皆さん、こんにちは。日本共産党市議団の古谷清子でございます。今はここに台がありませんが、皆さん御容赦ください。

皆さんは、毎日洪水のようにあふれ出るいろいろな情報で気になる情報はと聞かれたら、たくさんあり過ぎて答えにくいのではないでしょうか。私は、先日の話で、2003年に打ち上げられた「はやぶさ」が小惑星のイトカワへ着陸し、そのかけらを地球に持ち帰るという壮大な目標を掲げて7年ぶりに満身創痍で地球に帰ってきたというニュースを聞き、日本人科学者の皆さんのすばらしさと宇宙への夢が大きく膨らみ、わくわくしました。

そしてまた、オーストラリアのウーメラ砂漠でカプセルを回収し、今分析がされているようですが、小惑星は、太陽系の化石とも言われ資料を分析すれば太陽系の過去の環境や惑星の成り立ちなどの知る手がかりが得られる、そのように期待されているということです。本当に、日本の科学、すばらしいなと思います。

そしてまた、一方、国内でのいろいろな出来事は、当事者や関連のある皆さんの心痛を思うと、安易に公の場で発言することすらはばかれる思いです。時も早い解決を望んでおります。

それでは、通告に従いまして一般質問に入らせていただきます。

まず最初に、学校の施設整備についてですが、日本共産党市議団は、年度初めなどに、校長先生が入れかわられた学校を訪問して、学校の様子や要望を伺って回っております。そうした中で、今回3点について、教育長の所見をお伺いいたしたいと思います。

1つは、修繕の要求に対しての対応についてですが、ある学校では、設備機器が壊れたので要望を出しているが、なかなか修理をしてもらえない。以前、旧市内の学校にいたときは、すぐに写真を撮りに来て、専門家に修理を依頼されて直してもらっていたが、周辺部の学校に来ると、いろいろなことがおくれおくれであるように感じると言われました。学校の大きい、小さいで、対応に違いがあるとすれば問題だと思いますが、いかがでしょうか。

2つ目には、網戸の設置についてですが、山や田んぼの近くにある学校は、自然がいっぱいで、それはいいところですが、夏は虫が入ってきて大変です。網戸の設置をとの要望ですが、いかがでしょうか。

このことは、我が党の議員団長の大西議員も、以前要望しておりますが、その後の対応についてどうなったかをお尋ねいたします。

3つ目に、情報通信設備の整備状況についてですが、山合い学校は、テレビが映りにくい、パソコンは昔のISDNで送信が遅く、なかなか送れないのでと思い、何回もやっていると同じものが5通も行ってしまったということなどあったそうです。そうした中、すぐそばまで今アイキャンが通っているので、アイキャンに接続してもらえば、こういう悩みが解決できるのではと素人ながらに思いますが、今後の計画はどうなっているかお尋ねいたします。

とにかく、いろいろなことが不便を強いられている周辺部の学校です。町の学校と格差が感じられるということがあってはいけないと思いますがいかがでしょうか。

続きまして、農林業の振興についてお尋ねいたします。

農家にとって、田植えが終わり、一段落といったこのごろではないでしょうか。小さな苗が日に日に緑が濃くなり、大きくなっていく様子は、我が子の成長を見るようで、緑の小さな苗たちの生きる力のすばらしさを感じます。農家の皆さんは、本当に我が子を育てるような思いで、米になるまで一生懸命つくっておられますが、作っても作っても米の単価が安過ぎて、つくる意欲をなくしてしまいがちになりながらも、それでも、田んぼを荒らすわけにはいかない、先祖から受け継いだ田んぼだからという思いで頑張っておられます。そして、同じつくるのなら、よりよい米を、おいしい米をと、一等米を目指してつくっておられる農家がほとんどです。

しかし、近年消費者のニーズに変化が出てきているように思います。スーパーなどで、安売りの米が飛ぶように売れる、米問屋も一等米は売れないので歓迎しないと言われます。食卓に変化が起きてきているのでしょうか。飽食の時代と言われますが、主食の米食が減少傾向にあるようにも思いますが、そうした中で、米の消費量について、どのようになったかお知らせください。

2番目に米粉の普及についてですが、近年、米粉の技術が改良され、パンやめん類、菓子などに使用

されるようになってきていると聞いております。米の需要が減少傾向にあるなら、米粉にして米を活用することも考えていかなければと思っております。コンバインの普及で乾燥機を農家でそろえられ、精米機の自動機械の進出で、精米所がほとんどなくなってきている現在、米粉加工施設の取り組みについても考えなければいけないと思いますが、市ではどのようにお考えでしょうか。

3つ目には、学校給食での米の消費量についてお尋ねいたします。

学校で一番楽しみな時間が給食です。私自身も給食があったからこそ、何とか学校へ行くことができたと思い出しますが、我が家の子供たちも親と同じことを言いながら卒業していきました。献立表を見て親子の会話もはずんだことを思い出します。私の時代はパン食でしたが、子供たちの時代は、米飯が週二、三回でした。給食は、人数が多数で食材の量も大変と思います。米もかなり消費されると思いますが、学校給食で、どのくらいの量のお米が使われるかお知らせください。地産地消と言われるからには、当然地元の米や野菜など使用されていると思いますが、いかがでしょうか。

最後になりますが、鳥獣被害対策についてお尋ねいたします。ここのことについては、今までにも何回も質問をしていますが、なかなかいい回答もなく、農家にとっては大変な問題です。春先には、タケノコがまだ上にのぞかないころ、イノシシに先に取られたり、畑に柵を張りめぐらせているにもかかわらず、すき間から中に入って踏み荒らされた、猿が芋も大根も、人間より一足先に持っていく、何をつくっても猿に荒らされる、つくる気さえしなくなった、さくも網も効果がない、このような声を聞きます。そして、家の縁から見ていると、猿の群れが道をぞろぞろ歩くのを見ると人間のほうが遠慮して生活せんにゃあいけんような気がしたという声を聞きます。

市の鳥獣被害防止計画が20年度から22年度までの3年間の計画で行われておりますが、効果はどんなものでしょうか。この計画は、この22年度で終わってしまうものかどうか、今後の計画などについてもお尋ねいたします。

そしてまた、個人で、この防護さくなどの申請をするのに、手続が面倒だという声も聞きます。やれ写真を撮ってこいとか、書類の書き方がいけないとか言われ、わずかしかない補助金をもらうのに、何回でも支所に行ったり来たりで、こんなに面倒ならもうええと腹を立てて帰られたという話も聞きます。

書類申請の簡素化や親切な対応が求められるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

以上のことを壇上から質問いたしまして、壇上からの質問を終わります。