「米軍岩国基地に関する再編問題の検証に対する説明責任と誠意ある対応を求める決議」に賛成討論
日本共産党の藤本博司です。
日本共産党市議団を代表して議員提出議案第号「米軍岩国基地に関する再編問題の検証に対する説明責任と誠意ある対応を求める決議」(案)について賛成の立場から討論を行います。
鳩山新政権は米軍再編を見直すと言って連立政権を発足させました。多くの岩国市民も艦載機移転見直しに期待し民主党を支持をしました。ところが政府は艦載機移転問題について一切ないも明らかにしないまま、また岩国市や市民に何の説明もないまま、いきなり神奈川県選出の浜田参議院議員の質問主意書に「艦載機の岩国移転については日米ロードマップに従ってやっていく」との答弁書を閣議決定しました。
さらに日本共産党の仁比聡平参議院議員の質問主意書に対して、過去の日米合意などの経緯を慎重に「検証」したうえで平成22年度予算に計上した。今後とも関係地方自治体へ丁寧に説明し理解を得て進めていくという回答書を閣議決定しました。
私たち岩国市民は、新政権は普天間対策で多忙を極めているであろう。もう少し待てば政府から何らかの説明があるものと確信していました。ところが、いきなりすでに検証も終わった、それで22年度予算も計上した。ロードマップ通り進めると言われても納得できるものではありません。
2月20日の北沢防衛大臣の岩国来訪も、単なる事後通告であってこんな仕打ちは自公政権と何ら変わるものではありません。岩国市民の失望と落胆、怒りははかり知れません。
日本共産党は新政権に厳しく抗議するとともに、何をどのように「検証」したのか、自民党・公明と政権とどこが違うのか明らかにしてもらいたいと思います。
以上意見を述べて議員提出議案第○○号「米軍岩国基地に関する再編問題の検証に対する説明責任と誠意ある対応を求める決議」に賛成討論といたします。