よくわからんが反転を喰らった。
ひじょーに悔しい思いもないわけではないが、追ってきてくれたってことにはかなり満足。
(正直、まったく何も感じずに終わるんだろうと思っていたので)
やる気出てきたぁ!
ということでスプーンをあたり一帯に投げまくり、さらに誘いを掛ける。
・・・・・・・・・
だが、いくら投げてもそのポイントから次の魚が出てくることはなかった。
シーバスだったらスイッチ入ってれば一度バイトに出て失敗しても次の一投げで食わせる事ができたりするが、スレが早いというか、警戒心が強いというか、シーバス以上に難しい。
仕方なく、ちょっと上のポイントへ移動。
今日はこれをメインの行事としてないので残り時間もわずか。このポイントを叩いて出ても出なくてもここでお終い。
せっかく用意してきたX-30に換え、キャスト開始。ただ巻きやらトゥイッチなどアクションに変化を与えて誘ってみるが反応なし。ただ、時折水面で何かを捕食してるようなライズはあがっている。
まだ未投のエリアに再度スプーンを放り込んでみる。すると
ま、また追って来てるじゃんか!
が、、、
・・・・・・・・・・ プイッ
ガックシ。。。
その後スプーンをひたすら投げてみるが、結局あたりすら感じられず。
2度チェイスを目撃したのみでいよいよ時間となり、納竿。
ま、いきなり下調べなしで2度チェイスを見れたってのは十分満足できるもんかもしれない。
日ごろ東京湾でどでかい魚との対峙を楽しんでいるが、こんな繊細な釣りも面白いかもしれないと思えた。
そして綺麗な沢を上って弟の塒へと戻っていった。
いやぁ、こういう綺麗な水で遊ぶのも良いモンです。
ただ。。。
前日に弟宅で聞いた防災無線「熊出没しました。周辺の方は十分ご注意ください」ってのを聞いてちょっとビビってました。もしこんな場所で魚を探し歩いてたらどんどん人里から離れていく可能性があるので。
私の性格であれば熊と出くわす確率大です。。。
ま、東京湾でどでか級とラインとロッドをギンギンに張らせて遊ぶのも十分楽しいからしばらくはそれでいっかな?
今度弟が東京に戻ってきたときはシーバス釣りを教えてあげるとしよう。
春先のバチパターンがイージーに釣れるから一番いいかな?
9月10日(土)
多摩川
ひさびさに
keyさんと多摩川河口へ。
前夜「仕事で明日は無理そう」って連絡が来たのだけど、なんとか都合がついたようだ。
ってなわけで、ここんとこ鱸祭りで湾奥ばかりいっていたのだが、秋モードが来ているかを確かめる為に河口にエントリー。
とりあえずポイントから近くにある六角家姉妹店と言う看板を掲げている「近藤家」で腹ごしらえ。
そいやこの店って前は都筑にあったんだよね。でも正直いうと六角家より数段味が・・・
近場にうまいお店がないのと、まぁそこそこ便利な場所にあるので入っているが、あそこになきゃ確実にはいっとらんわな。。。
少しkeyさんを待ったところでウェーダーを履き、土手沿いにテクテクとポイントまで歩く。
珍しく誰もおらず、我が物顔でエントリー。
水はけっこう濁りが強い。先日の台風は直撃してないし、だいぶ時間も経っているのである程度泥濁りは取れていると思っていたのだが、これは予想外。ま、せっかく来たし、それでもいるヤツは居ると信じて沖に入り込んでいく。
まずは前から試してみたかったブーツ(プラ)からスタート。
さすがに原工房のハンドメイドは買う勇気がないのでRapara榎本氏が手がけた量産タイプ。
本家に限りなく近づけたという逸品なのでとりあえずためしてみましょってことで(と、いいつつ本家を持ったことないので分かりませんが)。
・・・・・・
手元に伝わる感触はけっこういい感じなんだが、如何せん食いに来てくれない。
しかたなく、次なるはこれまた大型ルアー、おそらく私が持ってる中で最高額のもの。
「レアフォース」でチャレンジ。
・・・・・・
ぜんっぜん反応なし。
イナっ子や小魚など、ベイトは豊富なんだが、なんでか食ってきてくれない。
しばらく表層〜表層直下のルアーをローテーションしている中、バンズをチョイス。しばらく表層をU字で引いてくると、
プチッ!
??
何かかかった?
うぁぁぁぁ!走ったぁぁ! で、でもエラ洗いが出ん!
