October 2004


10月31日(日)
川崎→多摩川上流域

昨日もここ最近同様の「雨」。
さすがにこの時期雨に当たると体調悪化が目に見えているので昨日は釣行せず。

今朝起きたときはすでに雨が止んでおり、昼過ぎには太陽も顔を出し、気温もほど良くなっていたので夕マヅメから川崎に出撃。よーく考えてみるとこのポイントは夜よりも早朝や夕暮れ前の方が調子がいい。以前の89cmもそうだし、私自身日が暮れてからの釣果は滅多にない。
が、夕暮れ前のほどよい時間に出てみると。。。

「餌師」 

どこも投げ釣り師ばかりでルアーを投げれる隙間が全くない。
どうしたもんか。。。
しかたなく、このポイントはあきらめ、近場ではメジャーなポイント「東扇島」にちょこっと様子見に行ってみた。

川崎港に向かうトンネルをくぐり、とりあえず手っ取り早い西公園に行ってみる。
ここはさらに餌師が凝縮していて千鳥以上にどうしようもない。なので再度千鳥に戻って餌師が帰るまで待つことに。
戻ってみるとそこそこ子供孝行のファミリーフィッシングを終えて帰る人がちらほら。そこをぬってポイントを確保。
最初はあまり流れもなく、てきとーにヨレヨレやワンダーをフルスイングで放り込んでいたがあたりなし。餌師もだいぶいなくなったところで手前の岸壁などをハチマルで狙うがあたりもなし。流れが出たところで再度ヨレヨレを投げるも当たるが乗らず。

結局あれこれやったが、サカナの気配があまりしないので8時に一度納竿。産業道路沿いの近藤家でラーメンを食って先週分の洗濯をしていなかったので帰宅。が、私の欲求が満たされないままウィークデイを迎えていいもんだろうか。。。
干潮までの時間は・・・まだある。
ここからすぐ行けるポイントは。。。「多摩川」か。

ということで急遽ウェーダーを準備し、いつもの上流域に向かう。

ポイントに着くと思ったより潮が下がっていない。が、あたりはベタ凪。川面はベタ〜っとしている。「ありゃりゃ・・・ここも魚っ気ないなぁ」と思いながらせっかく来てしまったのでとりあえず準備してエントリー。
が、遠めから見たものと、実際にエントリーしてみるとでは全く違っていた。さすが大潮、流速はかなりのものでしっかり川底を踏みしめていないとまっすぐ歩けないほど。先の台風後、初のエントリーとなったが、さすがあれだけの台風なだけあってか、それまで何度か入ってある程度把握していた川底の様子がまったく変わっていた。
それまで泥地だった部分は明らかに砂利目の川底。ところどころ小石でガチガチの部分に変わっていたり、それまでなかった瀬があったり。。。自然の力はすごいものだ。

とりあえずお決まりの橋脚を狙いに上流側から徐々に橋脚に近づく。橋脚のちょい上流がわからまずグースを流してみる。このポイントは個人的にグースにかなりの信頼を置いている。ややアップクロスにキャストしてみるが、あまりの流速の速さにグースは橋脚の裏側(沖側)に何度も入ってしまう。
しかたなくさらに上流に移動し、今度はkomomoカウンターで再度アップからU字に乗せて橋脚を狙う。何度かU字の頂点が橋脚にピンポイントで近づくよう調整し、それから数投したところで、

ゴンッ!


相変わらずリバーシーバスのあたりってのは勢いがあって気持ちいい!
すぐさま橋脚の横でエラ洗いを見せ、下流に一気に走っていく。ドラグを鳴らし、しばらく走ったところで緩々設定のドラグだったのでスプールを人差し指の腹で押さえ、引かず走らせずでシーバスをその場にステイさせる。
下流に走ったのと勢いいい下げ潮でエラに水が通らないのか、しばらく耐えたが苦しそうに再度エラ洗い。
が、結局私よりはるか下流に走ってしまっているのでいずれにしても再度暴れられるのは必至。
しばらくがっつり強い引きを堪能させてもらった後、岸にズル引きランディング。



←今シーズン3本目のスズキ級は62cm。さすがコモモだ。

実は先日キャスティングの鶴見駒岡店にブラブラしに行ったとき、店員とあれこれ話し込んだついでにシーバスフォトコンテストに参加することになった。写真を撮っていたときに「そうだ!コンテストのエントリーカードあったなぁ」と思い出し、この撮影後に再度カード付で撮影。いっつも70cm台や80cmなんてのが載っているのでこのサイズだとたいしたことないが、とりあえず「参加することに意義あり(=ボーズ)」ってことにならずにすみそうだ。

撮影後、もともと個体数の少ないリバシーはたくさん残しておきたいという思いから蘇生作業に移る。
ほどよく意識が回復してきたところで体にこびりついた泥を落とす。

エラに水を通して蘇生作業。体についた泥を落としてリリース。


エラにある程度水を通したところで口をつかんでる私の手を振り払うしぐさをしたところでリリース。無事深場へと戻っていった。

この日は無事「一日一本」のノルマ達成。しかもスズキ級だからそれなりに満足。
ホントはもうちょっとやっていたかったのだけど、明日からの仕事に備えて数投したところでホントの納竿。

去年は10月いっぱいでシーズンを閉じたが、ヤナギサワさんは去年11月にかなり釣果を伸ばしたということをまっちゃんから聞いたのでもう少し頑張ってみることとします。ウェーディングの防寒具も準備してあるのでしばらく川にまた浸かることでしょう。村岡氏曰く、「大型が最後に河川を去る」。まだまだ大物はいるようです。


