2006-05
5月18日(木) 隅田川
インプレッション
実は今日は日帰りで青森出張。
東京は雨だったけど、向こうは晴れだったので無事着陸できました。
(そうそう引き返されてばかりではいられません)
GW前ギリギリまでやっていた試作のデータと不良解析があるていどまとまってきたので、今日は現場のスタッフ交えてまとめ会議。
前回は2機種と設備関連まとめてまる1日かかったということだが、今日はさすがに2回目の試作なので作業性の悪いところやら、設備/部品の不具合など、確度の高い問題が出てくるだろうから1日はないにしても半日はかかるだろうと、2便で昼入り、打ち合わせ後最終便で戻ってくる予定だった。
が、
特によくまとまった資料を持って臨んだつもりはなかったが、私がまとめた資料の説明で1時間、現場スタッフがまとめた資料で30分。質疑応答で20分程度であっけなく会議は終了。。。
最終前の17時過ぎの便には乗れないだろうと思っていたので最終便を予約していたが、こりゃ、余裕で最終前の便に乗れるではないですか。。。
現場では別機種の次の試作が始まっていたが、私が担当している部品が投入されるのは来週から。せっかく来たのでやれる事はやっていきたいところだが、今日の状況からして、特に手だせそうなものはない。
とりあえず、先入りしている同僚に
「なんか(自分が)手伝えそうなことない?せっかく来たから何でもやるよ!」
「とりあえずは。。。ないです。来週お願いします」
と言うことで、結局最終便に乗るまで4時間も余ってしまったので、あと1時間で出発するバスに乗り、最終前の便で東京にとんぼ返り。。。
(また来週行くんだけどね)
ということで、さっさと帰ってこれたのだから。。。
行かない手はないでしょう!!
ということで、早速本題。
実は新たなタックルを手に入れてまして。。。
購入は年末だったのだけど、諸事情あってずーーーーーっと使ってませんでしたが、ようやく使えるようになったので、
「こいつがどんなモンか試してみましょ」
ということで、今日はコイツ一本だけ持っての出撃。
コイツとは?
メジャークラフト製 「トリプルクロス TC-862L」
これは今後使用頻度があがるかどうか分からんが、年末に勢いで用意してしまったモノ。
ま、そこそこ出来映えはよさそうなので例えばシーバス釣りをやってみたいとか言う人がいれば、その人に貸し出すようなことで役目が今後増えてくるかも。
(もちろん、せっかくなので私自身使ってあげるようにしますけど)
ようやく自由に使えるようになった(?)ので、、、
羽田に18時半にもどってみると、予想外というか、雨が止んで、空港滑走路周辺のアスファルトが乾いていたので、やる気上昇。京急にさくっと乗り込み、帰宅。すぐさま着替え、トリプルクロスを積んでの出撃。
もちろん向かうは「隅田川」
暦に書いてある潮周りでは今日で後中潮も終わり。春、夏の潮は昼間に大きな潮位差を発生させるが、夜は動きが小さい。この時期の小潮で夜の引き潮での流れはあまり期待できない。こういうときは特異な時合いを見せるこのポイントがよい。
21時ちょい前にポイント周辺に到着。
到着時は雨は降っていなかったが、今日の雲行きからしていつ降りだすともわからない。なので念のため雨具を装備してポイントに向かう。
常夜灯に照らされた辺りをいったん覗いてみる。
「お!ちらほらバチが浮いてますな。。。こりゃ、そろそろ時合いくるかな?」
ガイドにラインを通し、ラインをつまんで軽くロッドを撓らせてみる。
「ま、悪くないかな?」
そこそこ先調子のロッドなので感度はそれなりに良さそう。バットもそれなりにしっかりしている。
あとは、アタリの衝撃がどれだけ敏感に伝わってきて、実際に対峙したときにどれだけの威力を発揮してくれるかどうか。こればかりは対峙してみないとわからない。早く魚を掛けてみたいところ。
と、あれこれ触っては曲げてみたり、振ってみたり。。。
と、そんな中、
ボシュッ!
ライズ音が耳に届いた。
どうやら時合いは到来したようだ。
今日はたくさん魚を掛けてこのロッドの実力を知りたいので選択したルアーはやはりここ最近絶好調の
「ワンダースリム70」
こいつで勝負。
まず、1投。
ブンッ!
実際にルアーをつけての振り下ろした感覚はまずまず。8.6ftという長さもあって、飛距離はなかなか良好。
今まで使った事のあるロッドはモアザン、シーホーク、ジャンピングジャック、プレミアブロスとあるが、この中で振り下ろした感触のよさはモアザンの次に良い感じ。
モアザンは「ピンっ!」と弾いて飛んでく感じ。振り下ろした感覚サイコー、飛距離良好。やっぱいいロッドは違います。
トリプルクロスは「ブンッ!」とモアザンほどではないが、それなりに振り下ろした感覚はよい。
シーホークは「ブワンッ!」といった感じ。まぁ9ftって長さが影響しているかも。まぁ長さの分だけ飛距離は良好。
プレミアはシーホークに若干近い感じ。バットが比較的軟らかいので振り下ろすときにバットから大きく撓っているのかも。。。それでも8.6ftって長さもあって飛距離は良好(今は8.6ftではなくなってしまったようですが)。
ジャンピングジャックは。。。その良し悪しが分かる前に折ってしまったのでよく分かりません。とにかく硬かった感じだけがのこっています。それから妙な重量感がありました。
レッドシャフトは、6.6ft、4本継ぎってこともあって比較にならんか。もともと小場所のショートレンジメインなのと、開発コンセプトの中に「60UPを悠々抜きあげられるバットの強さ」ってのがあるから。振り下ろしの感覚はここで問うてはいけないのでしょう。。。
と、キャストの感触はこんな感じ。
とりあえず、話を戻すとして、いつものように1回転/秒くらいのリーリングスピードでワンダースリムを表層に漂わせる。
そして3投目、
クイッ!
早速HIT!
HIT時の感触はモアザンよりは鈍いが、シーホークよりも弾かれるような感じ。プレミアはロッドが吸収してしまうかんじなのでシーホークに近い。まぁ感触としては悪くない。
HITと同時に合わせを入れる。
さっそくファイト開始。
ブランクの撓りも悪くない。バットのパワーもけっこうある。値段の割りにいい竿に仕上がってますわ。
さっそく来たのはは39cm。ま、次いきましょ、次
まだ、このサイズなのでフツーのシーバスロッドだって問題なく引き上げられる。
とりあえずは前菜的なサイズなので次を獲りにいく。
さすが8.6ftとそれなりの先調子だけあって、飛距離はかなりいい。
沖の潮目に飛ばすのに何の問題もない。
ただ、若干着水ポイントがぶれる。ま、これは自分の投げ方の癖もあるから徐々に慣れていくことだろう。
さらに投げること10分ほど。
徐々に活性があがっているのが、水面を爆発させる数で分かる。
ゴンッ!!
ややアップクロスに投げて流れに乗せるだけで引いてきたワンダースリムに何かが衝突したような感触。
しかしこのアタリだけではサイズは読めない。が、その直後に潜ったとき、おおよそのサイズが分かる。
ジーーーーーーーーーーーーっ!!
っしゃ!50UP!
ドラグがおよそのサイズを伝える。
熱い引きにロッドが「これでもか!」としなる。
ようやくやってきました、この引き。ブランクが美しくしなる。良いロッドのしなりだ。
バットの粘りもよい。巻き上げてはラインが出され、さらに巻き上げ、しなりのしなやかさを何度も見ながら良型を引き寄せる。
最後のえら洗いをかわし、用意していたタモ網でランディング。
ガツーンっと来たのはナイスサイズの52cm。気持ちええ!
ま、予想していたよりやや小さめであるが、それでもいい引きだったので十分満足。
ロッドの耐えっぷりからして、こいつも十分スズキ級を渡り合えるロッドであると実感。
8.6ftだから晩秋のランカー狙いで打席に立てるロッドだ。
まぁ秋の楽しみはそのときまで待っておくとして、もっと濃密なインプレッションとするために、次の一本を狙いに行く。
一瞬というか、なんというか。。。
わずかな時間であるが、ライズが一瞬止まった。
しばらくこのワンダースリムを投げていたが、なかなか当たらないので、
「色の違いってないけど、気分転換にルアー変えてみるか。。。」
ということで、レッドヘッドにチェンジ。
基本的に色に大差はないと考えているのだが、個体差による微妙な動きの差があるかもしれない、という考えからだ。
量産に携わっていると、こういうことを考えがちなのです。
同じものを作っているつもりでも、量産しているとかならずバラツキってものは発生するのです。
(同じルアーでもきっと釣れるルアー、釣りにくいルアーってのが存在するはずです)
ということで、好調ワンダースリムのうち、かなり釣りやすい個体、レッドヘッドを投入。
すると、数分して、
コンッ!
やっぱり!
