July 2003


04/07/'03

京浜運河

この日はけっこう暑い日だった。
昼間私はオデで横浜北部(都築、港北)の釣具屋回りをしていた。
理由はというと、

60UP記念に新しいロッドを購入しよう。

サイズがあがってきたのだからそれ相応の道具を使ってみたくなったのだ。

先週結構調べたなかで使ってみたいロッドがでてきた。
「Daiwa Morethan」
東京湾奥でシーバシングをするのだからポイントにあったロッドを使おう。
ということでMorethanの中でも持ち運びに便利な「Mobile90」か「Technical Master」のどちらかを探していた。

何件か回っているうちに新横浜からちょい綱島方面に向かったところにある「上州屋」に立ち寄った。
あるではありませんか、Technical Masterが!

さすがに3万オーバーのロッド今まで使っていたものとは軽さも違う。ティップの軟らかさもまったく違う。

購入後、やっぱりすぐ試したいものである。

ということでそのまま東海埠頭公園にインプレッションに。
ロッドとついでに購入したimaの「komomo-SF125」を付け、早速キャスト開始。

マッチャンが以前出したあたりに何度か投げてみる。10投目あたりでショートバイトに合わせ、うまくHIT!
引きはあまり強くないがエラ洗いを見せ、シーバスを確認。

さすが新ロッド! ショートバイトも見逃さないこの繊細さ!!
ラインを巻き取りながら顔はにんまり(していたでしょう)。

足元まで引き寄せ、30〜40cmクラスではあるが魚体をみてシーバスと再確認。

しかし。。。

油断大敵!引き寄せたところで満足していた。タモ、フィッシュプライヤを持ち合わせてなかったので
どう取り込もうかと悩んでいるうちにラインが緩み、フックが外れそのまま逃げられる。。。

ロッドはサイコーだが、自分の下手さにへこんだ。
今後縁起の悪いロッドにならなければよいが。。。



12/07/'03

13号地

この日は実は忙しかった。
ホントは昨日中に出張から帰ってくるはずだったが、出張1日延長となった。
お昼過ぎに羽田空港着。
しかも今日は入社当初からいた寮の廃止に伴い、在寮者とお別れパーティだった。
keyちゃんは出撃でも飲みでも可ということで久々遊びにきてくれた。
飲みもいいが、新調ロッド「モアザン」を使いたくてウズウズ。。。

keyちゃんはすでにいい感じに出来上がっており、keyカーでご就寝中。
とりあえず起こし、荷物をオデに積みかえる。

行きましょう!昨日のポイントへ!

飲み会に出席できないのは申し訳ないが、やはり先々週の67cmが忘れられない。
車を一路多摩川(東京側)へ走らせる。

ポイントに到着し、それぞれ橋脚下でキャスト開始。

満潮〜下げのなかなかよい時間。
私は先日あてたグースを取り付け同じパターンでトライ
しかし、、、出てこない。。。
keyちゃんにも、、、でてこない。。。
持ち合わせのシャローランナーを一通り使ってみた。
やや深めを探るべく、シンキングプラグ等持ってきたルアーを一通り使ってみた。

出ない・・・

私もkeyちゃんも数個ルアーをロスト。   今日はいないのか?
なかなか出ないこともあり、陸から投げれるポイントが少ない為移動することとした。
今日はマッチャンも課の先輩と出撃しているということなので連絡してみる。
どうも最近マッチャンはスランプ気味であれこれと試行錯誤している様子。
とりあえず餌釣りで運気を変えようとしているようだ。
マッチャン達と13号地で合流することになり、羽田近辺のラーメン屋で腹ごしらえして
一路お台場方面へ向かう。


到着してみると、辺りは餌師、ルアー師でけっこうにぎわっている。
さらには一般人(≠釣り人)がわんさかしている。
マッチャンと合流し、情報交換をしてみる。
すでにマッチャンの先輩(オノさん)が46cmゲットしていた。
マッチャンは運気を変えるべく、青イソメでアタック中。
私keyちゃんは岸壁の中央付近に陣取り、本日2戦目を開始。
keyちゃんには何度かあたりがくるが魚は乗せ切れてない。