10月29日(金)
川崎

予告どおり出撃。
潮が速いうちは何度かアタリがあったか乗らず。しかしかなり潮が早く下げてしまい、あっというまにダラダラの様子。keyちゃんが途中合流したが、keyちゃんもさっぱり。けっこう粘ったが結局二人してボーズ。
ま、こういうことはよくあることだ。
その後車で仮眠したが、結局起きたら7時ちかくになっていて大事な朝マヅメを逃す。
前日報告用資料作って寝不足気味だったからしかたないか。。。

以上


10月23日(土)
有明→川崎

この日は非常に潮周りは悪い「長潮」。
ダラダラ〜っと海に覇気がない。釣り人はよく「今日は潮が悪いから」なんて釣果がよろしくない言い訳に潮周りを使うが、それでもどこかに流れは生まれており、シーバスはそれを知っているのである(まさっち談)。

それに先日keyちゃんに買っておいてもらったXDRIVEを試してみたかったのだ。

←ひじょーに気になっていたPEライン。しかも強力。

さらに言うと先日カルディアの予備スプールをkeyちゃんに買っておいてもらったのでそちらにXDRIVEを巻き、昼寝後出撃してみた。
この日出撃した理由は他にもある。先の台風22号の後、大場所で久々良型が獲れたパターンがまた来るか試してみたかった。

すでに上げ潮に入っている時間に到着したので下げまで車で仮眠しようとTVを見ると、なんでも新潟で震度6の地震が3回も来たということでしばらくそのニュースに釘付け。被害に遭われている方は非常に大変だと思う。
が、だからといって自分の趣味まで自粛することはない。すでにポイントに到着してしまっているってのもあるし、不謹慎かもしれんが毎度どこかの災害に心痛めて遊びを自粛するとなると、地球の裏側の出来事まで気に留めてなくてはならない。

とりあえず満潮まで一眠りしようと車中で仮眠。目覚めはちょうど日付をまわったところ。
「さてと・・・」ということでタックルを準備し、前回のポイントに向かう。
しばらく歩くと、なんでかこの日はシーバサーが多かった。ビッグサイト側からけっこう人が出ており、すでに桟橋には3人ほど乗っている。「あーあ、先行者ありか・・・」。ここはポイントが数多く存在するエリア。先行者がいるところには割り込まない。
ちょうど満潮前ってのもあって潮はさらにダラダラ。なのでちょっとこれまでとポイントの見方を変え、普段狙わないヴィーナスフォート手前の橋側に移動。理由は二つ。
先行者が多いことと、「風」だ。この日は北風が吹いていた。潮を動かす要素として風は重要なファクターとなる。特にこの日みたいなあまりよくない潮周りは風による流れってのは貴重だ。

ほどよく流れができている所でしばらく投げてみたが、さらにアングラー増加。気づくとフェリー埠頭橋脚あたりから14,5人はいたかな。。。
はっきりいって「何事?何かの大会?集会?」って思うほど。
試しに何人かに挨拶しながら「今日なんかあるんですか?」って聞いてみた。が、特に何もなし。
だが、皆口をそろえて「まさっち(村岡さん)の『エリア』みて、多分ここだろう」と。
『エリア』は東京シーバスネットで村岡さん本人の釣行レポートが書かれている。10/19のエリアを見てみんな「ありゃこのポイントだ」と来たようだ(私は全然そんな気なかったが。。。)

ここで頑張りたいところだが、あまりの人の多さにとてもじゃないけどポイントを探れるスペースがない。
なので、せっかくながらこのポイントは諦め、他の港湾部ということで川崎に急遽移動。車に移動するまでに20人強は見かけた。やっぱり彼の影響力はただならぬものであるのかも。


川崎のポイントに着くころはようやく潮も動き始めてた。
そこそこ風が運河沿いに走っていて、先日keyちゃんがゲットしたポイントでヨレヨレからスタート。
1時間くらい粘り、ひととおりルアーローテーションが終わったところで再度ヨレヨレでさらに沖を狙う。
ヨレヨレをフルスイングでキャスト、風に煽られたラインスラッグを取り、ようやくリトリーブによる引き抵抗を感じた瞬間。

ガツッ!

ヨレヨレのフォールに寄っていたヤツが動きを変えた途端、リアクションバイトをしたようだ。
アタリはそこそこ大きかったが、その後のファイトはひじょーにあっさり。。。

さすがヨレヨレです。が、サイズは23cmと小柄

そろそろ秋も後半戦に突入。河川で荒食いしたやつらが東京湾口へ産卵のために移動するところを掻っ攫おうと思ったが、サイズは期待通りにいかない。
ま、その後につなげようと一枚収めてリリース。

・・・・・・


が、その後何度かバイトはあるも乗せられず。
挙句の果てにライントラブル連発。これまでのPEならフルスイングでも滅多にライントラブルを起こさなくなっていたのだけど、計6回も発生。さすがにヤケになって集中力欠如。

このPEはキャスト時ひじょーにスプールに抵抗を感じる気がする。しかも巻き取られたラインを触ってみると他のラインよりも水をたくさん吸って戻ってきている感じ。ライントラブルを起こして分かったことだが、実は2本のPEラインをよって作っているようだ。だからその2本の間に水をつれて戻ってくるのだろう。一言でいうなら「ゴワゴワ」って感じ。おかげでそれまでのPEラインを同じ要領で投げているのにいまひとつ飛距離がでない。
これがXDRIVEを使っての感想。多分もう次は買わないだろう。

