11月臨時議会のご報告
11月16日 、3度目の臨時議会が開催されました。
庁舎建設補助金に代わり、合併特例債をあてる補正予算案が賛成11、反対22で4度目の否決となりました。
日本共産党市議団は4人全員が賛成討論を行って奮闘しましたが、民主系、社民系 、保守系無所属など賛成少数にとどまりました。
艦載機受け入れ容認派の保守系、公明党系がまとまって、井原市長に艦載機受け入れを迫り補正予算を否決したことは、きわめて重大です。
約35億円の収入が不足し、基金を取り崩して穴埋めするか、いずれにしても来年3月までには庁舎建設の費用今年分35億円は払わなければなりません。
合併特例債は後で7割が帰ってくる有利な借金です。これが使えないということになれば、来年度の予算を組むのに必要な財源が ありません。
経費節減にしてもこんなに多額節減は無理です。必要な事業のカット、職員給与のカット、使用量、手数料の値上げなど手をつけざるを得ない事態になる可能性も あります。
後先考えず国の手先となって井原市長を困らすのが目的かもしれませんが、被害を受け迷惑をこうむるのは岩国市民です。
こんな市民不在の暴挙は許せません。みなさんの怒りの声を上げましょう。
1万人集会実行委員会立ち上げ 10月18日、岩国市議会有志の会で国会要請を行いましたが、11月9日市民会館で、有志の会が呼びかけて「国の仕打ちに怒りの1万人集会in錦帯橋(仮称)」実行委員会が開かれました。12月1日午後2時から錦帯橋河原で市民集会を開催することを確認しました。チラシはこちらをクリック!ぜひぜひぜひご参加ください!!
この臨時市議会では議長、副議長が辞表を提出し 、選挙が行われました。
議長選挙の結果 当選 高田和博(保守系・政和会・旧美和町) 13票
次点 渡 吉弘(民主系・市民クラブ・旧岩国) 12票
桑原敏幸(保守系・憲政クラブ・旧岩国 9票
副議長 当選 中塚一廣(保守系・創政会・旧岩国) 14票
次点 田村順玄(社民系・リベラル岩国・旧岩国)12票
細見正之(保守系・市政クラブ・旧岩国) 9票
会計監査 田村順玄
※ このほか常任委員が改選になり正副委員長が交代しました。
10月臨時議会のご報告
10月31日開催の臨時議会で、市庁舎建設の財源についての予算案が否決されました。
市長が提案した市庁舎建設の財源は合併特例債でした。これは他の借金と違って、後で国が7割を地方交付税で負担するという、岩国市にとってとても有利な借金です。
午前中の本会議での質疑後、午後より総務常任委員会で審議され賛成3反対5で否決、午後7時より本会議が再び開かれ、委員会報告のあと討論がおこなわれました。
共産党市議団からは大西明子、山田やすゆきが賛成の立場で討論に立ちました。
本会議でも、艦載機部隊移転 容認派の議員の反対多数で予算案は否決されました。
修正案も出さずの否決はあまりに無責任で、庁舎建設予算を「人質」に市長に艦載機移駐をを認めさせようとする態度は、市民の生活をかえりみない、国の岩国イジメと同じで許せるものではありません。
また、井原市長になってから 赤字が減ってきた岩国の財政状況など、詳しくははこちらをクリック!(PDFファイルです) ぜひご覧ください。
賛成討論する山田やすゆき議員と大西明子議員
議場 多くの方が傍聴されています。
■ 市長辞職勧告決議の動議を桑原市議が提案するも審議されず否決。
その後本会議では、移転容認派の桑原市議が「市長辞職勧告決議」の動議を出してきましたが、休憩をはさんだ後、さすがにこうの動議は審議それ自体が賛成少数で否決されました。
■ 議会自主解散決議の動議を重岡市議が提案。
つづいて、重岡市議から「議会自主解散決議」の動議が出されました。休憩後、この動議は、賛成多数で審議されることになりました。
質疑のあと採決され、賛成9反対25で否決されました。わたしたち共産党は「議会を解散して市民の信を問うべきだ」との立場で、賛成の立場をとりました。
臨時議会は31日一日の開催期間を延長し、11月1日の午前2時15分まで討議が行われました。
動議がだされる度に休憩となり、また再開されるということが繰り返されましたが、深夜まで熱心に傍聴席で聞き入る市民もいました。