2時間くらい過ぎただろうか。。。私のSurf Slugにも「コツッ」っていうあたりが出始めた。

(次ぎあたったら即あわせてやろう。)

デッドスローただまきでライン感触に集中する。数投の後、また似た感触がきた。

「コツッ!」

即合わせをしたところ、今度は合わせ直後に「グイッ!!」とラインが張り詰める。
来ました!お魚さんが!! しかし潜るばかりで表面に出てこない。

(ボラか・・・)

沖方面に一生懸命潜っていたが突如反転したのか、一瞬ラインが緩み魚の感触を失う。
慌ててラインを張りなおすが既に時遅し。。。魚はばれていた。
なんだったんでしょ??姿を見ていないのでボラだかシーバスだかも分からない。
ばれてしまったら後で何を言っても同じこと。気を取り直して次の魚に挑むとしよう。
とりあえず同じパターンでSurf slugをデットスローで泳がせる。
そしてそれからさらに数十分後。。。

コツッ!

即合わせでフッキング成功。さっきより引きがよい。 しかし魚影は全然水面に出てこない。。。

(やっぱボラっちか・・・)

keyちゃんにボラっぽいと伝え、タモを使わず抜きあげてやろうと思った。
このポイントは足場が高く、水面までは2m強ある。
ボラ(?)のわりには引きが強く、いい感じでラインが出てそれなりに楽しませてもらった。
岸壁付近まで寄せても一度もえら洗いが出なかったのでkeyちゃんにも

「多分ボラのでっかいやつだよ。」

と伝え、とりあえず顔を拝もうとダラ〜っとしている魚を照らしてみる。そしてkeyちゃんの一言。

「これボラちゃうやんッ!」

た、たしかに。。。シーバス君じゃありませんか!? keyちゃんにタモを任せ、取り込みに成功。

で、でかいじゃぁありませんか!?

持ち合わせていたメジャーで計測してみると、

66cm!!

自己記録更新とは行かなかったがまたもや60UPをゲットすることができた。
あたりからウヨウヨ人が集まってきて私のシーバスに見入っている。
(うーん、感激!!)
マッチャンも遠くから走り寄ってきて、「おぉぉぉ!やったやん!!」
集まってきた皆さんには何をしてもらったわけではないが「ありがとうございます」と一礼。
(keyさんには感謝しております)
今日はデジカメを忘れてしまい、keyちゃん、マッチャンのカメラを借り、とりあえずBig oneを収める。







ここ最近釣果を上げるときは決まって単独出撃だった。
その分みんなの前でゲットに成功し、これまた忘れられない1匹となった。
先週、油断して逃がしたがそのおかげか初ゲットが60UPとなった。
結果的に縁起のよいロッドになったようです。(よかったよかった)


これでSurf Slugので釣果をさらに伸ばし、マッチャン含めマッチャンの課の先輩達も
Surf Slugを持つことになったようだ。



16/07/'03

13号地

今日は水曜日。会社は定時間日。
ということでマッチャンに連絡。
IW:「今日は定時間日です。」

これだけで最近は通用する。

「定時間で早上がりして釣行するつもりですが、一緒に行きます?」(という意味が込められている)

もちろんまっちゃんからの回答は、

マッチャン:「いくでしょう。何時に大井につく?」

そんなやり取りをしながら急いで帰宅、マッチャン宅にむかう。
ポイントは言うまでもない。先日66cmをあげたポイントだ。

ポイントに到着。あたりに人はいない。

Surf Slugを取り付け前回のポイントに投げ込む。

巻く。 投げ込む。巻く。

これを30分くらい続けていると、「コツッ!」ってあたりがきた。(さすがモアザン)
フッキングに成功し、無事取り込みに成功して今日もとりあえずノルマ(最低1匹/日)達成。

サイズは小さめだが37cmをゲット。


しかし、それ以来あたりがなくなる。(まだまだ未熟)
マッチャンもなかなかあたりがこない。

あたり一帯を一通り探り、明日もお仕事なのでそろそろあがろうかとしていたらマッチャンが
こちらによってくる。

マ:「私も今日のお仕事何とかできました。」
シーバスをつかんでこちらに歩いてきた。



マッチャンも私とほぼ同サイズと小さめだが無事お仕事完了。

二人とも釣果があったのだから平日にもかかわらず出撃した甲斐がありました。
これでどちらもゆっくり眠れます。

また明日からがんばって仕事することにしましょう!