おそらく他の人が使えば「そんなことはないよ」ってこともあるだろうが、キャスティングの癖やらで使い勝手の良し悪しがでるのも事実。単に私に向いていないというだけだ。

この日は残念ながらこのセイゴ一本で納竿。


10月17日(日)
我が家にて

昨日は残念ながらボーズ。
こういうときは決まって古い雑誌やらネット上の釣果情報、GETBOOKから拾ってきているデータをあれこれ確認する。

最近のネット上のデータでもそうだけど、やはり先の台風22号の影響は東京湾には大きなものだったと感じるものとなった。次に示すのが9月と10月(16日)までのポイント別GET&HITのデータ(独断のGETBOOK調べ)。




秋は港湾部も盛り返すようだけど、よく言われるのが「河川」。9月よりも10月の方がアングラーの出撃ポイントがさらに河川側に傾くと思っていたのだけど、台風による大増水→泥濁りでアングラーが河川から大場所(湾奥港湾部)に移動した結果だ。まだまだ知識が足りないながらの予想であるが、実際シーバスもあまりの濁りから港湾部へと捕食ポイントを変えているのかもしれない。荒川は先月の影響があるのかそれなりに出撃しているようであるが、先月に比べればHIT数は激減。自然の大きな力には逆らえず、シーバスも、それを追うアングラーもそれに従うしかないといったところか。

次に月別を見てみる。
半月ながら10月に入って総GET数は262本。このまま行くと500を超える。
さすが秋。ヒトも「食欲の秋」なんていうけど、シーバスもガツガツ食ってるようだ。

*10月は半月分。けっこう調子よい。

ちなみにここ最近出撃したポイントの水温を調べてみたので掲載しておくと、

有明:20℃
多摩川:18℃
川崎:21℃

シーバスは水温の急変に非常に弱い。人間なら衣類で運動能力を維持する事は可能だが、シーバスは水温が急激に3℃変わるだけで運動能力が低下、活性が落ちると言うことらしい。
こういうことも考慮しながら出撃しなければならんなぁ。

とりあえずもう一度去年から購読している雑誌に載っているノウハウを復習するとしよう。


10月16日(土)
川崎-有明

先日キャスティングに出向いたときだったか。
前々からあるPEラインがどんなものか気になっていた。雑誌の広告によく「XDRIVE」ってPEラインが紹介されていたので何度かショップに出かけるときはチェックしていたのだけどなかなか陳列されていない。
keyちゃんからも「XDRIVE見つけたら値段教えて」と言われていた。きっと手ごろな値段だったら試してみようってことだろう。

キャスティングに出向いてあれこれ物色していると、そこにはそのXDRIVEが置かれていた。価格は3000円ちょい。「お、そこそこお手ごろ?そうだ、keyちゃんに連絡しておこう」
ってことで値段をメールで教える。ついでに「私は買っちゃいますよ(keyさんはどうします?)」ってひとつ含みを入れて。
すると、すぐさま携帯が鳴った。keyちゃんからだ。

key:「もう買っちゃった?」
IW:「いいえ、これから。どうします?」
key:「買わないで」
IW:「は?」
key:「いま上州屋にいるんだけど、2300円程度です。」
IW:「マジ?」
key:「立替ときます?」
IW:「お願いします」

しっかし場所は違えど同じ時間に同じもん見てるとはさすがに思わんかった。

その電話のついでに「この日(16日)にでも釣行しませんか?」って話になったので予定通りkeyちゃんと釣行。keyちゃんはここんところ近所を中心に攻めていたのだけど、なかなか釣果を伸ばせてなかった様子。

満潮は日暮れちょいすぎ。シーバスは潮位が高くなるにつれて活性をあげるという事なのでこの日は休日ということもあって一般に言われる「下げ」からでなく、ある程度上がったところ(ちょうどマヅメにかかるし)から開始しようと16時前ごろにポイント到着。
ポイントまで歩いて出てみるとさすがに休日ってわけか、投げ師がけっこう出ている。
しかも以前は暗黙の了解で入れていた埠頭側に柵が。。。
徐々にフィールドが狭められていく。非常に悲しいことだ。

嘆いていても今この時間はどうにもならないのでとりあえず投げ師の間からキャスト開始。

潮はかなりの澄み潮。だいぶ潮位は上がっているのに底がくっきりと見えるほど。
よく「シーバスは濁りを好む。澄んでいるときは深く潜ってしまう。」なんていわれている。ディープダイバーで足元まできっちり深めを探っていても手前3mくらいからその動きが見えてしまうほど。
「こりゃ厳しそうだ。。。」

ときおりルアーをチェイスしてくる姿もくっきり見えていたが、全然バイトする様子もなし。
(追われると、多少モチベーションがあがるのだけど、この日はホント追ってくるだけでそれ以上のことは無し)

綺麗な夕焼けが雲に、水面に映え、辺りが闇に覆い隠され始めた。

もうすぐ、満潮。上げの流れもだいぶなくなってきている。
潮流がないとシーバスの活性は上がらないのでしばらく小休止でもしようか。
そんなわけでちょっと遠めでやっていたkeyちゃんに様子でも聞いてみようとその方向に歩いていってみた。

「うまくいかんなぁ」なんて考えながら歩いていくと、ちょっと遠めからkeyちゃんが「あ、気づいてくれました?」
って声をかけてきた。

(ん?なんのこと?)

暗がりながらよーく見てみるとロッドが絞られている。
「あれ??来たの???」
ゆっくり歩いていたのだけど、すぐさま手すりを飛び越え、水面の様子をうかがう。

key:「全然エラ洗いみせんかったけど、シーバスだってことは確認したよ」

けっこう元気のいい奴のようでグイグイラインを引っ張って潜っていってた。ちょうどいいところに居合わせたのでタモ隊としてkeyちゃんの取り込みを補助。


写真はちょいとはみ出てるけど55cmとグッドフィッシュ!