や、やばい。。。もしかして
我がテンテキ。。。。。。。
だが、少なくともバンズは回収しておきたい。ということで多少ビビりながらも気合い任せでリールを巻き上げる。
すでにヒットし、違和感を感じたところで魚体を確認すべく照明はつけておいた(万一すぐそばに来てもわかるように)
そしてだいぶ時間がかかりながらもようやくよったところで魚体を確認。
んんんん???
平たくない。っちゅーか、このサイズでこのうろこの大きさ。もしやして。。。
コイぢゃんか!!!
っつーか、ここも河川っといっちゃ河川だが、ほとんど海水のはずだぞ!?こんなとこでコイ出んのか!?
少々悩んだが、
「ま、いっか。とりあえずkeyちゃんに見せてやろ」
ということでズリズリとkeyさんが投げてるあたりまでズル引き。そしてそろそろ陸ってところまで来て、いったんリーダーをつかんだところで、
フックアウト。。。
残念ながらkeyさんにどでかコイを見せてあげる事はできなかった。
コイすれHITしたことをkeyさんに伝え、しばし休憩。というか、ウデが重くてあがらん。
しばし休憩したところでそれまで陸で投げてたkeyさんもようやくエントリー。ちょこっと陸で投げたところで私も後追い。
再度表層から直下をさぐるが、出てこない(そこそこ雰囲気はあったんだけど)
そして、コモモカウンターを投げ、U字を引いているとふたたび。。。
プチッ!
グイーーーーーン(ジリジリっとラインがでてゆく・・・)
今度は近場にkeyさんがいたのでとりあえず「HIT!」と伝えファイト開始。
さすがにさっきのが2度ありえそうにない。こんどは。。。
我がテンテキ・・・・・・
だが、さっきほど引かない(と、いいつつ、十分強い引きです。シーバスなら70UP以上はありますね)
しばらくやり取りしていると、keyさんが後ずさりする様子が見えた。
(も、も、もしや、平べったい!?)
さらに引くこと数分、足元近くによってきた。魚影を確認。そしてkeyさんに、
「平べったくないよ〜!細長いヤツ! でもうろこデカイっす!」
と伝え、keyさんにマウスグリッパでつかんでもらってようやくランディング。
出たぁぁぁ!80UP!でもコイです・・・
1度ならず2度までも。。。(かなりkeyさんには笑われました)
しかもなんと今シーズン初の80UP。コモモでスレ掛かりのコイでした(正確には82cm)。
コイがこんな河口エリアで2度も掛かるとは思わんかった。
とりあえず、keyさんにおもしろ半分撮られました。
こーやってみると確かにデカイ。。。そして臭いそう。。。
翌日、夜行人さんに
「82cm/7kgゲット」
とメール打ったのですが、実はコイツだったんですねぇ(ちょこっとギャグ狙いで)。
夜行人さんと同じさいずであるが、こっちはまったくもって嬉しくもない外道ですわ。。。
ただただその引きに耐え、疲れるだけッス。基本的にシーバサーなんであんまり嬉しくないッス。
とりあえずシーホークはこんな引きにも耐えれるんですなぁ。。。と実感した一本だった。
シーホークにとっては2本目の80UP。でも嬉しくない!!!
その後しばらく続けるがシーバスの気配があいかわらずしないので下げ止まりを迎える前に納竿とした。
9月4日(日)
芝浦運河祭り(当日)
前日は遅くまでお台場で飲んでた。
心のどこかでは「大会前最後の晩なので。。。」という気持ちもあったのだが、せっかくまっちゃんが帰ってきてるし、すでにボーズは逃れてるってのもあって、すでにわたしの中の大会はストップフィッシングとなっていた。
(といいつつ、飲みの席にはレッドシャフトが。。。これ、お台場にあがるときの手形みたいな(?)モンです)
ま、今回のイベントは「参加することに意義がある」という気持ちのほうが強い。
東京湾奥にはたくさんの鱸がいて、そこでのゲームを楽しむアングラーがいて、そして彼らが来ると水辺が綺麗になる。
こういう印象を行政や地域住民に持ってもらう。これが大事。
きっとどこかのだれかは「偽善者」というかもしれない。
そういわれたらあえて言おう、「そうだよ!」と。
誰だって自分が楽しんでいる事は末永く続けたい。だから煙があがりそうであるならさっさと消しておくのである。
先の外来生物法みたいな目に遭わない為にも、やれることはやっておく。
(もちろん、自発的にゴミは拾って帰ったりしてますよ)
