May 2004


5月22日(土)
多摩川→川崎

この日は久しぶりに部屋でのーんびり過ごしていた。
というより自己啓発のため、お仕事に関するお勉強。(個人の空間が仕事に汚されていく。。。)

もちろん自己啓発は本業のみではない。
Raparaのシーバスビデオ「SEABASS LIVE 第三章『海面爆発至上主義』」を観賞しながら自分も「あんなふうに釣れたらなぁ。。。」とイメトレに勤しむ。

今週は天気予報では当初ぐずつくといっていた。が、木曜あたりのTVでは「お出かけ日和」といい直してた。
しかし、予報はあくまで予報で実際にやってきた天気はかなり悪目。しかも気温は4月上旬だとか。。。

水温は気温に比べ温度変化は大きくないが、陸上で生活している私自身、寒さで活性低下するだろうとこの日は控えていた。

夜10時を回り、ぼーっとこの日のTVを独占していた北朝鮮拉致問題の報道を見ている中、keyちゃんからメールが。
「磯子支部開花」
どうもフッコサイズをあげたらしい。

もともと私がよく通うようになった川崎のポイントは最初keyちゃんが教えてくれたポイントであるが、私自身横浜市民から川崎市民に変わったということでちょくちょく通うことにさせてもらった。
keyちゃんもちょこちょこ近所でポイント開拓していたようだが、ようやくよいポイントを見つけ出せたようだ。

先週とんでもない(だろう)サイズを残念ながらブレーク、今週はHIT&GETというkeyちゃんの話を受け、活性低下していた気分も一気に上昇。出撃の運びとなった。(俺ってホント単純だなぁ。。。)

まだ時間的には干潮まで時間がある。しかもすでに下げ5分は過ぎたところ。この時間なら多摩川のポイントも問題ないだろうと、オデ+チャリで先日のポイントに向かう。
ところどころこの寒さにもかかわらず、川に立ち入って頑張っているアングラーが数名いた。(さすがに気温15度をきっていて水に入る気にはなれなかったので今回は陸っぱり)

先日の台風の影響で潮色はかなり濁り。やはり河川周りは大雨が降るとしばらくその影響を残す。
とりあえず先日の実績重視でgeneを取り付けてキャスト開始。
しかし。。。あまりの濁りで手前1mでようやくルアーが見えるか見えないかのかなり濃い濁り。
「ここまで濁ると魚ってベイトみえるのかなぁ。。。」

もともとシーバスは水中の波動を側線(体の横にはしっている線)感じで何か餌となる小魚が居ることを察知し、最後は目視で餌を捕るといわれている。
(こりゃ見えんのでは??ってくらい濁っている)

ということでチャート系、パール系のルアーでアピール度を高めることにした。komomo、サーフスラッグ等、持ち合わせているチャート系で挑むがあたりはなし。先日はところどころで水面での捕食音が聞こえたが今日はかなり静か。

キャストしながら先日との違いを考えてみる。

潮はかなりの濁り。
潮流は川崎の運河方面から上流だった先日に対し、今日は空港側から運河方面。
風は先日の南風だったのに対し、今日は空港側からの北風。

風があたっているのでベイトはこっちによってくるはず。
が、しばらく投げていてちょこっと考え直す。魚の習性として一般に魚は流れに対し、上流側に頭を向ける。
なので今日の潮流れで上流側から下流へしかトレースできないこの陸っぱりポイントではシーバスに違和感を与えているのでは??