小気味良い衝撃が右腕から脳天に伝わる。まぁそれでもモアザンにはかなわんか。。。
ドラグは断続的に利く。40cm前後だとこの音を聞いて分かる。
せっかくかかったので、それでも丁寧にやり取り。
それなりに楽しませてもらったところで、ぶっこ抜きのランディング。
色の違いは特にないか。。。41cm
色の差かっていえば、そうかもしれないし、色じゃなく、ワンダースリムの動きだから、っていえば
それも言える。ま、後者なんだろう。
さらにレッドヘッドを続投。
・・・・・・・・・・
が、それから反応がなくなった。
(やっぱ色じゃないんだろうね。)
だいぶ水面がおとなしくなったので、一本つけながら時計をみやる。
ちょうど築地が満潮になる時刻。
水面を覗くとやはり動きがない。
とりあえずいったん休憩と、用意していたドリンクでのどを潤し、もう一本つけながらお台場-葛西臨海公園を往復するシーバスを照らす常夜灯したを覗いてみた。
こりゃ、すげぇ。。。
これ全部「バチ」です。常夜灯下ではこんなに集まってます
ちょうどお台場と葛西臨海公園を往復するシーバス(遊覧船)と岸壁でできた隙間に常夜灯に照らされてるせいかバチがたんまりと漂っていました。この時期、この虫が産卵のためこうやって水面に浮上してくるのです。
そしてシーバスはコイツを「ボシュ!ボシュッ!」と水面に割って出てきては食い漁るのです。
なのでよくいう「バチパターン」ってのはコイツに似た動きをするルアーを用いて、食わせるわけです。
上の写真では動いてるところがよく分からないので試しにナイトモードで撮ってみたのがこれ↓
シャッター速度を遅くして撮影。水面をニョロニョロ泳いでます
これが潮流で流されたような動きを演出すると、、、
ガブッ!
と来るんですね、これが!
さらに20分ほど待つと、ようやく流れが発生し始めた。これを待っていたかのようにキャスト再開。
このエリアは上げ9分〜満潮(わずかながら小休止)〜下げ始めまでが好調。潮が動き出して30分ちょいが限界。それを狙っていく。
やはり潮が動き出したところでライズ再発。
ライズがあがったちょい上流側にワンダースリムをキャスト。
投げること10分ほど。。。次の衝撃が伝わった。
ぐいっ!
やはりモアザンのような鋭さは残念ながらない。それでも十分に気持ちいい衝撃。
そして今回もまた、ドラグは悲鳴をあげ続け、ティップは水面に突っ込まされる。
安いロッドはバットの粘りがあまりないように思えるが、こいつはけっこうがんばってる。
たしかに周りのアングラーの評価もうなずける仕上がり。
(ただ、50UPを抜き上げるのはちょいと心配。ティップにあまり力がなさそうな。。。気のせい?)
今回も確実に50UP。十分に引きを堪能し、足元によったところでネットイン。
下げの潮が効きはじめて1発目。今日1の54cm。満足!
いやぁ、さすがにバチシーズンも終盤にさしかかっているせいか、十分体力を回復されているようす。
この引き、たまりませんな。。。
いつものように写真を収めてリリース。下げ始めたら時合いはあっという間に去ってしまうので、もたもたしている場合ではない。次の一本を狙う。
・・・・・・
予想通り、徐々に活性が下がっていくのが分かる。ライズの数が徐々に減っていく。
さらに気分転換にルアーの色を戻してみた。
徐々にライズが減っていく。
もうまもなく、本日の時合いは終了。
それでも最後の一本を獲ろうと、トリプルクロスを振りまくる。
そんななか、沖10mほどで度重なってライズが上がったポイントを通過しただろうあたりで、
ゴンっ!
そんなに待ちぼうけしたわけではないが、このアタリまでだいぶ時間がかかったような感覚があったが、とりあえずHIT。この引きを楽しませてもらう。
これまたよい撓りを見せるトリプルクロス。こりゃ、リザーブにおいておくにはちょっともったいないかも。
何度となく味わっているが、やはりこの引きはなんともいえない気持ちよさがある。
ロッドを引き寄せ、ラインを巻き取り、抵抗されて、ラインは出ていき、ロッドはギュインとしなる。
そんななか、足元まで引き寄せたところで難なくネットイン。
やっぱ色の違いはないですね。49cm
この時期、ワンダースリム無しでは隅田川には来れません。
ただし、色の差はやっぱりなさそうです。とりあえず、ワンダースリム70ならきっと出てきます。
さすがにほとんどライズもなくなったのでこのエリアは終了かな???
ということで、ちょこっと投げたところでこのエリアを見切り、先日下げの明暗で爆発した永代橋上流側に移動。もう十分といえばそうなのだが、せっかく来たのだからもうちょっと楽しみたい。ということで立ち位置を変えて再開。
前回のようにアップクロスに投げてロッドを立てながらデッドスローで引いてくる。
・・・・・・・・・・
おっかしいなぁ。。。前回ならこれで出てきたのに。。。
ま、前回いたから今回いるとは限らない。これが「釣り」なんです。
しばらくこのパターンで攻めるが、なかなか出てこないので、さらにちょこっと立ち位置を移動。
永代橋上流がわにある、運河筋の合流点のど真ん中に放り込めるよう、角に立ってみる。
永代橋の明暗と違い、まばらながらライズがでる。
そのライズを狙ってアップクロスにワンダーを投げ、さっきと同じようにデッドスローでリトリーブ。
が、あたりなし。。。
そんな中、岸際でモワっとしたボイル発生。
それを見逃さなかったのでそのさらに上流側に投げ、流れにのって下ってくるバチを演出。
コンっ!
来たぁ!
あたった直後に突っ込むような引き。グイグイっと突っ込む。
「おぉ!こりゃ、でけぇ!」
一瞬、期待が胸を躍らす。が、それはほんの数秒であった。。。
あれれ???このトルク。。。もしかして。。。
グイグイっ グイッ ググググっ
「あ、アカン、この感触。。。」
でもわずかな期待に賭け、引き寄せる。
が、やはりわずかな期待であった。
妙に胴体の上のほうについた胸鰭。しかも短い。この特徴は。。。
つ、ついに来ちまった。今年初の外道はボラっち。でけぇ!
これまたずんぐりと太ったボラッち。抜き上げるのに一苦労。
もちろんタモは使いません。ぼらの場合はたとえ80UPでもタモは使いません。
そのためにショックリーダは1mからひとひろ分くらいとっているのです。
今シーズン初の外道なので「とりあえず・・・」ってことで撮影。
その後、このエリアも完全に沈黙。結局終わってみれば7HIT5GETとトド級1本。当初の目的であるこのロッドのインプレッションは無事達成。
だいぶ特性をつかめました。まぁ値段の割りにはそれなりに仕上がってますね。
ま、私の1軍ロッドであるモアザンにはさすがに勝てませんがね。。。
来月は「ガブッチョ」で多数回出動要請がでることでしょう。自分自身が多数回出撃できるかはビミョーだが。。。
本日のタックル | |||
ロッド | Major Craft トリプルクロスTC-862L | ||
リール | Daiwa セルテート2500Rカスタム | ||
ライン | 東レ SEABASS PE1.0号+GrandmaxFX5号 | ||
HITルアー | ワンダースリム70 | ||
釣果 | 7-5 (最大54cm) +1ボラ(トド級) | ||
本日のポイント状況 | |||
後中潮 | 満:7:00/22:20 | 干:2:02/14:24 | ちょい濁り |
天候 | 曇りのち雨 風:東よりの風 |
5月14日(日) 隅田川
第3回ヒヨッシーズ釣り部会
本日は予定通り釣り部会を開催。
残念ながらまっちゃん、スギヤマさんは都合がつかず不参加。
代わりというか、すでに部員というか、本日はホダカさんが参加(おそらく今後も)。
今日は単に釣りだけをするのではなく、予告どおり月島は「五平」にて釣り前の親睦会を兼ねての出撃。
本日のポイントはここ最近好調の「隅田川」。ただし、このポイントは時合いが短い。
これを逃さないように予定を組んだ。見込みどおり行けば今日はもんじゃ焼きを食した後、日暮れ直後に時合いが来る。昨年からの経験ではこの時合いは9割がた的中。というか、外したことがない。(来れば必ずといってよいほど釣れます。釣れないのは・・・)
「この時期、この場所で、この時間」という限定がつくが、珍しくこの遊びで「必ず」ということが言える状況が出来上がる。
フッキングクラブは昨年の出撃である程度実感してもらっているが、肝心のヒヨッシーズはまだこのシチュエーションは未経験。今回は身をもって体験してもらうってのが主旨。
(ホダカさんは経験済みか。。。)
車2台で向かうのもなんなので、keyさんにはうちまで来てもらい、オデに乗り換えてホダカをピックアップ。そのまま3人で月島へ向かう。
向かうは「五平」。というか、いっぱいありすぎて逆に新規開拓するより馴染みの店に入ってしまうってのがホンネ。。。
五平は著名なシーバサーがけっこう出入りしており、Raparaの榎本氏なんかもよく忘年会などに使っている。五平の店長自身シーバサーなので、そういうところからのつながりというか、私も結局そういう口コミからこの店に出入りするようになった。。。
入って早速今日の大漁祈願に乾杯。ホダカさんはかなり腹を空かせていたようでガッツリと召し上がっていた。
もんじゃ焼きをつまみながら釣り談義。このお店はきっとこんな光景が珍しくないんだろうな。。。
それぞれに程よく腹を満たしたところで、予定より若干早いがお会計。
ホダカさんの勉強用に渡していた「ノット(ラインの結束)の作り方」の本が店長の目に入ったようで、店長から、
「今日は、これから行くんですか?いいですねぇ。最近は旧江戸が調子いいっすよ」
と。
まぁ、そっちも悪くないのかもしれないが、いまいち旧江戸まで出向く機会はないのでポイント開拓もすんでないし、今日はなによりもここから程近い場所で確実に出せる場所に出向くので、挨拶程度にその言葉を受けておき、いざ現場へ向かうことに。
駐車場に到着。ここはkeyさん、まっちゃんも一度来たことのある場所。
keyさんも駐車場に着いて「あ、たしかにここ来たことある」と。
ただ、あの時は時合いもパターンもなかった。単に「調子がよい」という言葉だけで来ただけだった。(もちろんそのときは全員ボーズ・・・)
今回はちょいと違う。これまで培った経験を十分生かし、あるタイミングで確実に出るパターンを堪能しに来た。間違いなく全員がボーズってことはありえない。
ポイントに到着。だが、さすがに早い。まだ活性があがる時間ではない。
ホダカさんはすでに二人で出向いたときに時合いを体験されているから知ってるということで、keyさんにポイントとパターンについて説明。あとは時が来るのを待つだけ。
時合いが来るまでは各々好きなように投げてみる。
(ま、結局バチが浮いてくるまでは期待できない)
ようやく日が暮れ、辺りが暗くなってきた。
私は水面をじっと見つめていた。あるモノを探していた。もちろんそれは、
「バチ」
やつらは決まって日が暮れはじめてから浮いてくる。それが浮いてきたかをずっと眺めていた。そして、
バチ発見!