いろいろ考える事があって参加したこのイベント。なんでも朝9時ごろからオフショア部門の検量があるということだったので受付終了は10時40分なのに9時ちょい過ぎに会場に到着。
とりあえず受付を済ませ、参加賞と後のゴミ拾い袋をもらってしばし待つことに。
キャッチ&リリース大会のCrossRoad受付本部。釣果写真がそこそこ貼られてた
受付のときに今回の参加者がどのくらいいたか聞いてみた。するとなんでも100人ほどだとか。
とりあえずひととおり釣果を眺めてみた。全部で50本ちょいってところ。やはりみんなでかいのを釣ってる。みたところ最大魚は76cm。これは当初予想したとおりのものだった。それから港区内の釣果もそこそこある。
(こりゃ、賞はやっぱ無理だわ。。。)
ま、そんなことは分かっていたこと。とりあえずせっかく来たのでこの場を楽しもう。
まずは参加賞から紹介。もらった参加賞はこんな感じ↓
大会参加賞。ステッカーのような状態になってみたいもんだ。。。
ハンマーはいままで購入した事がなかったのでどんなとりあえず河川ウェーディングで試してみよう。
きっとガス橋あたりでオチアユのパターンだろうな(ってことでアユカラーをチョイス)。
ラパラキーホルダーは前にkeyさんにあげたけど、またもらっちった。こんどはまっちゃんにでもあげるとしよう。
しばらくのんびりしていると続々とオフショア部門のプロアングラーが帰ってきた。
もともとこのイベントは2部門に分かれていた。
ショア部門:一般の部
オフショア部門:エキジビジョンマッチ(プロアングラー)
オフショアに出ている人はシーバス、バスフィッシングをやっていればたいていの人が知っている顔ぶれ。
徳永兼三 辺見哲也 森田英典 葉多埜恵介 村岡昌憲 (敬称略)
そして全体の司会進行はRaparaのテスター榎本茂、GOOBERの店長荻野貴生
どの顔も雑誌なんかで見たことある。てきとーに話しかけてあれこれ情報をもらうことにしてみましょ。。。
続々と帰って来るショア部門のボート。圧巻です。
こんな細い運河にプロアングラーの愛艇がぎっしり。
そして朝4時半から東京港周辺で獲ってきたシーバスをプールにリリース。
Megabassのテスター徳永氏と村岡氏の釣果。いっぱいおります。
しっかし、さすがプロですわ。「でけぇ!」ってサイズはそれほどいなかったけどやっぱ数釣ってきますなぁ。
しばらくしてまたプールを覗いてみると。。。これがけっこう趣き深い光景に変わってました↓。
何かに気付けたらあなたも立派なアングラー
すぐ上の2枚見たらすぐわかりますな。これがシーバスにアプローチするときの基本なのです。
手っ取り早く言うと、ほとんどの魚は流れにアタマを向けます。
(2枚のうち下はある程度時間が経って落ち着いた状態)
「潮の流れを読む」ってのはこうことも言ってるわけです。ルアーをどうやって通せばよいか。。。これ、流れの中での釣りの基本中の基本。
しばらく暇な時間が続いたのでちょうど陸に上がった村岡氏に話しかけてみた。
なんでもまったくもってサイズが伸びなかったらしい。要約↓
「最初、若洲(荒川河口)に行ってバンバン数は釣れるんだけどサイズが伸びないので、次に中防(13号地沖の中央防波堤)の裏にいったけどやっぱここも数釣り。しかたなく川(荒川)に入ったけどここでも数釣り。全然サイズでなかったよ。」
ためしにmaxを聞いてみたら54cmだって。
やっぱりサイズは釣ってみるまでわからんってところでしょうか。。。
そんな中、シマノのインストラクター辺見氏が今日1を運んできた。サイズは71cm。
話しかけてみようかとおもったけど、なんかとっつきにくそうだったし、いろいろ噂だけは聞いていたので話しかけず。
しばらく台船の前でボーっとタバコをふかしていると。。。
「おっす!」
かいぱぱさん登場。なんでも家族を連れてきたらしい。
ちょこっと話し込んで、すぐそこでRaparaのバーゲンセールやってることを伝えてみた。(そそくさとテントに入っていきました)
再度、台船をみやると、これまた知ってる顔。タカマツさんだ。
私も台船に乗り、タカマツさんと暫し立ち話。
横を見ると村岡氏がなにやらキャストをしていた。
Megabassのテイルスピン「ドップラー」をテストしている村岡氏
本人はどうとも思っていないだろうけど、我がシーバス道の師匠である。