実際のところ真実はまだ私の知識ではよくわからないが、けっきょく魚を感じることなくこのポイントは干潮に到達し、潮の動きもなくなったので終了。

コンビニでちょこっと腹ごしらえをして、今度は港湾部に移動する。
常夜灯下で潮色を確認する。すると、河口部とは違ってかなりほど良い濁り。ポイント的に先ほどの場所とは3kmとない。しかも河川からかなり水が流入しているはずだが全然潮色が違う。

とりあえず夜のシーバスは表層に浮いてきてベイトを捕食するのでフローティング系の9cm程度のプラグを選定し、キャスト開始。あれこれとルアーチェンジするがいっこうにあたりが来ない。なので今度はシンキング系に変更。
X-80SWからカンニバル等、同レンジでカラーローテーションをしながらあれこれ試す。が、アタリなし。
今度はマーゲイ、バイブレーションでさらに深めをトレース。
しかし、全くもってアタリなし。

いやぁ、人が釣ったからって自分も必ず釣れるってわけじゃないけど、やっぱり物事はそう上手くいかんもんです。

そう思いながら何気なくアスリート9Sにルアーチェンジし、沖に投げ込んでトレース開始。
すると、

グンッ!


来た!

途端、エラ洗いを見せる。一気に表層まで上がり異物を吐き出そうと頑張っている。
一発目のエラ洗いは無事クリア。今度は一気に潜行を始め、今度は深場でヘッドシェイキングしている。
ラインにその様子がこと細かく伝わる。が、次の瞬間、こっちに走ってくる(ラインテンションが一気に緩む)。
テンションを保とうと一気にラインを巻き取るがふと気づく。

「シーバスが。。。いない。。。」

針がシーバスの下あごの一番硬い部分にかかっていたのだろうか。しかもそれでいて針があごを貫通していなかったのだろうか。。。
潜っている間にしっかりとフッキングしていたものだと思っていたが、実はそうではなかった。

結局ばらしてしまい、なんとも言えない虚しい気持ちにさせられる。

これで運を逃したのか、この一本のみでその後アタリはなし。

シーバス釣り。。。なかなかうまくいかんもんです。。。


5月19日(水)
多摩川→川崎

暁埠頭で見た光景は非常に衝撃的だった。。。
が、そうはいってもそこだけが好ポイントというわけではない。また、気持ちを新たにしてシーバスをあげていくとしよう。

どうも今週は水曜からダラダラと雨の日が続くようだ。
停滞前線と台風2号の影響っぽい。とりあえず今週は月、火のみ晴れ(or曇り)で後は雨。。。

晴釣雨読(そのうち「雨釣」になったりして。。。)、さすがに自然にはかなわない。。。
ならどうしよう?

じゃとりあえず雨が降る前に行きましょうか。

ということで、さっさと帰宅、眠りに就き、朝を迎えることにした。

何でかこの日は3時前に起きてしまった。とりあえず起きたまんまでジーンズに履き替え、ロッドをかついで車に向かう。
さて、そのままいつもの市営埠頭に向かおうか。と考えて湾岸に車を走らせているときにふと「多摩川どうなってるかなぁ」と気になった。産業道路を超え、いつもなら千鳥公園に向かうために右折する交差点を逆に左に曲がり、多摩川堤防手前に車を止める。
先日パンク修理したこともあり、朝一の運動にチャリこぎ&釣りはちょうどいいかも。(さすがにウェーディングはしません)

ポイントに到着すると潮はけっこう上がっており、もうする陸っぱりから投げれるフラットな足場は水没する手前だった。よく考えてみたらこの日は大潮。あっという間に水に埋もれることだろう。
せっかくチャリンコこいで来たのだから投げないのももったいない。ということでそそくさと準備をしてgeneを投げ飛ばす。上げ潮だったので潮流は川崎の運河側から多摩川に流れ込む向き。多摩川流芯に投げ込むにはいいシチュエーションかもしれない。

投げはじめて5投目。現時点で今年一番の衝撃がロッドに伝わる。

「ドカンッ!」

合わせる必要なんてなし。そのまま私のバランスまで崩す勢いで魚があたった。
すぐに潜行を開始。今度は沖でエラ洗い。

「こりゃ、サイコーなんじゃないの!?」

と思ったのもつかの間、この一発目のエラ洗いでgeneのフックはばらされてしまった。
サイズ的には60UPは間違いなかっただろう。
できることならランディングまで持ち込みたかったが、まぁこれからもここでビッグワンに出会えることだろう。