ようやく5cmほどのバチがニョロニョロと水面を漂いはじめた。
これを見るや、keyさんに「バチが浮いてきました。そろそろです」と告げ、私はこのパターン一押しのワンダースリム70で勝負を挑む(以前はクリスタルアライブでしたが、最近はもっぱらコイツです)。
そして投げること5分ほど、ようやく一発目のアタリが来た。
が、そいつは乗らず。。。
「アタリ来ましたよ」
と伝えても良かったが、どうせこれから残りの二人も感じるだろうから、まずはHITさせてから、と、続投。
そしてそれから5分ほどしたところで、
ぐいっ!
ひったくるようなバイト。確実にフッキングが決まっている感触。
ロッドを軽く引き、間違いなくシーバスであることを確認。
二人がやや遠めでキャストしていたので、こっちではファイトに突入していることをアピールするようにやや派手目にやり取り。あえてえら洗いを爆発させる。
さすがにホダカさんも気づいたようす(keyさんは停泊船の反対側だったので気づかなかったかな?)
ドラグが悲鳴をあげ、50UPを知らせる。
手前に寄せてもなお深場に突っ込むような引き。
ラインが出ては巻き取り、ロッドをあおっては巻き、ホダカさんに「めちゃ楽しい!」をアピール。
せっかく複数人での出撃なのでホダカさんにタモを要請。無事ネットイン。
日が暮れ、早速出たのは今日1の53cm。
keyさんもランディングに気づいたようで、こちらに歩み寄ってきた。
「ほら、ワンダースリムで出たでしょう!」
というようなことを伝え、3人してバチパターンに没頭。
それからは怒涛のライズ炸裂。それを狙いすましてワンダースリムを通す。
この日、私のジンクスは珍しく外れ、ラッシュに入った。
わずかな時間をおいて、またも私のワンダースリム70にフッコがバイト。そしていつものようにその引きを堪能し、無事ランディング。
しばらくして沖の潮目から42cm。まぁまぁってところか
その後、私にもう1本HITしたが、残念ながらコイツは抜き上げ直前でバラシ。。。
(感じからして40半ばってところ)
さらに続投、ライズが出る場所を確認しながらキャスト。
しばらくすると、
視界の端っこに大きなアクションが入ってきた。
ホダカだ。
どうやら何かをHITさせた様子。リトリーブしながらそっちを見やる。何かがあがってきた。。。
ホダカさんにも来た。が・・・ ま、愛嬌ですな
ここ最近なかなか見る機会がなかったハネっ子(セイゴと呼ぶにも値しない豆っこ)。
ま、これも釣りなんですよ。
このエリアでこのサイズが出たことはないのである意味楽しませてもらいました。
その後、気を取り直して続投。
そしてコンスタントにHIT!そしていつものようにやり取り。
コンスタントに出るが、サイズが伸びない。37cm。
ホダカさんはここの楽しさをすでに経験している。そろそろkeyさんにきて欲しいところ。
keyさんは100%同じパターンで挑むということは少なく、この日使っているルアーはマリアの「ニュート」。これがkeyさん流。
もちろんこれでも出ないことはないと思う(私自身持ち合わせていないので実績はないです)
しばらくして、今回も視界の端っこにリーリングとは異なる動きが入ってきた。
ようやくkeyさんにもHIT!
ティップを水面に突っ込み、その引きに対抗している。
せっかくかけたのでタモ隊として、あがってくるのを待つ。ようやく魚体を確認。これまた40cm半ばといったところ。まぁぶち抜けなくもないが、大事にランディングしようとネットを差し出す。
そして無事ネットイン。
keyさんも久しぶりの出撃でキッチリGET。45cm。
前回の釣り部会以来、あまり出撃していなかったようで、久しぶりのGETでkeyさんも満足げ。
ホダカさんはがんばるがなかなか次のアタリが来ず。。。
さらにしばらくして、またもkeyさんにHIT!
これまた楽しそうなサイズっぽい。ということで再度タモ隊として出動準備。一度近くまで寄ったが、ロッドを置いていこうとちょびっと振り返り、ロッドをおいたところで再度振り向いたら。。。
key:「バレました。。。」
・・・そうですか、残念。
足元まで寄せてながら痛恨のバラシ。ま、こんなことはよくあります。
(事実、わたしもついさっきやってます)
しばらく投げ続けていると、活性がどんどん下がっていくのが分かる。
ライズ(捕食のために水面までシーバスが飛び出してくること)がなくなってきた。
それでも最後の最後までHITさせようと、ワンダースリムを投げ倒す。
そして、なんとかして、
クイッ!
開始直後ほどの勢いはなくなったがなんとかHIT!
引きはまぁ40cm前後。それでも出るだけありがたい。
その貴重な引きを十分に堪能し、やや強引ながら水面をシーバスが走ってる勢いを利用してそのまま抜き上げ。無事取り込み成功。
今日は結局このサイズ。毎日60UPは難しいか。。。
そして、コイツを最後に完全に沈黙。。。
結局、時合いは18時半〜20時の90分間。
この間、6HIT4GET(アタリはその他数回)。15分に1本の割合で魚を掛けれてたことになる。
前回もこの時合いで7HIT5GET。このエリアでこの時期はまぁこんなもんなんでしょうな。。。
(こうなるにもそれなりの経験が必要なのかもしれませんね。けっこう学んでますし)
その後、下げ潮が一気に効きだし、とてつもなく速い流れが河口に向かい出し、表層系のみならず、ボトム系ルアーですらあっという間に流されていく。
そんな中でもなんとか出そうと、上流側を探ってみるものの、まったく反応なし。。。
ふと眺めた佃の景色がなんとも綺麗だったので、とりあえず1枚おさめてみた。
永代橋と佃の高層マンション。いい眺めです。
いちおう釣りという自然を相手にする遊びでありながらも、こんなギャップもまたオツだったり。。。
残念ながらホダカさんは期待どおりのサイズ(80UP?)はGETできなかったが、とりあえず約束どおり「ボーズ無し」ということで、よしとしておきますか。。。
このエリア、今月いっぱい続きます。特に後中潮〜小潮(場合によっては長潮)が好調です。
本日のタックル | |||
ロッド | Daiwa more than shooting master 80L | ||
リール | Daiwa セルテート2500Rカスタム | ||
ライン | 東レ SEABASS PE1.0号+GrandmaxFX5号 | ||
HITルアー | ワンダースリム70 | ||
釣果 | 6-4 (最大53cm) | ||
本日のポイント状況 | |||
大潮 | 満:5:51/18:30 | 干:00:35/13:04 | やや澄み |
天候 | 晴れ 風:東よりの風 |
5月13日(土) 隅田川
雨ニモマケズ
せっかくの土曜日。なのに「雨」。
「あ〜ぁ、雨かぁ。。。今日は出撃できないな」
と言うのは一昨年まで。今は、
「よし、雨だ。ポイント独占!」
雨具を持ってしまえば、雨なんてなんてことはない。というか、むしろ雨が降った方が、以前私がそうだったように、出撃を渋るアングラーが大勢いる。
雨→出撃を控えるアングラー続出→ポイントがガラ空き→独占!→爆釣
これが雨の日に期待する理由。
濡れない術を手に入れれば、こんなに好都合なことはない。
(仮に多少濡れてもそう簡単に風邪ひきません。丈夫な体を授かったことに感謝。。。)
今日はせっかくの休日。ならば時合いを逃すってことはあまりにももったいない。
ということで少々早いが、日暮れ前にポイントに到着。なにせ満潮が日没に掛かるような時間帯にあるので、万一日暮れから爆発しないとも限らない。ということで18時ちょいすぎ。
ポイントに立った。
まだ明るいせいか、水面は静か。
さすがにまだ早いか。。。
とはいいつつも、辺りにはバチがちらほら浮き始めてる。
「もうすぐくるな。。。」
そう考え、今日は何からスタートするかを考える。
「よし、今日はやる気から。。。」
ということでヤルキスティックをチョイス。
他のシンキングペンシルとはちょこっと引き抵抗が違う。なんとなく重い感じ。
それでも表層を引くスピードを体得し、表層バチパターンを演出。
投げはじめて間もなく、静かだった水面に爆発音が響き始めた。と、その直後、、、
ゴンっ!
