2008年

 

 

岩国市由宇町にあるデルタ工業前で雇用問題の厚生労働省通達をチラシにして、通勤する労働者へ配布しました。山田市議が参加しました。 チラシはこちらをクリック、ぜひご覧ください。 pdfファイルです。

 

FA18戦闘機墜落問題

12月8日、米軍の戦闘攻撃機がカリフォルニア州の住宅地に墜落し、住宅2棟が炎上し、幼い子ども2人を含む4人が死亡しました。

岩国基地には、事故機が所属する米海兵隊のミラマー基地などから6ヶ月ごとに飛行機がローテーション配備され、事故を起こした同型機のFA18が30機以上も配備されています。

市民の間には、「岩国でも墜落事故が起こるのではないか」「艦載機部隊が来れば飛行機の数が倍になり、事故の危険がますます増える」と不安が広がっています。

「住民投票を力にする会」が、事故原因が解明されるまで、岩国基地での飛行停止などをもとめ、緊急の申し入れを しました。

藤本議員が会の一員として参加し、報告をブログに載せています。ご覧ください。

FA18 住宅地墜落 米で3人死亡 基地の街 危険まざまざ しんぶん赤旗

 

 

■ すべての子どもに国民健康保険証を

日本共産党市議団は11月21日、福田良彦市長にたいし、すべての子どもへ国民健康保険証の交付を行うよう申し入れました。

申し入れは、厚生労働省が10月30日、国保料滞納者への資格証明書の発行に際して機械的な対応をしないようとの留意点をを示したことを受け、「無保険証」世帯の子どもへ保険証を交付することや、納付相談を強化することなど5項目にわたって要望したものです。

 応対した高木健康福祉部長は「国が示した留意点にそって、保険料の一時払いが困難との申し出があった場合は協議して、短期被保険者証を発行するよう検討しているところ」と答えました。

 大西団長らの「県の資料によると、資格証明書発行世帯数のうち、中学生以下の子どもの数が390人と多数だが」との質問に、高木部長は「資格証明書交付の対象世帯数の児童数も含まれているからだ」と回答しました。

 「子どもが、保険証がないために医療が受けられないことがあってはならない」との大西団長らの意見には、高木部長は「資格証明書交付の対象世帯数の児童数も含まれているからだ」と回答しました。

 子どもが、保険証がないために医療が受けられないことがあってはならない」との大西団長らの意見には、高木部長は「まずは、納付の相談をして、その後、対応を検討したい」と答えました。申し入れ書はこちらをクリック!

申し入れを報道する新聞

 

 

 

 

 

■ 山口県地方議員団会議に参加

 9月議会を前にして地方議員研修会が開かれ、大西明子団長を先頭に山田、古谷、藤本の全員が参加しました。

今回は政府の出した骨太方針2008と地方政治として、政府が引き続き社会保障費2.2兆円の削減方針を変えていないこと、消費税増税を「福祉目的税」として早期に実現をはかっていることなどの講義があり、各議員からの質疑応答などがあり有意義な研修でした。

 

 

山口県知事に福江としきさんを推薦します! 8月9日更新

 

2008年6月市議会のご報告です。

 

■ 5月8日、 愛宕山地域開発事業調査特別委員会が開かれ、愛宕山開発の中止と一部を岩国医療センター(旧国病)の移転用地および関連公共施設・民間売却地への転用することが確認されました。

 愛宕山地域開発事業は、基地の沖合い移設に必要な土砂を搬出することを目的に、「新住法」を適用して巨大住宅団地を造成する事業でした。

 これが破綻して中止を余儀なくされ、残された負債約251億円を解消するために一部を医療センターに売却することが確定しました。しかし、残る跡地を巡って国に売却する交渉を山口県と岩国市が共同で行うことも確認されました。

 国は「米軍住宅」にする意思を持っていますが、岩国市は米軍住宅への転用は現在の時点では認めていません。

 

■ 世論の力で、核爆撃機の飛来中止

 5月5日の岩国基地の航空ショーに核攻撃できる戦略爆撃機B52が展示飛行するという計画に、周辺首長や市民の中止を求める声が相次ぎ、飛来中止が1日明らかになりました。

 この問題は日本共産党の笠井亮議員が4月23三日の衆院外務委員会で取り上げ、「核攻撃できる戦略爆撃機が被爆地・広島の近くにやってくるのは被爆国民にとって耐え難い」と高村正彦外相を追及しました。

 地元に大きな衝撃を与え、各市民団体のほか、広島県知事、広島や廿日市の市長らが相次ぎシーファー駐日米大使、オハローラン岩国基地司令官、高村外相らに飛来中止を要請していました。

 

 

 3月21日、私たち共産党市議団も参加する「空母艦載機移転に反対し、岩国市の発展を願う議員有志の会」が、福田市長に申し入れをしました。

平成20年3月21日

空母艦載機移転に反対し、岩国市の発展を願う議員有志の会

代表 重岡 邦昭

  

申  入  書

  

岩国市長 福田 良彦 様

 

