皆さん、お疲れさまです。一般質問3日目の最後となりました。

ことしの夏は本当に暑かったです。異常でした。我が家はエアコンがないので、熱中症対策で、家の中では、衣服は肌に当たる部分は最小限に(笑い声)井戸水をしっかり飲んで何とか暑さをしのぎましたが、熱中症で亡くなられた方も出られ大変な夏でした。

7月には集中豪雨に見舞われ市内の数カ所で被害が出ました。そして一昨日でしたか、台風9号が近づき、稲刈りの終わっていない田んぼが心配でしたが、幸いにも被害がなくほっとしましたが、関東方面のほうでは大変な被害が出たようでした。最近のさまざまな異常気象は地球の悲鳴のように思えます。エコ、エコとかけ声ばかりでなく、ひとり一人できることで気をつけて、大事な地球を守っていかなければ取り返しのつかないことになると思います。

私たち人間は快適な暮らしを追い求め、周りの自然や生き物を犠牲にしてきたのではないでしょうか。人間も自然界の中の1種類であり、地球は宇宙の中の1つの星に過ぎません。子供たちや孫たちに、美しいふるさとを受け渡してやるためにも、少しずつの我慢をすることが要るのではないかと思います。

それでは通告に従いまして一般質問に入らせていただきます。

1番目に、災害に強いまちづくりについて。

1)錦見、川西地域の水害対策についてお尋ねします。この地域は大雨が降るたびに水害に見舞われる地域です。数年前の18号台風のときは大変な被害が出、そして先日の714日もそうでした。避難勧告が発令された地区もあちこちあり、がけ崩れや床下浸水も何カ所かあったようでした。

今回私は、錦見川西地域について質問いたします。地域の方の話では、18号のときは車がつかり、家の中にも水が入り、後片づけが大変だったし、大変恐ろしい目に遭ったので、あれ以来、雨が降るたびに動悸が打ちパニック状態になるという話も聞きました。今回は家の中までは水は入らなかったものの、排水路の水は道まで上がり、どうなるのだろうかと怖かったと言われました。この地域の水害対策については我が党の先輩であります松田議員は15年前から対策を求められております。しかし、改善されていないということはどういうことなんでしょうか。住民の命と財産を守るためにも早急な対策を講じられるべきだと思いますが、いかがでしょうか。

なお、地元の方々、消防団の皆さん、そして市の職員の皆さんが排水ポンプで水をくみ出すために、びしょびしょになりながら一生懸命に活動される姿に感動いたしました。ここにおられる細見議員も一生懸命頑張っておられました。力強い使命感に燃えた皆さんのおかげで大きな災害にならずに済んだことに、地域の皆さんも感謝されておりました。

2つ目には 周東町のJA交差点の水害対策についてお尋ねします。

ここは周東のど真ん中の通りです。ここも雨が降るたびに溝ぶたから排水が吹き上がり、住民の皆さんから何とかならないかという指摘を、もう何年も前から受けながら、何ら対策がされないまま今まできています。このことについて、当局はどのように考えておられるのか質問いたします。

2番目に、中山間地域安全安心サポート体制支援事業についてお尋ねします。

中山間地域において、高齢者が住みなれた地域で安心して暮らし続ける環境をつくることが求められています。特に、だんだんと年をとると車に乗れなくなり、病院や買い物に行くのも大変になってきます。

最近聞く言葉で、買い物難民と言われる方が多いのではないかと思います。中心部に大型スーパーができ、個人商店がほとんどなくなってきました。先日もある婦人が言われるのに、「少しばかりの畑に野菜を植えていて、朝もぎに行ったら猿に皆とられていた。食べるものがなくなった」このように言われました。しかし、買い物に簡単に行かれない状態です。バスは入っていますが、バス停まで歩かれない。タクシーに乗って片道2000円かかる。一月に1回、散髪をしにタクシーに乗って散髪をしに行ったら1万円はなくなる、こういう話もあります。それでも、幾ら不便でも住みなれたところからは出たくはありません。こういう状態の方がたくさんおられることを把握しておられるでしょうか本市の取り組みについてお伺いいたします。

2番目に、地域福祉移動販売への助成についてお尋ねします。

高知県では、中山間地域において、移動販売など事業者が生活物資の提供とあわせて、地域の見守り活動を実施し、その場合の必要車両の購入など、支援する事業が行われています。

また、先日の新聞でも載ってましたが、広島県でも3市町で来月から実験的に買い物が困難な過疎地域の買い物弱者の支援策として、日用品の配達や買い物代行やごみ捨て、掃除などの簡単な家事サービス、弁当の宅配、農産物の集荷などを行う実証実験を始めるということが出ておりました。

本日、越沢議員もこの同じようなことを質問されておりましたが、私もあえて質問をいたします。本市でも何らかの対策が必要だと思いますが、いかがでしょうか。

次に、就学援助制度についてお尋ねします。

就学援助帯暖は、義務教育は無償とした憲法26条など、関係法に基づいて小・中学生のいる家庭に学用品費や入学準備金、給食費、医療費などを補助する制度です。2004年度までは国が半額の費用を補助していましたが2005年度から、小泉内閣の三位一体改革の強行で、国の補助金が大幅に削減をされました。本市におきましても、基準の改悪が行われ受給者が大幅に削減されました。

そこで、収入基準の見直しについて質問いたします。本市では、算定基準を所得額を収入額に変え、生活保護基準の15倍から13倍にと引き下げたことにより、受給できなくなったという声を聞きます。今のように大変な不況のとき、就学援助の基準を今までの基準に戻し、親たちの教育費の負担の軽減を図るべきではないでしょうか。新しい教育長は、先日、教育の未来について誠意を持っていく、夢のある子供たちの夢のまちづくりをするとおっしゃいました。金額的にはわずかなものです。ぜひとも、もとの基準に戻していく考えはないかどうかお尋ねをいたします。

次に、農業振興についてお尋ねをいたします。

米の価格補償、所得補償について、今収穫の時期を迎えて、毎日あちこちの田んぼでコンバインが忙しく動いています。ことしは猛暑が続き、米の生育や収穫量が心配をされましたが、今のところ平年並みの収穫がされているようです。しかし、今、米価の暴落が続いているように聞いております。何らかの対策をとる必要があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

最後になりますが、合併後の市政について、行政サービスなどについてお尋ねいたします。

合併して、祭りの補助金が少なくなった、グループや団体への補助金がカットされた、体育館の使用料が有料になったなど、各地域から行政サービスが低下したとの声が聞かれます。合併前は負担は低く、サービスは高く、こういう説明が行われましたが現状は全くその逆となっているように思われますが、市としてはどのように考えておられますでしょうか、質問いたしまして、壇上からの質問を終わらせていただきます。