やったじゃないですか!keyさん、おめでとうございます。
クリアな潮、上げどまりに近い時間で見事良型をゲット。


俄然やる気が出てきた私。とりあえず上げどまりなのでkeyちゃんと腹ごしらえをしながら下げ潮が動き出す時間から2ndステージスタート。


・・・・・・


あたらない。


手前に潮目が寄ったとき、ヨレヨレで潮目の奥から通したときに何度かあたったが乗らず。

さらにポイントを有明に移動したが、多少あたるがこれまた先日どおり。
(先日のGETBOOKでは有明周辺で95cmがあがったって書いてあったので出向いてはみたんだけど)
しかも今回はかなりの低潮位でボーズ逃れのベイスラでのテクトロもきかない。

ということでkeyちゃんとのロングラン釣行もkeyちゃんの良型一本で納竿。
ま、二人揃ってボーズでないからこれはこれでよしとしておこう。


10月11日(月)
有明

いやぁ、昨日は楽しかった。
実はセイゴ、フッコ、スズキの猛打賞ってのは実は初。
40cm後半からかなり楽しくなってくるのでこれを3本やり取りできたってのは気持ちよかった(ホントはもっとしたいんですけどね)

ヒトってのは単純っていうか、単に私が単純なだけか、一度いい思いをすると「もう一回!」って気になりがち。
(パチスロにはまってたときもそんなもんだったかな)
ということで、何の迷いもなく有明へ出撃。

が、ポイントについてみると様子は一変。
前日とうって変わって表層はかなり静か、時おりイナっ子らしき小魚がモワモワ〜っと水面を揺らすも、昨日のようにバシャバシャと逃げ惑っている様子もない。

まぁいい、昨日なんとなくぼんやり見えてきたパターンがある。
これが自分のなかで確立できればまた自分をひとつ上に持ち上げられたということになる。
自分の結果ではないが、先日交換した情報で別のパターンがあることもなんとなく気づけた。
これで挑もうとテクってもあたらないので昨日のポイントでハチマルを撃ち込む。


あたらない


桟橋先端のストラクチャも反応なし。桟橋沿いのスロー引きも反応なし。

では、ということで先日たまたま出会ったアングラーと交わした情報でのパターンでとkomomoから表層を探る。出ないので、徐々にルアーサイズを下げてみる。

そして最後にナイトレイド80Fを投げて連れてきたのがこれ↓


一日でこうも変わるかい??


このサイズは今年のテクトロパターンのはずなんですけど。。。

沖でもこのサイズですか。。。
こりゃ良型のシーバスたちはベイトを追って回遊していってしまったのかな?

っていうか基本的なことを忘れていたせいかも。とりあえず反省。
やっぱりシーバシングは奥が深い。なにせ自然が相手ですから。


10月10日(日)
日本橋→有明

先日、雑誌「Salty!」をいつものように通勤電車で読んでいると、小さな記事に気づいた。
「オヌマン、ウェーディング講習@多摩川(by川崎「釣り助」)」
「村岡昌憲来店@キャスティング日本橋店」
(一応キャスティングの方は直接行って確認しました)

オヌマンも村岡さんもシーバスをやっている人なら知らない人はいないほど、よく雑誌なんかに記事を掲載しているシーバシングの達人。特に村岡さんなんかはふつーにサラをやりながらだからなんとも凄い。

どんな分野でもそうだろうけど、その道の達人ってのは確実に自分より何かをたくさん知っているのである。
だからその道の先の方で皆を先導できるんである。
趣味ってのは満足度は人それぞれ。「ここまで楽しめたからまぁいいや」とか、「次の領域に到達したい」など、考えはいろいろあるだろう。私はシーバスに関しては後者だ。
なら、その道の上層域に自分を引き上げるには先人の話を聞くってのは手っ取り早い近道。

本日の村岡さんの話は是非聞きたい。さらにその後出撃も考えていたのでひととおりタックルをオデに積んでまず日本橋に出撃。
(オヌマンのウェーディングも非常に気になったが、気づいたのは当日の2日前だったし、実際当日(10/3)は雨だったし、まぁそれはそれ。)

キャスティングには13時40分ごろ到着。しばらく店内を物色しつつ、ちょいと一息と外に出て一本つけていると、そこへ村岡さんがやってきた。村岡さん入店後すぐに出てきた(私はそのすぐ隣でタバコをふかしてる)。
せっかくと思い、ちょこっと話してみた。
その後、すぐに店内でタックルやらルアーの使い分けや使い方、潮流と攻め方みたいな話を聞くことができた。
特に細かく説明してくれたのが彼のHPに最近よくでてくる「ハロクライン」という単語について。
これに限らず、どの話もひじょーに有意義なものとなった。


キャスティング日本橋店にて


この後、一緒に出撃できるか聞いてみたが、さすがにこの領域の人は多忙なためか、雑誌の取材が入ってしまっているとかで同行することはできず(昨日も取材だったらしいんだけど、台風で流れたとか)。
まぁ、それはそれ。しかたない。
ということでひととおり話を聞いた後、個人戦で出撃することにした。

さて、どこへ行こうか。。。
河口域は昨日の台風で泥濁りになってしまっていることだろう。ってことでなるべく河口の濁流の影響を受けずにすみそうな有明へ向かうことに。
この日の満潮は16時。ポイントには17時半前に到着。時間的には下げ潮が十分に動きだすよい時間。
しかも濁りがややキツメにきいていてシーバスが浮いているのか、表層で小魚が逃げ惑う光景が何度か視界に入る。それを見やりつつ、まずはいつもどおり手前の岸壁をテクってみる。


アタリなし。


なのでビッグサイト側の駆け上がりで小魚が表層を騒がせていたのでナイトレイドから徐々にレンジを下げてみる。が、ここも小魚(おそらくイナっ子でしょう)にコツコツ当てながらもアタリなし。

しばらくして日の出桟橋行きのシーバスが営業終了となったので頃合を見計らってそちら方面に移動。
シーバス乗り場手前の岸壁に到着し、以前keyちゃんと出撃したときヤナギサワさんが単独釣行していたポイントでハチマルをキャスト。あまりカウントダウンせず着水後すぐリトリーブをくり返す。数投したところで


グイッ!