お疲れ様でした。



19/07/'03

13号地

まっちゃんと今日は餌釣りをすることになった。
場所はもちろん魚がいる場所(どこにでもいるよ!ただ釣りが下手なだけ!)ということでいつもポイントへ。

大井町の上州屋で青イソメを購入し、餌用のタックルボックスを持ち込んだ。

なんで餌釣りとなったか。。。

どうも最近まっちゃんがスランプに陥っているようだ。
ま:「どうも最近釣れる気がしない。餌釣りで運気UPといきましょう!」

餌タックルを用意して、釣り開始。
今日のタックルはいたって一般的な「ウキ釣り」。糸にウキ、針、オモリをつけ、針に餌をかけて魚が餌をくって
ウキが沈むのを待つのみ。(これが一般的な釣りのイメージでしょうか)
実はこのポイント、ルアー師よりも餌師の方が多い。普段のルアーフィッシングも餌師の隙間をかいくぐって
キャストしている。半分は投げ師(投げ釣り)なので狙いはアナゴあたりか。。。

ウキ師となって30分くらいか、マッチャンのウキに動きがあった。
それにあわせを入れ、”HIT"??
マッチャンは不思議がりながらラインを巻いてみると10cmに届くか届かぬかのはねっこが食いついていた。

なんとかわいらしい。。。というよりもっとおっきいのかかってよ!という感じ。

さらにしばらくして私のウキもコツっと沈んだ。
さてどんなもんかと巻こうとすると、、、「か、軽い。。。」




マッチャンとほとんど同サイズ。 「大きくなったらまた会いましょう!」とすばやくリリース。
やっぱりなかなか思ったようには釣りはいかないもんだ。
まぁだから楽しいのだが。。。

さらに続けていると、マッチャンにHIT。

今度はというと



シーバス(スズキ)ではなく海タナゴ。
さすが餌、なんでもかかります。

何でもかかるといってもそう簡単には釣れない。
再度マッチャンにヒット。 サイズは先ほどと同サイズはねっこ。

ここらでちょっと考えてみた。
今日はこの辺おっきいのいないんでは???

そう考え、ここらへんで本日終了。

釣果は
マッチャン:はねっこ2、海タナゴ1
IW:はねっこ1

まっちゃん、運気変わったでしょうか。。。?


21/07/'03

有明

週末をのんびり過ごしていたが、またマッチャンと有明に出撃することになった。
今日は我々が本業としているタックル(ルアー)で出撃。

(マッチャン運気UPしているといいっすね。)

実は前回の出撃でマッチャンにRaparaの「SEBASS LIVE」というビデオを貸していた。
やはり上達するには何らかの教材が必要だと考え以前に購入したものだ。
実際にビデオどおりのシチュエーションがあるかは不明だが、少なくとも水中に魚がいるだろうという
イメージが頭に描けるようになった。(そのまま釣果につながるとは限らないが。。。)

そんな中、キャスティング開始。
コツコツルアーを小突く感触はあるが、フッキングに至らない。(ボラかもね)
ショートバイトに集中し、次はしっかり合わせよう。

コツッ!

そらきた!合わせに成功。グググっと引っ張られる。
っと思ったら次の瞬間巻き上げていたラインに力がかからなくなっていた。
バラシてしまった。シーバスかボラかはわからないがとりあえず逃げられた。

何箇所かよくアタリが来るポイントを回り、キャストを続けていると遠くから叫び声が聞こえた。

「・・さぁ〜〜〜ん! タモ〜〜!!」

ん??どこかで聞いたことある声。。。遠くを見やるとロッドを立てティップを震わせている人がいる。
(ありゃマッチャンではないか!?)

一気にラインを巻き上げ、タモを持って猛ダッシュ!
そばまで行ってみるとやっぱりマッチャンだった。しかも魚はすぐそこまで寄せていてそこそこの良型。
顔を見るや、またグイッと潜り込む。

しばらくシーバスとやり取りをして疲れたところを狙って取り込み成功!