 我々「空母艦載機移転に反対し、岩国市の発展を願う議員有志の会」は、本市の現状を憂いつつ、明るい未来を嘱望して、市長就任後の福田市長の行動や発言等に対して抗議をするとともに下記事項に対して申し入れを行うものであります。

 

1.米軍再編に係る国に対する市長の行動、発言について

 

1)市長就任以来、米軍再編について施政方針を超えて国との交渉が急速に進んでいるように見受けられる。

そのことで市民の間に「受け入れ容認ではないのか」という不安が広がっている。

したがって施政方針通り、国に対して毅然とした対応をとっていただきたい。

 

(2)国への要望文書以外に、国に出した文書はないか明らかにするとともに、住民を不安に陥れないための「住民説明会」の開催を求める。

(3)市長のこの態度を貫けば、愛宕山の外人住宅・NLPの岩国での実施が懸念されるが、

 

2.国に説明を求めることについて

 

(1)今回の「新庁舎建設補助金」の交付は、これまで岩国市議会及び岩国市民に対する説明と著しく異なっている。

よって市議会に国を招へいし、説明することを求める。

 以上

 

 

■ 3月12日、福田市長は二井山口県知事と上京し、外務大臣、防衛大臣に面会し、艦載機部隊の岩国移転に理解を示し、庁舎建設補助金、再編交付金の年度内交付を求めました。

 しかし、市民の安心安全をと言いながら金をもらって国に主張ができるのか、交付金も途中で反対すればストップされる、そもそも庁舎補助金も別の受入れの見返りとしてのものだったのに、艦載機部隊を反対すれば約束を破ってストップされたのです。こういう金に依存すれば、これからどんな無理を言われても反対できなくなってしまわないのか。

 国民の税金をあめとムチのように、また兵糧攻めのように一自治体を追い詰めるという風に勝手に使って良いものでしょうか。本当に腹が立ちます。

 際限ない基地強化を絶対に防ぐために、市民の安全・安心の確保を優先するよう求め私たちはこれからも奮闘します。

 

■ 3月10日、米軍は岩国基地で「運用準備態勢の訓練」なるものを行うと市に通告してきました。あまりに突然な通告です。

 11日〜13日まで米軍が基地攻撃を想定しての防衛訓練です。

 市と県が行った米軍基地への内容確認によると、

目的 滑走路の運用能力を試し、模擬攻撃から基地を防衛する訓練

内容 ・サイレンや通知放送を午前7時〜午後10時ごろまで行う

    ・C−12汎用輸送機2機を、運用時間を越えて夜11時以降も飛行させる

    ・11日の午後4時半から5時の間に、姫小島で弾薬処理をおこなう

    ・武器を携帯し、防護マスクなどを着用し基地警護の訓練をおこなう

 というものです。

 

■ 2月25日、議会運営委員会が開かれて2008年3月予算議会の日程が決まりました。議会の報告へ

 

■ 2月21日、「米空母艦載機移転に反対し、岩国市の発展を願う議員有志の会」は、福田新岩国市長と米軍再編や町づくりについて意見交換し、市民の安全・安心の確保を優先するよう求めました。

 移転問題について、福田市長は「市民の安全・安心の確保を第一条件」としながらも移転容認の姿勢を示しました。

 沖縄での米兵による少女暴行事件などの不祥事が相次ぎ、米海兵隊岩国基地でも20日から外出禁止の処置がとられていることについての意見交換や、定期的な会談を申し入れました。

 会談後、「民主主義と自治を守る議員有志の会」から名称を変えたことを発表し、「市民は今後の米軍再編と町づくりについて不安を抱いている。これらの問題について新市長がどのようにしていくのかチェックしていくために設立した」と述べました。

 

 2月10日 岩国市長選 井原候補、惜敗

井原勝介(45299票:49.04%) 福田(47081票:50.96%)

 残念ながら井原候補はわずかの票差で惜敗する結果となりました。

 井原候補は「多くの市民から、そして全国からも支援をうけ、それに応えられず申し訳ない思いだ。岩国市の行く末を考えると、子どもたちや孫たちに申し訳ない。今回、艦載機問題が隠され、財政問題で不安がかきたてられた。艦載機受け入れ反対の民意は変わっていない。これから政治が古い政治に逆戻りしてしまうのではないか、艦載機問題も進んでしまうのではないかと、将来に危惧をもっている、市民の思いに応えられなくて本当に残念だ」と語りました。

今回の市長選では、多くの市民の共同の行動が広がったことが大きな特徴でした。さまざまな市民や団体が、それぞれのやり方で井原候補を支援しました。また、基地がある街や全国からの支援が広く届きました。

 国の補助金カットや市議会で移転容認派による予算否決、井原候補への中傷などで、不安をあおられ移転容認の候補に票を入れても、艦載機移転への多くの市民の反対・不安な思いは今も変わっていません。

 安心して暮らせる岩国市のために、将来本当に後悔する事のないよう、岩国市民のまた全国の多くの力でこれからもあきらめずにがんばりましょう!