とりあえず気を取り直し、上げ潮で水没も間近なので一服もせず再びキャスト開始。
今度は上げの本流ではなくそれまで干潟になっていたどシャローにgeneを送り込む。

すると2投目で再度geneを掻っ攫うアタリがきた。
今度はしっかりあわせこんで無事フッキングに成功。再度沖でエラ洗いを見せる。暗がりでサイズは確認できなかったが、アタリの感触ほどサイズは大きいようではなかった。(ファイトはめちゃめちゃラクちん)

あっという間に手前まで寄せ、サイズをみるや明らかにセイゴだったので疲れさせる時間も作らずそのままぶち抜く。



サイズは25cmという今シーズンのミニマム賞にノミネートされそうなセイゴをゲット(今のところ最小)。
しかし、写真で見ても分かるとおり、ルアーサイズからして「お前のお腹に収まるのか?」っていうものにも果敢に挑んでくるのだから鱸の食性たるや驚かされるばかりだ。
しかし、多摩川のシーバスは威勢がよい。アタックでロッドに伝わる衝撃はそのサイズを予想とはウラハラだ。

とりあえずセイゴをリリースし、再びキャスト開始。が、geneにアタリがなくなったので今度は悟空にチェンジ。
悟空の大きなウォブリングはロッドを通していても非常にわかりやすい。しかもここで一本水面爆発させているだけあって期待度も大きい。

そんな中、一投目で再び

「ドカーンッ!」

とあたる。といっても実際これは乗ったか乗らないかというわずかな時間でラインにかかった力は消えうせた。
多摩川はホントまだまだ私にとって開拓の楽しみがあるエリアだと再認識させられた。



とうとうフラットな足場も水没したのでとりあえずここで1ラウンド終了。
がまだ日の出からそれほど時間も経っていない。
チャリンコで車まで戻り、今度はここから程近いいつものポイントに移動することにした。

千鳥の潮色を見てみると「真っ赤」。。。
最悪の色だ。

といってもせっかく来たので投げないワケはない。

潮はまだ動きが鈍く、ダラ〜ッとした感じ。ボイルも上がっていないのでとりあえず停泊船の間からハチマルを投げてみる。

沖に投げてみるがアタリなし。今度は岸壁沿いに投げてみる。
沖を正面に見て左側岸壁沿いにキャスト。      アタリなし。

今度は右側にキャスト。

コツッ!

来た!

ロッドを横に振り、合わせる。
乗った!

すぐにエラ洗いを見せ、こっちに走ってくる。
こちらもラインテンションを保とうと、一気にラインを巻き上げる。


魚影確認。サイズはまたも30前後のセイゴ。
エラ洗いで水面をヒタ走りしているタイミングでそのまま抜き上げる。



サイズはジャスト30cm。
セイゴながらもまたもX-80SWでゲットできたということで非常に満足。

もっと大きくなってから「また会いましょう!」と、すばやくリリース。

ここ最近、朝はぼーずなし。
我ながら一言

「う〜〜〜〜ん、いいねぇ!」

ゲットサイズは小さいながらも今日はたくさんのシーバスとファイトできたのでよい一日となった。
元気に仕事に出かけたのは言うまでもない。


5月18日(火)
暁埠頭公園

実際に釣りはしていないけど、寂しい報告をひとつ。

ちょいと所用で半休をもらった。特に釣りの用意はしてなかったが用事の手前でブラブラ〜と車を走らせ、首都高渋谷線が混んでいることを知っていたのでお台場あたりから乗ることにした。その前にちょうど干潮付近の時間だったので「そういえば暁埠頭は手前のかけ上がり付近をちょこっと工事してたけどどんな感じかなぁ。。。」と立ち寄ってみた。