早速こちらにも来た。
ひったくるような明確なアタリ。さすがに既にフッキングは完成しているようす。
いきなりのHITから威勢がいい。飛ぶわ潜るわで大忙し(まぁある意味嬉しいんですけど)。
ラインを出されては巻き、さらに出されてはさらに巻く、ということを繰り返し、ようやく足元まで寄ってきたところで一気にごぼう抜き。40cm未満に比べれば、引きもそこそこ、顔立ちもなかなか立派といったところか。。。
ヤルキスティックで開始早々HIT。幸先よい47cm。
引きからすると50cmは超えてるだろうと思ったのだが、50UPにはあとちょこっとだけ足りない。
ま、その辺の微妙なサイズは当ってみるまで分からない。
釣り上げた個体をリリースし、次の一本を狙う。
下げ潮に入っているはずにもかかわらず、上げの流れが発生している。そう、ここはこんな場所。
私の読みではこういう状況がここ特有の時合いを作っていると思われる。
そんな上げの流れにワンダースリム70を放り込み、セルテート2500番のハンドルを1回転/秒程度のリトリーブ速度で巻いてくる。これがここ最近一番調子よいアプローチ。
すると。。。
ゴンッ!
さすが時合い!
通常なら下げ3分(下げて流れがだいぶ出始めたところ)なのだが、ここはそれに当てはまらない。
と、そんなことはさておき、とりあえずは目の前の1本に集中。
さっきと同じような引き。50cm前後を教えるかのようにスプールからラインが出ていく。
やっぱこの引き、サイコーです!
そんなことを考えながら、心の中ではにんまりしつつ(おそらく表情は真剣なのでしょう)、このやり取りを楽しみ、ほどよいところでランディング。
同じポイントで50UP。今日も爆発した!?
そこそこの良型連発!
こういうサイズが立て続けてくると、気持ちいい!
しかも新ルアー「やる気スティック」。こいつは春〜秋にかけてオールラウンド的ルアーになりそう。まずは春パターンを十分に堪能するだけである。
と、2本で満足することなく、さらなる1本を獲りにいく。
・・・・・・・・・・
が、一瞬活性が低下したのか、このルアーが早速も見切られたのか、不明な点はあるが、出なくなった。
そんなときは「ワンダースリム70」
こいつはここ最近のパターンで今一番強いルアー。
そいつで更なる1本を目指す。
ここのバチは大小いくつかの種類がいる。
デカニョロサイズの10cm強のダラダラ〜っと流されるもの、それから7〜8cmでちょこまかと動きの速いヤツ。どうやらこの後者のバチがメインで食われていると思われ、これにサイズ的に、動き的にワンダースリムが非常に近いと思われる。
しかもこのルアー、飛距離も抜群。
今月のMVLである。
さくっとワンダースリムをくくりつけ、再開。
もちろん狙うは沖の潮目。
岸際5m付近でも足元でもでるが、この潮目前後が一番でやすい。
そしてそこからややスロー気味に表層を引いてくる。バチが水面をニョロニョロと泳ぎまわっているように。。。
すると、出るんですな、これが!
クイッと右腕に小気味よい衝撃が伝わるとともに反射的にロッドをグイッと引っ張る。
まぁこういう場合、合わせなくても乗ってることが多いのだが、やっぱりアングラーとしては「自分で掛けた」という感覚を味わいたいのである。
ロッドは気持ちよくしなり、ラインは。。。小刻みに出て行く。
「あらら、サイズダウン?」
それでもこいつの引きがどんなモンかをしっかりと味わう。
が、意外と威勢がよい。
えら洗い炸裂!というか水面に全身飛び出して1回転。
(ちっさいけど、見ると興奮します)
さらにもう1回えら洗い!今度はテイルをばたつかせて水面をこちらへ走ってくる。
バーブレスフック(返しのない針)を使っているのでラインテンションを保つようガリガリと急いでラインを巻き取る(こういうときはあっさり距離が縮むのでやり取りが楽チン。ってもともとサイズが小さいか。。。)
さすがにえら洗い連発したのと、もともとサイズが小さいのもあってあっけない幕切れ。
ルアーを変えてサイズダウンの30cm後半。調子もダウン?
ま、こういうこともありますわ。
普段は似たようなサイズで群れを形成するのだろうが、バチに偏食している場合、みな表層でニョロニョロしているヤツばかり見ているだろうから、まわりの違う群れはどうでもよいのかもしれない。
「次は50UPを!」
という期待をこめて、再度ワンダースリムをキャスト。
だが、ライズの位置がちょいとずれてきた事に気づいた。
なのでこちらもちょこっとシフト。
お台場までの遊覧船のチョイ手前でライズが連発しだしたのを見て、そちらへキャスト。
投げること10分ほど。またもグイッと持っていかれる気持ちいい衝撃が伝わった。
やっぱり今回も沖の潮目。
以前どこかで書いたことあるけど、「釣れる場所には釣れる理由がある」
きっとここにもその理由があるんである。その理由に関してはだいたいの仮説が立っている。
(ま、仮説はひとそれぞれ。これが確信にかわるまで、試すとしましょ)
えら洗いを繰り出すが半身が飛び出すかどうか。結構引きが強く、ドラグをジージーと鳴らす期待の1本。
ヘッドシェイクを繰り出し、深場に突っ込むような引き。かと思ったら一気に浮上、そしてえら洗い。
そんなアグレッシブなやり取りを十分堪能。さすがに暴れすぎたのか、足元によったときは、「ごめん、勘弁して〜」とでも言いたげな顔で浮いていた。
「こりゃ、でけぇ!」
ためしに抜きあげようとしてみる。
「あ、あかん。こりゃ無理しないでおこっと。」
ということでタモをさし出し、ネットイン。
サイズアップ56cm。いい引きしてます。
いやぁ、満足!!
ほんっと気持ちいいです。
惚れ惚れする顔つきに満足しつつ、さすがに頑張らせすぎたので、いつまでも眺めていたい気持ちを我慢してリリース(あまり弱らせた状態で陸にあげっぱなしにすると逝ってしまいそうで。。。)
これでも確かに十分であるが、でも獲れるときには獲れるだけ獲ったほうがよい。
ということで、さらに続投。
違うサイズの群れが混在しているようだが、それでも同じ場所には似たようなサイズがいるはず。
ということで、この場所にて更なるサイズを狙う。
同じようにワンダースリムのスロー引き。表層を意識したリトリーブ。
沖の潮目から流れに乗せてのリトリーブ。そうすると、、、
出る!
すぐさまえら洗い炸裂!
出来れば激しいバトルを行いたいが、えら洗いが出るとどちらかといえば、ロッドをあおってえら洗いをあえて誘発するより、かわすようにロッドを寝かして対抗してしまう。
寝かせば深場へと突っ込み、堪えるようにロッドを立ち上げると、急浮上で水面を荒らす。
なんとも暴れん坊である。
そんなヤツもしばらくやり取りしていると、だいぶおとなしくなり、足元での最後のひと暴れをかわし、用意していたタモ網にネットイン。
いかつい顔が網目に押さえつけられ、ちょっとミジメ。。。
かわいそうなので網から取り出す。
今日1の61cm。久しぶりのスズキさん。気持ちええぇ!
見て見て!この顔っぷり!
さすがスズキさん。いい顔してます。
いやぁ、今日はなかなか調子がよい!
このエリアに来たら確かに数的にはこのくらい取れたりすることはあるが、確実にでてくるものの、サイズはいまいちだったりすることがよくある(っていっても十分引きは楽しめますけど)
しばらく眺めた後(もちろん眺めているあいだはにんまり)、丁寧にドボン。。。
なんとも気持ちよい瞬間だった。
さらに続投、が、しかし。。。
このあたりで一気に活性は急降下。
ライズはポツリポツリとしかでなくなり、下げの流れが十分に効きだしてからは完全に沈黙。
ここに通って何度も経験したものだが、それでも「今日は出るかも」と粘ってしまう。。。
が、ある程度のところで見切りをつける。
「もう、今日はここで出ない」
と。
それを見切ったのが21時。
次どこに行くかを考える。
有明? ノー!
芝浦運河? 雨水の影響(塩分濃度)が出やすいのでノーだな。。。
天王洲? うーん。。。最近調子いいらしいけど、ノーかな?
お台場? うぅ、、、やっぱここかな?
ということで、最近豊洲の再開発で新たに出来た道路をとおり、13号地へ移動。
(今度はこの道路界隈に築地から市場が移ってくるようです。これも時代の流れか。。。)
ポイントに到着。
さすがに雨ということもあって、潮風公園はアングラーどころかカップルもおらず、
ほぼこのエリアを独占。
東よりの風が下げ潮の勢いを増し、その潮流はうまいこと桟橋にぶつかっている。
どこかで「東京湾は東よりの風に弱い」と見聞きしたことがあったが、すべてがそれに当てはまるわけではなく、ポイントによってはそういう状況に強い場所もあるのだ。
この風、潮流を利用し、桟橋の角にワンダースリムを放り込む。
が、思いのほか風が強く、ワンダースリム70では届かない。
ならば、先日同様ノーマルのワンダー80で勝負するか。。。
ってのも芸がない。
ということで、今日はここ最近よく試している「やる気スティック」が登場!