来た!
すぐさまロッドと立てて合わせる。水中でヘッドシェイクする様子もなく、「ボラかなぁ。。。」なんて思いながら手前まで引き寄せ、少しの間様子をうかがっていると、突然激しいエラ洗い。尾びれで水面を叩きながら踊りまわっている。
なんとか制止させ、ぶち抜けそうにない足場の高さなのでタモで取り込み。


ヤナギサワさんがバンズで当てたところで50cmをGET

最近X-80SWがひじょーに調子いい!


やっぱり居たな!って感じでしょうか。
どこかの雑誌で誰かが「釣れる場所には釣れる理由がある」って書いていたけど、以前ヤナギサワさんが当てたようにここにはやっぱり釣れる理由が存在しているのである。
(桟橋横+駆け上がりってのが好条件なのでしょう。足場の高さ+柵ってのが難点ですけど)

ギリギリながら久々の50台に満足。タバコを一本つけ、しばらく余韻に浸りながら桟橋に乗ってみる。
ここはちょうど一ヶ月前に66cmをあげた好ポイント。まずはベイスラッグでテクりながらもあたらないので先月同様「釣れる場所には理由がある」ってことで66cmを当てたポイントに数回投げ込んでみる。

が、あたらない。

なかなか考えどおりにいかんもんである。

「それでは・・・」と思い、今度は桟橋の先端付近から向かいの岸壁(スロープ正面あたり)に向かって投げてみる。4投目。


ゴンッ!


今回もあまりハチマルを沈めずに引いていたところで掻っ攫われた。
合わせを居れずともガッチリフッキングできるアタリってのはなんとも気持ちいい(っていうか驚き)。
緩めのドラグがすぐに利き出し、バンバンラインが出て行く。かなり元気な様子で水中で何度もヘッドシェイクを繰り返し、手前5mほどで表層にでたところでエラ洗い。再度潜行をはじめ、今度は桟橋下にもぐりこもうとしている。
しばらく強い引きを堪能したところで無事ランディングに成功。


桟橋から向かいのスロープ側に投げて62cmゲット

桟橋下にもぐられてラインブレイクされるかヒヤヒヤものでした


まだまだ思い通りにいかないけど今シーズン2本目のスズキ級。
先シーズン、ここは夏のポイントかと思っていたけど、やっぱ居るヤツは居ます!
先シーズンと今シーズンとで違いがあるというか、まだ分からんことが多いなぁと実感。


再度勝利の一本をつけ、腕に残る余韻に浸りながら、タバコを消したところで今度は桟橋先端のストラクチャ横をストラクチャ沖5mくらいから引いてくる。

ハチマルながら浅めを引こうと2投目(着水後すぐリトリーブ)。


ドンッ!

出たぁ!

ストラクチャのデルタ地帯で当てたのでそこらじゅう走られてラインブレイクされても困る。ってことでやや強引なファイト。時折潜行を試みるが、なんとかして引き寄せてランディング。


桟橋先端のストラクチャ横を通して49cmゲット


立て続けのゲットにかなりご満悦。
サイズは1本目にちょっと足りない49cm。まぁ、それでもフッコ級以上が釣れるってのはかなりうれしい。

先ほど一本つけたので今回はやめておき、そのまま反対側(よく船が着く面)を探ってみる。
その後しばらくアタリなし。再度当てた側を探るがこちらもアタリがなくなった。
しばらくやっていると、餌師が乗り込んできたのでこのポイントは見切り、スロープ側に移動することに。
(先行者が居るポイントに何も断らずに入ってくるって。。。一声かけてくれてもいいもんだと思うが。。。)

まずは岸壁をテクろうと再度ベイスラッグに換え、探ろうと思ったが、こちらの岸壁は昨日の台風のお土産が付近を埋めている(ゴミがたくさん浮いてました)。
所々にできた浮遊物の隙間にベイスラッグを垂らしてみると。。。

コンッ


まっちゃんが7月にあげた辺りでセイゴゲット。

やっぱりベイスラッグのテクはセイゴでした。。。これは今シーズンの傾向どおり。


その後フェリー埠頭の橋脚あたりまで移動して狙うが、この日はこの4本で下げ止まり。さらに怪しげだった雲行きがいよいよ崩れたので一旦引き上げ。車の中でF1の佐藤琢磨を応援しつつ、24時ごろ雨が一度上がって再度繰り出したが、すぐに雨が降ってきたのでこれにて納竿。

村岡さんのアドバイスが早速きいたのか、それとも台風後の好条件に助けられたのか、どちらかはまだ分からんが、この日はかなり満足な結果となった。
なにはともあれ、村岡さん、どうもありがとう。

ちなみにこのポイントはこんな感じです(って知ってる人は今さらでしょうが)
こんな場所でもつれちゃうんですね。。。
あまり釣れるポイントは秘密にするつもりないんで。「みんなで釣れた方が楽しい」でしょうから。
桟橋先端は熱い!(って実は立ち禁・・・?)