しっかしキャスティング、上手いですわ。ドップラーを向かいの壁際5cmにしっかり落としてました。
(あのくらいキャスティング精度あげたいものです。。。しっかりリトリーブアクション拝ませてもらいました)
さらに待つこと数十分、いよいよ芝浦運河祭り開会。
最初は区長や実行委員長の挨拶があり、まもなくシーバスフィッシングの表彰式が始まった。
鱸祭り司会進行役のRaparaの榎本氏とグーバーの荻野氏
「シーバスライブ」でおなじみの榎本氏がおそらく本企画の発起人。
師匠はあまり多くない方がいい気がするけど、このヒトも見習いたいアングラーのひとり。水中映像で理論的にシーバスフィッシングを解明してるのがすごい。
あの映像には賛否両論、いろいろありますけど(「夢もへったくれもない」なんてね)、たしかに学ばせてもらうことは多い。
グーバーの荻野氏もこれまたこの世界では有名。予想通りでかいひとだった。(雑誌の通りの笑顔でした)
そしていよいよ表彰式。
まずはオフショア部門。
オフショア部門は都知事賞のみ(港湾局長が代行)。そしてその栄誉を勝ち取ったのは、
ショア部門の都知事賞はシマノのテスター辺見氏。Max71cm
まぁ「十分でかい」とも言えれば、「まぁまぁかな?」とも言える。プロでも制限内では71cmまでってことだ。
やはり釣ってみるまで分からんということですな。
(といいつつ、私は71cm以上はまだ通算3本しか獲れてません。。。)
そして次はショア部門(一般の部)
まずは都知事賞。
名前は忘れたけど、さっき釣果写真で上がってた76cmを獲ったひと(1週間と朝マヅメのみと条件は違うけどプロよりもデカイやつをあげれるのです)。
次は港区長賞(だれだかも何本獲ったかもよく憶えてません)
続けて、港湾局長賞。
なんでも港湾局は今年で64周年。なのでぴったり64cmのシーバスを獲ったヒトに賞をあげるとのこと。
その栄誉に輝いたのは、「ニイハシ君」
この少年はだいたい分かる。たぶんGETBOOKでハンドルネーム「ちゃりしん」で投稿してる子。たぶん「ちゃりんこシンちゃん」の略。前にも榎本氏のセミナーに来ていた榎本信仰者。GETBOOK投稿をたまに見ると驚く。丸子橋から京浜運河、13号地とどうやらチャリンコで走り回っているようす(さすがに京浜運河までチャリで行くのは無理。。。)
この2大タイトル+1だけだと思っていたのだけど、さらに表彰は続いた。
次は運河祭り実行委員長賞。
すでに、というか、まったく賞なんかにかすっていないだろう私、朝9時過ぎから来ているのでそうとう喉が渇いていた。なので「ちょこっとはいいかな?」と麦酒を売っているテントに小銭を持って歩き始めていた。
(実行委員長賞もだれだか分かりません)
そして。。。間もなくテントにたどり着くという頃、、、
「続いての特別賞は芝浦商店会長賞・・・」 ←ってなこと言ってたと思います。
店頭の300円という数字を見て小銭の中から300円を探している私。。。
そしてある名前が呼ばれた。。。
???
おれ?
「いませんかぁ?」
はいはいはーーーーーい!!!
マジびっくりしたが、確かに自分の名前が数回呼ばれていたので小銭をポケットにしまい、麦酒そっちのけで手挙げてステージに小走り。
そして上にある写真のステージにあがって辺見氏同様に芝浦商店会長からの表彰。。。
特別賞受賞!正直取れると思ってなかったのでかなり驚き!
あとあと考えてみればタカマツさんやかいぱぱさんに写真とってもらえばよかったなぁ。。。と思ったが、当時はそれぞれ離れた場所にいたのでそんなお願いをする間もなかった。
賞状をもらい、副賞を榎本氏からもらい、そして司会のオネエサン(?)からインタビュー。
正直、緊張しまくりました。なんたって心の準備が。。。
5本揃えたので努力賞ってところだったのかもしれないけど、まぁもらえるってのはありがたい。素直にインタビューに答えてあげるとしよう(ってそんな余裕はなかったかな?区長とかいたし。。。)
「どこで釣った?」とか「いつ釣った?」とか「職業は?」とか月並みの質問ながらけっこう緊張しちゃいました。。。
(都知事賞のときに「釣り好きですか?」ってバカな質問してたけど、この質問飛んでこなくてよかった)
そんなこんなでもらった副賞はこんな感じ↓
昨年から製造、販売されてるという「芝浦運河」。ゴチになります!