コイツはかなりの細身であるため、飛行中の風による抵抗が少ない。
それでも風に乗せるとあらぬ方向に飛びかねないので「ビシッ!」とロッドを振り下ろし、直線的に桟橋を狙う。
サミング(ライン放出量の微調整)を使い、ラインスラッグがいい加減に桟橋によるように調整。
だが、まだまだサミングがうまいこといかず、やる気スティックは常夜灯で照らされたど真ん中に着水。
それでも時々会心の一投&絶妙なサミングでうまいこと角に到達することがある。
何投かに1回でる絶妙なキャスティング(自画自賛??)で、「ここぞ!」とばかりに慎重にトレース。
桟橋に潜りすぎず、明部にですぎず。「ここに通したらでるだろうなぁ」というイメージをアタマに描いて引いてくる。そして次の瞬間、
コンッ!
はじくような衝撃。桟橋に引っかかったものではない。
明らかに捕食されたという感触。いわゆる「アタリ」だ。
反射的にあわせる。そしてその次の瞬間にはお決まりのヘッドシェイクが水中からラインを通して伝わる。
感触は気持ちいいのだが、どうもいまいち。
力強さがない。
強引に桟橋から引き剥がそうとするとこちらの力のなすがまま、すぐ寄ってきた。
ありゃりゃ。。。こりゃ、せいごちゃんだな。。。
とりあえず遊びはするが、あっという間に足元までより、そのまま一気にランディング。
桟橋2本目の橋脚についてたのは36cm。これは期待はずれ
先日2桁GETしたときとほぼ同じ。
一番よさそうな場所から出てきたのはセイゴさん。
魚に限らずたいていの動物ではよくあることだろうけど、強者≒体の大きいものというのが自然界の掟。つまり、ここで言いたいことは「一番おいしいポイントにこのサイズが着いているということは、それ以上のサイズは期待できない」ということである。
あれだけ桟橋際をタイトに通して、このサイズはさすがに厳しい。
さすがに雨が降る中でこれ以上の引きを楽しめないのなら。。。
ということで、まぁトータル9HIT6GET。まずまずの成績なんでないかな?と満足して今日はこれにて納竿。
当初の予定通り、明日は月島でもんじゃを食ってからの出撃。
腹が減っては戦は出来ぬ!
なーんてね。。。
本日のタックル | |||
ロッド | Daiwa more than shooting master 80L | ||
リール | Daiwa セルテート2500Rカスタム | ||
ライン | 東レ SEABASS PE1.0号+GrandmaxFX5号 | ||
HITルアー | ヤルキスティック ワンダースリム70 | ||
釣果 | 9-6 (最大61cm) | ||
本日のポイント状況 | |||
大潮 | 満:4:20/18:07 | 干:11:15/23:37 | やや澄み |
天候 | 雨 風:北東の風やや強め |
5月12日(金) 隅田川
湾奥アフター5
GW明け、いきなりギアはトップに入れるつもりはなかったのだが、どこかのバカのおかげで入れられてしまった。。。
まぁ文句はいくら言ってもキリがないが、言っていても気分悪くなるだけなのでてきとーなところで忘れておく。
月〜水はほぼ終電だったので、昨日はkeyさんが近くまで来てたので久しぶりのサシ飲み。
そして、今日は金曜日。月から水まで徐々にギアアップしようとしたのに一気にトップに入れられたので、今日はさっさと上がらせてもらう。試作手前のちょっとした休息。これは有意義に過ごさせてもらう。
もちろん有意義にというと。。。
「釣り」
でしょう!
別に金曜日は「飲み」って決まってるわけではない。それぞれに楽しめる週末であればよいんである。
金曜日は職場の人はいろんな物を持ってきている。
定時間日である金曜にみなそれぞれの趣味を楽しむためだ。
特に多いのはテニス。金曜はテニスラケットを机の横に置いている人をよく目にする(なんでも職場でテニスサークルみたいのができてるので。。。)
私は残念ながら高校3年のときに「私にはテニスは不向き」ということを悟っているのでこのサークルに入ることはありえない。
そのかわり。。。
「釣り道具、持って来てます。。。」
ま、テニスラケットもってくるのも、釣竿持ってくるのも大差はないでしょう!
(そういや、前の職場ではゴルフクラブ持って来てた人もいましたし。。。電車通勤だから仕方ないか・・・)
朝から会議詰めでうんざりしながらその最後の会議もやや(というか、かなり)伸びて18時過ぎに退社。
急いで駅に向かい、東海道線で東京駅へ向かう。
以前なら品川で山手線に乗り換えていたが、今日はそことちょっとポイントが違うので東京駅まで。
しっかし、毎度のことながら、
「釣りに行くのに、電車かよ!?しかも東京駅?」
さらに東京駅で乗り換え。向かうは「京葉線」。
新幹線の改札を通り過ぎ、一番奥の京葉線乗り場までむかう(よく考えたらあの距離あるくならポイントへまっすぐ歩いていっても同じ時間だったかな?)
そしてたった一駅だけ乗り、「八丁堀」で下車。
(ホント、こうやって考えると、釣りポイントって東京のど真ん中なんだなぁ。。。)
普段は車で向かうのである程度(というか、かなり)地図はアタマに入っているのだが、突然地下から浮上してくると、西も東も分からない。
仕方ないので近くにあったコンビニに入り、小腹満たしにおにぎりを買い「佃方面はどっち行ったらいいですか?」と聞き、その説明を聞いて少し歩くと気付けばいつもよくみている景色になった。
いつものように遊歩道を歩き、ポイントに到着。
まずは足元を見てみる。すでにバチはウヨウヨ。そして、
ボシュッ! ボシュッ!
ライズ連発!
既に時合い到来。
「やべっ!急いで準備しなきゃ!」
ということでカバンからレッドシャフトとを取り出し、慌ててセッティング。
このエリアで一番調子良いワンダースリム70を取り出し、沖に1投
ゴンッ!
さすが!一投目でHIT。
ドラグが断続的に鳴る。様子からして40cm前後。
硬い仕上がりのレッドシャフトだが、やり取りしている間は気持ちよく撓る。
「いやぁ、金曜の夜は飲むだけが楽しみではないんですよ!!」
と、特に考えてたわけではないが、やり取りしている中、エラ洗い炸裂!
そして直後。。。
残念ながらバレました。。。
相変わらず、この辺のやり取りは上達してない。
というか、エラ洗い出される前に追い合わせが入れれてなかった。
どちらに首を振るか分からないエラ洗いではしっかりフッキングさせていなければあっさりと外されてしまう。
ま、外されたのはしかたない。次を獲るだけ。
まだ、周辺ではボイル連発。まだ時合いは終わっていない。
次の一本を求めてさらにロッドを振りかざす。
そんな中、10分そこそこ投げたあたりで、
コッ!
また来た。反射的にロッドを振り上げる。
後追いでロッドにヘッドシェイクらしき振動が伝わる。無事フッキングした。
念のため、深場に突っ込んだ隙に追いあわせを大きく、ガツンとかます。おそらくこれでガッチリフッキングした。
岸際から10mほど離れた辺りでエラ洗い炸裂。
エラ洗いというより、空中に魚体丸出しで飛び上がってきた(丸子でよく見る光景です)。
なかなか威勢のよい個体。こういうやり取りは興奮する。
こちらはバラすまいと丁寧にやり取り。
残念ながらタモは持ち合わせていないので、ようやく寄ってきたところで、タイミングを合わせて一気にぶっこ抜き。
威勢のよい一本。サイズにして40cm半ば。気持ちよかった
いやぁ!気持ちいい!
熱いバトルはサイズがでかいヤツとだけではない。
飛んで跳ねて、潜って。やる気満々であれば(そこそこ引けば)40cm台だって楽しいんである。
やり取りが熱かった分、体力をけっこう消耗しただろうと、写真を1,2枚ほど収めてリリース。
しばらく投げてみるが、アタリはするものの、乗らず、徐々に活性が下がっているのが手に取るようにわかる。
ライズが徐々に減ってきている。
そしてそれから30分。完全に水面は沈黙。。。
こうなってはイージーなパターンは望めない。
一本つけて考えてみる。
「せっかくだし、歩いてみますか。。。」
そう、今日は車での出撃ではない。
電車での出撃。この辺りは地下鉄がしっかり整備されている。ならば、歩いてみましょう!
ということで隅田川界隈を散歩がてら釣り歩き。
歩いてみて
「お!ここ良さそう!」
ってポイントをいくつか見つけ、投げてみる。
が、すでにここらも活性が下がったようで出ない。
結局、ホントの河口域まで歩いてしまった。。。
勝鬨橋上流側。釣りとはアンマッチな風景だが。。。
手前の高いビルと、右側にある2本マンションの間に見えるハープ橋が佃の中央大橋。
(けっこう歩きました)
そして今日の最後のポイントはここ↓
勝鬨橋。綺麗さからしたら永代橋の方が好み。
ここなら大江戸線勝鬨もしくは築地市場駅で帰れる。
まずは携帯の駅探で何時までできるか終電を調べる(さすがに終電は逃せません)
まぁ干潮時間を考えると十分帰宅できる。
しばらくタバコをふかしながら水面を眺める。
活性は低いが5分おきくらいにボイルは発生している。
「なんとか一本獲れるかな?」
ということで橋の下に入って再開。
しばらく投げるがやはり活性が低いのが分かる。
ただ、
ライズが出る場所は比較的同じ場所。これはおそらく同じ個体が定位していて流れてきたバチを食っている証拠。何度かそのライズを見て、その個体の特性がなんとなく分かった。
ライズが出るまでは多少時間がかかるが、一回でると、2〜3回立て続けに出る。
ならば、これを狙ってみよう。
ということで、いったんライズがでるまでタバコをつけて休憩。
沖で出ても耐えれるよう、飛距離を稼げるヤルキスティックを装着して待つこと5分ほど。
やはりライズが出た。しかもやや沖目。
ここぞとばかりにその10mほど上流に投げ、バチが流されるように引いてくる。
これが見事的中!
