9月7日、山口県に上陸した台風18号は岩国市にも大変な被害を残しました。

私たち日本共産党岩国市議団は市内の台風被害を調査し、9月15日、市長に下記のように災害対策を申し入れました。

特にお年寄りや障害 のある方、対応できる家族のいない方への支援。家屋の損壊、河川、道路、農作物などなどの実態をしっかり掌握すること。また、見舞金や融資制度とか使える制度、相談窓口などを要請しました。


被害の調査写真

 台風の 強風で直径1 mぐらいあるハスの葉が吹き飛んで茎だけになっ た。

岩国市は全国でも有名なレンコンの産地ですが、 台風15、16、18号により大きな被害を受けました。

被害額 にして3億円 を超えると 試算されています。

日本共産党の大西明子市議との久米けいすけ前山口県議が被害を受けた農家に援助の手をと、県に申し入れをしました。ここをクリック Adobe Readerのバナー(PDFファイルです)

 

 なぎ倒された樹齢30年から40年の杉林(御庄地区)

楠町のクスノキ巨樹郡 (川下)は樹齢300年以上の楠が群生し、12本は山口県指定天然記念物です。この中に一本「椋の木」がありましたが 、17日台風18号で倒れてしま った。

 

柱島のあるお宅で。外の板塀が吹き飛んで壁土が家の中に崩れこんだ。

ガラスも割れて凄い風が家の中に入り込み部屋の中はめちゃめちゃに…。(台風通過後4日目の11日の時点)

 

端島でぺしゃんこにつぶれた家屋

端島で倒壊した家屋を撤去作業をしているところ。

作業しているのは端島の自治会長と岩国から応援にはいったボランティア団体のメンバー。(藤本市議も短時間ですが手伝いました)


台風18号の被災者への支援の緊急申し入れ

平成16年9月15日

岩国市長 井原勝介殿

日本共産党岩国市議団

団長 大西明子

 

 台風18号は、強い風と雨により岩国市内各所に大きな被害をもたらしました。

 岩国市当局におかれては、市長を先頭に対策本部を設置され、市長自ら柱島現地にも出かけられるなど対策に万全を期して居られることと存じます。

 災害支援策については、国や県の支援策と会わせ、岩国市独自にも小災害救援措置要綱等に基づき、住家の全壊、流出の場合一世帯に付き3万円、住宅の半焼または半壊の場合、同2万円、死亡者が出た場合5万円、重傷者は2万円の救援費を給付する事になっています。

 この制度は不充分なものですが、全壊、半壊に至らない場合、例えば、屋根がはがれるとか、床上浸水など被害の実態に応じて支援を強めることが必要です。

 以下の点について実施を求めます。

 

1. 実態の掌握をしっかり行なうこと。(自治会長、民生委員等の協力をあおぐ。)

2.  相談窓口の明確化と周知徹底をはかること。

3.  使える制度をアイキャンなどで広報すること。

4.  お年寄りで所得の低い方などへの相談に応じること。

5.  農業被害についての実態把握と所得対策、低金利融資制度の充実、借入金返済などの繰り延べ措置などを講じること。

6.  河川の氾濫や土砂災害など危険個所の点検と監視を強めること、決壊した堤防や土砂災害現場の復旧と二次災害防止をはかること。

7.  柱島での避難場所を学校付近に建設すること。

8.  市内の避難場所の見直しを行なうこと。

 


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