2009年 9月定例議会 一般質問

再質問はもうしばらくお待ちください。

 

古谷清子(質問) 日本共産党市議団の古谷清子でございます。

 今や実りの秋、収穫の秋で農家は5月から6月に植えた稲の刈り取りで大忙しの毎日でございます。皆さんも御存じのように日本で米づくりが始まったのは弥生時代のころと言われておりますが、当時の米は赤米であったようです。

 あのころからいろいろと品種改良がされ、延々と受け継がれている米づくりに夢とロマンを感じずにはおられません。きょうは古代米の赤光そして品種改良された鑑賞用のピンク米、そして香りのする香り米を飾りにつけてまいりました。しかし、昨夜つくったもので色が大分さめてまいりました。

 いよいよ多くの国民の期待を受けて新政権がスタートしますが、日米FTA協定をマニフェスト上で言っておられますが、今までの政権でも農業がずたずたにされてきております。それなのに日米FTAを実施をされましたら、日本の農業は壊滅状態になります。こぜひとも、農業食糧を守るためにも賢明な施策をされますことを望みまして一般質問を行わせていただきます。

 1番目に、地域活性化について質問いたします。

 1番、失業対策について質問いたします。ここ数年派遣切りなどで職を失ったり、会社企業の倒産などで職を失ったりという方が非常に増加しているようです。

 当然のことながら、職がなくなったとたん、生活困窮状態になってしまいます。この人たちが口をそろえて言われることは、ハローワークには何度

も行っている。求人募集の会社へ応募してみるが、なかなか当たらない。仕事がないのだから何でもやる気で探せばなんなりと見つかると言われるが、そう簡単には見つからない。何でもと言っても資格が必要だったり、年齢制限40歳とかだったりと、自分にできそうな仕事がない。今世間では株で一夜にして何千万、何億とか稼ぐ人がおられる反面、きょうの食べ物もなく空腹を抱えてじっとしている人がいる。この現象 いかがお考えでしょうか。

 最後のセーフティーネットは生活保護ですが、これをクリアするには幾つかの問題があります。彼らの中では何とか自力で頑張りたい、そういう気持ちで何か仕事があればと必死の思いで毎日を過ごしています。以前、失業者対策事業が自治体主導で行われ失業者救済に当たられたという話を聞いております。市としまして救済の方法はないものか、質問いたします。

 例えば先日のどなたかの質問にもありましたが、公園の清掃や草刈りなど自治会やボランティア頼みでは間に合わなくなったところなどや簡単な土木作業などがあるのではないかと思われますが、いかがでしょうか。

 

古谷清子(質問) 2番目に鳥獣被害対策についてお尋ねいたします。

 1番に鳥獣害防止総合支援事業のハード、ソフト事業についてお尋ねいたします。

 そして、2番目にモンキードッグ導入についてのその後の取り組みについて質問いたします。

 この問題は我が党の山田議員の専門分野であり、何度となく質問をされておりますが、私もいろいろな方から被害の状況を訴えられ何かいい手だてはないものかと思い、あえて質問をさせていただきます。

 特に、猿とイノシシの被害についてですが、近年。の両者の数は増加傾向にあるのではなかろうかと思われます。そして、だんだんと里に出てくるようになり、人間の姿を見ても恐れなくなってきているようです。農家の皆さんが丹精込めた野菜や米を断りもなく荒らして持っていく。「なんとも腹が立って、腹が立って、イノシシが田の中に入って稲の上で転げ回ってわやにされた」。「イノシシが入った田の米は臭くて食べられない」。そしてまた、「電柵をしてもそれを飛び越えて入ってくる」。そして、また、「ここの地域は何もしてもらえん。隣の集落は圃場整備をし、その周りを頑丈な柵を張りめぐらされて立派になっているのに、こっちの部落では何もしてもらえない。同じ市民で税金は同じように払うのに、ここの地域では図書館もなければ運動するジムもない。店もない、こんなのって格差じゃないの言われました。農家の皆さんの悲痛な声です。町に住んでおられる方からすればそんな不便で猿やイノシシが出るようなところにいなくてもいいのでは、と思われるかもしれませんが、幾ら不便でも自分のふるさとを捨てるわけにはいきません。ある農家の方は「近ごろは何をつくっても猿とイノシシに荒らされるので何もつくられんようになった。週1回、病院に行ったとき、町のスーパーでネギまで買って帰るようになった」、このように言っておられます。

 モンキードッグの取り組みも3月議会で山田議員の質問で答えておられますが、その後進んだ取り組みがあれはお知らせください。最近周東の中田地区、国道2号緑から10キロぐらい南下した地域にも猿が出るようになりました。本当に何とかしてほしい、これは住民の皆さんの声です。

 

古谷清子(質問) 三つ目に、災害防止対策について質問いたします。

 先日来の一般質問でも数人の方が災害防止策について質問をされておられますが、毎年どこかで起る大災害本当に怖いですよね。いつ起るかわからない災害に備えて普段からの取り組みが必要だと思います。危険箇所の点検はどのように取り組んでおられるのか、また、危険箇所の早期発見、早期手当の取り組みについて質問をいたします。

 そして最後になりますが障害者自立支援法について質問いたします。

 2003年4月に支援費制度がスタートしたものの、大幅な財源不足などを背景にわずか3年で制度が見直され、2006年4月から障害者自立支援法がスタートし、3年半になります。この間、実にさまざまな動きがありました。

 1割の利用者負担には法の施行前から厳しい批判が寄せられ利用者負担の重さから福祉サービスの利用を断念したり、回数を減らしたりする人も出てしまいました。また、サービス提供事業所に対する報酬支払い方法が月払いから日払いに変更され一部のサービスでは事業費単価も切り下げられたため、大幅な減収が理由で閉鎖をされる事業所もあらわれました。

 さらに知的障害のある人にとって妥当とは言い難い障害程度区分や終了後のサポートが手薄いことが 不安視されている就労支援、法の理念にも掲げられているにもかかわらず、なかなか進まない地域生活支援など、自立支援法への疑問、不安、そして批判は多くの場面で指鮪されるようになりました。

 このような背景を踏まえ、2007年度の特別対策そして2008年度の緊急措置を経て、ことしの4月から自立支援法の抜本的見直しがスタートしています。しかし、衆議院の解散により、自立支援法の改正案は廃案となりました。新政権のもとで今後どうなるのか不明瞭なところもありますが、今まで本市で取り組まれたことなどについて質問をいたします。

 一つには障害者や施設の実態調査などされたかどうか二つ目には地域自立支援協議会について、協議会の設置はされているか定期的に会議が開かれているか三つ目に、障害程度区分について見直しをされる部分があるかどうかそして、四つ目には新政権に本法の廃止を求めることについて質問をし、壇上からの質問を終わらせていただきます。