いつものとおり駐車場に車を入れ、とりあえず用足しにトイレに向かう。
すると、岸壁方面に目を疑う光景が。。。




以前からちょうどトイレの正面付近は岸壁の柵が陥没で落ち込み、「立ち入り禁止」になっていたのは知っていた。
今回驚いたのはこれよりも下の光景。。。







立ち入り禁止の柵は海に面する部分全てに伸びていた。。。

「な、な、何ぃ〜!!」

かなりショックだ。。。

ここは13号地ではお台場(フジテレビ界隈)と対極に位置し、お台場とはまた違った一面を見せてくれる憩いの場所。
夏場は小さい子連れの家族がテントを張ってキャンプしたり、お台場で遊んでたカップルが静寂を求めて立ち寄ったりといろいろな人が足を運ぶ場所。。。
もちろん私を含めてシーバスをはじめとして湾奥の魚に出会おうとアングラーが立ち寄る場所でもある。

よく足を運ぶポイントが1つ潰れた。。。
以前TVでどこかの海岸の護岸/整備した部分の基礎に敷いていた土が岸壁に打ち寄せる波にさらわれて空洞化し、陥没したというニュースを見た記憶があるが、ここも例外ではなかったようだ。。。
京浜運河沿いの一部でも老朽化により柵付近の土が海に流しだされて陥没し、立ち入り禁止になっていたが、ここも同じ現象が起こっていたのだ。

実はこの前に私にひとつ、今となってはこの前兆とも思える不吉な出来事が起こっていた。

大事にしていたロッド「モアザン(MT 76L)」のティップを折ってしまったのだ。
さらに言うと、この折ってしまったモアザンで最初にシーバスを釣り上げたポイントはここ「暁埠頭公園」で、しかも66cmという現時点で歴代3位(当時は2位)の大物だった。

すでにこのロッドは修理/改造でスローテーパーながら自称「モアザン ボートマスター70」(なんだそりゃ?)
と生まれ変わったが、このポイントが完全に修復するまでにはいったいどのくらいの月日を要することだろう。。。

これからくる夏を前にこのポイントが潰れることは非常に痛い。

これでまっちゃんと楽しみにしていた「サッパ100S(もしくは100F)」での飲ませもここ暁埠頭公園では今年はシーズンインを前に終了。。。

まっちゃんはここで68cmというデカシーバスを。keyちゃんも実績をあげている。オノさんもここで上げている。
しかし、今シーズンは公的にはおそらく誰も釣果をあげられない。


うーーーん。。。痛い。。。


東京港湾局の人には頑張ってもらって一日も早く工事完了->シーバスポイント復活!として欲しいものだ。
(実際には工事完了してもしばらくは魚は着かないだろう)

さて、今年のサッパ100Sメソッドはどこでやったらよいもんか。。。はぁぁぁ


5月15日(土)
お台場→京浜運河→有明

たかが、1週間。されど1週間。仕事をやっていると早いものだが、久しぶりに「釣りに行こう」と思ってみたが、そう思うと「久しく行っていないなぁ」と感じる。

先日まっちゃんに誘われて飲みに行った時に「今週末行きましょか?」って話になったので、予定通りの出撃となった。Keyちゃんも久々合流、この3人で出撃するのは昨年の夕グラ以来だ。

私がまっちゃんを先にピックアップし、昨年のこの時期けっこう釣果が上がっていたお台場周辺を狙うことに。
keyちゃんはやや遅れて参加とのことだったので一足先にポイントに到着。
しかしポイントに到着してみると潮色はほとんど「赤」。。。。

なんとも厳しそうな潮色だがとりあえず開始してみる。
表層に出ている様子はなし。なので最初からシンキング系で探ってみる。
そんな中、X-80SWやBay Ruf S-70などに多少のアタリは来た。が、遊ばれているだけ。。。

まっちゃんは表層から攻めていたのか、アタらないということで「シンキングであたってる」と話し、まっちゃんもX-80に変えて早速あたったようだ。(乗ってはいないが。。。)

しかし。。。

あたったことでエンジンを徐々に上げていこうとしたところ、まっちゃん誤ってX-80SWを手前の柵に激突!
沖の桟橋下に投げ込もうとサイドスローでキャストしようとしたところで手前の柵に不注意にも当ててしまった。。。
おかげでハチマルのリップ破損。。。なんとも痛いアクシデントだった。