ゴンッ!
っしゃー!!
狙ったとおりに出るって事ほど嬉しいことはない。
すぐさまエラ洗い炸裂!が、しっかりフッキングしていたおかげか上手くかわし、尾鰭を水面に叩きつけてこっちに寄ってきたのでそれを上手いこと利用して一気に距離を縮める。
後は足元で最後のひと暴れをかわし、無事ランディング。
ライズ発生してすぐ、その上にヤルキスティックを通して。50cmくらい。
いやぁ!気持ちいいっ!
狙ったとおりに出た。
とろけそうな感覚が体中に浸透していくのが分かる。
こりゃ、完全に「中毒」ですわ。。。
それこそコイツを抱きしめてやりたいところだが、そんな事をするとあっという間に死んでしまいそうだし、今日は電車で帰らねばならんので、臭くなること確実だし、いつものとおりそっと(ドボンっと)その場でリリース。
その後はさすがにもう潮どまり(干潮)ということもあり、ライズはほとんど続かず、さすがに電車で帰るので、あまり遅くになると渋谷からの大混雑に巻き込まれそうなのでこの辺で納竿とした。
竿をしまい終わって、とりあえずタバコ一本つけてから帰ろうと、川筋を眺めていると、その奥にある夜景がかなり綺麗だったのでとりあえず一枚おさめてみた。
築地市場の奥に東京タワー。いい夜景ですわ。。。
これも東京の夜のひとつの楽しみ方なんですな。。。
本日のタックル | |||
ロッド | Rapara CDES66 | ||
リール | Daiwa トーナメントエアリティ2506 | ||
ライン | 東レ SEABASS PE1.0号+GrandmaxFX5号 | ||
HITルアー | ワンダースリム70 ヤルキスティック | ||
釣果 | 3-2 (Max50cmくらい) | ||
本日のポイント状況 | |||
大潮 | 満:3:53/17:22 | 干:10:43/23:01 | やや澄み |
天候 | 曇り 風:北の風やや強し |
5月3日(水) 隅田川
下町の遊び方
東京の遊び場は新宿や渋谷、お台場だけではない。
これまで何度かやってみたいと思っていたが、なかなかやる機会がなかったことをやってみることにした。
まずは下の写真を見てもらうとしよう。
釣り以外の楽しみは・・・
そう、先に書いたけど、ここ最近は「隅田川」がめちゃ好調。
ただ、このエリアは釣り以外にも楽しめる場所がある。
もんじゃ焼き!
このエリアで釣りだけを楽しむのももったいない。
せっかくなので月島名物も堪能してみる価値あり。
何度か月島にはもんじゃ焼きやお好み焼きを食べに来たことはあった。
ただし、そのときは「釣り」なんてものを考えていなかったころ。。。
ここ最近よく行く場所はここ↓
よく行くお店は「五平」。著名シーバサーも顔出したりしてます。
東京都中央区月島3-16-10
TEL.03-3532-6925
[営業時間]
平日:pm4:30〜pm11:00
日・祭日:am11:00〜pm11:00
定休日:年中無休
五平天、五平もんじゃは一度食べてみる価値あります。
そして、お酒が抜けるまでは。。。
言うまでもないが、やっぱり
「シーバス釣り」
でしょう!!
ということで、今日も昨日調子よかったポイントに立つことに。
調子よかったのはこの場所↓
涼しい夜風に吹かれて。。。ほろ酔い気分でいい感じ。
こんな場所でも釣れちゃうんです。
ただ、お店に向かった時間がちょうどこれから晩飯時ってところだったので、並んで待たされたのと、ちょこっと飲みすぎ/食いすぎで、今日も時合いを逃し気味。。。
そんな中でも4HIT。
ただし今回は食いが浅く、獲れたのは1本のみ。
今日もまたちょいと時合いは逃したが、最低ノルマは達成
その後、時合いは過ぎ、この4HITのみで終了。
ま、4回やり取りができただけありがたい、と言うことにしておこう。
さて、来週末は大潮。
ただ、どちらかというとその翌週明け辺りが一番調子良さそう。
(って、そんなこと言いつつも、結局週末も出るんでしょうけど)
というわけで、週末はちょこっとイベントを企画(ってイベントってほどでもないですけど)
5月14日(日)築地の潮汐
独断ながら「ヒヨッシーズ第3回釣り部会」のお知らせ
日時:5/14(日) 16時ごろ〜
スケジュール:16時半ごろ〜 月島(もんじゃ焼きで腹ごしらえ)
18時半ごろ〜 佃周辺(バチパターン爆釣)
21時過ぎごろ 納竿→解散
お暇な人は連絡ください。道具の準備もあるのでお早めに。。。
本日のタックル | |||
ロッド | Daiwa more than shooting master 80L | ||
リール | Daiwa セルテート2500Rカスタム | ||
ライン | 東レ SEABASS PE1.0号+GrandmaxFX5号 | ||
HITルアー | ワンダースリム70 | ||
釣果 | 4-1 (40cmちょい) | ||
本日のポイント状況 | |||
後中潮 | 満:5:51/20:00 | 干:00:35/13:04 | やや澄み |
天候 | 曇り 風:南の強風 |
5月2日(火) 隅田川
覚醒
昨日は残念ながら時合いを逃した。
いちおう最後の最後に間に合ってはいるが、それでも2本HITさせてパタッと止まったというのはほぼ逃したといってもよい。
そう、この遊びは時間が大切なんである。
フラ〜っと立ち寄って投げたら釣れるというものではない。
潮位、流れ、風、光、水質、水温、、、
いろんな要素を考えてポイントを選ばねばならない。
昨日はその要素が絡み合ってシーバスの活性が最高潮に達する時間を知っていて逃してしまった。
だから今日はさっさと出撃。
時合いはそう何度も逃していられない。
小雨が降るなか、そろそろよい時間だろうというところでポイントに立ってみる。
さすがに雨が降っているせいか、あたりにアングラーは少ない。ぎゃくにこれは好条件。人が出るのを億劫がる日の方が、自分自身楽しむにはちょうどいい。ポイントが独り占めできることがよくある。
雨具があれば問題ないのに、多くの人は雨を嫌がる。(だから逆に雨の日はソワソワする)
ポイントにつく。
期待していたほど多くはないが、確かにライズは出ている。
ただ、今日はいつものようにワンダースリムからのスタートではない。
実は先日、たまたま立ち寄った釣具屋に以前から気になっていた新作が並んでいた。その名も、
「ヤルキスティック」
東京シーバスネットの管理者である村岡氏が開発したものだ。
とりあえずこいつの実力を知りたいというのもあって、今日はあえてコイツからスタート。
ただの棒状なのでにょろにょろなどに近いバチパターンに強そうなルアーであるが、村岡氏いわく、「これは春、夏、秋と全ての季節に強い。ヨレヨレを使いこなせる人なら分かる」とのこと。
ふーん、まぁ使いこなせてるかって聞かれるとびみょーだが、それでもヨレヨレの凄さは知っている。
春、夏、秋、とヨレヨレでの出し方も知っている。なら、ある程度楽しめるかな?
まぁそうはいってもバチパターン、とりあえずは表層をヨレヨレ〜っと通してくるだけ。
とりあえずキャストしてみる。その飛距離に驚いた。たかだか8gしかないのに驚くほどの飛距離。そのスリムなボディは他のルアーより空気抵抗がないおかげだろう。いきなり沖の潮目の奥に着水。
そして3投目、またも潮目の奥に着水。
コンッ!
やはり!
バチパターン特有のついばむような浅いアタリ。
軽くあたったところで一瞬引き抵抗がなくなるような感触が残るが、それに合わせを入れるとそこにはすでにヘッドシェイクしている振動が伝わってくる。
ドラグは断続的に啼き、ラインがほどほどに出て行く。
まぁ40cmちょいってサイズ。
ラインが出たり、巻いたりを繰り返し、足元に寄ったところでタイミングを見計らい、そのままランディング。
やる気スティックに早速HIT!44cm
さすが「ヤルキスティック」
スティックという名がつくだけある細身のボディなのでこのバチパターンにはマッチザベイトとなっているのだろう。春のバチパターンはやはりこういう細身ペンシル系が強い。
今日は時合いが始まる前から来たつもりだったが、来た途端始まっていた。
「こりゃ、ヤバイ。。。もう来てた」
そう思い、獲れるうちに獲っておこう、と、さっさとリリースし、次を狙う。
しばらく投げていると、やはり同じエリア(沖の潮目からちょい出たところ)でHIT。
が、フッキングが浅かったのか、エラ洗い一発でバラシ。。。
せっかく掛かったのだから是非とも連れて返ってきてほしいところだが、相手も生き物。すべてが思い通りに行くものではない。
しばらく投げていたが、10mほど隣の方でライズが連発するようになったのでちょこっとシフト。その正面に立ち、上げの流れに乗せるように、河口側にキャスト、その流れに乗せて引いてくる。
通常のキャストはどちらかというとクロスもしくはダウンストリームキャスト(流れに対して直交、もしくは下流側に投げること)が一般的なのだが、この時期はバチが流されてくるシーンを演出するアップストリームキャスト(流れの上流側)がいい。
潮流に漂うように引いてくると、、、
ゴンッ!