ビーナスフォートから歩いてすぐです


10月9日(土)
多摩川→お台場周辺→多摩川(台風観測)

台風に秋雨前線がくすぐられてるのか、前日から雨が続いている。この日は若潮なのでいい感じの潮になるにはもう少しだろうけど、それにしてもせっかくの連休が「雨」ってのはさすがに参る。
しかもどこのTV番組も「夕方から猛烈な台風が東海〜関東南部に上陸する恐れ。十分に警戒してください」だとか。

そういわれると、「どうなってんのかなあ。。。」て気になるのは人の性(って私だけかな?)

というわけでホームグラウンドと一部としている多摩川がどうなっているか、様子を見に行ってみた。
ガス橋から東京側に入り、堤防沿いに多摩川を見やるとかなりの増水、濁流に驚き。

「こりゃ、しばらくは河川は無理だな。。。」
国道1号を過ぎたあたりで堤防沿いの道路に車を停めれるちょっとした場所があったので停めて様子をうかがってみた。

すでに秋雨前線で増水気味(多摩川大橋)

湾奥で東京湾に流れこむ河川のうち、東の「荒川」に西の「多摩川」と言われたりもするだけあってこの多摩川はいったん荒れたらしばらくは厳しい濁りのままである。
こりゃヘタしたら1週間はかかるかも。。。

こんな風景を見てて、「湾奥はどうなってるか?」と気になり、一転13号地に出向いてみることに。
(つくづくアホですなぁ)

ということでお台場周辺に到着。もうすぐ台風がくるというのにほどほどにビーナスフォート周辺は賑わっている。
(ここらにいる人もアホですなぁ。)

ポイントに到着し、まだ雨風がひどくならないうちに水面の様子をうかがう。

河川から離れたポイントはかなりいい濁り

さすが、河口から離れているだけあって、まだ泥流の影響は受けていないようだった。
そんな事を考えながらしばらく車で伊豆方面〜横浜の台風状況のTVを見ていると。。。


ごおぉぉぉぉ!
びゅうーーーーー!

ざぁぁぁぁぁーーー


あかん!逃げ遅れた!(ってどこへ逃げるの?)

TVではタクシーに看板直撃のニュースが繰り返し放送されていたので大事なオデも看板や街灯、立ち木にぶち当てられては困ると、しばらくTVを見ながら待機。
その間、オデは強風に揺らされている。。。(おいおい、大丈夫かいな・・・)

速度をあげていた台風は思ったより早く通過していき、8時前には湾岸エリアでは雨も止み、風もあっという間に過ぎ去っていった(そこそこ被害はでているようだけど)。

天災を「エキサイティング」と表現するとそれによって被害を受けたひとに申し訳ないので控えるが、なかなか遭遇できないものでもあったりするのでついついTVを見たり、現地にいってしまったりする。
(以前利根川が氾濫しそうになったとき、ホダカと見に行ったのが最大級だったかな)

ある意味東京湾を遊び場にしている私にとっても被害は出ている。
(現に多摩川にはしばらく出撃できない。ってたいした問題ではないか。。。)

だいぶおさまったところで帰り道、ためしに先ほど寄った多摩川に行ってみた。


通過後、河川敷水没。意外と綺麗な写りになったなぁ。


あかん、被害甚大です。。。
河川敷はほぼ水没していた。
ちなみに鶴見川、荒川は警戒水位を超えて危険な状態だとか。。。

こりゃしばらくは秋の落ち鮎パターンは避けて湾奥港湾部の方がよさそうだ。


10月7日(木)
有明

実は明日から4連休。
ということで、ちょいとお疲れながらも昨日の賑やかベイト(の下のシーバス)が忘れられず、仕事を終えて帰宅後そのままオデに乗り込む。

もちろん狙うポイントは有明。

この日は潮周りとしてはけっこう厳しい小潮〜長潮ということであるが、昨日の様子もそうだけど、小潮ながらもそれなりに潮流ありばシーバスが活性が上がっているだろうということで。

が、ポイントについてみると昨日と全く様子が違う。表層はベタ凪の影響もあってかまったくもって穏やか。
表層にベイトが逃げ惑うシーンもなく、昨日とはうって変わって「魚、いるの?」っていった様子。
が、せっかく来たってこともあるので、とりあえず投げないことはない。
この日は昨日上げたポイントまでいつもどおりベイスラグでテクり、駆け上がりポイントに到着したところで昨日のニモから投げてみることに。

・・・・・・


あたらない。。。


しばらくニモで狙うがなかなかあたらないので仕方なく今度はいつもどおりX-80SWを投げてみる。ハチマルもカラーラインナップは豊富でこの日持ってきたのはキンクロとグローピンクの2種類。
潮色はほど良い濁り。常夜灯もあったが、さらにアピール度を上げようと蛍光塗料が塗られているグローピンクを選択。
常夜灯の灯りを利用してハチマルがボワ〜ンと発色させ、沖へキャスト。
しばらくねばっていると


コツッ!