サイズは58cm!

やりました!マッチャン!
確かに前回の運気上昇祈願餌釣りは効果があった様子。

今日はこの一本で終了。私はボーズだったがマッチャンの良型をみて私も満足。

大井町で空腹を満たし、マッチャンを送って帰宅した。
マッチャン、確実に運気は上昇していることでしょう。ご苦労様でした。



26/07/'03

川崎→浮島→有明

お昼過ぎkeyちゃんからメールが届く。
key:「これから川崎に出撃します。」

返事はもちろん「行くでしょう!」

keyちゃんが最近通っているポイントに初出撃。
初のポイントだったのでとりあえず上層から探り始める。
フローティング→シンキング→バイブレーションとローテーションするがアタリなし。

あたりはボラの自己主張がそこらじゅうであがっている。

少しずつポイントをシフトして探ってみるがあたりなし。。。    しばらくすると、

keyちゃんがこちらに向かって猛ダッシュ!

key:「タモ貸して!タモ!俺のじゃあがらん!」

いったい何事!?

タモを握りkeyちゃんの後ろを追いかけ遠くにいたおじさんの方に走り寄る。するとおじさんの
ドラグは鳴りっぱなし!!

魚影が表層まで上がってきた。私は一瞬目を疑った。

(じょ、ジョーズ!?)

ジョーズではない。紛れもない「シーバス」。
これがよく言われる「ランカー」だと悟った。またその「ランカー」が潜りだす。
ドラグが「ジーーーーッ!」と鳴り響く。

そんなことが何度かあり、無事私のタモで取り込み成功!
おじさんはメジャーを持ってきてなかったので私のメジャーで計測。サイズはなんと。。。

「89cm」

あたりはそりゃもー興奮の渦でした。
HITルアーはスピンテイルジグ。

それをみて私もすかさず「クルクル」に変更。
(だからってそう簡単に釣れるわきゃないが。。。)

やっぱり釣れず。しかもクルクルをロストし、他を投げても釣れずじまい。keyちゃんも釣れずじまい。

しばらくしてやっぱり釣れないのでポイントを変えることに。ここから近場というと、「浮島」かな?
ってことで浮島に移動。

辺りはというと「餌師」ばかり。そりゃそーだ、釣り公園だからどちらかというと餌釣りの方多い。
ということで、
餌釣りに変更!
ここは便利で露店が出ていて餌類が現地調達できる。
幸いkeyちゃんも私も予備ロッドをもっていたのでイソメを買って餌師に変身した。

しかし。。。釣りとはそんなに簡単なモンじゃないと再認識させられる。
二人とも釣れる様子がない。。。遠くを見やると隅田川の花火が見える。
3人とも花火を遠目に見やりながらのんびり待つ。    が、釣れない。。。

そんな時、マッチャンからの電話。

マッチャン:「大変です!」
IW:「何が??」
マッチャン:「有明爆釣です。」
IW:「マジ??」
マッチャン:「すでに6ゲット。アタリ2桁」
IW:「マジで??」
マッチャン:「マジです」

前回マッチャンがスランプ脱出したようだがこんな快進撃になるとは。。。
そんな電話を受けたらこっちもソワソワ、ワクワクしてきた。
それからしばらく浮島にいたが相変わらずあたりもこないので、そろそろあがろうかということになった。

keyちゃんは帰ることにしたが、私はそのまま有明に向かうことに。

25時ごろ有明に到着。マッチャンの釣果は8まで伸びていた。
しばらく一緒に釣っていたが、さすがにマッチャンもお疲れのようだったので先に帰ることに。。。

私は、さらに続けるが、、、「釣れない。釣れてくれない。」
結局、川崎→浮島→有明と移動したがまるボーズ。
ダメな日はとことんダメ、と思い知らされた日となった。

今日は「マッチャンの日」だったのでしょう。

結局帰宅は27時。そのまま爆睡。。。



27/07/'03

13号地


眠い。。。     でも、釣りたい!

