日本共産党の山田泰之です。大変お疲れでございますが、最後までよろしくお願いします。通告に基づいて質問を行います。

最初に、住宅リフォーム助成制度の導入について質問を行います。

中小企業の皆さんは、私たちの顔を見れば何か仕事はないか、これがあいさつがわりになっております。住宅リフォーム助成事業の実施について質問を行いますけれども、日本共産党市議団は中小企業の仕事をふやし、岩国市内の経済の振興を図る立場から、岩国市予算編成に対する要望書を福田市長に提出、そして今までに数回にわたり一般質問で取り上げてまいりました。担当部長もこの事業につきましては、岩国市における景気浮揚策、また中小企業に与える経済効果を考慮した産業活性化の1つと、このように認識を表明いたしました。

また、6月議会での我が党の大西議員への副市長の答弁では「市が血税を導入するときにはそれなりの投資をした分に対する効果というものが当然のことながら斟酌しなければならない。地域活性化・経済危機対策臨時交付金の活用についてはもっと幅広く使えるような形で使用したいということでございます。ですから、やる気がないというのではなく、やる気はあるんですが、しかしながら…‥」と言いながら、そこで躊躇しております。当局は、岩国市の経済状況をどのようにとらえているのでしょうか。

今多くの自治体で今日の経済状況を何とかしたいとして、住宅リフォーム助成制度を実施しております。県レベルではありますが、秋田県は横手市がこの制度によって10倍以上の経済効果を上げていることに着目し、今年度予算規模で126000万円、申請件数7000件を目標で実施し、既に工事費は約1832000万円で、経済効果は155倍とのことであります。

住民が住宅リフォームなどを行った場合、その経費の一部を自治体が助成する制度です。住宅の改善を容易にするとともに、中小業者の仕事おこしにつながり、その経済効果は助成額の十数倍にも上がっております。

助成額、助成対象などは自治体によって異なっておりますけれども、多くの自治体では、工事費の10%、限度額10万円または20万円で工事費50万円以上と、さまざまでありますが、市内の業者に依頼した場合が対象であります。

目的は多岐にわたる業種に経済効果を与え、活性化させる効果があり、各地で実施されております。

ぜひ岩国市内での経済対策として実施を求めます。

次に、鳥獣被害対策についてお尋ねいたします。

私は農林業や治水問題を考えるとき、戦後の植林行政が間違っていると指摘してまいりました。すなわち、杉やヒノキを中心にした造林を推進し、広大な針葉樹の森をつくりました。ところが.その後の高度成長社会経済へと進み、若者は都会へそして今日では植林した杉・ヒノキは木材価格の低温猿やイノシシなどの鳥獣披害は人間社会の反映という側面を持っており、倣慢な人間社会への警告、警鐘と受けとめることも必要ではないでしょう机農家の皆さんは炎天下の中で、汗を流しながら農作業へカを入れさあ収穫だというときに、猿やイノシシに農作物を目の前で荒らされ、ああ、やられたと、怒りは頂点に達しております。

日本共産党も以前からこれらへの対策を強く求めてまいりました。農家の自助防衛の努力には限界があります。 これでは農業に対しての意欲も失い、農業をやっていたので採算が合わない状況になっております。いっそのこともうやめよう、このようなことから休耕田の増加する一要因にもなっております。

岩国市は岩国市鳥獣披害防止計画に基づいて取り組みを行っております。このことについてはよく承知しておりますけれども、山にはえさがなく、市街地近くまでえさを求めて、猿イノシシが出没する状況になっております。基本的には国の農林業政策の転換を図る。山にえさとなる広葉樹を生い茂らすこと。このことが大きな課題であります。

私は今すくできること、少なくとも、ただいまから申し上げます2点について早急にやっていただきたい。1として、岩国市がイノシシの捕獲わなを購入し、貸し出しを行うこと。2つ目に、猿イノシシが出た場合、農家から通報があったら、直ちに猟友会が駆除に出動する体制をとること。これらのことであります。これから収穫の秋を迎えておりますけれども、少なくともこの2点は早急に実施されるべきでありますとぜひ実現されるよう求めます。

次に、環境問題についてでありますけれども、道路や河川並びに学校敷地内での清掃(草刈り)について質問を行います。

岩国市は、人口が減少する一方で、少子高齢化が一層進んでおります。周辺部では、地域での清掃活動として自治会が道路や河川での草刈り清掃を行っておりますけれども、集落と集落との間の道路や河川では高齢化で草刈りもままならない状況になっております。 また、教育施設内の草刈り等も予算が削減され自治会や地域福祉協議会等ヘボランティアとして援助を求めるなどの例もあります。

高齢者には、路肩やのり面の草刈りはとても危険であります。しっかりと予算をつけるべきではないでしょうか答弁を求めます。

最後に、市庁舎施設について、障害者用の駐車場についての質問を行います。

市民から、市役所の建物はすばらしいのができた、また、ぜいたく過ぎるなまさまざまな意見が出ております。障害者の方が雨降りのとき、自動車から車いすに乗りかえるときに、障害者の方はびしょぬれになっている、このような訴えがありました。私自身もそのような光景を見て、残念だなと、弱者対策が非常にお粗末だと思いました。障害者用の駐車場の改善について答弁を求めます。

以上で、壇上からの質問を終わりますこ