小さいアタリだったが、モアザンはこのアタリを逃さない。
(普段も逃してないのだけど、釣果が伸びないのは上手くあわせられないだけです。。。)

今回は上手く乗り、連日のファイトへと持ち込む。
引きは昨日よりけっこう弱い。が、エラ洗いを見せ、シーバスである事を確信し、うまくやりとりしてランディング成功。


魚体はやや細身の35cm


表層に魚の気配はあまり感じられなかったが、それでもその場からまったく魚がいなくなるって事はないのでしょう。無事ハチマルでの一本となった。
食いが浅かったのか、昨日とは違ってテイルフックが口先に刺さっていた。(小突いたバイトを上手く拾えたようです)

しばらくこのポイント、橋脚周辺で粘るが結局この一本で納竿。
ま、ボーズでないから良しとしましょう。

しかし、海の中とは千変万化。昨日と今日とで同じ時間帯、同じポイントでも魚によって活性は全く違うようです。
この未知数と遊ぶってのがまた楽しいのですけどね。


10月6日(水)
有明

どうも今度の連休はまた天気悪くなりそうだとか。。。
「女心と・・・」ってあるようにこればかりはどうにもならんってとこか。

今日は水曜、ここ二日頑張ったので今日は早めにあがって遊びにいってみるかな。
ついでに言うと、ここ最近のゲットブック、かなり釣果があがっているようですでに気持ちはソワソワしている。

ということで、やや長居したものの、8時には退社。
あれこれトラブルに巻き込まれながらもポイントに到着。
秋は河川とよく言われているけど、先日の土砂降りでおそらく河川は泥濁りでえらい事になっているだろう。こんなときは河口もよくて白濁り、あまり濁りすぎるってのも逆によくない。そこそこ大きな河川などでは泥濁りが収まるのに2,3日かかる。それがここ最近多摩川に出撃していたのに久々有明に来た理由。


ここにくるとどうしてもまずはベイスラグを手にしてしまう。
いつもどおりベイスラグを取りつけ、近場の岸壁からのんびりテクる。
が、昨年もそうだったけど、秋が深まるにつれ、岸壁の違法駐車が徐々になくなり、アタリがなくなる。
(今年はセイゴしかついてなかっというか、釣れなかった)

やっぱり釣れない。。。

まぁそれは少ない経験ながらもなんとなく想像できていた。なのでこの日は表層〜深場まで手広く探ろうといろんなルアーを持参(っていつもですけど)。
表層で小魚がところどころバサバサと逃げ回っている。ボラがそこらではねている。
「こりゃ、表層がいいかな?それともアピール度を上げる為そのちょい下を引こうか」

いろいろ考えた挙句、あれこれ表層系を投げたあと、その下にいるだろうシーバスにアピールしてみることにした。まずはX-80SWを投げてみるが、これにはあたらず。
「では・・・」と思い、久々持ち出してきたビーフリーズを取り付ける。実はこのビーフリーズ以前「ファインディング・二モ」って映画が注目されてたときに買ったものだ。

釣りとちょっと話はそれるが、ニモブームのとき、熱帯魚屋なんかでカクレクマノミを買っていく親子を見て、
「こいつら、映画の意味をまったく分かっておらんな。。。」
なんて思ったりした。さらにこんなことも考えた。
「海の中は陸以上に弱肉強食なんである。小魚は大きいのに食われてしまうのである。」

そこで「実証してみよう」と、悪ふざけ半分にクマノミカラーのビーフリーズを購入していた。


*注:ファインディング・ニモが大好きな方へ
  ニモファンには大変お見苦しい画像がございますが、これも事実とお受けとめください。



普段シンキングプラグはハチマルやアスリートが多いのでなかなか出番はなかったが、たまにはということで少ないカウントで表層から順に深場へと潜らす。

ビッグサイト側のスロープ下、駆け上がりのポイントで時折表層に「バサバサァ!」と小魚が逃げ惑う場面に出くわしたのでその沖にビーフリーズを投げ、リトリーブしてみる。4投目、デッドスローでやや深めを探っているとコツ、っというアタリを何度か感じるようになった。

「うーーん、ぼらかなぁ。。。」

そんな事を考えながら手前5m付近に来たところでそれまでよりやや強めのバイト。
無意識のうちに「そりゃ!」と合わせる。

乗った!

一度反転のときにドラグが鳴ったがその後は「ダラ〜」とした感じ。
(いかん、臭いヤツかも。。。)


陸にあげたら「ウェッ!」という臭いが。。。


表層に出てもエラ洗いも見せない。ボラと確信したのでそのままぶっこ抜き。50cm弱のボラっちだった。

今シーズンすでにボラは何度もあげているので写真に収めるつもりはなかったが、「ニモはボラにも食われるのか・・・」ということでとりあえず1枚は収めておくことに。
シーバスではなかったが、やっぱりニモは食べられてしまうのである、という1シーンとなった。

ランディング後、あまりの臭いに触るのも嫌なのでそこら辺に転がっていた棒で岸壁まで転がし、「しかたない、殺さず海に返してやろう」と、リリース。

さらにここでキャストすると立て続けにボラ2本がまたニモに食いついた。。。
「今日はここにはボラしか着いてないのか!?」
もしかするとシーバスもいるのかもしれないがボラから逃げようとポイントを移動。


今度はここもビッグサイト周辺では実績の高い桟橋向かいの駆け上がりポイントに変更。再度ニモを沖にキャストする。粘ること30分位だろうか、そこそこ深めをさぐっているところで


「ゴンッ!」


突然ニモは掻っ攫われた。
しばらく潜るような引きから一転表層に上がってエラ洗い。

が、捕食が完璧だったのか、どんなに暴れてもフックアウトするこもなく無事足元まで引き寄せる。
ちょうど常夜灯の前だったので一度魚体を確認し、タモを使わなくても問題なさそうなサイズだったが念には念をということでタモで取り込む。


約1ヶ月ぶりの有明釣果は46cm


テイルフックが下あご横の硬いところにしっかり掛かっていたが、実際にはなんどもフッキングポイントが移動していたのだろうか。(捕食はよく頭の方に食いつくというのだが)
まぁ、何はともあれボラのみでなく無事メインターゲットを取ることができた。

途中ポイントで出会った2人組みシーバサーと情報交換してみると66cm、40cm強をゲットしていた。
彼らはナイトレイドのような表層系で出したとか(ポイントでレンジが大きく異なるもんなんですね)。
有明は夏場とはちょっと様子が変わってきたのかもしれない。。。