やはりバチパターン、このトレースが調子良い。
アタリは相変わらず小さい。が、合わせを入れた途端ヘッドシェイクが伝わる。
そしてそこから一気にドラグが聞き出す。50UPを知らせる引きに対応。
いつものごとく、巻いてはラインが出され、巻いては出されを繰り返し、ほどよく楽しんだところでランディング。
やる気スティックに続出!48cmとちょい期待はずれのサイズ
ヤルキスティックすげぇ!!
と言っても、この時期は前にも書いたとおり「割り箸投げても釣れる」時期なのでなんでも釣れるってのが正直なところかも。
東京シーバスネットを見ると書いてあったけど、なんでもヤルキスティック発売時のフックは#10のフックサイズなんだとか。それはこのバチパターンにあわせたフックサイズのようでフックサイズを下げることによってレンジキープが安定するんだとか。夏、秋のパターンは1サイズあげた#8が適合サイズらしい。
と、それは夏以降に試せばよいことで、とりあえずはこのコンディションでバンバン獲っていければよい。
さらに投げること10分ほど。
1バラシした直後に再度HIT!
相変わらずスロー引きのバチパターン。
ランディング手前で魚体を見て、「ま、こんなモンか。。。」と、慌てず、焦らずランディング。
やる気スティックやる気満々!が、サイズダウン
徐々にサイズダウンしてくるのは仕方ない。大きい個体がいいポイントを押さえているので、そいつがいなくなったところで小さいのが出てくる。
なので、これを知っているなら最初のキャストが大事だったりする。
さらに続投
だんだん魚の活性が下がる気配を感じる。徐々にライズが減ってくる。そんな中、
コンッ!
さらに1HIT。だが、残念ながらヘッドシェイクでバラシ。相変わらず食いが浅い。
・・・・・・・・・・
このあたりからヤルキスティックで出が悪くなったので1サイズダウンのここ最近好調のワンダースリム70にチェンジ。潮目が消えかかっているところにキャスト。
10分ほど投げたところで、
コッ!
時々ライズがあがっていた真上を通したところで小さい衝撃が伝わった。
反射的にロッドをあおり、無事フッキング。
フッキング直後から断続的にドラグな鳴る。まぁ40cm前後と思われる引き。
やはり活性が下がってきたところで出てくるのはサイズがよろしくない。
まぁそれでもその一本とのやり取りは楽しませてもらう。
いつもと変わらないがその生命力を堪能したところでランディング。
上げ〜満潮時合い最後の一本。得意のワンダースリム70で
ようやく4本。まぁこの時合いとしてはこのくらいがちょうどよい水揚げ高かな?
この一本で完全にこのエリアは活性低下。ライズはほとんどあがらなくなった。
それでもしばらく投げ続ける。が、やはり昨年から何度か目の当たりにしているとおり、辺りは静かになった。
さて、ポイントでも移動しようか。。。
だけど、、、何処へ?
芝浦はあんまり調子よくなさそうだし、有明は封印中だし。
お台場?
うーーーん、悩む。。。
ちょこっと考えてみた。
隅田川ってホントに上げしか通用しないの??
そんなことはない。
きっと下げだって調子いいはず。
ここの下げの流れはけっこう速い。
シーバスは流れの速いところに着く習性を持っている。
上げであれだけ出てくるなら下げだって出てくるはず。下げ用のポイントがあるはず。
ちょこっと探ってみますか。。。
さて、何処にしよう。。。
あ!とりあえずそこの橋際にしてみるか。。。
ということで、上げポイントのわずかながら上流側、永代橋に向かってみることに。
歩くこと3分。暗がりの橋脚上流側に目を凝らしてみるとアングラーが立っている様子もない。
そそくさと永代橋の橋脚下にエントリー。
ここはちょうど運河筋からの流れが合流する場所。なかなかよさそうなポイントだ。
とりあえず橋脚の明暗に沿ってトレース。
だが、出ない。
有明のようなパターンならこの明暗際に沿ってトレースすればバコバコ出てくるのにここは何でか出てこない。
「居ないのか!?」
だいぶ流れが速くなってきたところで運河筋からの合流でヨレができている辺りで小さな捕食音が聞こえてきた。なのでそっちに向けてキャスト。アップクロスのバチパターン。でも出ない。
魚は居るはず。でも出ない。
何かが違う。
そう感じたので、アプローチを少し変えてみる。
それまでは流れよりやや速く泳いでくるバチをイメージしてルアーを引いてきたが、ややスピードチェンジ。
ロッドを立てて、ほとんど流れに乗ってるだけのようなデッドスローリトリーブ。
しかし、これが的中!!
コンッ!
さっきの満潮間際のパターンよりアタリは小さいが、明らかに生命体による衝撃。立ち上がったロッドをさらにクイッと引き上げる。
出た!
途端に深場に突っ込むような引き。
一瞬、不安がよぎった。。。
「も、も、もしかして、、、ボラっち??」
シーバスの場合、ロッドを立てた状態でやり取りすると、しばらくは突っ込むような抵抗を見せるが、潜っても異物が取れないと判断すると一気に急上昇、エラ洗いを見せる。が、今回はちょっと違った。
ドラグはこれでもかってほどに悲鳴をあげ、ラインがどんどん深場に出て行く。
それでもジャカジャカと巻き上げ、ようやく足元に寄ったところで突然、
バシャバシャ!
エラ洗い炸裂!
シーバスと分かったところで丁寧なやり取りにチェンジ。
魚体も確認できた確実に50UP。さすがに抜きあげれそうになかったのでタモを取り出し、一瞬バテたすきにタモをさっとかざしてネットイン。
ホダカお気に入りのワンダースリム70に今日1の56cm!
いやぁ、いいサイズですわ。
そんなにでっぷりとした魚体ではないが、その引きの強さはベイトをどっさりと食べ、体力を回復している証拠だ。やはり50cmを超えてくると顔つきが立派です。
しばらくその魚体を眺めたところで、丁寧にリリース(といっても際にドボンっですが。。。)
どうやら明暗際に沿うようにスピードを調整したリトリーブより、ホントにバチが流されるようなデッドスローの方が調子よいらしい。
これを知ってからは怒濤のラッシュが始まった。
次の一本はこれまた50UPだったが、無理に引っこ抜こうとして抜き上げ最中で運悪くフックアウトでバラシ。
その5分後、さらにHIT。
今度は丁寧にやり取り。その一本前で無理に抜き上げた反省もあり、丁寧にタモで取り込み。
橋の上から見ていた仕事帰りのサラリーマンが降りてきて、
「おお!立派だねぇ!こんなでかいのが釣れるんだ。。。」
と近寄ってきたのでしばし話し込み、ちょうど話しついでに写真を撮ってもらった。
上流からバチが流れてくるシーンを演出して55cm。
サラリーマンが帰ってからもアップクロスのデッドスローでショートバイトに集中。
そしてまた一本追加。
上流から流され、明暗にかかったところでバイト。53cm
それまでのような怒濤のラッシュがだいぶおさまったが、それでもまだ出る場所ではライズが出ている。
ヨレのポイントでさっきから出ていたライズポイントを通したところで小さいバイト。反射的に電撃フッキング。
これまたドラグがジーーーーッと悲鳴をあげている。
40UPしていればそこそこ引きは楽しめるけど、このようにドラグが利きまくってのやり取りはホント楽しい。
出ては巻き、巻いては出る、を繰り返し、十分楽しませてもらったところでネットイン。
ぱっくりワンダーに食いついた50cm。ワンダースリム最高!
ショートバイトにすばやく反応でき、電撃合わせが入れられた(?)ようなフッキング。口の先っぽ、上あごにフッキングしているのはけっこう珍しい。しかも一番硬い部分を貫通していた。
(シーバスは口の周りに神経がないようでフッキングしても痛くはないそうです。ホントかは知りませんが・・・)
ガッチリ中から外から掛かってます。いい顔してますわ。
いやぁ、気持ちいい!!
1、2本GETしたって楽しいのに、これだけ陸っぱりで釣れるとかなり楽しい。
しかもどれも十分引きを楽しめるサイズばかり。
今日はかなり当りな日です。
だが、さすがにこの時期、上潮ポイント同様、時合いはそれほど長くはない。
あたりは多いが乗らず、乗っても1秒か2秒そこらであえなくフックアウト。
そして、それ以降アタリがでなくなった。
まぁとりあえず満足できたので今日はこの辺にしときますか。。。
ということで、隅田川を後に。。。
オデに乗り、今日の写真を見て独り反省会。というか写真を眺めながらにんまりしている自分がいる。
ただ、ふと気になったことがあった。
「隅田が調子よいのはわかった。ただ、前よかったポイントはどんな感じなんだろう?」
この時期、シーバスはどんどん湾奥へ突っ込んでくる。
沖に近いところから多摩川、隅田川、荒川、江戸川方面に入ってくる。
ではその前のポイントはもう終わっている?