昨日は27時(正確には今朝3時)帰宅で4時ごろ就寝 (というより何時にオチたか不明・・・)
でも、何でかこと遊びとなると朝起きれるんだな、これが。

8時には目が覚め、身支度を済ませて10時ちょい前、キャスティングへ向かう。
今日の買い物は決まっている。

テイルスピンジグ

昨日の光景がはっきりと焼きついてる。


89cm
湾ベイト

お店に到着し、ブレード&テイルスピン系の商品棚を物色。
カラーラインナップの豊富なルアーはやはり「湾ベイト」と「クルクル」

(どっちにしようかな。。。)

昨日はどちらも釣果あり。(湾ベイト:89cm/クルクル:43cm)
村岡さんの常備ルアーによくあがっているのは「クルクル」


悩んだ末、とりあえず今回は「クルクル」を購入。

ついでに大井の穴撃ちも考慮し、メタルジグとしてメガバスの「METAL-X」も購入。
まだ昨日の疲れが取れぬまま、ボーっとしながら車を走らせる。
なーんにも考えずにたどり着いた場所はというと。。。

暁埠頭公園

(さいきん、釣りのことであたまいっぱいになってるなぁ。。。)
まぁとりあえず来たのでクルクルを試してみることにしよう。

時間はというと。。。11時
早すぎるやと思いながらも最近雑誌でよく目にする一文を思い出す。

「夏はやっぱりデイゲーム」

この時期デイゲームといわれる理由はいくつかある。

その大きな理由として上げられるのが「夜光虫」だ。
こいつが夏場になると大量に発生して多くのアングラーを悩ませる。
夜光虫は表層に漂い、ルアーやラインが触れると青い光を放つ。
この光がルアーのアクションを邪魔するのだ。(シーバスにも警戒心を与える)
だったら明るい時間に釣行すればこの夜光虫の光なんて太陽に比べればゴミ程度。
(実際には昼間も発光している、らしい。)

ということでクルクルを取り付けさっそく釣り開始。
今回のポイントはここ!





今日はこの上ない晴天。人間も暑けりゃ、シーバス君も暑がっていることでしょう。
日陰で涼んでると信じて柱と岸壁の間を何度か通してみる。

(キャスティング精度もだいぶ上がりました)

今度は沖側を何度か通してみる。
しばらく投げ込んでいる間に妙な感触。


ズンッ!

根かな?? と思いつつそのままリトリーブしようとすると。。。

グググググッッッ!

大当たり〜!!

ドラグが鳴り、ラインが出ていく。しばらく遊ばせてもらい、タモ操作もひとりでやりながらなんとか取り込み成功!






53cmとグッドなサイズのシーバス君が喰らいついていた。
魚体はやや黒ずんでいるが鰭にあまり傷も無く、なかなかきれいな魚体だ。
岸壁のコンクリも太陽でだいぶ熱くなっているのでダメージを最小にしてやらなきゃ。

と、思った矢先、となりの投げ師が近寄ってきた。

投げ師A:「おぉぉ、立派な鱸だねぇ。」
い:「どうも。さすがに一人でこの高さ(水面まで2mくらいある)取り込むのって大変っすね。」
と話しながらフックを外し、リリースしようとシーバスを海の方へ差し出す。

すると。。。

投げ師A:「あれっ??逃がしちゃうの??」
い:「あ、ええ。ゲーム感覚でやってますし、キープする道具持ってきてないんで。」
投げ師A:「ああぁ、もったいない。せっかく釣れたのに逃がしちゃうなんて。」

(実はこのおじさんたちはわたしがいる間、なーんのあたりもなし)

い:「なんだったらあげましょうか?」

(さすがに彼も釣り師、人の釣った魚はもらわんだろう、と思いながら冗談半分に出してみる)

投げ師A:「え?もらっていいの??ほんとにいいのかい?」

(ま、マジでか〜??まさかホントにもらうとは思わんかった。。。)

投げ師B:「みっともないからやめなよぉ〜」

(そうだそうだ!!恥をしれ恥を!)