この日はたくさんあるルアーのうち、このニモが頑張ってくれた。
「ニモもマーリンも大海を泳いで実際には会えないでしょう。途中でだれかに食べられちゃうのです」
ってのがこの日の結果だ。(日本とオーストラリアでは違うかもしれませんがね)

「FINDING NEMO」は私の中では「EATEN NEMO」とタイトルを変更することとなった。


10月02日(土)
多摩川

この日、ホントは磯子方面に出撃するつもりだった。
が、予定通り仕事が終わらず、自分からkeyさんにお誘いをかけたにも関わらず残念ながら合流できず。

ようやく自由の身になれたところでkeyさんにメールをしてみるが、どうも予定していたポイントは全然よくないとか。。。しかもkeyさんもハチマルを失くされたとか(お悔み申し上げます)。
その時はすでに横浜-鶴見の間あたりを走っていたので、申し訳ないがUターンすることなく川崎方面に戻らせてもらうことに。

さて、どこ行こうか。。。

いちおうウェーダーも持ってきていたし、シャロー用ルアーも持ってきたし、なかなかサイズが上がらないけど多摩川でもいってみますか、ってことでいつもの場所に車をとめ、ウェーダに履き替えてポイントに向かう。
すでにこの時間は干潮まであとわずか。河口域はほとんど干潟となるので干潮時は両岸の大部分は干上がる。
ポイントについてみると流幅は満潮時の2/3程度。
なのでエントリーする場所は堤防から100m以上沖となる。

この日は久々まっちゃんのロッドを握っての出撃。先日はちっさいのばかりだったけど、こんどはスズキ級でもかけてあげたいものだ。
シャローでかなり多用するkomomoからスタート。ところどころ水柱をあげ、シーバスが捕食音を響かせている。
この日のベイトはどうやらイナっこあたりのようだ。
シーバスは水柱のストラクチャ(沈み根や、瀬浅、深みなど)に着き、流されてくる小魚を捕食するので水柱のあがるポイントはだいたい同じようなところであがる。
それはある程度知っているのだが、流速を考え、そのポイント付近にルアーをなんども通してみるがなかなかあたらない。。。(やっぱりまだまだ未熟なのですね)

しばらくすると水柱を上げるような捕食シーンが見られなくなった。
なのでこちらもレンジを下げてみようと、komomoからsasukeに変更。上流部から捕食のあっただろうポイントにルアーが通るイメージを頭に浮かべながらラインを巻き取る。

「グイッ!」

そりゃ!

ん?なんか乗った?ぞ!
けど、引きって言えるようないえないような。。。


スレでsasukeサイズのセイゴゲット(?)


かかってきたのはsasuke120と同等かそれよりわずかにでかいかってくらいのセイゴだった。
「だからあなたのお腹には入らんでしょうが。。。」
鮎などのように縄張り意識があるのか、それともブラックバスなどのような興味本位のバイトなのか、シーバスも捕食目的以外のバイトってのもあるのかもしれない。

それなりのサイズなら一度陸に上がってちゃんと収めておこうって気になるが、こんなサイズだったので水から引き上げてエントリーしたまま撮影。
フックは頭部のちょいうえ(おそらく命に影響を与える場所ではないでしょう)を貫通していたが、バーブレス(返しなし)フックを使用していたので必要以上のダメージを与えることなく、リリース。
こんどはちゃんとこのルアーが口に入るサイズになってからアタックして欲しいもんだ。

けっこうおっきな水柱をあげてバイトしていたはずなのだが、正体はこいつら?
「うっそ〜。。。」
と悩みながら再度キャスト。
が、しばらくあたらなくなった。


すこしポイントを上流側に移動し、流れによるトレースコースが沖の杭(座礁しないよう船に水深を教えるものでしょう)をかすめられそうなポイントで再びキャスト開始。

こんどはナイトレイドからスタート。
すると一投目でいきなりバイト&HIT。

お、やっぱ居たじゃなーい!

そこそこの引き、時折見せる水面を尾びれで叩く水しぶき。「こりゃ40cmくらいかな?」
しかし。。。

わずかな時間、引きを堪能して遊んでいるうちに「だら〜」と力を失い引かれるままのラインテンションを感じる。
「あれ?リバシーってもっと元気なはずなんですけど。。。」
それなりの引きだったのですでに陸に向かって歩き出していたのだけど、これまでこの辺りで格闘したシーバスとは様子がちがうなぁ。。。しかも最初の引きは明らかにセイゴではないし。。。

ぼら?

とりあえず足首が沈むかくらいまでの浅瀬に引き寄せてみた。

「マルタか。。。」


40cm強のマルタでした。まっちゃんロッドで初外道


マルタは最初の引きはそこそこ楽しませてくれるけど、あっというまに力尽き、こちらに身を委ねてしまう。
おいおい、せっかくのいいストラクチャに通したのにマルタとは。

しかもマルタもボラほどではないがやや臭う(外道だからよけいに感じるのかも)。
ま、こいつも無駄に殺生せず、せっかく陸にあげたので一枚だけ収めてリリース。

その後、しばらく続けていると雨が降ってきてしまい、残念ながら雨具を着てきてなかったので、自分の体を気遣い雨足が強くなる前に納竿。車に戻り、着替えなおしたところでドバーっと降ってきたので一応判断は正解ってところでしょうか。


秋は産卵前に河川に入り込んで荒食いするって聞いてるんですけど、おっきいやつらは自分のルアーを避けてるのでしょうか。。。
(避けてるのでしょうね。。。)





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