しばらくしてkeyちゃんからTELあり。
お台場は「赤潮」と伝えてあったので向かう途中の京浜運河入り口がそれほど赤くなかったようで手前の東海埠頭公園に立ち寄るとのことだった。

さらにしばらくして再度keyちゃんからのTEL。こちらもちょうどお台場から有明にポイントを移動しようとしていたとこでTELに気づかなかったのでこちらからかけてみた。

IW:「そろそろ有明に移動しようかと思ってます。」
key:「70UPあげたときどんな感じだった?」
IW:「5分くらい格闘したかなぁ。。。とりあず当たった瞬間は『ドカンッ!!』って感じですよ」
key:「それ、来ました。」
IW:「マジ??」
key:「ドラグ鳴りっ放し。高速の橋脚辺りまで走って、5分くらい格闘したけど結局ラインブレーク。。。」

話の様子からしてシーバスだったらおそらく釣り部部長級のサイズだったのは間違いない。なんたって1.5号のPEをぶち切るのだから。。。(もしかしたら根ズレしてかな?) 
結局シーバスかはわからなかったようだが、keyちゃん興奮冷めやらぬって感じだ。
当初、お台場から有明に移動しようと思っていたが、keyちゃんが東海埠頭でブレード、CD-7にHITさせてたので急遽行き先を東海埠頭に変更。

keyちゃんと合流し、久しぶりに3人そろってヒヨッシーズ釣り部結成の地「東海埠頭公園」で第2ラウンド開始となった。十分下がってきていたので沖に居るだろうとシンキングペンシルで橋脚になるべく近づけるよう力投する。

が、アタリはない。

今度はシンキングミノーに替え、ちょい底気味を狙ってみる。
ちょくちょくアタリはするが、感じからしてボラっぽい。

keyちゃんも熱いファイトを二回した以来パタッと止まった様子。まっちゃんにもあたりなし。
ほぼ干潮に到達したあたりで腹ごしらえにまる金ラーメンに向かう。
まっちゃんは最近多忙だったようで第3ラウンドの有明出撃は辞退、keyちゃんと2人で向かうことになった。

13号地に再び戻り、有明のいつものポイントに向かう途中、見たことある車を目撃。
「さっき来る途中でヤナギサワさんの車っぽいのが停まってたんだけど。。。」とkeyちゃんに伝えてみた。

とりあえずその時はヤナギサワさんの車と確信してたわけではないが、ポイントに着き、テクりながらひととおり岸壁を探っている途中、どうも見たことあるジャケットの後姿。。。

「ちわっす!」

もしやという予想は的中。やっぱりヤナギサワさんだった。
ヤナギサワさんが投げてたポイントは先日Banzで当てたところらしい。私も前にばらしはしたが何度か当てたことのあるポイント。
あれこれ情報交換し、もともとバチ抜けを確認しに橋脚方面に向かっていたのでそこで別れ、再びテクり出す。
そこで話した内容ではヤナギサワさんも9本目をゲットしてたとか。私も9本、同じくらいの釣果の人がいるとこちらにもいい刺激になる。(釣果サイズではヤナギサワさんの方が上かな?)

keyちゃんと「やっぱ(ヤナギサワさん)いたねぇ」と話しながら南向きの岸壁に入り、何気にBay Slugを落として歩き出す。
すると。。。

「コツッ」

「ん?」と思うと同時にロッドをちょいとあげてみる。
「ブルブルッ!」

さっそく「来たぁ!」って感じでHIT成功。
引きはそれほど強くない。手前でHITしたのですぐにエラ洗い、そして何度か潜行を試みている。
40cm程度のフッコってとこか。。。
keyちゃんも「あらら、もう来ました?」と笑っている。
私もラインのテンションを保ちつつ、肩からかけてたタモを取るタイミングをうかがう。
keyちゃんが「じゃぁ取り込み手伝いましょか」とタモをもって柵付近に歩み寄ってきた。