それをもう少しだけ試してみたかった。
あと30分だけ。
あとひと探りだけして帰るとしよう。
ということで懲りずに急遽13号地に移動。
もちろん封印しているので有明ではない。先日から調子よかったお台場は「潮風公園」。
今日はここ最近強かった南風とうって変わって、久しぶりに北風が吹いていた。
だからこそここに来たってところもある。
南風だと桟橋突端に寄せにくいからだ。
北風、もしくは東の風が吹くと下げ潮と向きがあうこの場所は今日のような天候には最適の場所。
風に向かってキャスト開始。潮と風によるスラッグが桟橋突端をかすめるようなトレースを可能にする。
前回のパターンでは微風だったのでワンダースリムやニョロニョロで勝負していたが、今日はやや強い向かい風だったのでワンダー80で勝負。
そして、やはり出た!
ゴンッ!
風と潮でスラッグが突端をかすめた直後だ。
引きはやや小さいが、それでも断続的にドラグが利く。感じからして40cm程度。
桟橋奥に突っ込もうとしたラインの出方だったので、スプールを左手でおさえ、強引にストラクチャから引きずり出す。
そして常夜灯下でてきとうに遊ばせてもらったところで無事ランディング。
桟橋をタイトに通して出た!やっぱコースが良いと出ます!
どうやらあれだけ美味しい突端のポイントでこのサイズってことは桟橋一帯にはあまり大きな個体はついていない様子。と、それはたまたまなのか、これからまた大きな個体の群れが着くのか、これはそのポイントにまた立ってみるまでは誰にも分からない。
とりあえず、ヒットを打ちたかったらバッターボックスに立つことが大事なんですな。。。
しばらく投げてみるものの、あたりはその後少なく、潮もだいぶダラダラ感が漂ってきたので今日はこれにて納竿。
ここ最近スローよりミディアムリトリーブが主流になっていたが、デッドスローのバチパターンを学び、またひとつ成長できた日となった。
とりあえず、結果といい新発見といい大満足。これからがまた楽しみとなった。
本日のタックル | |||
ロッド | Daiwa more than shooting master 80L | ||
リール | Daiwa セルテート2500Rカスタム | ||
ライン | 東レ SEABASS PE1.0号+GrandmaxFX5号 | ||
HITルアー | やる気スティック ワンダースリム70 ワンダー80 | ||
釣果 | 13-9 (Max56cm) | ||
本日のポイント状況 | |||
後中潮 | 満:6:17/20:49 | 干:01:06/13:44 | 雨濁り |
天候 | 雨のち曇り 風:北よりの風 |
5月1日(月) 隅田川→芝浦→お台場
時合いの大切さ
「遊び始めると止まらない」
これが、私とホダカ(それからクロも。。。)
地元にいるときはいっつもこんな感じ。そして最後にはホダカの部屋のコタツでzzz
先日、再会して以来、堰を切ったかのように怒濤の釣行のお誘い。
そして、それは今日もその例から外れない。
ホダカさんからメールが届いた。
「今日は出撃ですか?」
もちろん!
行くなら一緒にどう?とレス。
実はこの日keyさんからも「時間が合えば拾ってもらえる?」
と連絡が来ていた。ホダカさんは得な(特異な?)性格というか、すぐ誰とでも意気投合できる。
すでに何度かヒヨッシーズとスキーなどで合流しているのもあって、特に問題なし。
そろそろ夕マヅメ。keyさん、ホダカ、私と、この日は3人とも仕事していたので、再度出撃できるか連絡を取ってみる。
残念ながらkeyさんは仕事が終わらず出撃を辞退。連日連荘のホダカとの出撃となった。
18時過ぎ、ホダカ会社そばでピックアップ。予定より30分ほど遅くなったので急いでポイントに向かう。
もちろん向かうのは前日、うまいこと出せたポイント、「隅田川」
当初、このポイントは芝浦運河の後の時期だと思っていたが、どうやらそれは間違い。
すでに湾奥にはドバッとシーバスは戻ってきていて、回っていくルートが去年とちょこっと違うといった様子。
あまり芝浦にこだわる必要もない。居るところに行くだけ。
そう、自然はこちらが予想したとおりとは限らない。かならず去年と同じというわけではないんである。その年、その年で変化があり、それに対応できれば自ずと結果につながる。それを探すのがこの遊びの醍醐味である。
予定より30分ちょい、遅れての到着だが、まぁまだ何とかなるだろう、とタックル準備をすませ、ポイントに向かう。
(ホダカさんは相変わらずのマイペース。。。そろそろ改善しましょう!ってこれが後々。。。)
ポイントに到着、昨年から知った好条件が前に広がる。
ここは固定ストラクチャのポイントではない。
流動的なストラクチャって言い方が正しいかわからんが、狙うは「潮目」なんである。
流れの向き、スピードが異なる潮流がぶつかったり重なると、そこにはヨレができる。
ベイトなる小魚などはそういう流れの緩やかになるような場所にたまりやすく、シーバスは経験的かつ本能的にそういう場所が捕食の恰好のポイントである事を知っている。
つまり、逆をいえばそこにルアーを流せばシーバスはルアーに食いつくんである。
ここのポイントに立ってから、ある時間帯になると決まってその潮目がルアーがちょうど届く場所に発生する事を知っていたので、今日もそれを復習するように狙いにいく。
ポイントに到着。
まずは水面を見る。やはりワンダースリム70サイズほどのバチがウヨウヨとしている。
何の迷いもなく、ワンダースリム70を手にし、ファーストキャスト。見事潮目の奥に着水。
そして、リトリーブ開始。。。
ゴンッ!
いきなり出た!
さすが高活性のタイミング。潮目からちょい出たところでガツンっという衝撃が右腕から脳天に届く。
そしてすかさずドラグが悲鳴をあげる。ホダカもその音に気付いたようで「おいおい、いきなりかよ〜」とつぶやく。
が、、、
バシャバシャっ!
エラ洗い一発、あえなくフックアウト。。。
まぁよい。この1本で止まることもない。まだまだ出るはず、次を狙いにいけばよい。
ホダカさんもいきなりHITさせた私を見てやる気急上昇。「次は俺だ」と言わんばかりに狙いにいく。
バシャバシャ!
!?
隣を見てみる。よーく見るとホダカさんのロッドは高く持ち上げられつつもそのティップは下に突っ込むように撓っており、その先にはエラ洗いで水面を爆発させていた。
おお!来ました?
とりあえず投げたルアーを回収し、ホダカさんの方へ歩み寄る。
ほどよく楽しんだあたりで寄ってきていた魚体を確認。タモ無しでも抜きあげられそうなサイズだったのでタモ隊を辞退、そのままぶち抜いてもらうことに。そして無事ランディング。
私のバラシを見てやる気上昇!1投目でしとめた40cm強。
さすが、ホダカさん。いい腕してますわ。というか、時合いだからウデも何も関係ないか。。。
この時期シーバスはバチに狂っているのでよく村岡氏が言うように「割り箸投げても食ってくる」という高活性な状態。誰でも釣れるのです、時合いさえ外さなければ。。。
これに続こうと私も続投。
すると、、、
ゴッ!
またもやすぐHIT!
開始して3投目。3投して2HIT。これぞバチ祭りとでもいうべきか、そのぐらい高活性なのです。
そしてホダカさんに続き、私もその引きを堪能。そしてこちらも無事ランディング。
バラシてから2投目。すぐ来た50cm。これからこれから!
ホダカさんのよりややサイズUP。たかが10cm程度サイズがあがるだけで貫禄が変わります。
(って、写真じゃよくわからないか。。。)
とりあえず、ホダカさんよりシーバス歴は長いのでこのサイズ差が威厳を保ってくれてるって感じでしょうか。。。(と、サイズは当たってみるまで分からないのですが)
二人して意気揚々としたのだが、実は到着遅れがここに来て裏目にでた。
・・・・・・・・・・
出ない。
・・・・・・・・・・
でない。
その後、辺りにはライズもなく、アタリもなくなった。。。
これぞ時合い。高活性はいつまでも続かなく、その時間が過ぎるとうんともすんとも言わなくなるのがこの時期の特徴。
つまり、ホダカと私の3本は時合いのホントの最後の最後だったようだ。。。
その後、まだ出そうな気配を感じてみるも、それは錯覚で終わり、その後まったく出ることはなかった。
しかたなく、ポイントを移動。せっかくの好潮周りにもかかわらず、最初のポイントで粘りすぎた為、他のポイントも時合いを逸し、結局この日は最初の3投で釣りは終わっていた事に帰り道、ようやく気付かされた。。。
そう、この時期は「時合いが命」
これを外してはならない。そう再確認した日となった。
私自身、再確認できたし、ホダカさんにとってもシーバス=時合いということを勉強できたということで今日は潔く帰るとしよう。。。
そういえば。。。
ホダカさんにそのうち渡すものがあった。それは、、、
ヒヨッシーズ釣り部ステッカーを贈呈しましょう!
支部ステッカーも贈呈します。いちおう川崎支部ってことで
そのうち増産しとこ。
本日のタックル | |||
ロッド | Daiwa more than shooting master 80L | ||
リール | Daiwa セルテート2500Rカスタム | ||
ライン | 東レ SEABASS PE1.0号+GrandmaxFX5号 | ||
HITルアー | ワンダースリム70 | ||
釣果 | 2-1 (50cm) | ||
本日のポイント状況 | |||
後中潮 | 満:5:51/20:00 | 干:00:35/13:04 | やや澄み |
天候 | 曇り 風:南の強風 |