2009年3月定例議会 一般質問

再質問はもうしばらくお待ちください。

 

古谷清子(質問)  日本共産党市議団の古谷清子でございます。

 一般質問も4日にわたりまして、私と、あともう1方の方を残して終わりとなります。皆さん大変お疲れとは思いますが、どうぞ最後まで頑張ってください。

 私、先週3月7日の土曜日に、周東町のパストラルホールにおきまして、第25回周東町子供会弁論大会に行ってまいりました。少子化の影響などで子供会が衰退する中、この弁論大会が25年も続いていることに感心をしました。

 そして、今回も16人の子供たちが、自分の周りで起きたことや自分の夢や地域のこと、環境のことなどについて堂々と発表する姿を見て、大変な感動をいたしました。

 子供たちのために、私たち大人は この自然いっぱいのふるさとを残していかなければいけないし、子供たちが成長しても、このふるさとにしっかり根をおろして生活していけるように、この町を守り、発展させていく責任があるなという思いを抱きました。町の宝物であります子供たちの健やかな成長を願って、
一般質問に入らせていただきます。

 今回は4点にわたって質問をいたします。

 まず最初に岩国市農林業振興基本計画(案)について質問をいたします。

 先日、皆さんもこういう、農林振興課が出しておりますこ この基本計画(案)ごらんになったと思いますが、このキャラクター、岩国の岩をもじっているようですが、この山、まさに県下一の面積を、森林の面積を持つこの岩国市の山、森林面積が7,844ヘクタールだそうです。

 そして、この市域の81.2%を占めておりまして、県全体の71.9%を大幅に上回っているということです。そして、これ錦川ではないかと思います。そして、この下、島田川だと思います。そして、これがまさに岩国特産のレンコンか、または由宇のあたりのミカンではないかと思いまして、まさにこのキャラクター、よく考えてあるなと思いました。

 そこで、私はこの基本計画(案)の中での質問に入らせていただきます。この広大な面積の本市におきまして、農林業の振興は、環境を守り、農家の皆さんの生活を守ることだと思っています。今までもいろいろな形の振興計画(案)が出されてきておりますが、なかなか計画倒れになっているのではないかというような感じもあります。

 後継者不足で山林や農地が荒れていくさまは本当に見るに忍びない思いがいたします。

 何とかならないものか何とかしなければとはいつも私たち仲間では話し合っておりますが、なかなかうまい方策が見つかりません。

 農政は国策と言われますが、それぞれの地域で本当に立て直していかなければならない問題だと思います。

 そこで、本市におきますこの農林振興基本計画(案)が出ましたので、これの中で2点にわたり質問いたします。

 その一つは所得につながる物づくりの指標目標を達成するための具体策についてお尋ねいたします。

 この指標目標10項目あるんですが、10項目全部聞く時間もありませんので、今回4項目にわたって質問いたします。

 その1つは飼料作物の作付延べ面積を現状値では100ヘクタールですが、これを目標値、24年度には180ヘクタールにすると掲げてあります。

 そして、山口型放牧の実施面積が現在29ヘクタールですが、これを58へクタールにする。また、肉用牛の飼育頭数を2,555頭から3,000頭にする。

 そして、間伐材の面積860ヘクタールを1,200ヘクタールにするという目標が掲げてあります。

 これをどのようにして、この目標を達成するために取り組まれるのかについてお尋ねをいたします。

 2つ目は暮らしやすい村づくりの指標目標を達成するための具体策についてお尋ねいたします。

 これの中にも、暮らしやすい村づくりの中で、圃場整備の推進地区数が19年度ではゼロですが、目標の24年度には2カ所にすると書いてあります。

 そしてまた、鳥獣被害面積、現在21ヘクタールを24年度には14ヘクタールに減らすとあります。そしてまた、耕作放棄地の面積を349ヘクタールから331ヘクタールに減らすというふうな目標が掲げてあります。具体的にどのように取り組まれるのかをお尋ねいたします。


