岩国市自治会連合会

会長 濱田 俊彦 殿

2005年7月25日

 

日本共産党岩国市議団

団長 大西 明子

要  請  書

 

 貴職におかれましては、日ごろから市制の発展ならびに、民生の安定のためにご尽力いただいていることに深く敬意を表します。

 さて厚木基地機能やNLP(夜間着艦訓練)の岩国移転問題が、いよいよ重大な段階に差し掛かりました。報道等によりますと秋口には日米合意の中間報告が、関係地方自治体に示されるとのことです。

 こうしたときにさる19日に隣の広島県で廿日市市、大竹市、江田島市、大野町、宮島町の3市2町の首長、議長ら10人で「移転計画反対同盟」が設立され、21日には「反対同盟」の代表山下三郎廿日市市長らと井原市長が広島市内で会談を持ち、厚木基地の岩国移転に一致して反対していくことを申し合わせたそうです。

 山口県側では、8月1日に、反対決議を行った周辺市町村の連絡会議がもたれることや、貴自治会連合会では「反対署名運動」を検討するとの報道もされています。「署名運動」はぜひ行っていただきたいし、基地を抱える岩国としても「反対同盟」を作られた広島県側よりさらに広い範囲で、あらゆる団体を結集して「組織」を立ち上げていただくよう、貴自治会連合会が中心になられて、問題提起してくださるよう要請いたします。

 米陸軍司令部の移転候補地となっている、「キャンプ座間」基地周辺では座間市や相模原市などが、行政、議会、自治会連合会などがくわわって「キャンプ座間米陸軍第一軍団司令部等移転に伴う基地強化に反対する座間市連絡協議会」が設立され昨年11月以来積極的な反対運動を行っています。

 岩国でも移転を強行されないように、市民の世論を高めるためにも大きな運動が必要だと思います。よろしくご検討くださるようお願いいたします。