投げ師A:「でもさぁ、今日孫に『釣り行ってくる』って出てきたからさぁ。。。」

(そうか、孫の手前、じいちゃんもいいとこ見せたいのね。。。)

い:「いいっすよ。あげますよ。ほら、どうぞ。」

投げ師A:「いやぁ、わるいねぇ。。。やっぱ手ぶらで帰れないからさぁ。」

照れながらフッコを受け取る。

投げ師B:「ここらの鱸は食べれるの?」

い:「美味しいみたいっすよ。ここかどうかは分からないけど、そこらであがる鱸も築地にはいってるみたいだから。」

(なんの根拠もないが、思いつくまま口にする。。つーか、この人たちここに釣りに来たんじゃ???)

そして私の鱸をもらって30分もしないうちにおじさんたちは納竿。私の鱸を手土産にかえっていった。

(実際いるもんなんだなぁ、波平さんって。。。。)

ま、そんなこんなのやり取りをしたが、気を取り直して続投する。
今度はポイントをずらし、一通り探ってみる。
クルクルをだいぶ投げ続けたので今度は買ってきたもうひとつのジグ「METAL-X]を投げてみる。

再度一帯をくまなく探り、かけ上がりの横を通した直後に「バクッ!」とヒット!
眠さはあったがHIT中はそんなことは忘れて魚と遊ばせてもらう。

今回も無事取り込みに成功。



サイズは54cm。今回は居着きか鰭は傷だらけの一本だった。
コンクリが熱くなっているのですばやく写真に収めてリリース。

50cmクラスを連続ゲットは初めてだったのでかなり満足。


天気が良過ぎてかなり暑くなってきたのと、眠さに負け2GETで本日は終了。
家に帰って言うまでもないが、爆睡となった。



28/07/'03

三崎港


今日はヒヨッシーズ釣り部主催の第1回釣り会合。 のはずだったが、結局参戦できたのはいつもの4人。
まぁ案内も遅かったし、特に強要するものでもないから、
これる人が来ればいい、といういつものパターンである。

向かう先は

「三崎港」

ターゲットは主として「食い魚ならなんでも」だが個々に違う。

(因みに私はエギングでアオリに来た。といっても初心者だが。。。)

前回は港内の堤防でやってみたが、道中どこでやろうかという話になり、「城ヶ島はどうでしょう??」

ということで城ヶ島に方向微調整(単にちょっと行き先がのびただけ)
「堤防つりガイド」に書いてある「潮通しのよい」というポイントに行ってみた。書いてあるほど潮は流れてない。。。

ちょっとここは無理か。。。

ということで今回の最初のポイントは城ヶ島裏側(外洋に面している方)の磯となった。

結局三浦半島先端での釣果はというと、ナオコちゃんのアジ(5匹)、keyちゃんの外道(根魚)、
マッチャンの外道(根魚)。私はまるぼーずという惨憺たるものだった。

これでは4人のおかずには全然足らず、今日の夕食会は「中止」となった。。。

不漁からの精神的ダメージもプラスで空腹も最高潮に到達。
三崎港からちょいはなれたところにある「マグロ」のお店に入り、漬け丼で疲れを癒す。

3時過ぎにkey邸到着。    しかし、、、

このままでは終われない。今日は何一つお仕事をしていない。。。

ということで延長戦突入の声が高まる。

結局男3人で本業(シーバシング)をやりに13号地に向かうことに。
私はシーバスロッド(モアザン)を取りにマッチャンを乗せ日吉に帰る。(keyちゃんは一足先に現場に)
ついでにマッチャン必釣ルアーである「Bay Slug」を途中キャスティングにて購入。
マッチャン車を追いながら暁へ向かう(どうもkeyちゃんは暁で先に始めてるらしい)
携帯を置いてきてしまい、状況がよく分からなかった。が、すでにkeyちゃんに釣果ありとのこと。

keyさん、暁で46cm(タモ網換算)と今日のMAXサイズをゲット。

これに続こうと暁で投げ出すが、それ以来あたりはパッタリ消える。
風もだいぶ強く投げにくくなったのでマッチャン十八番のポイント「有明」へと移動。
到着するや、私とマッチャンが選ぶルアーはひとつ、、、