DNAの偏光サングラス。どちらかというとお酒より嬉しい副賞。
それから運河祭り限定の金券2000円分←これはかいぱぱさんとタカマツさんと使ってきました。
ステージを降りたころはだいぶ落ち着いていた。
そして一升瓶をみてにんまり。。。
ふと視線をあげると、かいぱぱさんとタカマツさんが手を振ってくれてることに気付いた。なのでこっちは笑顔で歩み寄り、「獲っちゃいました!」と報告(って分かってるか。。。)
自分のことのように喜んで暮れたフッキングクラブに感謝。
いやぁ、しっかしマジで獲れるなんて思ってなかったのでビビりました。
そして私が受賞したところでシーバス大会プログラムは終了。
司会を終え、戻ってきた榎本氏にお礼を言いしばし話しこませてもらった。その後は荻野氏にも。
(ちょうしこいて「グーバーで今度ロッド作ってもらっていいですか?」なんて言っちゃった。。。)
あと自分に関係するイベントはゴミ拾いと抽選会。
とりあえずゴミ拾いに一升瓶持っていってもがさばるし、万一割ってもシャレにならんし、いったん賞状と副賞をオデにおいて再び会場に戻ってさきほどやり残した麦酒でこじんまりと乾杯!(かいぱぱさんと)
そして午後1時。ゴミ拾い開始。
あたりの遊歩道に落ちているゴミを1時間ほど拾って歩く。
周辺美化活動としてゴミを拾いながらポイント下見。
ほとんどのヒトは竹芝橋方面に歩いていったけど、私は春先keyさんと向かった高浜水門方面へ。
こっちは未開拓に近い状態だったので明るい時間に一回下見しておきたかったからです。羽田空港に向かうモノレールが見える↑のようなポイントにももちろんシーバスは居るのです。
羽田空港にモノレールを使って向かうヒトはもしかすると窓越しに私を目撃できるかもしれません。
(って別に私をみつけたところでどうにもなりませんけどね)
さすがにあれだけの人数でゴミ拾いしたもんだから集まることなんのって!
十数袋のゴミが集まっていた。それをさらに分別し、しばし休憩したところで今日最後のイベント、
抽選会
やりかたはキャスティングのセミナーなんかであるのと同じ方式。
名前の半券を運営側のひとりがくじ箱から引いてくる。
最初は段ボール箱からルアーやらルアーBOX、ステッカーなどの小物類。できればこのときは名前を呼ばれない事を祈っている。なぜなら後半にはルアーの10倍程度の価値ある商品が待っているのである。
しばらくはドキドキしながら名前が呼ばれない事を祈る。
そして
かいぱぱさんの名前が呼ばれた。
実はかいぱぱさんもタカマツさんも子供がグズッてるということで早々に帰っていた。なので半券を託されていたわけだが、かいぱぱさんの名前が呼ばれたところで
「すみません、向こうで子供あやしてる最中です〜」と言ってみると、
「じゃぁ代わりに引いてあげて」
ということでダンボールに背を向け、テキトーに3つ取り出すことに。
かいぱぱさんの当選分を引かせてもらいました。
できれば同じものをダブらないように。。。と思ったのだが、取ってみるとハンマーがダブってしまいました。。。
しかもさっきかいぱぱさんと話したときにみた参加賞も「ハンマー」だったような。。。
かいぱぱさんには申し訳ないですが、とりあえず参加賞あわせてハンマー3つと湾ベイトってことで。
(先に2つハンマー引いたのでつかんだ感触がハンマーの箱とまったく異なるものを引きました。それが湾ベイト)
しばらくルアー争奪戦が続いたが、タカマツさんの名前も私の名前も呼ばれてない。
そしてダンボールの中のルアー、ワームは全て終了。
祈りが通じました。いよいよ本番。
そして榎本氏が一番最初に目をつけたのは。。。
「ダイワのフリース上下セット」
だが私の視線はベイトリールに釘付け。そして半券が引き出された。。。
マジ???
今日はついてる!抽選会でDaiwaのフリース上下。やったね!
当たっちゃいました。
半券を渡し、代わりにフリースを手にした。周りからは拍手。それに合わせて思わずガッツポーズ。
あとは。。。
タカマツさんの名前が呼ばれるのを待つのみ。
次の景品はバッカンセット(釣行用のカバン)。そして次なるはダイワのライフジャケット(私が予備で持ってるものと同じヤツ)。そして副賞でもらったのと同じ偏光サングラス。そして最後に。。。ダイワのベイトリール。
・・・・・・・・・・・・・
残念ながらタカマツさんの名前が書かれた半券は私の左手に握られたままだった。
名前を呼ばれなかったのはみたところ5、6名。その人たちは悲しいかな、余ったラッキークラフトやアムズデザインのステッカーをかきあさってた(さすがにフリースもってあそこに混ざれませんでした)
そして残念ながらタカマツさんの名が書かれた半券はオデのゴミ箱へ。。。
さらにツイていた事がひとつ。
抽選会も終わって解散のあと、車に戻ってのことだ。昼間の港区に路上駐車なんてものをしたらひとたまりもない。あっというまにドアミラーに輪っかが括りつけられる。なので潔く100円パーキングに入れていたのだが何も気にせずふつーに精算機の前に立ち、車庫番号を確認して精算しようとした。
すると、機会音で
「ニュウコサレテオリマセン、バンゴウヲオタシカメクダサイ(入庫されておりません。番号をお確かめください)」
?