そのとき。。。フッとラインから力が。。。消えた。
ブレークし、フッコながらもその残念さに倒れこむ。

残念ではあったがシーバスは徐々にストックされていると感じた瞬間だった。
まっちゃんがあみだした爆釣メソッドは季節的なものなのかもしれない。あのときはあげてもまたすぐストックされていたから十分にストックされる日が待ち遠しい。

その後、バチ抜けエリアの橋脚付近に行ってみる。バチは抜けてるが相変わらずシーバスがバチに狂っている様子はない。結局その後何度かアタリは来たが乗ることもなく、納竿。。。

ぼーずながらも今後の有明に1寸の光がさしたように感じれる1日だった。
keyちゃんはしばらく東海埠頭に通うのかな?


5月8日(土)
川崎

1昨日、体調が非常に優れなかったが、一晩で何とか回復。しかし回復と同時に仕事がトップギアに。いきなり午前様での帰宅。しかも金曜だというのに。。。

いきなりストレス満タン、しかも5月に入ってそこそこヒットはするが、ゲットに持ち込めてないのも要因のひとつ。
とはいえ、とりあえずお疲れ&病後(?)なので寝た方がよい。
なのでそのまま出撃せずここいったん寝てから4月中調子良かった朝マヅメで勝負することにした。

目覚まし時計は3時にセット(睡眠2時間のよてい)したが、さすがに午前様だったおかげで起きたら4時(90分サイクル2周分ってとこですか)になってしまっていた。すでに車は玄関下に置いておいたので着替えてそそくさといつものポイント川崎市営埠頭にむかう。

ここは隣に千鳥公園があり、こちらはアイナメやらメバル、フッコを狙っている餌師やらシーバサーが年中うろついているが、埠頭側は日によってポイントができたりできなかったりする。もともと埠頭なもんで大型船が入っているとそれだけで100mくらいはポイントが潰される。前日から停泊している船、朝になって寄港する船といろいろあるがどこかで情報入手できるのかもしれないが、どこで調べられるのかよくわからんのでこればかりは運まかせ。

この日はついたときには1隻しか停泊していない。いつもの水江町側は完全にオープン。
潮色は「濁り」、満潮近い時間だが風が羽田側から横浜方面に運河に沿って吹いていたおかげでまだ潮流は止まっていない。

オープンウォータ、埠頭岸壁の深場ということでまずロストしないだろうと「X-80SW」をつけて投げる。
とくにボイルはあがっている様子はなかったが、時折水面付近にフィッシュイータが何かをチェイスしている魚影は見える。「この付近のレンジか!?」とあまりカウントダウンせずに1mちょい潜ったあたりでリトリーブ開始。

早巻きに時折トゥイッチやジャークをおりまぜ、捕食のトリガを引かせるべく誘ってみる。
トゥイッチ直後に何度かあたりはくる。が、「コツッ!」というあたりのみ。おそらくボラにでも遊ばれているのだろう。

それにはめげずにしばらくハチマルを投げ続けるうちに「ゴツッ!」というあたり。
『ボラでもいいや』と合わせを入れてみる。

ブルブル!

いちおうフッキングに成功。バトルの開始となった。しかし引きは非常に弱い。
やっぱりボラか。。。

なんどか潜行を試みているようだが、そのくらいの引きではこっちのタックルに勝てるはずもない。
あっさり足元まで引き寄せる。岸壁付近でエラ洗いを見せ、セイゴであることを確認。
今シーズンまだ40cm以下をゲットしていないが様子からして30cmちょいのセイゴちゃん。
こりゃタモも要らんだろうとそのまま抜きあげることにした。

すると。。。

ブルブルブル・・・ボチャン!・・・・・・

抵抗して疲れきる前に手前まで引き寄せてきたのでまだ余力を残していたのだろう。抜きあげ時に暴れてそのままバラシ。。。たとえセイゴでもバラすのは悔しい。気を取り直しふたたびキャスト開始。

今度はここ最近調子がいいヨレヨレに交換。沖に投げ飛ばす。

再び早巻きで表層を引いてくる。
投げること数投、

ゴツ!