古谷清子(質問) 2番目に、生活バスについてお尋ねいたします。

 合併後、生活バスの見直しの声があり、玖西地域、玖北地域などでアンケート調査をされその後検討され この4月より新しい運行が始まり、10月までを試行運転と位置づけての運行と思います。

 そこで、2点にわたって質問いたします。

 1点目は、この運行地域をどのあたりか、そしてまた、路線数が何路線あるのかをお聞きいたします。

 2点目に、10月に本格運行するまでの利用状況、意見の把握をして、必要に応じ見直しをするとありますが、どの程度の見直しを考えておられるのかをお尋ねいたします。


古谷清子(質問) 3つ目に、周東町に出店予定の大型スーパーについてお尋ねいたします。

 この大型スーパー、今年中に、この近辺では最大規模の大型スーパーが、周東中学校近辺に田んぼをつぶしてできると聞いております。聞くところによりますと、既に昨年中に第1回目の説明会が地元関係者の皆さんたちにはされ、2月に2回目の説明会が行われたと聞いております。

 今までこのような大きなスーパーが進出されるときなどは、町の中でいろいろな話が飛び交い、また過去には、商店街や商工会などが反対をして、2店舗来る予定だったスーパーが結局はできなかったという経緯もありますが、今回は町の中ではそれほど話が広がらず、水面下で話がとんとん拍子に進んで、気がついたときには もうもうすぐできるんとというところまでいっておりました。

 このように広大な田んぼをつぶされるという寂しさと、大型スーパーを誘致することによって、まちづくりに与える影響などを思い質問いたします。

 1つには、地域住民の安心・安全についてですが、先ほども申しましたように、周東中学校の近くであることですし、交通安全や騒音などの被害を心配する声もありますが、そこら辺の配慮されているかどうかお尋ねいたします。

 2つ目には地産地消の取り組みについてですが、せっかく大きなスーパーができるんですから、地元の農産物、畜産物をそのスーパーで取り扱ってほしいという希望がありますが、行政として指導ができるものかどうかお尋ねをいたします。


古谷清子(質問) そして最後に、4つ目になりますが、道州制についてお尋ねをいたします。

 平成の大合併で、本市も1市7町村が無理やり合併をし、現在に至っております。当時は町長を初め執行部や職員の皆さんが、合併をバラ色に描き、このままでは財政的に立ち行かなくなる、大きな岩国市になると、財政規模も大きくなり、今までできなかったこともできるようになると夢を持たすような言い方で、反対意見を言う者に対して脅しともとれるような、このままでは町は維持できないんだというようなことを言われ、何回か開かれた住民説明会でもこのことを繰り返し言われ町民をあきらめムードにさせて、合併へ合併へと突き進んでいき現在に至っております。

 今となっては、町のシンボルであった役場が寂しくなり、不便となり、過疎にますます拍車がかかり、どんどん切り捨てられていくという感じがあります。繁華街だった商店街も寂しくなり、地域経済が空洞化しています。

 先日来より、数名の議員の皆さんの発言の中でも、保健センターが地域包括センターとなり、保健師は激減をして、任務は多忙化し、住民サービスの低下になったという意見や合併のときそれぞれの町での地域要望に新市建設計画に取り上げられ計画されている案件も、大きな市の中では緊急性、活用頻度などから見ると必要性が低いという位置づけになり、結局いろいろな要望を上げても、あれは合併前の幻想だったのではないかと思われます。

 町の隅々まで張りめぐらされた毛細血管のような地域の末端まで血の通った行政を行うためには余りにも規模が大きくなったのでは無理があるのではないかと思います。

 しかし、今この新しい岩国市となってからは皆が一体感を持つような政策も行ってほしいし、住民の側もしっかりと行政に協力しながら、いい岩国市つくっていくために頑張っていかなけれ
ばならないとは思っておりますが、そうしたときに、道州制導入の前倒しの動きがあるように聞いております。

 ねらいは大企業のぼろもうけの拡大と戦争する国づくりと言われておりますが、道州制に対しての市長の考えをお尋ねいたしまして、壇上からの質問を終わらせていただきます。
 

 

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