よくわからん。。。壊れてるの?
とりあえず、車のほうを再度見てみた。
ありゃ???
本来立ち上がっているはずのタイヤ止めが何でか寝そべったままだった。
ためしにそのバーを見に行った。
やっぱり寝てる。
再度精算機に番号を打って「精算」のボタンを押してみる。
「ニュウコサレテオリマセン、バンゴウヲオタシカメクダサイ」
ラッキー!!
「入庫してないって言うんならしかたない。そのまま出すとしよう」
ということで、申し訳ないと思いつつ(?)、オデを出させてもらった。
というわけで、今日は特別賞受賞、景品ゲット、無料パーキングとツキにつきまくった一日であった。
めちゃめちゃツイてた運のおすそわけじゃないけど。。。
祭りの露店にサンスイが来てて、keyさんに連絡してご注文の品であるラパラのLC10とSP7の御代を立て替えておいたのだけど、これ、お土産とすることにしました。なにせ駐車場代が浮いた分考えてもお釣りがきますから。
(タイムバーゲンで3個で1200円。通常価格なら1個1000円強。パーキングは港区料金の200円/30分で6時間以上。私自身もお徳度満点)
keyさんへのお土産の品。RaparaのLC10とSP7
ほんと、良い日になりました。
また来年もやるとのことなので是非是非、参加するとしますかね。。。
とりあえず、
オレ、サイコー!
9月3日(土)
京浜運河-有明
無事帰宅
すでに第1ラウンドは終了。
KOはされてないながらもポイントは不利。なんとか快心の一発を放り込みたいもんだ。
とりあえず魚が居る事はわかった。あとは試行錯誤して出せばよい。
(といってもこれが難しいんです)
さっきはかばんに詰められるだけの最小限のタックルで挑んできたが、今度はタックルに余裕が出kkる。ルアーを厳選し、ルアーボックスを一個追加。
やや遅い晩飯を食っていると、メール受信
「今から会社を出て帰宅します。体力があれば朝マヅメねらいだ。。。。」
タカマツさんからだった。
実はフッキングクラブはだいぶモチベーションが低下しているようすだった。かろうじてタカマツさんは煽れば再燃しそうな感じ。なので昼間からこの人を集中的に煽っていた。
そして多少期待感を煽ったメールを返信。たしかに今回のルールはサラには不利。24時間フリーな方にしてみれば144時間という競技時間ができるがサラをやっているヒトは仕事に支障をきたさない程度にとどめておかねばならない。不利なのは確かだが、何よりもそのゲームを楽しむのが大事。限られた時間で何ができるか、トライ&エラーを楽しめる心の余裕は持っていたい。やる気がなくなった時点でドラマは生まれないが、少しでもやる気があれば何か感動が生まれる可能性はあるんである。
やや出発が遅れたが1時半、第2ラウンドに挑むべく中原街道を北上。目指すは港区長賞と都知事賞の2冠が待っている港区運河。出発して間もなく、丸子橋を越えたところで再度メール受信。
こんな時間にメールが飛んでくるといったら。。。
案の定、タカマツさんだった。
どうやら煽ったおかげで再燃したようだ。そうそう!なによりやる気が大事だと思うわけですよ(さすが、前回のTSSTで6位に入るだけあります)。集合場所を連絡し、第1京浜を急ぐ。
すでにタカマツさんは到着していた。さらにもう一人。。。オノさんだった。
とりあえず前半戦の状況を伝え、流芯のボトムが良さそう、と伝え、それぞれ自分なりにアプローチ。
水門前から一帯をくまなく探る。
・・・・・・・・・・
だが、結果はそのやる気にかならず応えてくれるってわけでもない。
あたりは静寂を保ったままだった。そして朝の満潮に迎える。
さすがにこれだけ探って出てこないのなら。。。ポイントを変えてみるか。。。
できるならせっかく出てきたタカマツさんらにも獲ってもらいたい。ならどこにしようか。。。
とりあえず近場の好ポイントの竹芝橋周辺でも行ってみようかな?で、ダメなら最後は有明かな。。。?