合わせを入れてみる。しばらく「??? かかったのか?」とフッキングに成功しているのかしていないのか分からなかったが、一気に生命感がラインから伝わってくる。どうやらフッキング直後はこっちに走ってきてたようだ。

フッキングに成功していると分かったとたん今度はエラ洗い。しかもエラ洗いをしながらヒタヒタとこっちに向かってきている。何とかラインテンションを保とうと一気にラインを巻き取る。竿先を下げ、潜行を促す。今度はしっかり疲れてもらおうとゆっくりとしたバトル。

ダラ〜っと表層に上がってきたところで無事ランディング成功。


←サイズは44cm。ヨレヨレ最高!

いやぁ、朝は調子いいね。

しかし、この調子よい中、ちょこっと考える事がある。

「ぼーずは少ないが、サイズがあがらない。。。」
このパターンでくるとこのくらいのサイズばかりでセイゴも少ないが、60UPもこない。

今年もひとつの目標を立ててみたいと思う。

「少なくとも月に1本は60UPを!」 ←あくまで目標

先日ポイントで挨拶したアングラー情報だと大きいのはどうもドブ川(京浜運河)に入り込んでるとのことだ。
久しぶりに京浜運河でも行ってみるか。。。

とりあえず朝日もだいぶ高いところまで上り、そろそろ朝マヅメも終了だろうと朝8時に納竿。
すでに7時過ぎあたりから船が埠頭に入ってきており、納竿時は千鳥公園に移動していた。

↓こうなると埠頭の好ポイントは完全に終了。作業している人に迷惑をかけないのがここで遊んでいる人の最低限のモラル。
(東京都の埠頭はどうもここまで融通はきかないらしい。。。)




今度は京浜運河でも行ってみようかな。。。


5月5日(水)
お台場

今日で今年のGWも終わり、明日からまた仕事が待っている。
しかもGW後半に入って珍しく天候が優れない。

「こりゃおとなしくしてるかな。。。」

と思ってあれこれ身の回りの世話を開始。
部屋の掃除やら天気が悪いながらも洗濯やらとこなしていく。

昼過ぎあたりだったか。部屋の掃除を終え、ゴミを出しに外へ出るとさっきまで降っていた雨は止んでいた。
(あれ?今日はずっと降っていると思ったのだが。。。)

ためしに携帯の天気サイト、ネットで関東南部の天気、風情報を調べてみる。
すると雨雲は三浦半島先端から富津、館山のほうに南下していた。
風はというと、前日の暴風がうそのようにおさまるとの予想。

これは。。。

行くでしょう。

そそくさと片づけとなってお台場に出かけることにした。
最近なら迷わず川崎にでかけるところだが、雨雲が南の方にあるのでできるだけそこを避けるということで決めた。風は東よりで微風。これなら問題なし。

満潮やや過ぎたあたりで先日コースケと向かったポイントに到着。足元をひととおり覗いてみる。多くはないが、バチが抜けてる。

(これは・・・ニョロニョロでしょう)

さっそくニョロニョロを取り付け、キャスト開始。潮もちょうど風上から流れているので動きがよい。潮上からニョロをトレース。

しばらくすると「コツッ!」とヒット。

ブルブルと竿先に生命感が伝わる。

数秒格闘したところでフッと力がなくなる。ばらした。。。

合わせを入れ忘れてた。。。「今度は・・・」と思い再度キャスト。

しばらくして「コツッ!」

またもバラシ。。。(へたくそだなぁ。。。)

ちびニョロのシングルフックなのでいまいちかかりが悪いのか。。。(単にへたなんだよなぁ)
今度は桟橋手前を狙うべくでかニョロに変更。こいつは飛びすぎるのでちょこっと力を加減してキャスト。