Bay Slug

私の予備(チャートバック)をkeyチャンに貸し、3人でシーバシング開始。
しばらくしていると、マッチャンに何発かあたりがくる。
続いて私にも1度あたりがきた。

まず、一発目のヒットはマッチャンにきた。





撮影→リリースして数分後。。。
続いてきたのは私のBay Slug。






このパターンを始めて目の当たりにするkeyちゃんもさすがに驚いた様子だ。
マッチャンからコツを教わった後、1分も経たないうちに。。。





keyさん、ルアーでの最小記録樹立!
サイズは極小ながらも、さすがにこのメソッドに感心した様子だ。

しばしテクトロをしているとマッチャンが58cmをあげたアタリでガツっとヒット!
合わせなしでフッキングしたが、ラインの出がいつもと違う。。。

グッ、ググッ、ググッ、ググッ!
ラインはちょっとずつでるがちいまいち力不足。

もしや。。。

そうです、ちょっと嫌な予感がしたが正体はこいつ↓。



ボラだと分かった時点でタモを使うのをあきらめ、ラインを持ってぶっこ抜き。
50cmはあるだろうか、どでかいボラっちをゲットしてしまった。
(く、クサイ・・・)
極力魚体を触るのを避け、何とかフックをはずしてやろうとしたがその瞬間暴れだし、そのまま
もう一度海へ転げ落ちた。ラインは岸壁の角で擦れ切れ、私のBay Slugごと海の中へ消えていってしまった。

おいおい!大事なルアーを!せっかくはずしてやってたのに!
やっぱりボラはあまり好きくないと思った瞬間だった。


そんなトラブルもあったが、とりあえず本日は全員シーバスとめぐり会うことができた。

3人とも釣果ありというのはおそらく今回が初めてだ。

いやぁ、延長戦でなんとか本日の仕事をこなすことができてよかったよかった。。。

しっかしマッチャンのスタイルはホントここ有明に強いと実感させられた。




31/07/'03

下田-大島-神津島(船)

数日前、トクちゃんからのお誘いがきた。

トク:「こんどトローリングしに行くんやけど、どう?」

どゆこと??

トクちゃんはたまに普段からは知りえない伝手を持っていることがよくある。
会社の先輩経由で知り合った今回の船のオーナーであるサトウさんにこの夏からかわいがってもらっているようだ。
トクちゃんも春夏秋冬活動が盛んでこれまで夏といったら「ビーチバレー」(今も)だったがウェイクボードやらジェット
にも手を出し始めたらしい。

さらに・・・
今度船舶免許を取るということでサトウさんの下で修行を積んでいる(らしい)。

IW:「何狙うの?トローリングってやっぱカジキ?」
トク:「そのとおり!」

トローリングなんてこれまで考えたこともなかった。
TVなんかではたまに見たりはするがまさか自分もそんなことができるとは。。。

ヒヨッシーズの釣り部ならこの話に乗ってきてくれるだろうというトクちゃんの好意できたお誘い。
せっかくのお誘いだし、こんな経験滅多にできるモンではない。ということで

「よろしくお願いします」

keyちゃんももちろん参加。実は彼4級船舶の免許を保持しているので船での遊びは非常に興味があるらしい。
(といっても今回は操縦はできないが)

出発数日前に船長さんからメールが届いた。
「トローリングに出るにあたっての諸注意。まず前日は十分の睡眠をとってくるように。それから・・・」

そうね、ずっと船に揺られるわけだし体調は万全にしておかねば。

といいつつも、だいたいこのような余暇の前日はどういうわけか仕事がたてこんでしまう。。。
結局終電近くで帰宅。正味2時間程度の睡眠で眠い目をこすりながらトクちゃんの車で出動。keyちゃんを途中で拾い今回乗せてもらう船が停泊する「佐島マリーナ」に向かう。