有明ならある程度出し方が分かっている。港区から外れるがまずは獲れる確率の高いところに案内するとしよう。
ということで空が白んだ頃、3人で竹芝橋方面に移動してみる。
が。。。
イベントに参加しているのは我々でない事を再認識。
好ポイントだけあって、すでにシーバサーがわんさか。。。
こりゃ、すでに叩かれ過ぎてるなぁ。。。さて、どうしよ?
「ここはやめて有明行ってみます?こっちならたぶん出てきますよ。」
ということでレインボーブリッジを渡り、いつものポイントへ。
そして手っ取り早い方法を伝えてみる。「テクトロ」だ。
できればキャスティングで岸際を狙った方が食う瞬間が見れたりで面白いのだが、テクトロだって1つのメソッド。出れば勝ちなんである。そしていつものベイスラッグからシンキングミノーに変え、岸際を探り始める。
大事なのは岸壁際10cm以内を通すこと。キャスティングでもテクトロでも同じことだ。
そして3人で沖を狙ったり、岸際を歩いたりで朝マヅメ最後のドラマを待つ。
とにかく、この2人に獲ってもらいたい。。。
が。。。
その願いと裏腹に。。。
私にHIT!?
ありゃりゃ。。。来ちゃったよ(って別に悪いことぢゃないんだけど。。。)
とりあえず掛かったのでこの1本は遊ばせてもらう。オノさんが近づいてきた(気付いてくれたかな?)
とりあえず誰かが獲ればやる気がでるはず。ということで丁寧にやりとり。そしてタモで取り込み完了。
オノさんに「獲ったよ!」とアピールすべく、タモ網からフッコを取り出し、それを高々と持ち上げる。
気付いてくれたようで、こちらに歩み寄ってきてくれた。
「おお!テクって獲ったの?」
どうやらやる気を出してくれた様子。
私はとりあえず、ってことで記念撮影。オノさんはすでにマーゲイで歩き始めていた。
そして、2枚ほど写真に収めたところでリリース。
岸壁沿いから49cm。大会エントリー幻の一本。
出る事を証明できたことに満足し、カバンからペットボトルを取ってグビッと一口。。。
一口飲んだ瞬間に大失敗をしたことに気付いた。
あ゛ぁーーー!? ペットボトル並べ忘れた。。。
すでに魚はリリース済み。
再度取り直す事はできない。。。
「オレ、バカ!?」と自分を責めた。
しばらく責めたが、「ま、このサイズじゃ最大魚にはなりえんし、ここは港区でもないので。。。」
一瞬頭をかかえたが、やっちまったもんは仕方ない。と、気を取り直して再開。
すると、開始早々5分程度して。
ゴンッ!
さっきとほぼ同位置で再度HIT!
(これまた正直期待はずれ。オレに来てどーする!?)
とりあえずこれまた掛かったのでちゃんと獲らせてもらう。
ツッコミが強い。どうやら50UPはしてる。しばらくの突っ込みに対して強引には寄せず、引きを楽しむ。
浮き上がったところでのエラ洗いもかわし、無事取り込み。
立て続けに57cm。今度はちゃんとペットボトルを置いて
さらに出る事は証明できた。あとはタカマツさんとオノさんに獲ってもらえばよいだけだ。。。
・・・・・・・・・・・・
が、結局次は来なかった。
実はここで気になることがあった。それは
「ルアーの通し方」
魚のむいている方向は決まっている。なぜなら今日は大潮、しかもすでに十分潮がききだしている。
これはけっこう大事なこと。
通す向きを間違えると魚はスレが加速してしまう。
だが、すでに体力的に限界にきていたのか、タカマツさんらは残念ながら結果にたどり着けずに帰宅となった。
(お疲れ様でした。また次がありますよ)
その後、もう少しだけ頑張ってみたが、すでにスレたらしい。一帯から魚体が「ギラッ」とえぐれから出てくる事はなかった。。。
今回の鱸祭り、大会は今日の23時59分で締め切りとなる。
今夜が最後のチャンスとなるわけだが、実は今夜はお台場あたりで飲み。
ということで私の鱸祭りはトータル5本(最大61cm)で終了となる。
あーぁ、あと一本獲ってたけど、ま、いっか。。。
まぁサイズも釣果もきっと賞はとれそうにないが、今回のイベントの大きな趣旨である「地域住民に近くの水辺にたくさんの魚がいる」ってことを知ってもらうには数多く獲ったほうがいいだろう。そのための5本ってことに満足してこの大会を締めくくることに。
とりあえず、平日ながら5本、それから幻の未エントリー1本の計6本獲った自分に「お疲れさん」と言っておこう。
そして夕方の飲みまで完全にオチたzzz
お疲れさん!