何度か投げている中、上手くバース下に落とし、橋脚横をトレース。

「ゴツッ!」

乗った!すぐにエラ洗いを見せる。と同時にバラシ。。。
自分の下手さを痛いほど実感。。。

しばらく投げていたが実はこの日は予想以上の寒さだった。外気は10℃程度、水温も先日までは18〜19℃あったのに今日は16℃を下回っている。

私自身もこの寒さとバラシで活性低下。昼の掃除、低気温でお疲れだったので長期戦にもちこまずさっさと納竿。

ここ最近調子はよいがはやく「爆釣」ってやつを味わってみたいもんだ。


5月1日(土)
川崎→お台場

前日まっちゃんらとBBQ&SEABASSING @若洲だった。朝から夜まで遊んでいたのでさすがに疲れた。
が、せっかくのGW。家でぼーーーーっと過ごしているのはひじょーにもったいない。

だれかおらんかなぁぁと考えてみる。

「そうだ、コースケがいた!」

彼はもともと投げ師(投げ釣り)であるが身軽で行えるルアーフィッシングに少し興味が沸いたようだった。
餌釣りとなるとタックルボックスやらで荷物はいっぱいになるし、餌など案外臭いがつくものだし。

さっそくコースケに電話してみる。

IW「明日、暇?行きます?」
コ「暇だけど。行く?」
IW「最近朝調子いいんですけど。朝はどう?昨日もいただいてきました」
コ「じゃ、朝からで」
IW「絶対釣らすよ」

コースケはまだ釣行回数も少ないがシーバスをあげていない。何とかして釣ってもらいたいもんだ。ということで私が実績をあげているパターンに同行してもらうことに。

朝4時、コースケが迎えに来てくれた。
そのまま一路川崎のポイントへ。

早朝ジギングに、と、メタルジグやヨレヨレを貸し、私のタックルと同じ条件で釣り開始。

・・・・・・・・・

つ、釣れない。。。

時折アタリはあるが、魚が乗らない。。。

コースケにもあたりはない。


朝マヅメ「終了〜!」

船もだいぶ入ってきたので久々このポイント、この時間でのぼーず。
釣りに「絶対」はないものだと実感した。(コースケすまんね、絶対釣らせると言ったのに)

渋々帰路につき、途中デニーズで朝食をとる。

このままでは納得がいかない。

「夕方・・・行きますか?」

コースケはだいぶお疲れのようだったが、なんとか納得させて昼寝後に今度はお台場方面に行ってみることにした。夕方の狙いは「バチ抜け」お台場あたりもバチがあがっているという情報だったので春のパターンを味わいに行くことにした。
(といってもまだ私自身このパターンでゲットはできていない)

コースケにもいろんなポイントを知ってもらおうとこれまで行ったことのないお台場は「潮風公園」に。ここは隣に海浜公園、裏には日航ホテルと、とても釣りができる場所とは想像がつかない(が、シーバスアングラーではよく知られているポイントではある)。

そういうわけで今回狙ったストラクチャーはこれ↓



東京湾奥はお台場、しかもGW中であたりは観光客だらけ。どこぞやのカップルたちが人目を避けてポイント付近であれこれ語り合っている。

自分自身、出身は東京ではないし、この辺の住人ではないが、何気にこういうところで遊んでいると優越感にひたれる。
前にも釣りをしていると、「いいですね。この辺に住んでるとこういうところで毎日遊べて。」と声をかけられたこともあった。(ここの住人ではないんですけど。。。)

それはさておき、バチパターンで挑もうと思ったが、どうもあたりにはバチはいない。表層に魚の気配もない。
なのでシンキング系でちょい深めを探ってみることに。

私にはなかったが何度かコースケにアタリが来てるようでちょっと興奮気味。
シーバスに限らず釣りにはめるにはまず何はともあれ「魚をロッドから感じさせる」のが一番だろう。(私自身そうだったもんで)

しかし、しばらくするとそれまであったアタリもなくなり、冷たい風が強くなってきた。
おかげでそれまであったコースケのやる気も削がれてきた。。。
(釣れてしまえば別なのでしょうが。。。)

おかげで予定より早く納竿。結局朝、晩とやってみたが二人ともぼーず。

毎度のことながら「なかなかうまく行かんもの」と実感させられた。
これにめげずにコースケには何度も来てもらいたいものだ。


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