予定時間より5分遅れで到着、船長に「今日一日よろしくお願いします」と挨拶し、出船の手伝いを開始。
そんなこんなで5時15分出船。


初、トローリングにどきどきしながらカジキのいそうなポイントへ船は向かう。

私はというと、睡眠不足のためポイントまで暫しの休息(爆睡)。
そんななかkeyちゃん、トクちゃんはけっこうなはしゃぎよう(だったようだ)
私のカバンからデジカメを見つけ、「おお!我が海よ」と言わんばかりのポーズで記念撮影。



keyちゃんは幼少の頃から船に乗る機会があったらしく、今回もご機嫌の様子。



実はトクちゃんも私と同様トローリング船は初体験。


私は相変わらず爆睡。。。



ヒヨッシーズは気を失っている間にいたずらをするのが基本。
が、帰宅後わたしのデジカメにこんな写真が収められてるとは思ってもみなかった。。。


出船から2時間くらいたっただろうか、およそ目的のポイントに到着し、船長に仕掛けの取り付け方を習いながら準備。

トローリングとはシーバスやら鯛やらとはスケールがあまりにも違いすぎる。個人ではとてもじゃないが釣ることはできずいわば「チームでの釣り」となる。
大物がかかったときの為それぞれ役割分担がある。
一番メインとなるのが「アングラー」、実際に魚と格闘してリールを巻き上げる大役(よくTVで大物俳優がやってる姿をみる役)。そして次に船近くまで魚がきたらラインを手繰り寄せる「リーダーマン」、手繰り寄せた魚を引き上げる為にギャフ(かぎ状のフック)を打つ「ギャフマン」が主な役割。船長は魚の弱り具合、寄せ具合を見ながら船のスピード/方向をコントロールする。

今回、アングラー、ギャフマン、リーダーマンは私、トクちゃん、keyちゃんの3人でじゃんけんで決めることになり、keyちゃんがギャフマン、トクちゃんがリーダーマン、なんと私が大役のアングラーとなった。
(ヒヨッシーズ釣り部の部長としてがんばるっす!)

仕掛けを船長から教わったように取り付け、いよいよトローリング開始。
船速をそれまでよりややゆっくりにし、カジキが食いつくのを待つ。

しかし。。。

ここに来るまでは船は結構な速度で進んできたからあまり揺れなかったが、仕掛けを取り付けるため船を停めたあたりから私の体調が徐々に変わってきた。。。

「ううぅぅぅ。。なんか胸元がムカつく・・・なんか変だ」

船が止まってこれまであまり感じられなかった「横揺れ」の影響が私の体に現れてきた。

そう、よくある「船酔い」が私に襲ってきた。

はじめはなんとか耐えようとしたが、それはほんのわずかな時間で完敗。
船上には出せん!と頭を海の方に出し、

おえぇぇぇぇ。。。

一発目は誰にも見られず終了。

ここまできて周りに迷惑はかけられない。しかし内部からこみ上げるものは止められなかった。
数分後、2発目を発射。。。

「わははッ!おっちゃん、だいじょうぶ?(爆笑)」

keyちゃんは笑いながら声をかけてくれた(これがヒヨシ流)。
あまり心配をかけぬよう声をはって(それでもヨレヨレの声だが)返事する。
(こんなことでアングラーが務まるのでしょうか。。。)
それまでフェリークラスの大型船は乗ったことは何度かあるがこんな揺れを経験することはなかったし、別にこのような船酔いをなめていたわけでもなかったが、いざなってみるとこれほどつらいと思えることはない。
胃の中のものをすべて小魚に提供したにもかかわらず、まだ嘔吐は止まらない。(はぁぁ、情けない・・・)


みんなでトリヤマ(鳥が小魚を追って群れている)やナブラ(小魚の群れ)を見つけようと頑張っている中、私は腹からこみ上げるものを必死に押さえ、風に当たれば少しは楽になるだろうと体を乗り出してナブラを探す。


しばらくしてこの一帯から離れて次のポイントに移ることになった。
しばしの休憩となり、私は眠さと気持ち悪さから腰を下ろし眠ることに。
トクちゃんとkeyちゃんは小腹をみたすためコンビニで購入した弁当を食べ始めた。
(keyちゃんは船に慣れてるようだが、トクちゃんははじめてでしょ?よく食えますねぇ。。。あんたすごいよ!)

ポイントを移し、トローリング再開。
私はまだ眠気がとれぬままゆっくりとさせてもらっていた。(申し訳ないです)

しばらくしてこれまでの静寂が破られた。

「ジーーーーーーーーーッ!!」

1本のロッドに何かかかかったようだ。ラインがものすごい勢いで出ていく。

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