9月2日(金)
京浜運河
残念ながら。。。
週の中盤は死事に追われて疲れてたせいか、朝3時の目覚ましでは起きれず(ある意味最近では珍しい)。
だが、今日は定時間日。しっかりとあがらせてもらうとしよう。。。
ところが。。。
こういうときにかぎって次から次へと死事が降ってきます。
だが、申し訳ないけど、今日はさっさと上がらせてもらいます。
とりあえず今週中にやらなきゃいけないことだけを片付け、残りは来週に回させていただきます。
なぜなら。。。
今日はすでにカバンにレッドシャフトを詰めてきてるのです。
すでに4本ゲットできているので今日の出撃ポイントは「港区」。これなら電車で行ったほうがオデの心配をしなくて済む。これ、釣りに集中するのに大事。車で来ればパーキングに入れなきゃいかんし。。。
ということでやや遅れながら18時半に会社から飛び出し、東海道線で品川へ。そして山手線に乗り換え、隣の田町で下車。
しかし、これから釣りをするってのに「山手線」ってのはどういうこっちゃ??
とりあえず終電がタイムリミット。23時あたりに一度干潮を迎えるのでその後の上げは一旦帰宅してオデで再度出向く計画。
芝浦工大の横を抜け、細い運河沿いに歩いて竹芝橋に到着。
珍しく先行者がいなかったので遠慮なくエントリー。
すでに下げ潮が効き出している。
満潮付近+夕マヅメってことで魚の活性が上がっていることに期待し、ポッパーから探ってみることに。
(すでに私のほうは高活性)
潮はやや澄み。目を凝らすと手前の底が見えそうな感じ。
スキッターポップでスプラッシュをあげながら引いてくると。。。
?!
追ってきてる!
が、最後のスイッチを入れられずに反転。。。
やはり魚も高活性。
榎本理論の「ポッパーで浮かせてミノーで獲る」がすぐ目の前で。。。
数度スキッターポップを通したが、水面を爆発させるに至らなかったのですぐさまルアーチェンジ。LC8を放り込む。
・・・・・・・・・
完全に見切られたようです。。。
さすがにハイプレッシャーなポイント。そう簡単には出せそうにないッス。
まだまだ未熟であると思い知らされ、渋々ポイントを移動。そのまま日の出水門の前で再開。まずはナイトレイドからスタート。そして反応がないので徐々にレンジを下げる。そしてB太(チャートカラー)を選んで合流地点でできるヨレ沿いに通すと、魚影が深場から「グワッ」と浮上!
・・・・・・・・・
小突く感触は伝わったのだが乗らず。。。
そしてその後は無反応(やっぱ運河沿いは難しいっす)
その後運河本流をひととおり叩いてみるが無反応なので、ポイントを少し移動することに。
次に向かった場所はこの春バチパターンで楽しませてもらった水門周辺。
まずはバチパターン同様、岸際をナイトレイドから開始。
・・・・・・
次はメケメケ
・・・・・・・・・・・・
そしてB太
・・・・・・・・・・・・
最後にマーゲイ
・・・・・・・・・・・・
ぜんっぜん出てこんっ!
しばらくその界隈を探ったが出てこないので水門の真下を狙ってみる。
まずは水門の壁際をヨレヨレで。これは先日隼虎でだしたようなパターンをイメージ。だが、出ず。
次なるはハチマル。水門の真ん中に落とし再度壁の先端を通す。が、これまた出ず。
さすがにここまで渋いと途中のレンジは省略(?)し、一気にボトムを取りにいく。というわけでローリングベイトをチョイス。水門の中心に落としてラインを張ってボトムをとる。着底しスラッグが出た瞬間からリトリーブ開始。
時々小さいアタリというか駆け上がりを小突くような感触。そして3投目。
再度ボトムを取ってリトリーブ。
今度も一度軽く小突いたような感触。だが、さっきまでと違う。生命感が伝わってくるような感触。
ためしにクイッとロッドをあおる。
潜行とわかる引きがロッドを撓らせた。
HIT!
潜行したと思ったのだが、反転し一気に水面に飛び上がってきた。そしてエラ洗い。。。
バレた。。。
実はこれを2度くらった。
どうやらこのあたりは壁際ではなく流芯の船道の駆け上がりについているようす。ということで流芯に絞って探ってみる。
・・・・・・・・・
気付けばあっという間に10時半。すでに干潮の潮止まりに入った様子。すでに流れは止まったに等しい状態。
けっきょく2度のHITをものにできず浜松町駅に向かうことに。
しっかし、この駅に向かう道は何でか緊張します。。。(理由は内緒です)